RIDER TIME戦姫絶唱シンフォギア   作:バリート

1 / 33
初投稿ですので、思い思い書いてみました。
しばらくはプロローグが続くのでとりあえずこの回はライダー要素0です。


0章 プロローグ
EP01 ツヴァイウィング&キング2041


ーこれは本来起こるはずがなかった物語であるー

 

 

小さい頃こんな夢を見た。世界が大きなロボット達によって破壊される夢だ。建物が次々に壊されていく。人の悲鳴が聞こえる。

 

なんとかしなくちゃいけない

 

そう思っていると不思議な男が現れこう言った

 

「お前は生まれながらの王、世界を破滅から救う使命がある」

あの男が誰かは知らない。でもこの言葉にはきっと意味がある。そして俺はこの言葉をずっと覚えていた。

 

―2041年

 

俺は逢坂王我(あいざかおうが)。夢は王様になることだ‼︎

そんな俺は今とあるドームにいる。大きさは日本でも指折りに入る。なんで俺がここにいるのかというと別にただライブを観に来た訳ではない。幼馴染に挨拶に来たのだ。そう今日の主役(幼馴染)に・・・・

 

「よっ、調子はどうだい?」

 

スタッフさんがステージの準備で忙しく人の出入りが激しい中俺は幼馴染を意図も簡単に見つけることができた。

 

「おっ、王我じゃん。よくアタシ達を見つけられたなぁ」

 

ステージ衣装の上から上着を着ている少女 天羽 奏はこれから大事なステージなのに余裕そうに俺に返事をする。

 

「そりゃ幼馴染であのツヴァイウィング様をすぐ見つけられない程度なら王様になんかなれないしね」

 

今の通り俺と奏は昔からの付き合いなのだ。そしてもう一人…

 

「ハハッ、相変わらずだな。ほら、翼も王我のこういうところだけは見習えよ」

 

「(「だけは」ってなんだよ、「だけは」って)」

 

「えっ⁉︎・・うん、そうかもね・・・」

 

上着のフードを被っているもう一人の幼馴染 風鳴 翼は小さく答える。

 

「(お願いだからもう少し自信もって肯定してくださらない?)」

 

「もしかしてだけど翼、今緊張してる?」

 

「あっ、当たり前でしょ‼︎櫻井女史も今日は大事だって・・・」

 

ですよねー。

「(まぁ確かに今日はとても大事だし翼がこうなるのもおかしくはないよなぁ)」

 

なんて思っていると

 

「か〜〜っ、真面目すぎるね〜〜」

 

と奏は翼にデコピンをくらわせて呑気に言い放った。

 

「奏は不真面目過ぎなn…

平手打ちが飛んで来た。クソ痛ぇ。

 

「奏、翼、王我もここにいたのか」

 

「司令」 「おじさん」 「こりゃまた弦十郎の旦那」

 

この赤いスーツを着た人は風鳴 弦十郎。翼の叔父にあたる人だ。

 

「わかってると思うが今日は…

 

「大事だって言いたいんだろ?大丈夫だって」

 

おじさんの言葉を遮り奏が余裕そうに返事をする。それに対しておじさんは微笑みながら

 

「わかっているならそれでいい。今日のライブの結果が人類の未来を賭けてるってことをな」

 

そう、繰り返すが本当に今日は大事なのである。そもそも俺は今日ただライブを観に来た訳ではなく、ここの特殊警備をする為にいるのだ。

 

 

おじさんが櫻井女史こと櫻井了子(ちなみに俺は了子さんと呼んでる)からの電話に応答すると

 

「王我、お前も準備に入るぞ」

 

とうとう俺も準備にかからなければならくなった。

 

「ステージの上は任せてくれ、王我」

 

親指を立てて奏が言う。

 

「あぁ、なんかいける気がする」

 

俺は奏に負けないくらいの自信を持って答えた。

 

 

 

 

王我と司令が去ったあと、私 風鳴 翼は奏と一緒にもうすぐ始まるステージの為に待機していた。

 

「さて、難しいことは旦那や了子さん、警備は王我に任せてさ、アタシらはパァーッと・・」

 

私は奏みたいに考える余裕はない。司令や王我が頑張ってくれてるのにもし、私が失敗したら・・・

すると、後ろから奏が抱きついてくる。

 

「真面目が過ぎるぞ 翼。あんまりガチガチだとそのうちポッキリいっちゃいそうだ」

 

奏は私を気遣ってかそんな言葉をかける。

 

「奏…」

 

「アタシの相棒は翼なんだから翼がそんな顔してるとアタシまで楽しめない。王我だってきっと言うぞ」

 

そうだ。私は一人じゃない。奏と一緒にステージ立つんだ。

 

「うん…私達が楽しんでないとライブに来てくれたみんなも楽しめないよね」

 

「わかってんじゃねーか」

 

急に自信が湧いてきた。

 

「奏と一緒なら何とかなりそうな気がする」

 

奏が頷く。

 

「でも王我の名前出してやらないとアイツ拗ねちまうかもな」

 

「アハハッ、そうかもね」

 

きっとこの会話を聞いてたら王我はムッとするに違いない。

 

「行こう、奏」

 

「あぁ、アタシとアンタ、両翼揃ったツヴァイウィングに王様希望のアイツの警備があればどこまでも遠くへ飛んで行ける」

 

「どんなものでも超えてみせる」

 

そして私は手を取りステージへ羽ばたく…

 

 

奏と翼と別れた後俺とおじさんは早速準備に取り掛かっていた。

 

「王我、武装の調子はどうだ?」

 

おじさんが聞いてくる。

 

「大丈夫だよ、昨日も母さんが見てくれたし・・でも本当はこれを使わずに終わればいいんだけどね…」

 

俺は首に掛けている金色のペンダントを触りながら言う。

 

「念には念を入れてだ。気張っていけよ」

 

「はい‼︎」

 

おじさん達の為にも、二人の為にもやってやる!

気合いを入れ直していたが、直後俺は何故かどデカイクシャミをかましていた。

絶対アイツら俺の噂話してんだろ…

 

そんなことを思っている間にも俺が逢魔の道を進んでいることをこの時の俺は知るよしもなかった。

 

 

 

 




次回、RIDER TIME 戦姫絶唱シンフォギア

「飛ぶぞ、翼、王我‼︎」
「ネフシュタンの鎧…」
「目を開けてくれ‼︎生きるのを諦めるな‼︎」
「やめろ‼︎奏‼︎」
「歌が…聞こえる‥」
「そうさ、命を燃やして歌う、最期の唄…」

EP02 ソング オブ ライフ2041
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。