やはり祝うのは素晴らしい。では‥
この本によれば、逢坂 王我。彼には魔王にして時の王者 オーマジオウとなる未来が待っている。立花 響はデュランダル移送作戦中、ネフシュタンの鎧を纏いし少女に襲われる。駆けつけた逢坂 王我は仮面ライダードライブとなり、加戦するが、立花 響がデュランダルを使用、辺りのノイズを一層した。そして今日、各少女達の運命の歯車が回り始める。
娘が倒れた。原因は分からない。だがとても苦しそうな表情を見せ、救急隊員に運ばれる娘の顔を見てると何も出来ない自分が情けなくなる。
その時、時が止まったかのよう…いや本当に止まっている。騒音はなく、空を飛んでいる鳥も動いていない。動いているのは、私と今、目の前からやって来る女の人だけだ。
「この子は、しばらくすると寝たきりの人生を歩むことになる」
私は絶句する。そんな‥娘は助からないの‥
「でも、私と契約すれば、あなたの娘は助かるわ」
そう言い、何やら時計のようなものを見せびらかす。あの人が誰だかは知らない。でも娘が助かるなら‥
「分かったわ、契約する」
その時、体にその時計を当てられた。すると表面に怪物のようなものが浮かび、私はそれを埋め込まれた。
『EXーAID』
「今日からあなたが仮面ライダーエグゼイドよ」
こうして、アナザーエグゼイドが2043年に誕生した。
完全聖遺物の起動には、相当なフォニックゲインが必要だとフィーネが言っていた。アタシがソロモンの杖に半年も拘ったことを、アイツはあっという間に成し遂げた‥それどころか無理矢理力をぶっ放してみせやがった。
「くっ‥化け物めっ…!」
そしてフィーネはアタシにアイツを確保を命じられた。
「このアタシに身柄の確保をさせるくらい、フィーネはアイツにご執心かよ‥」
フィーネのココロはアイツに向いている。きっとアタシには…
「そしてまた、アタシは独りぼっちになるわけだ」
ずっとそうだ‥あの時拉致されたあの日からずっと…
そう思っていると夫人のような格好をした女がやってきた。フィーネだ。
「分かっている。自分に課せられたことくらいは。こんなのに頼らなくても、アンタの言ったことくらいやってやらぁ」
アタシは握っていたソロモンの杖をフィーネに投げ渡した。
「アイツよりもアタシの方が優秀だってところを見せてやる!アタシ以外に力を持つものは全部この手でぶちのめしてやる!アタシの目的だからな!」
「(そうすればきっと…フィーネは…)」
「でも、アナタにも一応パートナーはいた方がいいでしょう?」
そう言って現れたのは以前のアナザービルドとどこか似ている、そんな奴だった。
「紹介するわ、これがアナザーエグゼイド。しばらくアナタのパートナーよ」
「(またか‥またこんなのが私のパートナーかよ。どうせなら、人がよかったなぁ‥)」
「はぁっ…はぁっ…」
奏、私も見てみたい。見なければ、奏や王我と同じところに立てない。戦いの裏側、向こうには何があるのか‥確かめたいんだ。
「翼さん、ICUを出たばかりなんです。これ以上は…」
「すみません…」
でも私は急がなければ…
そしてふと学園の方を見るとグラウンドを走る立花の姿が見えた。
暴走するデュランダル。怖いのは制御出来ないことじゃない。躊躇いもなくあの子に向かって振り抜いたこと。私がいつまで弱いばっかりに…
未来はゴールし、その場で膝に手をつくが、私は走り続ける。
私はゴールで終わっちゃダメだ!王我さんのように見えなくて険しい、もっと遠くを目指さなきゃいけないんだ‼︎
「ねぇ響、これからふらわー寄ってかない?私朝から何も食べてなくて、お腹ペコペコなんだ」
学校が終わり、未来にご飯に誘われた。今日は学校も半日なので時間はたっぷりある。
「行く行く!」
「うん、じゃあこれ出しに行ってくるからそれ終わったらにしよ」
未来と一緒に過ごせる時間がこんなにあるのは久々だ。
「ふふ〜ん、ふらわーのお好み焼き。ワクワクするなぁ〜」
久々の未来とのふらわーに胸を躍らせていると、着信音が鳴った。
「もしもし?」
電話の相手は緒川さんだった。
「‥はい‥はい‥わかりました」
用件は仕事で翼さんのお見舞いを王我さんと共に向かって欲しいとのこと。
「未来‥ごめんね‥」
「‥また用事?」
「うん、ごめんね‥」
何か最近ずっとこの調子な気がする。
「いいよ、私も図書室に返さなきゃいけない本があるし」
「本当にゴメン、今度埋め合わせするから」
そう言い私は学園の向かいにある病院に向かう。
病院前で待ち合わせをした王我さんと共に病室に向かう。その途中私は学園で気になった話を王我さんにする。
ー数時間前
「ねえビッキー、クリア出来ないゲームって知ってる?」
友人の安藤 創世が話題をふる。
「あぁ〜、何か聞いたことある。最近流行ってるよね」
未来もそのことは耳に入っているようだ。一応私も聞いたことがある。
最近話題になっているのがこの[クリア出来ないゲーム]、その名の通り未だかつてクリアした人はいないとか
「私、一番最初にクリアしてやるわ!」
これまた友人の板場 弓美がゲームに対する熱意で燃え盛っていた。
「でも、まだ数日しか経ってないし、そもそもクリアが難しいんじゃ‥」
「止めておいた方がいいかもしれませんよ。学園で屈指のゲーマーの佐藤さんがそのゲームをプレイしてから学校に来てないとか‥」
またまた友人の寺島 詩織が止めにくる。
「ん〜、そこまでクリアが難しいのか〜逆に燃えるじゃない」
「クリア出来ないゲームかぁ‥」
何か引っかかるんだよなぁー
「っていう訳でなんかクリア出来ないゲームが学園で流行ってるんです」
「…!クリア出来ないゲームか‥」
王我さんの顔が少し強張る。
「響、今すぐにでもその子に言っておいて、“ "絶対そのゲームをやるな"って」
「どうしてですか‥」
「アナザーライダーが絡んでいるんだ。遠くないうちに次のアナザーライダーと戦うことになるな‥」
王我さんはお手洗いに行ったので私が少し先に病室に着く。そこで待っていたのは恐ろしい光景だった‥
「何をしてるの、こんなところで」
翼さんが声を掛ける。
「翼さん、大丈夫ですか⁉︎私、翼さんが誘拐されたんじゃないかって‥」
実際、病室は悲惨だった。衣服はあちこちに散らばっており、花瓶は倒れている。マグカップも倒れて、中の飲み物が溢れている。
「あれ?響、どうしたの?」
王我さんがやってきた。
「王我さん、大変です!翼さんの病室が‥」
そう言われ王我さんは部屋を覗くと
「はあぁ〜‥お前、まだ治ってないのか‥」
溜息混じりに王我さんが言う。どういうことだろうと思い、翼さんの方を向く。
「‥‥‥」
顔を赤らめていた。
「‥‥あぁ〜」
納得した。翼さんは片付けが出来ないんだ。
それから私と王我さんは病室の片付けを始めた。王我さんが食器など、私は衣服を担当した。いくら幼馴染みとはいえ、下着とか触るのは流石に‥という王我さんの意見の元こういう割り振りになった。
「もう‥そんなのいいから…」
「私、緒川さんからお見舞い頼まれてるんです。だからお片付けさせてくださいね」
「私はこういうところに余り気が行かなくて…」
「いやいや、それは直そうぜ」
まぁ王我さんの言う通りだと思います‥
「意外です。翼さんって何でも出来るイメージでしたから」
「真実は逆ね…私は戦うことしか知らないのよ」
「おしまいです!」
ちょっと時間は掛かったがなんとか終わらせるごとができた。
「すまないわね、いつもは緒川さんがやってくれるのだけど‥」
「ええぇっ!男の人にやってもらうんですか⁉︎」
「マジすいません、緒川さん。今度しっかりお礼言わないとなぁ」
まるで王我さんが保護者のようなごとを言い始める。
「…やっぱり散らかしっぱなしも良くないし…前までは王我もやってくれたしね」
「…」
王我さんが申し訳なく思っているのか俯いてしまう。
「…今はこんな状態だけど報告書はきちんと読ませてもらってるわ」
「私が抜けた穴をあなたが埋めているってこともね」
「そんなことないです!いつも王我さんや二課の皆さんに助けてもらってますし…」
「だから、もっと胸張っていいって言ってるだろ?」
「(私、役に立ててるんだ‥それを翼さんが言ってくれた‥)」
「嬉しいです。翼さんからそんなこと言ってもらえるなんて」
「…だからこそ知りたいの、あなたの戦う理由を」
「ノイズとの戦いは遊びではない。それは今日まで死戦を超えてきたあなたならわかるはず」
「…よくわかりません‥私人助けが趣味みたいなものですから…」
「それだけなの?」
「だって人助けって誰かと競わなくていいじゃないですか。私特技とかないですし、私の出来ることで皆の役に立てたらなって」
私は適当に笑って誤魔化そうとするが、やっぱり‥
「‥でもやっぱりきっかけはあの事件かもしれません‥」
「私を守る為に奏さんが命を燃やした2年前のライブ…奏さんだけじゃない、沢山の人があそこで亡くなりました」
今でも忘れない、あの光景‥
「でも私は生き残って、今日も笑ってご飯を食べたりしています。だからせめて誰かの役に立ちたいんです」
「明日も笑ったり、ご飯食べたりしたいから…人助けをするんです」
そんな私の解答に翼さんは微笑んで答える。
「あなたらしい、ポジティブな考えかもしれない。でもそれは自殺承諾とも言える」
「確かに、人助けの時って自分のことはよく見えないよな。でも、自分が死ぬことは絶対に避けなければならない。俺も色々な経験から学んだよ」
なんか慰めてもらってる感じで悪いなぁ
「えっーと、私変なこと言っちゃいましたね」
「変かどうかは私には分からない。自分で考え、自分で決めることね」
「はぁ‥最近響が遠く感じるなぁ‥」
私は図書室にて借りてた本を返却し、新たな本を借りようとしていた。最近、響が部屋にいることが少なくなってやることが減ってしまっている。
響が今何をしてるのか知りたいなぁ‥
そういえばこの向かいって病院だっけ‥今あの風鳴 翼さんが入院してるっていう。
ふと、その病院の方を見ると
どうして響が‥それに翼さんと、あの男の人は‥
「考えても、分からないことだらけなんです。デュランダルに触れた時も暗闇に呑まれそうで気づいたら人に向かってあの力を‥」
私達三人は屋上に場所を移し話を再開する。
「私がアームドギアを上手く使えていたらあんな事には…」
アナザービルド戦で多少の戦う覚悟は出来たがやっぱり現実はそう簡単なものじゃなかった。
「力の使い方を知るということは即ち戦士になるということ」
「戦士‥」
「それだけ人しての生き方から遠ざかることになる。あなたにその覚悟はあるのかしら‥」
人でなくなるのは正直怖い。でも‥
「…守りたいものがあるんです。それは取り止めもない日常、そんな日常を大切にしたいと思ってるんです」
「…だけど思うばかりで空回りして‥」
結局私は色々、迷っている。
「戦いの中であなたが思っていることは?」
でもそれは迷いなく答えられる!
「ノイズに襲われている人がいたら一秒でも早く助けてたいです。最速で最短で一直線に駆けつけたい!」
「…もし、相手が同じ人間なら、戦わなくちゃならないって時は、自分の胸の思いを届けたいと考えています」
それが私の意志、戦う意味。
「その志が大事なんだ。お前のその思いを強くイメージするんだ。それがお前の戦う力、立花 響のアームドギアになるんだから」
私のアームドギアか‥
あの後、アームドギアについて語っていたら、日が傾いてきた。
「ん〜でも、アームドギアの使い方なんてすぐには思い付きませんよ〜」
結局話し合っても、難しい課題なのには変わりない。
「翼さん知ってますか?お腹空いたまま考えてもいい考えは浮かばないって」
「何よそれ?」
「前に私言われたんです。お好み焼き屋のおばちゃんに。凄い名言ですよ!」
「そう‥」
「へぇー、でも俺のおばあちゃんの方が凄いこと言ってたなぁ〜」
「むっ、いくら王我さんとはいえ、この名言の上があると言うのなら私黙っちゃいませんよ〜」
「おっ、やるか〜?」
「やめなさい二人とも。ここ病院よ」
「いっけね、忘れてた」
王我さんと共にみっともない姿見せてしまった。
「まぁ、それは置いといて翼さんにもふらわーのお好み焼き食べてもらいたいです」
「…いずれね」
翼さんは微笑んでいた。
響がそそくさと室内に戻ってしまった。まったく、忙しい奴だ。
「…」
二人きりになると共に翼は黙り込んでしまう。
「…どうした、つばs…」
いきなり抱きついてきた。おいおい、そんな勢いで抱きついてきたら怪我悪化するぞ。
「寂しかった…奏も居なくなって…王我も居なくなって…私…独りで…」
シャツが濡れていくのが分かる。きっと弱い自分を響に見られたくなかったのだろう。
再会した時もそうだった。2年前とは違い本当に戦う為だけに生きているという雰囲気だった。元々翼は弱い一面がよく出ていた。特に奏と一緒にいた時は。でも今はそれを隠している。その隠していた感情が耐えられなくなったのかもな…
「…ごめん…」
俺は謝ることしか出来ない。
「お願い‥私を独りにしないで‥」
‥緒川さんも言ってたな。翼は決して強くない。独りになり寂しさを覚えるくらい普通の女の子だ。奏がいなくなってしまった今、心の支えが翼には必要だ。
もう一度俺が支えになれたらと願い、俺は翼を抱き返した。
「はわわわわわぁ‥」
どうも皆さん、立花 響です。今凄い状況を見てしまってます!あの翼さんが王我さんに…あの人気アーティストが男の人に…いくら幼馴染でも、そんな‥
「どうした、響くん、翼はここにいるのだろ?」
師匠を翼さんのところへ案内しようとしたら、この現場に鉢合わせてしまいましたよ‥
「しっ‥師匠、翼さんと王我さんてもしかして…付き合ってましたか…?」
「いや、違うな、アイツらは硬い絆で結ばれた友。言わば相棒ってところだ」
「相棒‥ですか‥」
「ま、今の所はな」
「(翼さんには相棒となる奏さんと王我さんがいた。…私にも相棒出来るかな…)」
「よう、翼。身体は大丈夫なのか」
おじさんが響と共にやってくる。さっきまで抱きついていた翼は慌てて離れていった。ちょっと動きが不自然で笑ってしまいそうだ。
「もっ‥問題ありません///」
「(おいおい、口調に焦りが出てるぞ。‥まぁ、個人的にはいい思いをさせていただきました。はい)」
そのまま呑気に話せるかなと思っていたが
一本の電話により崩れる。
「何⁉︎、ノイズの反応だと⁉︎」
「はぁ〜、ふらわーのお好み焼き美味しかった」
やけ食いするつもりだったけど、おばちゃんと話できて楽しかったなぁ〜
やっぱお腹空いてるとイライラするみたい。おばちゃんの言ってたことは本当だ。
響のことだって私が思い悩んでるだけだ‥
「うん、だからちゃんと響と話をしよう!」
「おばちゃんにお好み焼き持ち帰りしてもらったけど、響ご飯もう食べちゃったかな‥」
「この辺りだ」
男の人の声がする。あのバイクに乗っている人だろう。そしてその後ろから降りてきた人物は私が話したかった人…
「響!あのね、私‥」
「えっ、未来?‥!」
どうしてここに‥
「きやがったな、お前は私が‼︎」
ネフシュタンの鎧!あの子が攻撃を仕掛けてくる。その先には未来が
「未来、来ちゃダメだ!」
しかしその警告は遅く
「えっ、きやぁぁぁぁ‼︎」
未来に被害が及んでしまう。
「しまった、アイツの他にもいたのか⁉︎」
先の攻撃により吹き飛んだ車が未来の頭上を舞い、そのまま落ちてくる。このままじゃ‥でも…
いや、今はそんなこと考えている場合じゃない!未来を助けなきゃ!
そして私は
『Balwisyall nescell gungnir tron』
唄った。ガングニールを纏った私は車を吹き飛ばし、未来を危機から解放する。
「響‥」
バレてしまった。私の秘密‥
「未来‥」
私は何て言えばいいのかわからない。だから
「ごめん‥」
私はやっぱりこの言葉しかかけられない。
ー 二課本部
「現場はどうなっている⁉︎」
「響ちゃんと王我くん、共にネフシュタンの鎧と交戦中」
「⁉︎現場にて別のエネルギー反応!」
「何、ネフシュタンの鎧だけじゃないのか⁉︎」
私は未来から距離をとり、戦闘を始める。これだけ距離をとれば未来には被害は及ばないだろう。
「どんくせぇのが、いっちょ前に挑発のつもりかよ!」
「響、大丈夫か⁉︎」
『ジオウ』
「変身‼︎」
『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』
俺はジオウに変身して加戦しようとしたが、何者かが俺に体当たりをする。
『EXーAID』
アナザーエグゼイド‥アナザーライダーを倒すには同じライダーの力が必要‥だが俺にはアイツを倒す力を今完全には所持していない。でもやるだけやってやる!
「王我さん!」
王我さんがアナザーライダーに攻撃を仕掛けられた。支援が断たれ、私は一人であの子と戦うことになる。
「どんくせぇのがやってくれる!」
「どんくさいなんて名前じゃない‼︎」
「私は立花 響、15歳誕生日は9月の13日で血液型はO型、身長はこの間の測定で157cm。体重は…もう少し仲良くなったら教えてあげる!」
「趣味は人助けで好きなものはご飯&ご飯、あと‥彼氏いない歴は年齢と同じ!」
「はぁ?何をとち狂ってるんだお前‥」
「私達は言葉が通じるんだから、ちゃんと話し合いたい」
同じ人間ならきっと・
「何て悠長な、この期に及んで!」
アタシは連続的に攻撃をするが、アイツは上手く捌きやがる。コイツ何か変わったか‥!
「話し合おうよ!言葉が通じるんだからきっと‥」
分かり合えるだと‥?
「うるせぇ!人間がそんな風に出来るわけがない!分かったような口聞いて‥」
「気にいらねぇ気にいらねぇ気にいらねぇ気にいらねぇ気にいらねぇ気にいらねぇ!」
「お前を引きずってこいと言われだが、そんなことはもうどうでもいい」
「この場でお前を叩き潰す!お前の全てを踏みにじってやる!」
「吹っ飛べ!」
「持ってけ、ダブルだ‼︎」
大量のミサイルをぶち込んでやった。これなら‥だが
「あの攻撃をくらって耐えただと⁉︎」
アイツはまだ立っている。更には拳に力を宿していやがる。
アイツこの短期間でアームドギアまで手にしようとしてるのか‥
くっ‥駄目だ‥エネルギーを固定することが出来ない‥ならその分のエネルギーをぶつければいい!
「させるか!」
最速で、最短で、まっすぐに!胸の響きを、この思いを、伝えるために!
「おりゃぁぁぁぁ‼︎」
私は、あの子を吹き飛ばした。その勢いは凄まじく、遠くまで飛んでいった。
「くっ、何て力してやがる‥」
無理矢理力、出しやがって‥
「うっ‥」
ネフシュタンの鎧がアタシの身体を蝕んでいく。早くやらねぇと‥しかしアイツは攻撃を仕掛けてこない‥
「お前、馬鹿にしてるのか?アタシを‥雪音クリスを‼︎」
「‥そっか、クリスちゃんって言うんだ」
「ねぇ、クリスちゃん?こんな戦いもう止めようよ?ノイズと違って私達は言葉を交わすことができる」
‥ふざけんな‥
「ちゃんと話し合えば、きっと分かり合えるはず!だって同じ人間なんだよ」
そんな綺麗事‥
「‥お前、嘘くせぇ…!青くせぇ‥!」
更に攻撃を仕掛けるが、鎧の浸食が酷くなってきた。これ以上は‥
クリスちゃんの様子がおかしい‥何か苦しんでいるようだ。
「吹っ飛べアーマーパージだ‼︎」
纏っていたネフシュタンの鎧が弾け、破片が私に飛んでくる。
「うわっ!」
そしてクリスちゃんは
『Killter Ichaival tron』
「その歌って‥」
聖唱…そしてクリスちゃんは赤いシンフォギアを纏う。
「見せてやる!『イチイバル』の力だ‼︎」
ー 二課本部
「イチイバルだと⁉︎」
「アウフヴァッヘン波形、検知」
「間違いありません!この形状はイチイバルです!」
「失われた第二聖遺物までもが敵の手に渡っていたというのか‥」
「本当にイチイバルなのか‥」
王我さんもこちらに目を奪われる。
「その姿‥私と同じ‥」
「‥唄わせたな‥アタシに歌を唄わせたな!」
「えっ‥」
「教えてやる‥アタシは歌が大嫌いだ‼︎」
歌が嫌いってどういう‥
「やめて!私は戦いたくなーくっっ⁉︎」
「逃がすか‼︎」
ダメだ、クリスちゃんに近づけない。こんな距離まで攻撃出来るなんて‥
「これで終いだ!」
大量のミサイルが放たれる。こんなの受けたら‥
「はぁ‥はぁ‥これでどうだ‥」
被弾したと思ったが、目の前に聳え立つものが私を守ってくれた。
「盾‥?」
いや違う。アレは‥
「剣だ!」
翼さんだ!
次回 RIDER TIME戦姫絶唱シンフォギア
「もう何もかも失うものかと決めたのだ!」
「クリアちゃん、大丈夫⁉︎」
「人‥嘘だろ‥」
「待てよ、フィーネ!」
「患者の運命も君の運命も俺が変える!」
「大変身‼︎」
EP12 ドクターゲーマーOーGA2016→2043