RIDER TIME戦姫絶唱シンフォギア   作:バリート

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この本によれば、逢坂王我、彼には魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っている。天羽奏の死にいたらしめた者を恨み続けた男に絡まれる逢坂王我。そして男はノイズの被害に襲われるも我が魔王の寛大な心により救われた。そして我が魔王は仮面ライダーゴーストに変身し更にその力を取り戻した。そして今回また新たな事件に巻き込まれるのだった。それは全て流れ星から始まったのだった。


EP15 ユーススイッチオン!2011→2043

俺は二課本部にある母さんの研究室に足を運んでいた。

 

「じゃあ少し預かるわね。不便にさせて申し訳ないわね」

 

母さんにエクスキャリオンを手渡す。

 

「仕方ないよ母さん。エクスキャリオンの強化なんだろ?1日2日くらいならどうなるかるよ」

 

普段はエクスキャリオンの調整はすぐ終わるのだが今回は強化も兼ねているので長引くそうだ。

 

「それに今の俺にはこれがあるし」

 

俺はライドウォッチを取り出し母さんの前でちらつかせる。

 

「期待してなさい。今までより遥かに協力なのにさせるから」

 

母さんは軽く微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

「(なんでだよ、フィーネ‥。アタシは‥」

 

フィーネの元から逃亡して1日ほど経過した。食べ物はなけなしの金でどうにか確保し、ネットカフェとかいう場所で宿泊した。だがそれで所持金は尽きた。

 

「ん、女の子の泣き声?アイツが泣かせてるのか?」

 

「おいコラッ!弱いものをいじめるな!」

 

「いじめてなんかないよ!父ちゃんがいなくなって一緒に探してたんだけど、もう歩けないって‥」

 

どうやらコイツらは兄妹らしい。

 

「ふぇぇ‥だって‥ううっ‥おとうさん‥どこ‥?」

 

「あぁもう、泣くなって!メンドクセー!一緒に探してやるから大人しくしやがれ!」

 

ここでギャン泣きされても困るし、仕方ない。すぐ様この子の父親を探すことにした。

 

「えへへ、おてて繋いでるとうれしいね」

 

「なんだそりゃ。ほらちゃんとお父さん探せよ」

 

「わかってるよ」

 

「‥ふん♪ふんふふんふん‥♪」

 

「わあぁ‥お姉ちゃん、歌、好きなの?」

 

うっかり鼻歌を歌っちまったらしい。

 

「‥歌なんて嫌いだ‥」

 

「(アタシの歌なんて‥)」

 

「あっ、父ちゃん!」

 

兄の方が父親を発見したらしい。それらしき男の元へ走り出した。

 

「お前たちどこへ行ってたんだ!‥ん?この方は‥?」

 

「一緒に父ちゃんを探してくれたんだ」

 

「すみません、ご迷惑をおかけしました」

 

あっちがペコペコ頭を下げてき、少し気恥ずかしい感じだ。

 

「いや、成り行きだから‥」

 

「ほら、お姉ちゃんにお礼は言ったのか?」

 

「「ありがとう!」」

 

二人は声を揃え礼を言ってきた。

 

「仲‥いいんだな‥」

 

「そうだ、どうやったらそんなに仲良く出来るのか教えてくれよ」

 

こんな小さな子供に聞くのはちと情け無いが仕方ない。今のアタシはそれよりも知りたいんだ、人と仲良くする方法を。

 

「そんなのわからないよ。いつもケンカしちゃうし」

 

「ケンカしちゃうけど、仲直りするから仲良しー♪」

 

「(話をすればアタシも仲直り出来るのかな‥フィーネと‥)」

 

アタシの中に少しの希望ができた。

 

子供達の声に感化されアタシは一度フィーネのアジトへ足を運んだ。もう夜が明けてしまったが最優先事項はフィーネに謝ることだ。だがその思いは一瞬で砕け散った。

 

「‥全く、米国の犬はうるさくて仕方がないわね。いっそ用済みのクリスをイチイバルごとくれてやろうかしら‥」

 

「アタシが用済みってどういうことだよ⁉︎」

 

「アンタもアタシを物のように扱うって言うのかよ⁉︎」

 

「なんでだよフィーネ‥どうしてアタシを‥?争いのない世界が作れるって‥だからアタシは‥」

 

「(お願いだ‥否定してくれ‥!)」

 

アタシのそんな願いに対して

 

「えぇそうね。貴方のやり方じゃ、争いを無くすことなんて出来ないわ」

 

「なっ‥」

 

返ってきた言葉は非情だった。

 

「せいぜい、一つ潰して、新たな火種を二つ三つばら撒くことくらいかしら」

 

「アンタが言ったことじゃないか!痛みもギアもアンタがアタシにくれたものだけが‥」

 

「私の与えたシンフォギアを纏っても、その程度の役にしか立たないなんて‥」

 

まるで醜いものを見るような目でアタシを見つめるフィーネ。

 

「そろそろ幕引きにしましょうか」

 

眩い光がフィーネを包む。そして姿が見えた時

 

「その光‥ネフシュタンの鎧‥⁉︎」

 

アタシが使っていた時とは形状が異なるがあれはネフシュタンの鎧で間違いないだろう。

 

「私もこの鎧も不滅。未来は永遠に続いていくの」

 

「カ・ディンギルは完成してるも同然。もう貴方に固執する理由はないわ」

 

「カ・ディンギル‥?ソイツは‥」

 

「あなたは知りすぎてしまったわ。だから‥」

 

フィーネがムチで攻撃を仕掛ける。

 

「うわっ!くっ‥」

 

自分が使っていた時より精密な攻撃だった。間違いなくアタシが使用していた時より上手く扱っている。

 

「その喉を細かく切り裂いて二度と唄えなくしてあげる」

 

更にソロモンの杖を使いノイズを呼び出す。

 

「(本気でフィーネはアタシの事を‥)」

 

「‥ちくしょう」

 

全て偽りだったことがたまらなく悔しい。

 

ちくしょおおおおっ‼︎

 

やけくそに撃ちノイズを蹴散らす。だが連射するも数が多く、キリがない。

 

「(ダメだ、アタシじゃ相手にならねぇ‥こうなったら‥)」

 

「とりゃあっ!」

 

とにかく乱射しまくった。煙で辺りは見えなくなる。

 

「無駄な足掻きを‥」

 

「そういうこと‥。勝てないと悟って逃げるなんてあの子にしては賢明な判断じゃないの」

 

「逃げたところで、ひとりで何か出来るわけでもないのに‥」

 

アタシの追尾にソロモンの杖でノイズを産み出す。

 

「さて、私も次の準備をしなければ‥」

 

離れた場所で何やらフィーネは呟いていたがアタシには何を言っていたか聞こえなかった。

 

 

 

 

 

「‥ここいいかな?」

 

朝からずっと口を聞いて貰えずもう昼になってしまった。学食にて未来を発見し向かいに座る許可を貰っていた。未来から特に返事がなかったので着席する。

 

「あのね、未来。私‥」

 

「なんかいつもと雰囲気が違うのですが‥?」

 

空気を察する詩織

 

「どういうこと?わかんないからアニメで例えてよ」

 

全く理解していない弓美

 

「これはきっとビッキーが悪いに違いない。ごめんね、ヒナ。この子馬鹿だから許してあげて」

 

私を悪役にする創世。実際そうなので先の言葉を否定できない。

 

「そういえば、レポートのこと先生が仰っていましたが‥」

 

「提出してないのあんたひとりだってね。大した量じゃないのに何やってんだか」

 

「ビッキーでは内緒でバイトでもしてるんじゃない?」

 

創世が冗談半分で呟いた。

 

「あ‥」

 

それに未来が反応する。

 

「ええっ⁉︎響がバイト⁉︎」

 

「それって校則違反では?」

 

「未来!」

 

未来はその場から走り去ってしまう。それを私は追いかけた。

 

「もしかして私達何かマズイこと言っちゃった?」

 

 

 

 

 

「未来‥」

 

未来を追いかけ屋上までやってきた。

 

「‥ごめんなさい」

 

「どうして響が謝るの?」

 

「未来は私に隠し事はしないって言ってくれたのに、私は未来のことずっと騙してた‥」

 

「言わないで‥」

 

未来の顔を見ると目から涙が流れていた。

 

「私は響の友達でいられない‥」

 

そしてその場から立ち去ってしまった。

 

「いやだ‥いやだよ‥」

 

私は誰もいない屋上で涙を流し続けた。

 

 

 

私はその日一人で下校した。今日は二課にもよらず直接部屋に帰ろうとしていた。

 

『あれ?響?」

 

王我さんと遭遇する。更に隣には知らない男の人。

 

「王我さん、えっとそちらは王我さんのお友達なんですか?」

 

「そ、一番の友達の賢吾だ」

 

「歌星賢吾だ。よろしく頼む」

 

「立花響です。いつも王我さんにはお世話になってます」

 

私達は少しの間一緒に下校した。少し先に歩く王我さん、その後ろを歌星さんと私が歩く。

 

「一番の友達ですか‥さぞずっと仲が良いんでしょうね」

 

私は歌星さんに話題を振る。二人の関係は凄く良好に見える。ここから何かつかめたら良いが‥。

 

「いや、そんなことはない。というか俺は最初あいつを軽蔑していた」

 

「えっ‥」

 

意外だった。二人はそんな風には全く見えなかったからだ。

 

「何度も何度も突き放して‥普通なら何かあった時助けないだろう。でもあいつはそんな俺を救ってくれた」

 

そう言えば先の奏さんのファンの人にも似た様なことをしていた。

 

「(王我さんは例え相手が王我さんのこと悪く思っていても助けようとする人なんだ)」

 

「アイツには特別な何かがある。人を惹きつける何かが」

 

「俺はアイツのおかげで素直になれた。だから君も友達にく素直になると良い」

 

「(素直に‥か‥)」

 

二人と別れた後も頭の中にそれが残っていた。

 

翌日、私が起きた時には未来はもう朝食を済ませ、学校へ向かう準備をしていた。もちろんその時も私に構う雰囲気は全くなかった。その時間に唯一聞いたのが「いってきます」だった。私も支度に取り掛かり大半が終わったときだった。

 

「響くん聞こえるか、ノイズが現れた!」

 

 

 

 

 

 

「(ちっ、こんなところまで追ってきやがって‥)」

 

さっきからずっとアタシの後ろを付き纏うノイズ。

 

「そんなにアタシのこと切り捨てたいのかよ、フィーネ!」

 

「返り討ちにしてやる!来やがれ‼︎」

 

「はぁ‥はぁ‥どうだ‥」

正直これ以上相手にするのはしんどい。だがノイズはまだまだ湧いて出る。

 

「店じまいには早いってか‥!」

 

「やってやろーじゃねーか!お前とアタシの根性比べだ!負ける気はしねぇけどな!」

 

逃げながらノイズに弾を当てる。消してもまだ数体が追ってくる。

 

「はぁ‥はぁ‥」

 

もう限界でギアが重く感じる。長時間の戦闘は不可能だ。

 

「(倒しても倒しても出てきやがる。しつこいんだよ!)」

 

最後の力を振り絞りトリガーを引く。そして今度こそ追手はいなくなった。

 

「(これで最後みたいだな‥)」

 

アタシの集中力も切れギアが解除された。

 

 

「‥ん?今、物音が‥あっ!」

 

登校途中物音のする方へ行くと女の子が倒れていた、、

 

「ねぇ大丈夫⁉︎どうしよう、救急車呼ばなきゃ!」

 

「止めろ‥!」

 

「止めろって言われても‥」

 

「病院はダメだ‥ぐっ‥」

 

「(この子には何か特別な事情があるのかな‥)」

 

 

 

 

 

「現場に到着しました‥あれ?場所はここですよね?」

 

同じく連絡を受けた王我さんと合流し、指定された場所まで向かったが

 

「どうかしたか?」

 

「おじさん、ノイズが見当たりません」

 

「なんだと⁉︎」

 

何も気配を感じなかった。

 

「司令、ノイズの反応が当初より弱まってます」

 

「二人とも現場の様子は⁉︎」

 

「特に何も‥あ、ノイズを見つけました!」

 

肉眼で数体のノイズを確認する。まだ増えてくかもしれないが今は見える敵を倒す。

 

「よし!発見したノイズを駆除するんだ!」

 

「「了解(です)‼︎」

 

「よし、じゃあ‥」

 

王我さんは今エクスキャリオンを持っていないので早速ライダーの力を使う。そして取り出した、白とオレンジのウォッチ。

 

フォーゼ

 

ウォッチを起動させたことでまた姿が変わる。前のゴーストも結構変わっていたが今回はそれ以上だった。ブレザーから学ランに変わり髪型は‥リーゼントだ。まさにヤンキーという感じだ。

 

「いくぜ」

 

王我さんはまた今までと形の違うベルトを巻く。そしてベルトについている4つのスイッチを押す。

 

『3・2・1!』

 

構えをとり

 

「変身‼︎」

 

レバーを引いた。右手を上に掲げると蒸気が王我さんの周りから吹き、姿を変える。

 

「しゃあ‼︎宇宙キターッ!」

 

余りの声の大きさに私は耳を塞ぐ。ロケットのような頭をした宇宙飛行士のようなライダー。

 

「仮面ライダーフォーゼ!タイマン張らせてもらうぜ!」

 

拳をノイズに向け宣誓する。

 

ロケット ON』

 

右腕にロケットを装備した。エンジンがかかり飛びながら風圧でノイズ達を消していく。

 

「次はコイツだ!」

 

ランチャー レーダー ON」

 

着陸し、今度は別のスイッチを押す。右脚にはランチャー砲、左腕にはレーダーが搭載された。

 

「はっ!」

 

ランチャー弾がノイズに向かって発射される。レーダーがあるためかノイズに全弾命中しその数を減らす。

 

「ダチは誰一人傷つけさせねぇ!」

 

先の二つのスイッチを切り

 

ロケット ON』

 

再びロケットスイッチを使用する。フォーゼは上空へ移動し

 

ドリル ON』

 

更に今度は左脚にドリルがついた。

 

ロケット ドリル リミットブレイク!』

 

レバーを引いてドリルにエネルギーを溜める。

 

「ライダーロケットドリルキーック‼︎」

 

ノイズめがけライダーキックをお見舞いする。煙がなくなるとドリルを地面に突き刺しているフォーゼの姿のみ確認した。

 

「まだまだいるからなぁ、まとめて相手してやるぜ!」

 

「(これなら‥いける!)」

 

そう確信した私だった。

 

 

 

 

 

王我達が戦う中

 

「何‥あれ‥?」

 

ある一人の少女が戦いを見ていた。普段どのようにノイズが駆除されるか一般人は知らない。その実体を目の当たりにしたら興味が出るのは不思議ではない。そして突如周りの時が止まる。

 

「あなたは‥?」

 

少女は自分意外に止まった時間の中活動している人間に会った。

 

「貴方に特別な力を与える者よ」

 

「特別な力‥!お願い!それを私にちょうだい‼︎」

 

「聞き分けのいい子ね」

 

FOURZE

 

「今日から貴方が仮面ライダーフォーゼよ」

 

 

 

 

状態は優勢だったが、

 

「うおっ‥⁉︎」

 

突如フォーゼにノイズが走り変身が解除される。

 

「近くに高エネルギー反応!」

 

本部からの通達、そしてその正体がビルの影から姿を表す。

 

「アナザーフォーゼ‥!」

 

ロケット形の頭をキュッと撫でる。

 

「王我さん、逃げてください。ここは私が‥!」

 

「(今、王我さんに戦う術はない。私が守るんだ!)」

 

Rocket ON』

 

フォーゼと同じようロケットを右腕に宿した。そしてそれをこちらに飛ばしてきた。腕でガードするもすぐさまあちらは追撃する。

 

Chain Array ON』

 

チェーンアレイを振り回し、私に攻撃する。

 

「ぐあっ‥!」

 

ダメージも大きいし、近づけない。最悪な状態だ。そんな中

 

「なんで‥民間人が‥」

 

一瞬女の人の影が見えたがすぐいなくなってしまった。逃げ遅れたにしても流石に声も出さずにこの状況に耐えられる訳がない。

 

‥!

 

アナザーフォーゼは一瞬下をむくがすぐに顔を上げ

 

LanCher ON』

 

ランチャーを脚に装備する。しかしランチャーの使用は攻撃の為でなく

 

「くっ‥!」

 

ランチャーの弾を足元に撃ち煙幕代わりにしたのだろう。煙が落ち着いた時にはもうアナザーフォーゼの姿が見えなかった。

 

 

「付近のエネルギー反応無し、二人ともご苦労」

 

師匠から戦闘終了の指令が入った。

 

「‥終わりですが?」

 

アナザーライダーには苦戦していたがノイズは大した数はいなかったので多少楽な戦闘だった。

 

「あぁ、周辺を精査したところノイズ以外にもイチイバルの反応を確認した」

 

 

「と言うことはクリスちゃんがノイズと戦ったと言うことでしょうか?」

 

「そうだろな‥ん?どうした?」

 

「もしフィーネさんって人と仲間割れしたなら、クリスちゃん、戻る場所ないんじゃないかって‥」

 

「そうかもしれないな‥」

 

「この件については、俺が直接現場で指揮を執ろう。二人とも指示があるまで待機してくれ」

 

「わかりました」

 

「じゃあお互い学校に向かうか」

 

「そうですね」

 

私はクリスちゃんが悪い人とは思えない。名前まで教えてくれたのだ。誤解はきっと解けるはず。

 

「(‥だから、未来のことも‥)」

 

 

 

 

「‥ん‥ここは‥?」

 

目が覚めたら知らない天井があった。

 

「良かった。目が覚めたのね」

 

そして枕元には知らない人。

 

「確かアタシは倒れて‥ここはどこだ!それにお前は‥!」

 

「落ち着いて!あなたが病院は嫌だって言ったから知り合いの家を貸してもらってるの」

 

そう言われ一度周りを見渡す。和室だ。確かに病室ではないだろう。

 

「そうなのか‥その‥助けてくれて、ありがとう‥」

 

「どういたしまして。ちゃんと休んで早く良くなってね」

 

「うん‥お前、何も聞かないんだな」

 

人は分からないことは知りたくなる。それが例え当人が嫌がっていたとしても。それをコイツはしてこなかった。

 

「私そういうの苦手みたい‥」

 

「今までの関係を壊したくなくて‥なのに一番大切なものを壊してしまった」

 

「それって誰かと喧嘩したってことなのか?‥アタシにはそういう経験ないな」

 

「友達と喧嘩したことないの?」

 

「‥友達いないんだ」

 

「え‥?」

 

 

「地球の裏側でパパとママを殺されたアタシは、ずっと独りで生きてきたからな。友達どころじゃなかったんだ」

 

「そんな‥」

 

「たった一人理解してくれると思った人もアタシを道具みたいに扱ってばかり‥まともに相手にしてくれない‥」

 

今でも覚えている。手枷を付けさせられ言うことを聞かないと問題無用で手を上げてきたことを。

 

「大人はどいつもこいつもクズばかりだ!痛いと言ってもやめてと言っても聞いてくれない‥」

 

「アタシの話なんてこれっぽっちも聞いてくれなかった‥」

 

拳を握るアタシを見て

 

「あ‥ごめんなさい‥」

 

コイツは謝る。少し気分を悪くさせてしまったみたいだ。

 

「なぁ、その相手、一発ぶっ飛ばしちまいな」

 

「そ、そんなこと出来ないよ。‥でもありがとう気遣ってくれて。ええっと‥」

 

「(そう言えば名乗ってなかったな‥)」

 

「クリス‥。雪音クリス‥」

 

「優しいんだねクリスは。私は小日向未来。もしクリスが良いなら‥」

 

アタシをそっと抱きしめてきた。

 

「私はクリスの友達になりたい」

 

 




次回 RIDER TIME戦姫絶唱シンフォギア


「変わらなくてもいいんじゃないかな‥」
「確実に流れはオーマジオウに向かっているわね」
「じゃあ何とかして?」
「生きるのを諦めるなと叫んでたんだ!」
「響だけなんだから」
「俺達が守るから」

EP16 エターナルフレンドシップ2011→2043
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