RIDER TIME戦姫絶唱シンフォギア   作:バリート

16 / 33
この本によれば、逢坂王我、彼には魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っている。立花響と小日向未来との仲が戻らない中、天秤座生まれの18歳の少女を襲う事件が発生した。逢坂王我と立花響は事件に向かい、ノイズの戦闘で我が魔王は仮面ライダーフォーゼに変身するも、アナザーフォーゼの出現によりフォーゼの力は失われ、取り逃してしまう。一方イチイバルの装者、雪音クリスはフィーネと決別し、追われる身となってしまう。‥どうやら物語は思わぬ方向へ進んでいるみたいですね。


EP16 エターナルフレンドシップ2011→2043

「アナザーフォーゼ、中々の性能ね」

 

アナザーフォーゼを生み出した張本人、フィーネ。彼女はアナザーライダーの襲撃の様を高みから見物していた。

 

「聞いた話通り、流れは着々とオーマジオウに向かっているわね」

 

その話が誰からされたのか、それはまだ謎に包まれたままである。

 

 

 

 

「あったわ。‥佐久間龍一には娘がいるわ。名前は佐久間友月。2年前まで光ノ森学園高校に在学していたわ」

 

二課に頼み、ある人物の肉親について調べてもらった。以前のアナザーフォーゼの変身者佐久間龍一。その家系で一番アナザーライダーになったと疑わしい人物を探してもらった。

 

「多分ソイツがアナザーフォーゼっす。こっちでも対象者を見張っとくんで、あとは頼んます!」

 

その結果を聞くために俺は今基本誰も来ない場所に来ている。俺が二課に所属していることは秘密事項なので他人にこの会話を聞かれる訳にはいかない。だが俺が人目につかない所へ来たのはもう一つの理由がある。

 

「‥!」

 

光と共に俺の服装が元に戻った。

 

「ちょうど切れたか‥」

 

俺はフォーゼの力が切れるタイミングを見計っていた。性格が戻ろうとウォッチの能力で誰も気づかないが、流石に体から粒子が出てるところを見られたら大事になる。バレないようにと強張っていた力が抜け、地に腰を下ろす。

 

「しかしもう何回も行ってるのに慣れないなぁ‥」

 

俺の通っている高校。私立天ノ森学園高校。一般人の記憶では俺はここでずっと生活してたことになっている。しかしそれはあくまで書き換えた記憶。実際の俺は少し前まで色んな時間の中アナザーライダーと戦っていた。

 

「そこにいたか、お前がここに来るのは珍しいな」

 

賢吾が俺の視界に入ってきた。

 

「賢吾、どうした?」

 

「今朝の事件についてだ」

 

賢吾は俺の隣に座り話始めた。

 

「JKから聞いているか?今朝の天秤座の18歳の女性が襲われる事件。うちの生徒も被害にあったそうだ」

 

JKもとい神宮海蔵は一つ年下の俺らの友達。情報通で学園の噂などはJKに聞けばすぐにわかる。

 

「あぁ‥さっきメールで‥」

 

実際元凶は今朝確認している。アナザーフォーゼ、以前戦った時と同じ状況。違うのは事件のスピードだ。今回はあまりにも早い。

 

「ノイズの発生もあったし、そっちで解析しているんだろ?」

 

賢吾、そしてJKは俺が装者であることを知っている。

 

「あぁ、まぁな。そういえば佐久間友月について何か聞いた話なんてないか?」

「佐久間‥か。確かとても優秀な生徒だったと聞いている。先生が軽く贔屓するくらいにな」

 

賢吾は頭が良い。きっと佐久間友月と今回の事件に関係があることを理解したみたいだが特に何も言ってこなかった。

 

「ただ一時期入院したことがあって、その後少し様子が変わったらしい」

 

「?どういう‥」

 

俺は怪我か何かの後遺症かと思ったが

 

「すまないが俺が知ってるのはここまでだ。俺はJKに情報がないか聞いてくる」

 

賢吾も答えを知らないみたいだ。そう言い賢吾はその場を立ち去る。

「(様子が変わった‥?アナザーライダーになったから‥って訳でもないしな‥)」

 

変化が起きたのは数年前、しかしアナザーフォーゼの事件は最近始まった。その件に関してはアナザーライダーは関係ないかもしれない。

 

「(しかし、アナザーフォーゼ‥もしかしたら今回は相当キツい戦いになるかもしれない)」

 

そんなことを思っていると

 

「?あれは‥?」

 

少し遠くて見えないがウチの制服を着た女子がいた。

 

FOURZE

 

そしてその近くにアナザーフォーゼが出現する。

 

「アナザーライダー!あの子が危ない!」

 

少女の前にアナザーフォーゼが現れた。

 

「変身‼︎」

 

『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』

ジクウドライバーを巻きジオウに変身する。

 

「きゃっ‥!」

 

先の女の子だろう、声のした方を見ると誰かに手を引かれる様子が一瞬見えた。それが誰だったかは分からないが悲鳴が聞こえないあたり、敵ではないと思う。

 

「あっ、待て!」

 

そちらに気を取られアナザーライダーは逃亡を図っていることに気づくのが遅れた。急いでその後を追う。

 

 

 

「(未来が学校を無断欠席したことなんてなかったのに‥)」

 

屋上にて私は今日学校に来ていない未来の心配をしていた。一度ノイズに襲われたのではと思ったが被害者がいないことからその線はない。

 

「何か悩み事か?」

 

翼さんの声がして一度顔をあげるもすぐ下を向いてしまう。

「翼さん‥、私、自分なりに覚悟を決めたつもりでした。守りたいものを守るため、シンフォギアの戦士になるって‥」

 

「でも小さなことで気持ちが乱れて、何も手につきません」

 

「私、もっと強くなりたいのに‥変わりたいのに‥」

 

「その小さなものが立花の本当に守りたいものなら変わらなくてもいいんじゃないかな‥」

 

そう呟いた翼さんの方に再び顔を向けた。

 

「王我も言っていた、自分を貫くことが一番の強みになるって‥立花もきっと立花のまま強くなれる」

 

「‥奏のように励ますのは難しいな‥」

 

苦手ながらも私の為に励まそうとしてくれる翼さん。

 

「いえ、そんなことないです!凄く元気が湧いてきました」

 

「そういえば翼さん、まだ痛むんですか?」

 

「大事をとっているだけだ。気にするほどではない」

 

「そっか、良かったです」

 

「絶唱による肉体への負荷は極大。他者も自分も総じて破壊する『滅びの歌』」

 

「その代償としては安い。もし王我がいなかったらどうなっていたか‥」

 

絶唱、滅びの歌、それは敵を倒す為に存在する。

 

「でも、でもですね翼さん!」

 

「2年前、私が辛いリハビリを乗り越えられたのは、翼さんの歌に励まされたからです!」

 

リハビリの中何度も何度も音楽プレイヤーに入っていたツヴァイウィングの曲を聞いていた。

 

「翼さんの歌が、滅びの歌だけじゃないってこと、聴く人に元気をくれる歌だってこと、私は知っています!」

 

「立花‥」

 

「だから早く元気になってください!私、翼さんの歌が大好きです!」

 

一瞬驚いた顔していたがすぐ笑顔になる翼さん。

 

「‥ふふ、私が励まされてるみたいだな」

 

「あ‥あれ?はは、あははは」

 

とても良い雰囲気だったが

 

「‥警戒警報⁉︎」

 

それはサイレンによって消された。

 

 

「もしクリスが良いなら‥私はクリスの友達になりたい」

 

「(アタシに‥友達‥?)」

 

何と返事を返せば良いのか考えていると

 

「何だ⁉︎」

 

突如デカいサイレンが鳴り響く。

 

「おい!一体何の騒ぎだ⁉︎」

 

建物の外に出ると街の人間が何かから逃げ惑っている。

 

「何ってノイズが現れたのよ!警戒警報知らないの?急いで逃げよう!」

 

ノイズ。その言葉を聞いたアタシは人の流れていた方向と逆に走っていった。

 

「クリス、どこ行くの⁉︎そっちは‥」

 

「(このノイズはアタシのせいなんだ‥!アタシがソロモンの杖なんて起動させなければ‥)」

 

「はぁ‥はぁ‥ここまで来れば‥」

 

周りに誰もいない場所まできた。そうしたのはギアを纏っているところを見られたくない訳ではない。そんなことでわざわざこんなことはしない。

 

「アタシのしたかったのはこんなことじゃない‼︎」

 

「来たなノイズどもアタシはここだ!だから関係ない奴らのとこなんか行くんじゃねぇ!」

 

誰も犠牲者を出さない為、ノイズがアタシにだけ集中する空間を作る為だ。そして戦闘の為聖唱を唱えようとするが

 

 

『Killter Ic‥げほ、げほっ!」

 

先ほどまで走っていたのでむせてしまった。

 

「(少し考えればそんなことは分かったはずなのに‥!)」

 

ノイズはその隙を見てアタシに向かい一斉に攻撃を開始した。

 

「しまっ‥」

 

ギアを纏ってない今ノイズに触れたら死ぬ。ここで終わる。そう思った時

 

ボルテックタイムブレーク!』

 

目の前に映ったのは先までノイズだった炭。そしてアーマーを纏ったジオウだった。

 

「おじさん!」

 

「わかっている!はああぁぁっ‼︎」

 

コンクリートがある男の拳により砕ける。

 

「(生身の人間が道路ぶっ壊して、その破片でノイズを吹っ飛ばした⁉︎)」

 

 

「捕まれ!はぁっ!」

 

言葉を発する前に担がれ、上空へと舞い上がる。

 

「(ビルの上までジャンプってこのおっさん、何者だよ‥?)」

 

「はぁ‥大丈夫だったか?」

 

「あ、え‥」

 

何を言えば良いのか迷っていると

 

「追ってきやがった!」

 

生身のアタシ達をノイズが再び追いかけてきた。

 

「させ‥」

 

Claw ON』

 

「ぐっ‥!」

 

「新しいアナザーライダー⁉︎」

 

アナザーライダーがジオウを攻撃する。

 

「しまった⁉︎」

 

ジオウがやられている隙をつきノイズが何体かこっちに攻撃をしてきた。

 

「下がってな、おっさん」

 

『Killter Ichaival tron』

 

呼吸が落ち着き今度は聖唱を成功させる。

 

「ご覧の通りさ!アタシのことはいいから、他の奴の救助に行きな!」

 

「コイツらはアタシがまとめて相手するって言ってんだよ!」

 

一度渋ったおっさんも折れ、民間人の避難に向かった。

 

「ついてこい、クズども!」

 

「フィーネに命じられてるんだろ!アタシを殺せって‥。アタシはここだ!アタシだけを狙え!」

 

「(これ以上無関係な奴らを傷つけるわけにはいかねぇ‥!)」

 

「こい!アタシがまとめてぶっ潰してやる‼︎」

 

「ジオウもさっさとアナザーライダーを追え!」

 

体が固まっていたジオウがはっとする。

 

「分かった。任せたよ!」

 

任されることに少し違和感を持ったがあまり気にせず戦闘に集中した。

 

 

 

 

「はぁ‥はぁ‥ノイズの出現ポイントはこの辺りのはず‥」

 

「きゃーーーーっ‼︎」

 

「今の悲鳴は‥!」

 

見知った声がする方へ向かうと工事中のビルが建っていた。

 

「誰か、誰かいま‥」

 

中へ入り誰かいるか確認していると

 

「むぐっ‥⁉︎」

 

誰かに口を押さえられ、物陰へ引き込まれた。

 

「(しーっ)」

 

その正体は未来であった。

 

「(未来!良かった‥ん?携帯の画面‥?)」

 

『(確かにアレは音に反応するみたい)』

 

『(アレに追いかけられてふらわーのおばちゃんと逃げてきたの)』

 

「(おばちゃん!あんなどころに倒れて‥動けないの?)」

 

おばちゃんは気を失っていて、その近くに大きなノイズがいる。

 

『(響聞いて?私が囮になってノイズの気を引くからその間におばちゃんを助けて)』

 

「(ダメだよ。そんなこと未来にさせられない)」

 

『(元陸上部だが何とかなる)』

 

「(何とかならない‥)」

 

『(じゃあ何とかして?)」

 

そう言われ、私は目を見開いた。

 

『(危険なのはわかってる。だからお願いしてるの。私の全部を預けられるのは響だけなんだから)』

 

「私、響に酷いことした。今更許してもらおうだなんて思ってない。それでも一緒にいたい。私だって戦いたいんだ」

 

「駄目だよ未来」

 

「どう思われようと関係ない。響一人に背負わせたくないんだ」

 

「私‥もう迷わない!」

 

そして立ち上がった未来は

 

「こっちよ!」

 

ノイズを誘導するためビルの外へ出た。本当は今すぐにでも未来を助けたい。だが‥

 

「未来の気持ちを裏切っちゃダメだ!今のうちにおばちゃんを!」

 

『Balwisyall nescell gungnir tron』

 

私は聖唱を唱えた。おばちゃんを抱えビルの外へ出ると現場調査に来ていた緒川さんに出会った。

 

 

「緒川さん!おばちゃんをお願いします!」

 

「わかりました。響さんは?」

 

「私は‥大切な人を守ります!」

 

そう言い、私はそのまま走り出した、未来の元へ。

 

「急いでいるんだ!邪魔をしないで!」

 

道を塞ぐノイズを拳排除しながら進み続けた。

 

 

「(シンフォギアで誰かの助けになれると思っていたけど、それは思い上がりだ!)」

 

「(助ける私だけが一生懸命じゃない。助けられる誰かも、一生懸命‥)」

 

「(本当の人助けは自分一人じゃ出来ない。だから奏さんは、あの時私に生きるのを諦めるなと叫んでたんだ!)」 

 

「(だから、助けられる誰かのため‥未来のため‥)」

 

「そこをどいてっ‼︎」

 

「(足りない‥。もっと、もっと高く‥!飛ぶように!未来のところへ‼︎)」

 

私は地を思い切り蹴り、未来の元へ向かった。

 

 

 

あれからどれだけの距離を走っただろう。もうそんなことも考えられないくらいに疲労が溜まっている。

 

「(もう走れない‥ここで終わりなのかな‥)」

 

諦めかけた瞬間あの時の約束が頭をよぎる。

 

「(だけど、まだ響と流れ星を見ていない!)」

 

「(大好きな響との大事な約束破りたくない‼︎」

 

その思いが私に火をつけ再び足を前に踏み出した。その瞬間

 

Giant foot ON』

 

「きゃあぁぁぁっ⁉︎」

 

巨大な足が目の前の道を粉砕する。私は当たらなかったが足場が崩れ、風圧により体が宙に浮いた。

 

「(私、空に放り出されている‥?せっかく、頑張ったのに‥これじゃ‥)」

 

今度こそは駄目だと覚悟したその時

 

「未来っ‼︎」

 

私の一番大事な人が手を差し伸べる。

 

「響‼︎」

 

響の手を掴み、その後響に抱きしめられる。

 

「良かった!間に合って良かった!ごめん、遅くなっちゃって」

 

「ううん‥ううん‥っ‼︎」

 

「だ、大丈夫?」

 

着地した時凄い音がしたので心配になる。

 

「うん、大丈夫!未来と色々話したいことあるんだけど、その前に‥」

 

響が私を追ってきた怪物の方を向く。

 

「アイツを倒して、未来を守らせて‼︎」

 

アナザーライダー相手に一人でどこまでやれるか心配だが

 

「俺も加戦するぜ」

 

「王我さん!」

 

王我さんの到着でその心配は必要なくなった。

 

「例え何があっても最後には再び分かり合うそしてその絆はより固くなる。友情は永遠だ!」

 

「やっとこの子達は関係を取り戻せたんだ、俺は響達の絆を守る!」

 

その瞬間

 

フォーゼ

 

フォーゼのライドウォッチが光る。

 

『ライダータイム!仮面ライダージオウアーマータイム!3!2!1!フォーゼ!』

 

フォーゼの姿に近いロケット型のアーマーがジオウに纏われる。仮面ライダージオウ フォーゼアーマーが誕生した。

 

 

 

両腕についているロケットで粉砕した。

 

「はぁあ‼︎」

 

フォーゼアーマーを纏ったジオウのパンチはブースターのおかげで勢いを増し、威力を上げている。

 

「私の技に少し似てる‥」

 

 

 

フォーゼの力を纏い、確実にダメージを与えていく。

 

「これで決める!」

 

フィニッシュタイムフォーゼ!』

 

俺は各ライドウォッチのボタンを押しドライバーを回転。

 

リミットタイムブレーク!』

 

アーマーをロケットモードにし、相手に突撃する。そしてそのまま上空へ一緒に飛ぶ。

 

「宇宙に‥行くっ‼︎」

 

大気圏を超え宇宙まで来た。無重力のため相手は体の自由が効かない。

「宇宙ロケットきりもみキック!」

 

体を回転し、両脚蹴りを喰らわせた。アナザーフォーゼはそのまま地球へと落下していった。

 

 

 

「はぁぁぁ!」

 

王我さんが宇宙へ飛んでいった後残ったノイズを全て殲滅することに成功した。

 

「やった!響!」

 

「っと、うわとととっ⁉︎」

 

未来に抱きつかれてバランスを取ろうとしたが疲労で無理だった。

 

「あれ?響‥え、きゃあぁ⁉︎」

 

坂道から転げ落ち、私はギアが解除された。

 

「「いたた‥」」

 

二人声を揃えて痛みを訴えた。

 

「え‥ぷ、あはは、あははっ!」

 

それが面白く声を出して笑った。

 

「ごめんね巻き込んじゃって、大丈夫だった?」

 

「ううん、私が飛びついたのが原因だものごめんね響」

 

「それとありがとう。響なら絶対助けてくれるって信じてた」

 

「ありがとう。未来なら絶対最後まで諦めないって信じてた」

 

「だって私の友達だもん!」

 

「う、ううっ‥ひっく‥うわああぁぁん!」

 

「怖かった‥怖かったの‥!」

 

「私も‥凄く怖かった」

 

「私、響が黙っていたことに腹を立ててたんじゃないの!誰かの役に立ちたいって思ってるのはいつもの響だから」

 

「でも!最近は辛いこと苦しいこと全部背負い込んでいたじゃない!私はそれがたまらなく嫌だった!また響が大怪我をするんじゃないかって心配した」

 

「でもそれは響を失いたくない私のワガママだ!そんな気持ちに気づいていたのに今までと同じように‥って出来なかったの‥」

 

「未来、それでも未来は私の‥」

 

言葉を続けようとしたのだが

 

「‥ぷ、ぷふふっ」

 

未来が突然笑い出す。

 

「何⁉︎人が真面目なこと言ってる時に笑うなんて!」

 

「あはは!だってさ、髪の毛ボサボサ、涙でグチャグチャなのにシリアスなこと言ってるし!」

 

「もう!響だって似たようなものじゃない!」

 

「うええっ⁉︎うそっ⁉︎未来、鏡貸して!」

 

「ええっと、鏡はないけど‥これで撮れば‥」

 

「携帯のカメラ!未来、ナイスアイディア!」

 

「わ、私も!」

 

「ん〜もうちょっと‥あ、ズレた〜」

 

「もう、撮るよ、響」

 

「のわわぁ!凄いことになってる⁉︎これは呪われたレベルだ‥!」

 

写真を見ると泥だらけの自分の顔を見て驚く。

 

「私も想像以上だった‥」

 

それは未来も同じであった。

 

「‥ぷ、ぷふふっ、あはは!」

 

「響、大丈夫だった?」

 

宇宙から帰ってきたであろう王我さん、変身を解除して近づいてきた。

 

「王我さん!お疲れ様でした!」

 

「えっと‥ありがとうございました‥」

 

未来は王我さんに少し戸惑いながらも礼を言った。

 

「気にしないで‥でシンフォギアの件については‥」

 

「あの‥それで‥」

 

「おじさんがきっと何とかしてくれるよ。今回凄く頑張った響に免じてね」

 

王我さんは私の言いたいことを理解して、その解答を答えた。

 

「あの‥私避難の途中で友達とはぐれてしまって‥」

 

「被害届は出ていないんだ。多分そのともすぐ連絡が取れるようになるよ」

 

「そういえば王我さん、どうしてライドウォッチを握ってるんですか?もうアナザーライダーは倒したのに‥」

 

 

 

そう、響の言う通りアナザーライダーは倒した。だがまだ終わっていない。宇宙空間から落ちて来たアナザーフォーゼ。落下点では摩擦で発生した火で周りの草が燃えていた。そしてその燃え盛る炎からある人影が見える。

 

FAIZ

 

「(アナザーファイズ‥)」

 

「嘘⁉︎新しいアナザーライダー⁉︎」

 

だがここまでは何となく予想通りだった。俺が前戦った時アナザーフォーゼとアナザーファイズの変身者は同一人物だった。だから次にアナザーファイズが来るかもしれないことは予測していた。ただ‥

 

「えっ‥」

 

この時俺は自分の勘違いを始めて認識した。

 

FOURZE

 

「どうして‥アナザーフォーゼまで‥⁉︎」

 

今俺の目の前にいるアナザーライダーは2体。以前と状況が異なる。

 




次回 RIDER TIME戦姫絶唱シンフォギア
「逢坂‥お前には関係の無いことだ」
「何でお前がここに‥⁉︎」
「2体のアナザーライダー‥」
「このままじゃ誰も救えない」
「どういうことだよ⁉︎」
「お前たちの罪‥俺が背負ってやる!」

EP17 バタフライファクト2003→2043
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。