RIDER TIME戦姫絶唱シンフォギア   作:バリート

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祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え過去と未来を知ろしめす時の王者。その名も仮面ライダージオウ フォーゼアーマー。更に祝え!この小説のUAが20000を突破した瞬間を!少しずつこの小説も認知されてきて私も嬉しゅうございます。さて‥
この本によれば、逢坂王我、彼には魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っている。立花響と小日向未来2人がようやく和解し、更にフォーゼの力を取り戻しアナザーフォーゼを倒した逢坂王我。だがその跡には生き残ったアナザーフォーゼと新たなるアナザーライダー、アナザーファイズの姿が。事態は更に深刻になる中ある1人の男の影が‥おやこの後の歴史は私も見たことない‥


EP17 バタフライファクト2003→2043

「どうして‥アナザーフォーゼまで‥⁉︎」

 

2体のアナザーライダーがこちらに戦闘を仕掛ける態勢を作った。それに対抗するように俺も構え直した。

 

「私も‥」

 

響も立ち上がろうとするもまだ脚に力が入っていない。

 

「(どこまでやれるかわからない‥)」

 

「でも‥今はやるだけやってやる!」

 

ファイズ

 

持っていたファイズライドウォッチを起動させる。髪がほんの少し長くなり、目つきが変わる。

 

Standing by

 

ファイズフォンの【5】のボタンを3回押しenterキーを押す。

 

「変身‼︎」

 

ファイズフォンをギアに挿し込み

 

Complete

 

赤い光、フォトンストリームがラインを作り仮面ライダーファイズに変身する。

 

 

 

「早く逃げろ!」

 

俺はやってきたオートバジンからファイズエッジを取り、2体のアナザーライダーに立ち向かう。そしてオートバジンには2人をやってきた二課の車付近に連れてかせた。

 

何度もファイズエッジで切り裂く。アナザーファイズにはよく効いているがアナザーフォーゼの妨害により

 

「状況悪いな‥」

 

ファイズエッジを投げ捨て左腕についているファイズアクセルからアクセルメモリーを取り出す。そして

 

Complete

 

ファイズフォンに元々ついているミッションメモリーと挿し替える。胸部のアーマーが展開し、目が黄色から赤に変わりファイズアクセルへと姿を変える。更に腰に付いているファイズショットを装備する。

 

 

『Startup』

 

ファイズアクセルのボタンを押し、戦闘の構えをとる。ファイズアクセルは目にも止まらない速さで10秒間だけ戦える。これで一気に勝負を付けたい。だが

 

「ぐっ‥!」

 

アナザーファイズが存在するためファイズの力が不安定な状態になっている。そのため時々攻撃の威力が弱まってしまう。

 

『Timeout』

 

「ちっ、間に合わなかったか‥!」

 

10秒経ちアクセルフォームか解除される。

 

「だったら‥!」

 

Ready

 

ベルトからポインターを取り出しミッションメモリーを挿した後右脚につける。

 

Exseed chage

 

ファイズフォンのenterキーを押し、右脚に重心をおく。そこにフォトンブラッドが溜まりチャージが完了する。

 

「うらぁっ‼︎」

 

高く跳び、ポインターをアナザーファイズに向け、狙いを定める。

 

「(これで決める‥!)」

 

蹴りの態勢に入った瞬間

 

「ぐあぁっ⁉︎」

 

ノイズが激しく走り俺は必殺技を放てず地面に落下する。そしてファイズの変身が解除された。その隙をつき、アナザーファイズはその場を立ち去ってしまう。一方アナザーフォーゼは何故か首を横に振り

 

Gatling ON』

 

その後を追うかのようアナザーフォーゼが煙幕として弾を何発か放ち姿を消す。

 

「待ちやがれっ‥!」

 

追いかけようとした時

 

「邪魔しないでくれるか‥逢坂‥」

 

木の影から男が現れる。

 

「草加‥!何でお前が‥⁉︎」

 

この男は草加雅人。俺とコイツは正直馬が合わない。数少ない俺が苦手としてる人間である。

 

「逢坂‥お前には関係のないことだ」

 

そう言い残し草加は走り去ってしまった。

 

 

 

 

 

 

二課の車が来始めた頃王我さんも戦闘から戻ってきた。現場を肉眼で見れた訳ではないが、顔を見る限り取り逃してしまったのだろう。

 

「あの‥王我さん‥?」

 

「‥なんだ‥?」

 

いつも優しそうな表情をする王我さんだが今は凄く不機嫌そうな顔をしている。あれもウォッチの影響だろう。

 

「ねぇ響、あの人さっきと別人みたいだけど‥」

 

未来は性格が変わった王我さんを見て動揺している。

 

「えっと、話すと長くなるから後ほど‥」

 

「俺はアナザーライダーを追う。お前らは二課に行ってろ」

 

「でも‥」

 

「今のお前は疲労が溜まっている。それにやっと仲直り出来たんだろ?じゃあ話の一つや二つしとけ」

 

王我さんはそう言い残しバイクに乗り行ってしまった。

 

「‥!はい」

 

多少離れた距離にいる王我さんに聞こえるくらいの大きさで返事をした。少し不器用になっているがやっぱり王我さんは優しい。ウォッチで性格が変わっていても根は変わらないこと、王我さんの良さが全く失われていないことがなんか嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

先ほどの戦いからもう4時間ほど経過しただろう。最初は高校が近くにあるファミレスで周りを警戒しそして現在、俺はある裏通りで張り込んでいて、その場所の近くには予備校や塾が多くある。18歳の女子生徒、まさに受験で勉強が忙しくなる頃で塾に行く人も多くなる。アナザーライダーはその塾帰りの女子生徒に襲いかかるかもしれない。

 

「熱っ!」

 

缶コーヒーを冷ましながらアナザーライダーが出てくるのを待っていた。

 

 

「ん‥?」

 

張り込みの中俺はある1人の女子生徒に注目した。

 

「(確かあの女子生徒はアナザーフォーゼが現れた時にいた‥)」

 

「なぁ‥」

 

声をかけかけた時

 

「草加、またお前か‥」

 

「邪魔をするなと何度も言わせるな」

 

また草加だ。もう二回目なので少しうんざりする。

 

「えっと草加さんのお知り合いで‥?」

 

その返答をしようと少女の方を向くと

 

「‥!佐久間友月⁉︎」

 

そこにいたのは天ノ森の制服を着た佐久間友月だった。

 

「お前、ウォッチを渡‥」

 

『ウォッチ』の言葉に反応したのだろう、佐久間友月はその場から立ち去ってしまった。

 

「待て!」

 

追いかけようとするも草加に肩を掴まれて、後を追うことが出来ない。

 

「草加、お前こそ邪魔するな!」

 

「言ったろ逢坂、お前には関係のないことだと」

 

草加はウエットティッシュで手を拭きつつそのまま佐久間友月を追っていった。

 

「どうするか‥」

 

「(しかし、どうして佐久間友月は天ノ森の制服を‥?アイツはもう卒業しているはずなのに‥)」

 

そんなことを考えていた時

 

「‥!ヤバっ」

 

ファイズの力が消えようとしていて体から少量の粒子が漏れ始める。俺は急いで物陰に身を潜めた。

 

「危なかった‥」

 

そしてその後ファイズの力が消えた。流石に一般人に体から粒子が出てるとこ見られ、ネットとかに挙げられたら大変だ。上手くごまかせたことに安堵していると二課から連絡が入った。

 

 

「もしもし」

 

「王我くん、さっき調べた情報なんだけど佐久間友月には既に亡くなった双子の妹がいたの、名前は蝶陽。2年前、交通事故で亡くなったらしいわ」

 

電話の相手である友里さんから新たな情報が入って来た。

 

「そうですか‥何となくですが目的が分かった気がします」

 

以前アナザーフォーゼと戦った時は確か亡くなった少女を生かす為に佐久間さんが変身していた。

 

「(多分友月さんは妹さんを助けたかった気持ちをフィーネに利用されたんだろう)」

 

やっと一歩前進出来た気がするがやっぱりまだ先は暗い。ポケットに入れていた『2068』と刻まれたライドウォッチをいじりながら今度は街を歩くこうとすると

 

「友月、最近大学に来ないね」

 

「なんか病気かな」

 

大学生であろう女子2人の会話が耳に入る。

 

「あの、すみませんあなた方、佐久間友月さんと蝶陽さんのお友達ですか?」

 

友月というワードに引っかかり、すぐさま声をかけた。

 

「えぇ、そうだけど‥」

 

少し戸惑った表情をとられてしまったがもうこのままいくしかない。

 

「すみません、失礼を承知でお聞きしたいのですが彼女らのこと教えてくれませんか?」

 

「そうね‥友月は凄く頭が良くて優しくて何でも出来るタイプだったわ。蝶陽も良かった方なんだけど友月の才能にいつも隠れちゃうから少し可愛そうだったかな」

 

「でも天文学に関しては蝶陽凄かったよね」

 

「あぁ確かに」

 

「お二人のことよくご存知なんですね」

 

「まぁね。2人は顔が凄くそっくりだったから見分けるの大変で、こういう特技で判断してる時もあってね‥」

 

「えぇ〜そんなことないよ。2人ともそれぞれ癖が特徴的だったじゃん。例えば‥友月は慌ててる時胸に手を当ててたけど、蝶陽は首を横に振って周りを見てる感じだったじゃん」

 

「そんなとこまで見てたの〜って時間ヤバ⁉︎ごめんねわたし達少し急ぐから」

 

「いえ、こちらこそありがとうございました」

 

「癖‥」

 

その時電話がなる。相手は藤尭さんだ。

 

「王我君、アナザーライダーの反応だ!場所は‥」

 

 

 

 

「きゃあああ‼︎」

 

はたまた女子生徒が襲われる。少女の身体は青い魂のような状態になりアナザーフォーゼに吸収される。そしてアナザーフォーゼはすぐその場を離れる。まるで何かを探すかのように。

 

 

現場についた俺は辺りを見渡すがアナザーライダーの気配はなし。少し遅かったようだ。そんな中1人の気配を察知する。

 

「ちっ、少し遅かったか‥」

 

その声の主はすぐに分かった。

 

「なぁ‥草加さん、佐久間友月さんとその家族について教えてくださいよ!」

 

アナザーライダーこそ発見出来なかったが三度、草加さんを見つけることができた。友月さんは草加さんのことを知っていた、だからその逆もあるのではないかと感じた。

 

「だから‥!」

 

「アイツはノイズも生み出す。今出てる被害者だけでなく条件でない人も危険に遭う。このままじゃ誰も救えない。だから教えてくれ、佐久間友月さんのこと」

 

再び引き離そうとしたものの俺の言葉で草加さんは少し頭を抱えて

 

「はぁ‥あの化け物はノイズを生み出す。だから全く関係ないとは言えないのか‥。仕方ない、今から重要な話をする、よく聞け」

 

 

 

 

現在もう4時を回っていた。スタッフには交代で休憩を取らせながら2体のアナザーライダーについての調査を行なっている。

 

「皆すまないな。こんな時間まで」

 

「いえ、大丈夫ですよ」

 

「王我くんはもっとキツいんですから大人の俺達がへこたれてたら示しがつきませんよ」

 

友里、藤尭がそう答える。俺も王我が頑張っている以上睡眠を取るのは流石に大人としてどうかと思ってしまう。

 

「それにしても2体のアナザーライダー‥あれには何か関係性があるのか」

 

「ん‥?何かメールが来ました。差し出し人は不明です」

 

友里が突如来た謎のメールを確認する。

 

「うーん、一度ウイルスの危険があるか確認しておこう」

 

「ええっと、特に問題はないわね。普通のメールよ」

 

了子くんがメールのウイルスチェックを速攻で終わらせた。

 

「じゃああけますね」

 

「‥!これは‥⁉︎」

 

 

 

草加さんは諦めて俺に真実を語ってくれた。

 

「まず佐久間友月には双子の妹がいる。それは知ってるな?」

 

「はい、佐久間蝶陽さん。亡くなったと聞いています」

 

「それは間違いだ。死んだのは姉の方だ」

 

「‥!どういうこと‥⁉︎」

 

「アイツらは同じ交通事故で意識不明になった。そして蝶陽は助かり友月は死んだ。これが真実だ」

 

「アイツらは幼い頃父を亡くし、母はそのショックで精神が崩壊、それから寝たきり生活だ。その後2人は流星塾で過ごしていた。そして卒業後親戚に引き取られたがそこで問題が起こった」

 

「蝶陽は優秀な奴だった。だが姉は更に上を行っていた。周りは姉ばかりを褒め、自分を褒める人などいなかった」

 

 

「友月が死んだ時も生きるべきなのは自分じゃない、周りが欲していたのは友月の方だと、そんな思いが積み重なり、蝶陽は自分を友月だと言い聞かせ姉の振りを続けて生きてきた。今じゃ完全に自分の事を友月だと思っている」

 

「多重人格に近いってことなんですか‥」

 

「そして死んだはずの友月がなぜかこの世にいる。不気味な怪物になってな。自分のせいで他人に迷惑をかけないよう、妹の人生を食いつぶさないようにアイツは俺に手をかけるよう頼んできた」

 

「それでお前は友月さんの後を追って‥」

 

今まで見てきた友月さんの後の影が草加さんだとはっきりわかった。その理由も。

 

「そもそも何故か戸籍上の明記も蝶陽が死んだことになっている。一応二課の方にこの事を報告しておいたが‥この件には裏で暗躍している奴がいる。何者かは知らないがな」

 

そう言い草加さんは先を急いだ。

 

「(フィーネ‥アイツがこんな事を‥!)」

 

俺はその元凶であろう人物を思い浮かべていた。

 

 

 

ここはある広場の近くの橋の下。

 

また対象者を探しさまよう佐久間友月‥いや佐久間蝶陽。

 

「お願い、もうやめて!」

 

友月が蝶陽に訴えかける。蝶陽は一歩ずつ彼女に近づいていく。しかし

 

「‥!」

 

草加が友月の肩を掴み、蝶陽から離す。

 

「お姉ちゃんを離して!」

 

「お前、自分が蝶陽だと‥」

 

草加も知らなかったのだろう。彼女が本当は蝶陽であることを知っていたことを。

 

「気付いたよ、この力を貰う少し前にね」

 

「お前の妄執は俺が断ち切ってやる」

 

友月を掴む腕に更に力が入る。

 

「私はお姉ちゃんに生きていて欲しい。たとえ自分が迫害されても死んでもお姉ちゃんという存在はあって欲しい!」

 

「それを邪魔するなら許さない。それがたとえ草加さんであっても‥!」

 

FOURZE

 

アナザーフォーゼに変身した蝶陽により今度は友月と草加が引き離される。そして草加は

 

「ぐあぁ‥」

 

そのまま顔を殴られた。地に伏せてる時更に首を掴まれ体を持ち上げられる。

 

「ゆ、友月‥逃げろ‥!」

 

「蝶陽⁉︎なん‥」

 

突如本当の友月が胸を抑え悶えている。

 

「もう‥抑えられな‥」

 

FAIZ

 

「‥!友月まで‥!」

 

段々と草加の首を掴む力が強まっていく。今にも骨が砕ける音がする。まさにトドメをさそうとしたときだった。

 

 

 

 

 

「おりゃあ‼︎」

 

俺はライダーに変身せず生身でアナザーフォーゼに殴りかかった。しかし何もなければ俺もただの人間。簡単に攻撃は止められてしまう

 

「ぐあぁ!」

 

更にアナザーフォーゼに腹を殴られ地面に這いつくばる。口元から血が出ているのを感じた。

 

「逢坂‥どうして‥」

 

草加さんは息を切らしながら俺に問いかけててきた。

 

「あなたのことは苦手だ、草加さん‥でもね、それでもあなたは仲間なんだよ!悔しいけどね‥」

 

「こっからは俺達専門家の番だ。草加さんは下がってて」

 

そう言われ草加さんは少し悔しそうな表情をしその場を離れた。

 

「あなた達は家族の事を思って動いていた。だけど行き過ぎた行為は罪だ」

 

「俺は王様になる男‥民の罪は俺の罪だ‥。お前たちの罪‥俺が背負ってやる!」

 

『ジクウドライバー』

 

ジオウ

 

「変身!」

 

『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』

 

仮面ライダージオウに変身する。

 

「はあぁぁ‼︎」

 

そして俺は2体のアナザーライダーに立ち向かっていった。余りに目の前の状況に集中していた為俺はポケットに入っていたあのライドウォッチが光っているのに気づかなかった。

 

 




次回 RIDER TIME戦姫絶唱シンフォギア
「あの戦い方‥」
「俺は‥約束したんだ‥」
「必ず心の中にいる!」
「(間違いない‥アレは‥!)」
「俺達が」
「お前たちを救う!」

EP18 リターンニューヒーロー2003→2043
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