RIDER TIME戦姫絶唱シンフォギア   作:バリート

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祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え過去と未来を知ろしめす時の王者。その名も仮面ライダージオウ 鎧武アーマー。また一つライダーの力を取り戻した瞬間である。我が魔王は着々と力を取り戻しつつある。さて‥この本によれば、逢坂王我、彼には魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っている。アナザー鎧武となったスバルを止めるべく、立花響と逢坂王我が立ち向かい見事撃破。一方自分のステージを唄い切る風鳴翼。彼女もまた新たなる決意をした模様。だがそのようないい事ばかりではなく、魔王達に立ちはだかるフィーネ更に破壊者がとうとう動くのであった。


EP21 ゴーゴーゴーストハンター2015→2043

旦那が言ってた反応があったの場所は地下駐車場。

 

「確かこの辺りだよな‥」

 

辺りには特に怪しい影はなくそのままもう少し奥に進んでみようとしたら、アタシの視界に剣が入る。そのまま剣は振られるが後方に下がり回避する。

 

「なんだよお前!」

 

「通りすがりの仮面ライダーだ」

 

姿を現したのは身体は赤く、顔に金色の角を持ったライダーだ。

 

「何‥?」

 

あのライダーは剣を放り投げる。すると、身体の色が顔と同じ金色になる。アタシは攻撃をするも、アタシの拳はいとも簡単に避けられる

 

「はぁぁ!」

 

更には重い相手のパンチをくらい、地面に転がる。

 

「ぐあっ‥!」

 

ドライブ

 

倒れながらもアタシはドライブウォッチを起動させる。

 

アーマータイム!ドライブ!ドライブ!』

 

ドライブアーマーを纏い高速のスピードで攻撃の隙を見ようとする。だがアイツはドライブアーマーの高速の動きを見切る。そして正面からの高速攻撃を読み、一発の拳でアタシは再び、地に倒れる。

 

「中々出来るな、だが俺には及ばない」

 

ファイナルアタックライド アギト

 

ベルトにカードを挿入する。足元にマークが浮かび上がり、頭の角が2本から4本に変化する。

 

「はぁぁ!」

 

飛び上がりキックでアタシを吹っ飛ばした。

 

「ぐあぁ!」

 

まともに攻撃をくらい、アタシの変身は解除された。

 

「また会おう」

 

アイツは背を向けその場を去ろうとした。それを追いかけようとするも

 

「待ちやが‥」

 

力尽き、そこでアタシの身体は粒子になって消えた。

 

 

 

俺は一度家に戻り、意識が戻った奏からその一件を聞いていた。

 

「そんなことが‥で、この中にいるか?」

 

一先ず俺が持っているウォッチを全て並べる。

 

『これだ!コイツに襲われた!』

 

「仮面ライダーアギト‥」

 

順に指差すとアギトライドウォッチで反応した。

 

『でも、アギトに変身出来るのは王我だけ‥でも王我はアナザー鎧武を倒していた‥』

 

「(もしかして‥いや、それはないだろう。あのウォッチが‥)」

 

「中々の苦労をなさっていらっしゃいますね」

 

「我が魔王‥お久しゅうございます」

 

「ウォズ!久しぶり!元気してた?」

 

そこにいたのは未来で別れたはずのウォズだった。

 

「えぇ、おかげさまで。我が魔王、早速本題に移るが私もこの時代にいることにした」

 

「そうなの⁉︎」

 

「あぁ、だから寝床を貸してはもらえないだろうか?」

 

「もちろん!この家1人だとちょっと大きいから、全然大丈夫だよ!」

 

ウォズはライダーについてよく知っているので心強い。

 

『なぁ‥』

 

「(あっ、奏は知らないよね、こ‥)」

 

『ウォズだろ、何か知らないがコイツの事を知ってる』

 

「え?」

 

「私も奏くんの件については存じております」

 

「ええっ⁉︎」

 

いつの間にか繋がりがあったみたいだ。

 

 

 

 

翌朝ウォズは早くも用事があるみたいで姿が見えなかった。そして俺たちは

 

「ここに来るのも久々だなぁ」

 

俺の実家の近くにある寺社、大天空寺に来ていた。ここは逢坂家と関係があり時々俺も来る。

 

『アタシはもう全然行ってないな』

 

「そういえば奏はもっと来てなかったね」

 

奏自体あまりここに来る用事がなかったから当たり前と言えば当たり前だ。

 

この辺で若干有名である長い階段を登りそこにいたのは

 

「王我殿!お元気でしたか!」

 

「御成、ごめんね。最近全然顔出せなくて」

 

彼はここの住職の御成。現在竹箒で掃除をしていた。

 

「いえいえ!王我殿は受験も控えながら二課のお仕事もされているのですから致し方ないですぞ‥ん?王我殿、何かに取り憑かれていらっしゃる?」

 

「え!そ、そんなことはないと‥思うな‥」

 

『え?アタシのことか⁉︎』

 

「(多分‥)」

 

「これは事件ですぞ!もし王我殿に何かあったらと思うと‥」

 

「そ、そんな大袈裟な‥」

 

というか奏の存在がバレるとかなり危険だ。奏は世間では死んだことになっている。それがバレたら‥

 

「まぁ王我殿はどうにか出来ると拙僧は信じておりますぞ。そういえば今度和花(のどか)殿と愛理昌(ありあ)殿がご帰国なさるみたいですぞ」

 

「和花と姉さんが⁉︎俺聞いてないんだけど⁉︎」

 

御成の口からまた俺を驚かす言葉が放たれた。

 

「夜忍殿からお聞きになられてなかったですか?」

 

「母さん、また忘れたな‥」

 

母さんは研究で頭がいっぱいになる事が多く、そのせいで一般的な伝言を忘れがちである。

 

「まぁいいや。2人が帰ってくる前に早く片付けたい問題もあるし、今日のところはここで失礼するよ」

 

「お気をつけて〜!」

 

「はぁ、母さんてば‥」

 

『はは、まぁあの人らしいちゃらしいけどな』

 

奏と頭の中で会話をしていると

 

「‥ん、なんだアレ⁉︎」

 

何か黒い生物が現れた。そしてこちらの存在を確認するとすぐさま襲いかかって来る。

 

「確かあれは‥ガンマ!」

 

ノイズと違って触っても灰化することはなく、攻撃を受け止めていたが、何体かが近くにいた小さい子を襲おうとしていた。

 

「マズイ!」

 

間に合わないと思った時

 

「王我!何してる!」

 

ある男の人がその黒いのを受け止めた後蹴り飛ばした。幸い子供は尻餅をついた程度で済んだ。

 

「マコト兄ちゃん、ごめん。この人を頼める?」

 

深海マコト兄ちゃん。俺が小学生くらいの頃から付き合いのある俺より二つ上の近所の男の人である。

 

「あぁ、王我、ついでにコイツを渡す!」

 

「ライドウォッチ!何で‥」

 

ウォッチについて聞こうとしたが既にマコト兄ちゃんは人を連れて避難していた。

 

「気になるけど仕方ない‥奏、いこう!」

 

『よっし、今回はなんだ‥ガンマだっけか?』

 

「うん‥じゃあゴーストが良いな」

 

奏が実体化した瞬間

 

スペクター

 

「おっ、ちょうどいい!」

 

今さっき貰ったウォッチが起動した。

 

ゴースト

 

スペクター

 

俺らはゴーストドライバーを出現させアイコンを起動させる。それをドライバーにセットする。

 

『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』

 

『アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!』

 

「「変身!」」

 

カイガンオレ!レッツゴー!覚悟!・ゴ・ゴースト!ゴー!ゴー!ゴー!ゴー!』

 

カイガンスペクター!レディゴー!覚悟!・キ・・キ・ゴースト!』

 

俺はゴースト、奏はスペクターに変身する。

 

「命!燃やすぜ‼︎」

 

「アタシの生き様、見せてやる!」

 

お互いにフードを取り、ガンマの軍団に挑む。

 

「こっちにこないで!」

 

「奏、マズイ!まだ2体残ってる!」

 

「絶対死なせない!」

 

ダイカイガンスペクターオメガドライブ!』

 

奏は回し蹴りでガンマを消し去った。

 

ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!』

 

『オメガブレイク!』

 

ガンガンセイバーから放たれた光刃で周りのガンマを倒す。

 

 

 

王我達の戦い、それをたまたまクレーン車から見ていた人間がいた。

 

「なんだよアレ‥ってヤバ!」

 

工事に使われていた鉄骨が落下する。しかも最悪なことにその真下には子供とその母親が。

 

「危ない!」

 

父親は2人を助けようとするが、時が止まる。その空間は救助対象もさっき化け物を倒したモノも動かない空間だった。

 

「私と契約しない?そうすればその人は助かるわ」

 

「嫌だね。自分の家族は自分で助ける!」

 

男はフィーネを突き放し、答えた。

 

「‥どうなっても知らないわよ」

 

フィーネは時間を再び動かした。

 

「うわぁぁ!」

 

男は2人を助けられたはいいが自分が鉄骨の下敷きになってしまった。そして男の命が尽きようとした瞬間また時が止まる。

 

「死んだら何の意味もないでしょう」

 

GHOST

 

「今日からあなたが仮面ライダーゴーストよ」

 

男はアナザーウォッチを埋め込まれアナザーゴーストとなった。

 

 

 

気づくと俺たちの目の前にはアナザーゴーストがいた。

 

「アナザーゴースト⁉︎」

 

そしてアナザーゴーストはすぐに逃亡してしまう。

 

「待て‥」

 

追おうとするもアナザーゴーストが現れたことによりゴースト、ならびにスペクターの力が消えしまう。

 

「もう影響が‥」

 

 

 

 

王我達がアナザーゴーストと遭遇した数日後

 

私と未来は職員室を出てこれから下校するところだった。

 

「ふんふんふ〜ん♪」

 

「何?鼻歌で校歌歌って?」

 

未来に鼻歌で何を歌っていたか当てられる。まぁさっき廊下を通り過ぎた時に合唱部が歌っていたからなんだけど。

 

「リィディアンの校歌を聴くとまったりするっていうか、すごく落ち着くっていうか‥なんか皆がいて自分の場所だって思えるんだ」

 

「入学してまだ2ヶ月ほどしか経ってないのにね」

 

「でも色々あったね」

 

「そうそう、色々あったといえば最近テロリストやヤクザが襲われてるの知ってる?」

 

未来がまた情報を私に渡す。

 

「人が襲われる‥もしかしてアナザーライダー‥」

 

「かもね‥それは王我さんに聞かないとわからないけど‥」

 

王我さんに連絡をしようとしたらこっちの携帯が鳴った。

 

「はい、響です‥え、アナザーライダー⁉︎」

 

 

 

 

平和が溢れる広場にそこにアナザーゴーストは現れた。

 

「うわあぁ!!」

 

街の人はアナザーゴーストが現れたことで悲鳴を上げる。だがそれはすぐに止まる。フィーネが時間を止めたからだ。

 

「さぁ力を解き放ちなさい」

 

解‥放

 

アナザーゴーストが印を結ぶと、今まで襲ってきたテロリストや極道などの人間から集めた魂を取り込み、パワーアップする。フードが取れ、更に溢れる近くがオーラとなり体の周りに現れる。

 

 

 

 

 

 

おじさんに言われた場所に向かうと

 

「いた!」

 

そこにはアナザーゴーストがいた。

 

「王我!状況は?」

 

「まだここでは被害が出てない。全員助けるよ!」

 

俺と奏は既にジオウとゲイツに変身し後から翼と響が合流した。

 

「相手はゴースト‥幸いもうゴーストの力は戻っている!」

 

ゴースト

 

アーマータイム!カイガン!ゴースト!』

 

ゴーストアーマーを纏いアナザーゴーストに攻撃を仕掛ける。アーマーを纏っているのでダメージがしっかり入る。

 

 

フィニッシュタイムゴースト!』

 

ウォッチを押し、ベルトを回転させる。

 

オメガタイムブレーク!』

 

「命、燃やしちゃってみるぜ!」

 

構え、アナザーゴーストに必殺技を放とうとした時

 

「本当にいいのかしら?」

 

「フィーネ‥!」

 

「もしウォッチが壊れたらその人間は死ぬわ」

 

その時俺ははっとした。以前もそうだったが、今まではアナザーライダーを倒しても変身者の命に別状はなかったが今回は違う。俺たちの一手で人を殺めてしまう。その事を考えると体が動かなくなってしまった。そしてその隙を

 

「ぐっ‥」

 

何者かが斬りかかってきた。

 

「何だ⁉︎」

 

そこにいたのは仮面ライダーアギト フレイムフォーム。フレイムセイバーを手に奏と俺に斬りかかる。特に斬り付けられた奏はダメージを負い変身が解除される。

 

「奏!」

 

『ぐっ‥仮面ライダーアギト‥!』

 

奏が睨み付ける。するとフレイムセイバーを捨て、別のカードを出した。

 

「驚くのはまだ早い」

 

カメンライド 響鬼

 

紫炎に包まれ鬼のような姿に変わる。

 

「えっ、私?」

 

「違う、仮面ライダー響鬼。清めの音を使って戦うライダーだ」

 

「姿が変わるなんて‥」

 

「魔王、ちょっと遊ぼうか」

 

「王我さん!‥ダメだ、ノイズが多くてそっちにいけない‥!」

 

アナザーゴーストと響鬼の攻撃で俺は防戦一方になってしまう。翼達もこちらに来ようとするがノイズにより阻止されてしまう。そして

 

 

ファイナルアタックライド 響鬼

 

バックルから響鬼の使用する太鼓、火炎鼓が現れ、俺に張り付く。火炎鼓のオーラは更に大きくなり、俺は身動きが取れなくなる。

 

「受けてみろ」

 

相手は音撃棒 烈火を手にし俺に近寄る。

 

「ふん!ふん!ふん!はぁぁ!」

 

何度も何度も烈火で火炎鼓を叩き、ダメージを与える。最後に大きな音を出し、俺を吹っ飛ばした。

 

「ぐあっ‥‼︎」

 

階段を転げ落ちジオウの変身が解除してしまった。倒れている俺に向けアナザーゴーストが印を結ぼうとする。このままでは俺も霊体となってしまう。絶対絶命の時

 

「今回は帰るぞ」

 

「‥!どうして‥!」

 

「まだこいつを放っておいても害はない。無駄な時間はないからな」

 

そして響鬼はアナザーゴーストを引っ張りその場から消える。フィーネも諦めその後を追うように姿を消す。

 

「何でお前がいるんだ‥ディケイド!」

 

俺はアイツらがいなくなった空間で叫んだ。

 

 

 

 

「どう?ジオウの実力は?」

 

椅子に座っている男に声を掛けた。

 

「アイツらのことはだいたいわかった。まだまだ甘い。自分では覚悟を持っているようだが、簡単に壊れそうだ」

 

コーヒーをスプーンでかき混ぜながら話す。

 

「それよりあなた、前にゲイツと勝手に戦闘したわね‥?」

 

「あぁ、それがどうした?」

 

「あなた、本当にいい加減ね。私を手伝うと言った割に勝手に行動するのね」

 

「俺は手伝うとは言ったが言いなりになるとは言ってないぞ」

 

「まぁでもあなたの実力は認めるわ。その能力があれば多少なり優遇も出来るわ」

 

「別にそんなものは要らない」

 

「報酬も欲しがらないなんて‥一体あなたは何者なのよ‥?」

 

「俺は通りすがりの仮面ライダー‥世界の破壊者だ」

 

内ポケットからウォッチを出して眺める。それはどのウォッチとも形が異なるモノだ。

 

「さて、少し出かける」

 

椅子から立ち上がり、

 

「また勝手に‥」

 

「俺は空気を読んだつもりだが?客のお出ましだぞ」

 

そして姿を消した。

 

「客‥?」

 

何か足音のする方を見ると

 

「あなた達‥」

 

コイツらは米国の人間。なくなったウォッチを渡しにきたのかと思ったが

 

「上からの命令だ。お前はもう用済みだとな」

 

拳銃を向けられた。

 

「‥!調子に乗るな‼︎」

 

フィーネはネフシュタンの鎧を纏い、米軍兵を攻撃する。

 

「総力戦だ!いくら完全聖遺物とはいえ、これだけの人数が弾を撃ち込めば勝てる!」

 

何発か弾がフィーネの腕を貫き、いけると思ったのだろう。

 

GHOST

 

「いきなさい!彼らはこの世界に破壊を(もたら)す者よ!」

 

「なっ‥」

 

魂が体から出てきて残った身体はパタリと動かなくなる。

 

「ぐっ‥!後は任せたわよ‥!」

 

 

 

 

アタシはもう一度フィーネに話をするためアジトに向かったがそこはガラスが無造作に割れ、床にはぶっ倒れている兵士がいる。軽くゆするが誰も動かない。まるで全員魂を抜かれたみたいだ。

 

「何がどうなってやがる‥」

 

現状を理解出来ない中、おっさん率いるエージェントがやってきた。

 

「ち、違う。アタシじゃない!やったのは‥」

 

「誰もお前がやったとは疑ってない。全ては君や俺たちの側にいた彼女の仕業だ。倒れているのは米軍、やはり裏で繋がってたか‥それに血が流れてない者も心音がない。やはりアナザーライダーか‥」

 

「『I Love You SAYONARA 』か‥」

 

残されたメッセージを読んでいると

 

「司令、アナザーライダーが!」

 

GHOST

 

また見たことないアナザーライダーが出てきやがった。

 

「廃棄された施設と侮っていたが俺たちが来るとわかっていて罠を張っていたか」

 

 

「戦いの邪魔だ!下がってろ!」

 

身勝手な大人の為に戦うのは癪だが、これはアタシのやらなくてはならないことだ。

 

「アタシはこっちだ!よそ見してないでかかってきやがれ!」

 

アタシが銃先をノイズに向ける。

 

「1人では危険だ‥アイツに加戦してこい!」

 

おっさんは持っているウォッチを起動させた。すると光が人の形を作り実体化する。

 

「ようやく出番か‥」

 

 

 

 

ゲイツ

 

「変身!」

 

『ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!』

 

『ジカンザックス オーノー!』

 

アタシはゲイツの武器、ジカンザックスを斧モードにしアナザーゴーストにダメージを与える。

 

ゴースト

 

アーマータイム!カイガン!ゴースト!』

 

ゴーストアーマーを纏ったことで攻撃力が上がり相手も隙を見せる回数が多くなった。優勢になったこの状況を逃さず、更に攻撃をしようとしたら

 

アタックライド ストライクベント

 

「ぐあッ!」

 

後ろから火が襲ってきた。それが放たれた方を見ると

 

「コイツを守れと言われてるからな、悪いな」

 

「仮面ライダーディケイド‥」

 

確かあの姿は仮面ライダー龍騎だったか。姿は違うがベルトの形状が前と同じなのでディケイドだとわかった。

 

「お前とやるならこっちの方が良さそうだ」

 

アイツは取り出したゴーストが描かれたカードをバックルに装填した。

 

カメンライド ゴーストレッツゴー!カクゴ!・ゴ・ゴースト!ゴー!ゴー!ゴー!ゴー!』

 

姿が仮面ライダーゴーストに変わる。

 

「ゴーストが三人、中々粋な過払いだろ?」

 

そしてガンガンセイバーを手に態勢を立て直したアナザーゴーストと共に襲いかかってきた。

 

 

 

 

 

アタシがノイズを倒している中、アイツはアナザーライダーと謎のライダーと戦っていた。謎のライダーは攻撃を浮遊しながら避け、更に高いところからの攻撃を行い着実にダメージを与えていた。

 

「(アイツ、戦い慣れてるのか‥)」

 

アイツらはお互いにパーカーを召喚し戦わせた。パーカーが空を舞って戦うも、赤いライダーが出した方がやられてしまう。更にはライダー同士の戦いも同じようになる。

 

「お前、自分の使命を覚えているか?」

 

「使命?なんだよそれ‥」

 

「それがわからない状態か‥お前の魔王を守りたいと思う気持ちはそんなモノだったのか!」

 

「だから何のことだよ!」

 

赤い方が斧で斬りかかるもカウンターをくらい地に伏せた。

 

「これで、終わりだ」

 

ファイナルアタックライド ・ゴ・ゴースト

 

カードをベルトに入れたら、二体のライダーが赤いのに向かってキックを放ち、赤いライダーが倒された。

 

「ぐああっ‥!」

 

「おい、しっかりしろ!」

 

アタシが声をかけるも返答出来ずライダーは光になって消えちまった。

 

「消えたか‥やはり霊体の人間は存在も不安定か‥おい、そこの赤いの」

 

アナザーライダーじゃない方がこっちを見る。

 

「な、何だよ‥」

 

「お前にこれを渡す。どうするかはお前次第だ」

 

投げられたモノをアタシはキャッチする。

 

「ジオウが持ったヤツ‥けど形が違ぇ‥」

 

 

 

 

 

「おい、こっちには誰もいなくなった。それでアンタ達は‥」

 

一先ず中にいるおっさん達に事が終わったことを言いに行こうとした。

 

「いかん!それに触れるな!」

 

唐突にデカイ声を出し注意するも、アタシが認識した時には遅かった。

 

「え‥」

 

壁に触れた瞬間、眩い光と強い衝撃がアタシを巻き込んだ。そう思ったが

 

「どうなっているんだ‥」

 

「衝撃はなんとか消せたか‥」

 

見たところおっさんも怪我はしてないみたいだが問題はそこじゃねぇ。

 

「そうじゃねぇよ!放せよ‥!なんでギアも纏えないアンタがアタシを守ってるんだよ⁉︎」

 

「俺がお前を守るのは、ギアの有無じゃなく、少しばかりお前より大人だからだ」

 

「大人‥?アタシは大人が嫌いだ!死んだパパとママも嫌いだ!とんだ臆病者で夢想家だ!アタシはアイツらとは違う!戦地で難民救済?歌で世界を救う?いい大人が夢なんて見てんじゃねぇ!」

 

大人は現実を理解し、現実的な行動をとるもんだとアタシは思っている。つまりこのおっさんと意見は真逆だ。

 

「ジオウだってそうだ、何が王様になるだ、何が全員が俺の民だ、全部ただの夢物語じゃねぇか!本当に戦争を無くしたけりゃ戦意のある奴を片っ端から潰せばいい!」

 

「そいつがお前の流儀か‥それでお前はそのやり方で戦いを無くせたのか?」

 

おっさんがそんな一言を放つ。

 

「‥⁉︎それは‥」

 

図星をつかれてしまった。確かにアタシはそれで失敗ばかりしてきた。現状何も出来ずにいる。

 

「いい大人は夢を見ない、と言ったな。そうじゃない。大人だからこそ夢を見るんだ」

 

「大人になったら背も伸びるし、力も強くなる。小遣いもちっと増える」

 

「子供の頃はただの夢だったものも大人になれば叶えられるチャンスが大きくなるし、夢を見る意味が大きくなる。お前の両親はただ戦争を見に行っただけだったか?違うだろ。歌で世界を平和にするって夢を叶えるために進んでこの世の地獄に足を踏み入れたんじゃないのか?」

 

少し昔の事を思い出した。確かにいつもパパやママは現地の子供達に音楽を聴かせて楽しく過ごしていた。

 

「‥どうしてそんなこと‥」

 

「お前に見せたかったんだろう。夢は叶えられるという揺るがない現実をな」

 

「あ‥」

 

昔2人が言っていた気がする。『歌は無限の力がある。それで世界を救いたい』って。昔アタシはそれを信じていた。

 

「お前は嫌いと言ったが、お前の両親はきっとお前のこと大切に思ってだんだろうな」

 

「う、ううっ‥」

 

両親への本当の思い、自分の間違い。全ての気持ちが溢れる。

 

「ああっ、ぐっ‥う、うわああぁぁん!あああ!」

 

その我慢していた気持ちが涙になって溢れてきた。もう止められない、おっさんの胸元に顔を押し付け泣きまくった。

 

 

 

「これ返す」

 

気持ちが落ち着いたアタシは赤いライダーのウォッチだけを返す。

 

「助かる。なぁ、一緒には来れないか?お前はお前が思ってるほどひとりぼっちじゃない。例えお前が独りの道を行くとしても、そのうち俺たちの道と交わる」

 

「今まで戦ってきた者同士が?一緒になれるって言うのか?そんな綺麗事‥」

 

「本当に捻くれてるなお前。ほれ」

 

そう言いつき渡してきたのは

 

「‥通信機‥?」

 

「そうだ限度額までなら公共交通機関もコンビニにも使える物だ」

 

「‥【カ・ディンギル】フィーネが言ってた。何かは知らないが、もう完成してるみたいだ」

 

便利なものをよこしてくれて礼としてアタシはフィーネが言ってたことを話す。

 

「‥ 【カ・ディンギル】後手になるのは不利だ。こちらから打って出てやる」

 

 

 




次回 RIDER TIME戦姫絶唱シンフォギア
「助っ人だ、少々遅くなったがな」
「誰とだって仲良くなれる」
「託した!」
「私の戦いは誰かと手を繋ぐこと!」
「通りすがりの仮面ライダーだ」
「覚えてね!」

EP22 スタンドアップデストロイヤー2009→2043
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