その聖遺物、入出力違くない? 作:新米適業者
どうしてこんな事になったんだろうなぁ。確かに厄介事が付きまとう星の元に生まれた自覚は在るし仕事もソレ関連のモノに従事してたっちゃしてたんだが、此処までの事になるなんて思いもしないじゃないか。
「き、キミは一体どうやって入ってきたんだ?」
「え?嘘、お、お父さん?」
今、僕の目の前にはムキムキマッチョな体躯でハイパーな体術使いなOTONAと可愛い癖っ毛で茶髪なハイパーポジティブエミヤ系女子が並んでコチラを見て驚いていた。
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自覚したのは何時だったかーーまぁ最初の生まれた時の記憶なんて在りもしないし幼少期の記憶も朧気だ。でも”此処ではない何処かで大人まで一度は生きていた”記憶だけは色褪せる事が無く存在していた。
そして気が付いたら赤ん坊からの再スタートである、もうなんか眼も上手く働かずに周りが見辛いわ声は泣き声しか上げられないわで正気度は減っていったものだ。
だがまぁ年を重ねて自ら動けるように成る頃には「ある程度強くてニューゲームとかボーナスだな」と前向きに考えるようにまでなってしまっていた、人間どんな状況でも慣れてしまえるものだ。
そしてそうなってくると次に考えるのは「果たしてこの世界は良くある創作における転生なのか、はたまた同じ世界のやり直しなのか」という事。名前が前とは違った時点で全く同じ世代や時代、同じ人物としてでのやり直しではないだろうとは思っていたが……決め手となったのは幼稚児だった頃だろうか、やたらとコチラに絡んでくる女児が居てその子の名前を知ればビックリ、とある作品の無印ラスボスじゃありませんか、そして気が付くーー自分の名前ーーわぁお主級登場人物だぁ。
ま、まぁ同じ名前なんてのは在り得ない事ではないし、何しろもしその世界だったとしたら自分の年齢が合わない事になる。そう、今世で拝命している名前の人物の年齢とね。仮に絡んできてるのが本当にあの作品のラスボス様だったりしたのなら「仲良くしておけばあわよくば温情掛けて貰えるんじゃね?」的な打算が在った事は素直に認めよう、誰だって、命だいじに、は上位に置きたいだろう。少なくとも僕はイノチ、トテモ、ダイジ。
そんな感じですごしていた途中、触れたもの皆炭化させる謎生物(?)が現れたりして「あーこりゃやべーわ。そうだひっそり生きていこう、でも科学とかそっち方面勉強しとこ」とか考えて色々身に着けたり、なんやかんや好きな様に生きて、絡み続けてきたアイツとも友情のまま長い付き合いで大人にまで成れたと思う。そしてこっから先も何も起こらずに過ごせたらいいなとか考えてたら、アイツに連れられ何かよくわからない研究機関的な所で働かされていた。
万が一を考えてそっち方面を勉強して奴に合わせていたのが仇となったかなんて思いつつ数年過ごして気が付けばあの理論を組み立ててやがった「もう完全にあの世界やないかーい」とか「それにその理論ってラスボス様が塗り替わった後に完成されたんちゃうんかーい」と自分の知識の浅さにセルフツッコミを心で入れてたら、ある日アイツが僕に充てがわれた研究室に青髪の子を連れて入ってきて「この子が例の聖遺物との適合実験を行える子よ!」なんて興奮気味に告げさっさと出て行こうとしていたが、「ちょい待てーいそれするとお前という主人格消えるやんけ!」と唐突に思い出し何とか出来ないか考る時間ぐらいはあるかなと念の為「いつ行う予定なのか?」と聞けば「この後すぐ」とCM入る前の特番か!とツッコミを入れる暇も無くそそくさと出ていきやがった。
そして止めようともしたが、そこそこ上の役職を貰ってはいるもののそんな権限が在るわけでもなく実験は進んでいってしまい、青髪の子は見事適合実験に成功、そして隣で実験見て呆然と立ち尽くして呼び掛けても反応の無くなってしまった僕の幼馴染はラスボス様で塗り潰されてしまったのだろうか? 流石にその確認をするわけにもいかず(最悪消されかねない、酷いようだがやっぱり僕は自分の命は惜しい。無力な僕を恨んでくれ)自責の念を募らせてると、隣に居る件の人物から「ねぇ……頭の中から”フィーネ”とか自称する人物に語り掛けられてるんだけど、私疲れてるのかしら?」と話しかけられた、ヘァ!?問答無用で乗っ取ったん違うんか!? と慌てたが、ならまだ何とかなるかもと思い「もしかしたら強い適合反応に感化されてなにかしらに目覚めたのかもしれないね、後は僕がやっておくから自室で休んでくると良いよ」と送り出した。
そんで結論から言えば何故かはわからないが塗り潰して乗っ取られる事も無く、共生?みたいな感じで元の人格のままで色々と超古代の叡智を授かって、休む事無く趣味?の研究にのめり込んでいった……流石に1週間も休まずにやり続けた時は強制的に寝かせたが。まぁ平和に始まったようで何よりである。
更に言えばその後も”特異災害対策機動部二課”の設立などは在ったが聖遺物の紛失など何故か無く、連鎖的になのかあの子の両親も活動自体はしているが戦地近くで亡くなるなんて事件も何故か無く(いや、いい事ではあるが)、両親と一緒に居たいだろうが流石に危ない所でずっと一緒という訳にもいかなかったらしく、あの子は日本に送り返されこれまた何故か僕と彼女で面倒を見ていて、紛失しなかった聖遺物に適合なんかしちゃって重ねる様になんでか二課に所属している、流れが元に無理矢理沿ってる感じがして意味が分からない。
それからもとある機関は設立されたが孤児を養う孤児院みたいなことになってるし、其処に運び込まれた完全聖遺物のアレも脳内叡智からの助言で「完全な形で残ってる聖遺物とか危なすぎて下手に触らない方が良いらしいわ」とかで実験することなく厳重封印を施されてどっかに持っていかれた、コレ別の国で原作と同じ事起こるフラグじゃねぇよな?
んで超理論構築した功労者が言うもんだからと危ないモノはさっさと封印が優先され人手が足りないとかで色々な発掘作業に駆り出されては、事故が起きたり起きなかったりしたけれど、とある現場では鏡っぽい何かは掘り出して封印できたり、そこで一人ぼっちになる筈だった子も両親と一緒に幸せに……かと思いきや何故か二課に所属しとある聖遺物に適合、原作と違い薬の補助なく力を行使して青髪の子とコンビ組んでアイドルやりつつ人助けをして、なんの事柄も起きずに時間だけがどんどん進んでいった…………
のだがそんなぱっと見平和を謳歌してた途中、OTONAやNINJA等と装者の合同訓練(どうしてそうなる)に研究職なのに(恐らく幼馴染と一緒に過去の叡智から色々教えてもらって不思議パワーを行使できるように成ってたのがバレたのか)参加させられ、その時に起きた事故により胸にあの子の聖遺物がブッ刺さって更に先が折れて早期処置も虚しく融合しちゃったりもして、更には色んな検査の中で何故か起動も出来ちゃったりしたが、まぁ些細な事だろう、原作通りだし、纏って使わなきゃいいだけだし。めっちゃ泣いて謝られて別の意味で胸が痛かったけど。
んで「もうこれ以上は何も起きないよな。聖遺物パワー使わなければ侵蝕も進まないし、この世界は”何もない平和な一生でした、まる”で終われるべ」とか考えたのがいけなかったのだろう「発掘した時点から起動しちゃってたとある聖遺物の起動停止の研究するから付いてきて」と言い放ちつつ僕を引くづって行く幼馴染に連れられ着いたのはとある研究所。着いた時にはあら不思議、アラーム音がしこたま鳴り響き、聖遺物は大丈夫なのか!?と騒ぐ周りの人達を尻目に「いやそれ多分起動ってか稼働しちゃってるんですわー」とか「お前さん正史以外にも存在してて正史以外からも渡る為に稼働するんかーい」とか叡智の技術で遊んでた時に掘り起こせた記憶を思い出して達観してたらワームホールが出現して僕だけボッシュート。記憶に在るのは此処までである。
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とまぁそんな人生を過ごして、そんな事が起こったのを最後として、状況は場面は冒頭に戻る訳でして
「あ~、その、なんだろう。僕は普通に歩いて此処まで来たと記憶してるし、それにそっちの茶髪っ子の父親でもないよ。まだ独身だしね」
なんて気の抜けた声で告げる事しか出来ずに、もうコレあの外伝な事象だよなぁと観念して
「とりあえず自己紹介しますね。僕の名前は立花――
と胸元を開いて傷口を見せ、チラッと肌から出てる金色した物体を指さして見せながら話し始めれば
「ガ、ガングニールだとォ!?」――グングニルです
「え!? 私と同じ名前!?」――1文字違うよビッキー
そんな二人に愉快な反応を頂いた僕、というか他の方々は居らんのですかい? 登場人物の確認出来ないと此処が正史なのか別の分史なのかの判別付かないが、まぁ司令がムキムキマッチョなので正史だろう、彼って分史だと趣味によって特化特性変わるとかイ〇ブイみたいな人だったし。
本来逆だろうと言いたくなる並行世界《分史》から恐らく本家世界《正史》に、聖遺物『ギャラルホルン』の稼働によって飛ばされたみたいです。
所で今の時系列ってどこですかね?
きっかけ⇒友人に「視ろよオラァん」と勧められて休日を潰しつつ1か月掛けて全部見てハマってしまった。原作に対する知識はまだ逐次インストール中。
主人公⇒男版立場ビッキーにさせられた普通の人。自己犠牲はそんなにしない。見た目は原作響父の立花 洸に似てる。幼馴染が無事ならもう憂いは無い、だって月堕ちないし。とりあえず無理することなく生きていたい。
シンフォギアを展開した姿は武装を錬金する作品のシルバースキン。アームドギアも展開出来て其方はサンライトハート。
幼馴染⇒無印ラスボス:フィーネさんに塗り潰される事なくなんか共生みたいになっちゃってる櫻井了子女史。関係は良好。主人公の事は好いているが無二の親友ぐらいの好感度で男女のそれではないと思っている、逆も然り。
他⇒まぁ細かくは違うけど原作通り、司令はOTONAだけど格闘の異次元級じゃなくて、異次元級のトレジャーハンター、聖遺物の発掘は大体この人の功績。好きな映画はインディーでジョーンズなアレとかトゥームでレイダーなアレ。マネージャーはNINJA、火遁とか水遁も使える。
勿論、渡った世界は正史世界。時系列は特に考えてない、短編だもの。