鋼鉄の戦姫 東亜の戦神と極点の龍   作:(´・ω・)

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敵も味方も正義じゃないし悪でもない


Aー1 総旗艦と未来の残照

黒い空

星が輝き

海を照らす。

 

夢なのだろうか

記憶なのだろうか

私はこれを知っているのだろうか

暖かく、そして虚しいな

 

この軍服の男

随分と復讐心に駆られているな、何が憎い?

・・・わからない

 

でも、一緒にいると暖かいな。

 

誰の記憶だろうか。

誰の夢なのだろうか。

とても安心する、心地よく。

 

 

「■■■■■■■■■」

 

 

視界がぼやけ、感覚が歪む。

 

 

「・・・」

 

マルロクマルマル

 

そうか。

 

居ないのだったな。

 

刺すような陽射しが肌に感じる。

体を流れる海水がここまで・・・・

ん?

 

 

「・・・オイコラ、どこに海水ぶちまける戦艦がいる」

「しょうがないでしょ、レーザー冷却用の水ないですし、機関は修復中ですし・・・」

 

何かドラム缶から鉄とかボーキサイトらしきものを食っているこの戦艦?

それと

なんか一杯いるな

 

小人?

ハンマーとかバーナーをもっちりるがなんだろうか。

 

「・・・なぁ、そのちっこいのなんだ、昨日いたか?」

「あぁこれですか、どうやらこれ、妖精さんって言うらしいですよ」

「人類は衰退したのか?」

「あなたが文明消したのは事実ですね」

「あの人よりはましさ・・・」

「まぁ、詳しいことはそこの子達に聞けばいいですよ・・・機関とかもろもろ吹っ飛ばされて死にかけですが」

 

そういわれ、手の指す方を見ると煙突や砲がひしゃげた少女・・・・・は?

 

人?

 

「・・・・ちょっと待て、冷静に・・・あぁ、うん」

 

わからね

 

「ねえなにこれ」

「艦娘って言うらしい生物ですね、まぁ、私たちと一緒で魂の具現化した存在ですね、超兵器機関より恐ろしいものがありそうですねこの世界」

 

えぇ

 

十数年かけて到達したのに・・・悲しいなぁ。

 

「そうかぁ、まぁいいかまた一から調べよう」

 

「あ、そうだドラム缶の中身全部食って良いらしいですよ」

 

なぜそこまで親切にするのだろうか

何かありそうだけどまぁいいか

 

「・・・いやいやいや、どう見てもこれ食べ物じゃないでしょ」

「・・・・?」

「・・・だめだこりゃ」

 

船体倉庫からガスボンベとフライパン、雑に調理器具を一式取り出し砂浜の上に並べる。

 

「!?」

「どう見てもそれ食い物じゃないよね、いやうん、私の目は腐ってないはずだ」

 

とりあえず鉄やボーキをうどんや酒(アルコール99%)に変え茹でる。

・・・・この日ほど超兵器機関を無駄に使ったことはない気がする

 

「錬金術ですかそれ」

「そんなちんけな古くさいものじゃないわ、超兵器機関ってただの膨大なエネルギーを生成して自動的に増える装置じゃないのよ、取り込んだ物質を他のものへ変換や精錬、何でもこなせる一種の便利道具よ・・・デュアルとかどこからともなく質量保存の法則を無視した数の量産型超兵器を出してたでしょ、あれはただ海水や死体を変換してたけどだけよ」

「うへぇ、てっきり膨大なエネルギーで天候弄って航空機はたきおとしたり波動砲連射したり、海面割ったりするものだと」

 

間違いではないんだけど

まぁ、仕方ないか

 

「ほら、そんなそのままで食うな、天ぷら添えておくから」

「・・・あ、どうも・・・一応、見た目に反して結構行けるんですがね・・」

 

とても懐かしいな。

こうやって誰かに料理をしたのももう、昔のことか

あの馬鹿どもの顔は今でも忘れられんな。

 

「・・・・・ねぇ、みんな・・・・私は・・・・どこで間違えたの・・・」

「・・・・・・」

 

なにもない静かな世界

微かに聞こえる小波の音が

小さな炎の音が

定期的に聞こえる音が

 

とても寂しい

 

兵器なんて

兵器なんて

 

 

私は

 

兵器であったはずなんだ

 

「私は総旗艦のはずだ・・・・こんなんでどうするのさ・・・・」

「播磨・・・さん」

 

 

レーダーを展開し、周辺を探索する。

どこもかしこもあるのは塵ばかり

 

そうであって欲しかったのかもしれない。

 

 

「・・・反応多数・・・・蒼・・・三時の方向に敵艦隊だ」

「あー、それたぶん、味方ですね・・・・一応の」

 

味方?

 

「そいつらの味方か・・・ならいいが・・・」

「そういってそんなズタボロの体でどこにいくのですか?」

「貴様は人類の兵器、私はその敵ならば答えは簡単でしょ」

「あぁ、なるほど、でも今回ばかりは私の方が異物らしいですよ・・・・不思議な世界ですね未来ですか」

 

どういうことだ?

 

「それについては私が説明します」

 

とりあえずうどんを渡し腰を砂浜に下ろして顔を見る。

白い長い髪で弓道着なのだろうか。

誰だろうか。

 

「名前は?所属はどこかしら、もし中間管理職なら上司を呼びなさい」

「はい、翔鶴型一番艦の翔鶴です、所属艦隊は特殊独立艦隊に所属、旗艦は・・・・貴女です・・安土さん」

 

?

 

居たっけ

名前も違うし

 

ん?

未来

異物

時間跳躍

 

いやいや、どおしてそうなる

・・・訳もないか。

 

「・・・あぁ、そう、はっきりではないが把握できたよ、きっと私はここに居たのだろう、そして何らかの拍子でどっかに落ちて人類の兵器として使われたのか・・・人類にねぇ・・・・」

「うわぁ、誰も話していないののもう全部理解しちゃったよこの総旗艦、流石に全艦隊の実質的な指揮権持ってる人は違うわ、あんな問題児集団よくまとめたよ」

 

「蒼、あなたがどこまで知ってるかは聞かないでおくわ、なんか吹っ切れそうだし・・・・でだ、その目、怯えきっているではないか、私ほどの船だ、誰にも扱えず無惨に捨て、最終的に敵になったのであろう」

 

「い、いえ・・・その・・・・」

「?」

 

なんだろうか、なんか違うのだろうか。

 

「播磨さん、貴女、こっちの世界で物凄いハイになってた上にすごいあれだったらしいわ・・・・」

「い、いえ、そんなことはありません!!安土さんは常に艦隊のために最前線で」

「紛らわしいことを言わないでやれ、はっきり言うとね播磨さん、貴女の艦長もの凄い戦争狂で毎日ずっと貴女の機関まで出向いては馬鹿みたいに価値観語って好き放題やってたのよ、で、まぁ色々してうちに今じゃ見れない乙女の顔をしてたりしてるらしいわ」

 

「は?」

 

乙女の顔?

人間の女がするという顔か。

 

・・・・まぁいい

おそらく

私の力を恐れた軍の上層部が終戦後自沈させたのが正解であろう。

超兵器なんて一隻で戦略を根本からひっくり返す力を持っているのだ

 

仕方ないか。

 

「・・・・別に私は人類はもう恨んじゃいないさ、私はもう少しやりたいようにやる、人類にも何にも干渉はもうしない、疲れたのよ」

「・・・それは、その・・・ですが」

「何かあるの?戦争にも興味はないわ」

 

震え?

何か強大な敵が他にいるのか

 

「それがね、播磨さん、昨晩の機関の影響か貴女が起きる三分前に出たのよ・・・・超兵器が」

 

あの信号がアンカーになったか。

誰だろうか、というよりはあの海戦で誰が生き残ったのだろうか

 

「ほぉ、ならば話は別だな・・・誰だ」

「暴君と名乗っていました」

 

ん?暴君って

 

「インテゲルタイラントか・・・・彼女は突撃艦隊の旗艦として連合艦隊を道連れにしてもらったはずだが」

「あれは今でも恐怖するわ、なによあの460mm連装AGSって明らかに捨て駒で使う戦力じゃないわよ」

「そのいんて・・・い」

「無理に言わないでいいわ、で、彼女がどうしたの?」

「オーロラ出現後、急に海底から飛び出して私達の鎮守府を半壊させたと報告が」

 

引き取るしか・・・ないかなぁ

 

「わかったわ、じゃあ私が彼女を引き取るわ、それでいいかしら」

「はい、まだこちらも手は出していないので、それほど拗れは・・・あの」

 

「・・・・い、いいから続けて」

 

どうしよ、こんな状態で行けるのかしら。

 

「あの、まさか、知らないのですか・・・」

「・・・あちゃー」

 

?

 

「どうした、船を動かさないといけないではないか・・・何も」

「播磨さん・・・・・私達、この世界だと肉体があるんですよ・・・」

 

うん?

 

「あぁそりゃそうだ、魂を肉体にできのが超兵器機関の効果だし」

「いやぁ、そのうん、言い方が悪かったね、私達、人間に見えていて、尚且つこの世界に肉体がある、今までの船の魂的なのじゃなくて、人間のようにね」

 

「・・・・・ん?」

「で、ですね、私達艦娘は船を艤装として装備できてそれは船その物なので」

 

・・・ん?

あれぇ、明らかに劣りきったとおもっていた連中の方がオーバーテクノロジーもってない?

 

「そういえば蒼の船もない・・・」

「・・・出来ちゃった・・・」

 

無駄に色っぽい声で言う必要があったのだろうか

 

「・・・・マジカァ(;`・ω・)ノ」

 

「あ、そのまま船をさわって心を落ち着かせてください」

 

 

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■

■■■■■■■

■■■■■

 

 

「やぁ、安土、これがお前の新しい名前だ・・・」

 

・・・・記憶か

随分とはっきりする

 

 

「・・・俺は人間とか忠誠とか愛国心とかそういうの興味ないんだよ」

「ただ、敵を殺したい、ただ答えを探したい、それだけだ」

「だからさ、ちゃんとつれていけよ、この世の地獄に」

 

 

 

おかしな人だな・・・

 

 

 

■■■■■

■■■■■■■

■■■■■■■■■■

 

 

 

 

「あぁ、共に答えを探そう・・・艦長」

 

 

 

「播磨さん?」

「安土さん・・・・」

 

 

?

 

「気のせいか・・・体が暖かいな・・・お、これがか」

 

背中辺りから全身を覆うように巨大な船体と無数の主砲や魚雷が気がついたたら纏っていた

 

 

「でかい」

「大きいですね」

 

?

 

少し暗いな

 

「!?!?」

 

山か?

ちょっと高すぎて邪魔だなぁ、横にならばないかな?

 

そう少し思うと急に音をたてながら艤装が分割し横一列に並びだし内側にあった波動砲やレールガンが肩に接続し折れ曲がって背中のエンジン部分らしき所の箱に収納され、手元にあった船体から穴が開きそこから出てきた両腕にガトリングが装着され腰辺りまでだった船体が足裏まで下がり、ロケットや爆雷が現れた。

 

「・・・あー、これが正しい戦闘形態か・・・さっきのは大方装甲展開状態の時ね」

「あぁ、そういえば播磨さん途中から船体全面に装甲展開して魚雷やレーザーで暴れますもんね」

「いや、え、多すぎでは」

 

ん?

「それはそうだろう、私は大東亜艦隊総旗艦、超巨大双胴戦艦播磨だ、貴様らもみたので」

「いえ、確かに大きいですが双胴ではありませんでした、どちらかと言うとドイツ艦っぽさがありました」

 

・・・・・破片しか回収してないの?

 

「まぁ、深い話はのんびり、あの暴君がいつまでも寝てるわけもないし、まずは鎮守府へいこう」

 

まぁそうだよね

 

「あぁ、とりあえずいこうか・・・あ、そこで伸びてる奴等は私に乗せておけあと手を握ってくれ」

 

「・・・ふふ」

「なるほど・・・・なるほど」

 

こいつら、絶対後で海底に沈めてやる




次回  無邪気な暴君
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