つっちーの白南蛮鎧の深海ver描いてたらもう一年終わりかけてた終わったよ
暗い海底の奥底
冷たい海水が体に入り込み傷が治る。
落ちた魂を飲み形を作る。
「・・・・ねぇ、ヴィル・・・あと何日で治る」
「早くて三日・・・でも、今挑んでもなんの意味もないでしょ、相手は播磨、生半可な火力と装甲じゃあ土台にも立たせてくれないってのは貴女が知っているでしょ」
認めざる得なかった。
相手が自分だからわかる
私はまどろっこしいのが嫌いだった。
だからわかる、今の力じゃ誰も勝てないし止められない。
「それに、ね。舞台が整うまで貴女は自分の心と力を見ておきなさい、私も周辺海域の艦娘を掃討するから・・・絶対に出ないでよ」
「わかったよ・・・」
・・・・
「ねぇ、だれかぁ、いないのぉ?」
呉
いつぞやの地獄は去り、そして、傷は残り続けた。
ようやく海底の氷が溶けきった頃、反抗作戦が始まろうとしていた。
バカだとは思ったさ。
いや
勝っていたのをお釈迦にしたのは私だった。
「よぉし、今日こそ沈め」
「毎日毎日くるんじゃないわよシュトラール」
朝に光の雨が降り注ぎ
「じゃーんじゃーんじゃーん」
「げぇっ近江!!ぐっばいハバキ、明日も殺す」
昼前に瓦礫の雨と一緒に敵が去り
夜は次の攻撃に備え、傷を癒し
装備を整える。
現状横須賀はロクデナシが占拠したためたまに里帰りする二日以外は無敵の要塞だった。
まぁ、簡単に言えば私が出てきたせいで戦争の主題が書き変わって人類の勢力圏が西日本とヨーロッパの一部だけになったってことだ。
まぁ、海龍商会の物資横流しと蒼の条件付きの共闘がある時点で、深海の連中以外には有利にことが進むだろう。
「艦隊演習?」
それは唐突にだった。
「やっぱり、実践経験豊富な播磨さんが」
「やだ」
餡子を食べながら雑に答える。
寧ろ協力する方がおかしい
「ですが・・・」
「蒼さぁ、あの雑魚どもで私達総旗艦に本気で対抗できると思っているの?今ですら毎朝来るグロースにすら満足にダメージを与えてないじゃない、それどころか無駄に横須賀に特効しては数分で壊滅、馬鹿なの、いまだにテュランヌスも帝国も何してくるかわからないのに」
「・・・勝ち筋はあります」
「無い、断じてない、乗りと勢いで勝てるのは帝国との戦争をしていた頃だけよ、実際どう?私達が敵に回ったとき、人類はどうした?ただ逃げ回って解析に勤しんで互角の舞台を揃えてからようやくだったじゃない、悪いけどこの世界の人類にはそこまで技術はないじゃない、どうせあなた自身もウィルキア帝国とテュランヌスっていういつでも倒せる雑魚を倒したあとの事はなにも考えていないのでしょ、気に入らないのよ、その『昔』を大義の理由にして人類に手を貸して実際の問題は後回し、それで倒せるならやってみなさいよ、犠牲を増やすだけよ」
少し感情的に当たってしまったとは思う、でもそうでもしないと変わらない。
ヴォルケンクラッツァー
ルフトシュピーゲルング
グロースシュトラール
テュランヌス
ハボクック
この辺りは普通にやって勝てる相手じゃない
ヴィントとかはどうでもいい、駆け引き上手なんて意味・・多分ないもの
それでもきっと勝つ、いや、勝つ方法はひとつだけ知っている、もし、それを知らないなら無駄。
「つっちーはいるかい・・・あぁいた」
「おや、二葉さん、いいんですか病棟から抜け出して・・・これから反抗作戦でしょうに」
すぐに駆け寄って彼の手を握りソファに座らせる。
座ったらそのまま彼は胸ポケットから一枚のUSBを取り出した
「いいさ、それより、これはドイツから無理矢理取り寄せたやつだ」
「・・・ほぉ」
この人、以外と有能?
「えっ、ドイツからですか」
「あぁそもそもつっちーはドイツから貰った超巨大戦艦を使えないからバラして少人数運用もできるようにしただけだしな、そして蒼ちゃんで繋がった、大方同じ航法を使ってきたつっちーをドイツの北極探査隊が発見して適当に残骸を引っ張ってきたんだろ、そこからブラックボックスを解析したんだ、でなきゃ数年前までまともな兵器の無いドイツが現代じゃあ太刀打ちできない兵器を量産できるものか・・・」
パソコンに繋げそこから解除コードを入力してそれらを開く。
「これって」
「ビンゴ」
呆れて声も出なかった。
レールガンに船体設計図。
確かにそうだが、何年前のやつだ。
「確かに、使えるでしょうね、ただ、弱い」
「やはり、無理か」
「確かにこれを妖精さんに依頼しても多分、播磨さんどころか他の総旗艦にも打点がありませんね、これウィルキア戦争のデータじゃないですか」
「・・・北極の残骸を調べなさい」
北極には微かな感じだけどフィンブルヴィンテルがいる。
恐らく、今ここで主力に全滅されたら元も子もない。
「そうね、恐らく、北極にいくなら枢軸超兵器には必ず見つかるでしょうね、だから、持てる戦力を持っていきなさい、呉は私が持たせるわ」
置いていた軍刀を握り一枚の紙を渡す。
「これってまさか」
「私の解除コードよ、もし、書き換えられていてもそのコードだけは通るようにしているわ、さぁ、早くしなさい、急がないと状況は悪化するだけよ」
「そうだな・・・よし、じゃあつっちーが言うことを信じて全残存艦隊を招集、何割残るか知らないが北極に向かうとしよう、何日持つ」
「私は総旗艦播磨だ、この私を倒そうと言うのなら数十年がかりで殴りかかるといい」
「相変わらず頼もしいな」
「死にかけの老いぼれとは思えませんね、長生きしますよ、あなた」
すぐに部屋を出ていった後部屋中から水が溢れそれが形になる。
「はぁ、いいのかしら、お母様のこと言わないで」
「良いですよ、どうせ起きても答えはわかりますでしょうし、それに、随分とまぁやってくれたじゃあないですか・・・ウィルキア帝国とテュランヌス」
「そうね、あのとき確実に消し飛ばした筈なのに生きているなんてしぶといこと」
機関を臨界まで回し始め周辺の気候を変動させる。
この呉は最後の基地といっても過言ではない。
あの謎の烏賊といい、なんといい
「さて播磨、手勢と敵戦力の分析はできたかしら」
「・・・こちらは私と先輩だけですよ・・・まさに欧州情勢複雑怪奇といいますか、えぇ、コロコロ敵と味方が変わりますね」
「敵は?」
「烏賊230匹、空母100、戦艦430のウィルキア、空母350、巡洋艦600、潜水艦200、超兵器アルウス、テュランヌス、ムスペルヘイムそして総旗艦ハボクックと死告天使2000機のテュランヌス、姫210、鬼300、要塞クラス20、超兵器、グロースシュトラール、ストレインジデルタ、ドレッドノート、ノーチラス、アルケオプテリクス、シュトゥルムヴィント、ルフトシュピーゲルング、総旗艦ヴォルケンクラッツァー」
「あぁなるほど呉吹き飛んだわ」
「はじめから本気の潰し合いをしないといけませんね、あいにくハバキとタイラントはあっちについてしまったし、駿河は欧州戦線に向かったせいで帰ってこれるわけもない」
「良いじゃない、気に入ったわ」
「気に入ってどうこうなる戦場ですかね、えぇ」
次回 天の剣、空の船