さて、あれから数年……。このときがやってきた……。
そう!!
ツヴァイウィングのライブだ!!
俺は今、コンサート会場の近くで【スケスケの実】の力で隠れている。
俺がいたら会場大パニックになるもん。
ちなみに、セレナちゃんは俺の体の中のベットで寝ています。
いやぁ~~この数年でセレナちゃんは大分成長したね。原作でも、生きていたらあれくらい成長していたんじゃないかな?
もう響ちゃんレベルの体型や身長だよ?これ大人になったらマリアさんレベルになるんじゃない?と思ったほどだ。
さて、話を戻そう。このままいけばノイズが現れてたくさんの犠牲者が出るはずだ。
俺も助けてやりたいがこの姿じゃ完全にやられ役だ。だから観客には誰にも見られずに出来るだけ多く助ける!!
と、いう訳で始まりました。
まぁ未来の地獄を知らなければ楽しめるんだろうけど。
そして、一曲目が終わりました。
『皆―――――ッ!!ありがとう―――――ッ!!』
『まだまだいくぞォ――――――――――ッ!!』
そうして盛り上がる観客たち。
そして爆発する会場。
それに戸惑う観客たち。
そして現れるノイズ。それを見て逃げる人たち。
「ノイズだぁ―――――――ッ!」
「誰か!!助けて!!」
そして我先へと逃げる人々。
見ていられないな……。幸い、セレナちゃんは寝ているのでこれは見られていない。
「翼!!この場で剣と槍を持っているのはアタシ等だけだ!!」
「でも使用許可が!!」
「そんなこと言っている場合じゃないだろ!!」
「ッ!……分かった!」
「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」
「Imyuteus amenohabakiri tron」
そうして二人は聖詠を歌って【シンフォギア】を纏う。
毎回思うんだけど、シンフォギアってエロいよね。
さて、そんなことを考えている場合ではない。
出来るだけ多くの人々を助けなければ。
まずは逃げ惑う観客たち全員の足以外にある仕掛けをしておいてと……。よし、準備OK。
さて、まずはこれだ。能力の複合!
本来一つしか身に宿せない悪魔の実の能力。ティーチは例外だが、本来は一つだ。
話しが少しずれてしまったが要は能力複合しようということだ。
俺は【シロシロ】【ブキブキ】【マトマト】の力を使う。
俺はノイズを狙って弾を発射する。するとどうでしょう。弾は移動してノイズを炭へと化していくではありませんか。
「ノ、ノイズが人に触れていないのにひとりでに!?」
まぁ弾は見えていなかったようだ。
さて、次。
次は【オリオリ】【ドルドル】の力を使ってノイズの動きを封じる。
観客たちはノイズたちから逃げることしか頭になくノイズの動きが封じられていることに気づいていないようだ。
「な、なんじゃこりゃっ!?」
「ノイズの動きが止まった…いや、止められているッ!?」
あ、さすがにばれたか。
さて、観客たちもある程度いなくなったからそろそろ出てきてやるか……と思ったら、例の場面に入りました。
例の場面とはそう。響ちゃんの胸にガングニールの欠片が入ることだ。
そして……
「おい、しっかりしろ!!生きるのを諦めるな!!」
この言葉が出て来た。さて、このままでは生存者の多くなって天羽奏が絶唱歌って死ぬという形になってしまうので、俺登場。
「く、黒いノイズッ!?」
「新種のノイズかッ!?」
やっぱりね。そんな反応するよね。
まぁどうでもいいとして、この状況をどうしてやるか……。
…………もう面倒くせぇや。
「ん………?なんじゃありゃッ!?」
「どうしたの?奏………ってええッ!?」
「「隕石ッ!?」」
そう、【ズシズシの実】の力で隕石を呼びました。
もう面倒くさくなったので、隕石でまとめて一掃!
かなり小さい隕石を呼んだのでせいぜい会場の中が跡形のなく消し飛ぶくらいで済むだろう。……たぶん、もしかしたら、きっと。
「まずいッ!!」
「ガードしないと!!」
そうして風鳴翼はガード体制を取り、天羽奏は怪我した少女、【立花響】ちゃんを守る。だが俺は【バリバリの実】の力でバリアで響ちゃん(後ついでに奏さんにも)にガードを張って自分の身と響ちゃんの身を守る。
そして、隕石直撃。この場に居たノイズはすべて灰になった。何故隕石でノイズを倒せたかって?悪魔の実の能力で引き寄せたからだよ。
そうして、ライブ会場の中の表面が跡形もなく消し飛んだあと……、俺は戻ろうとした。
だが……
「待ちやがれ黒いノイズッ!!」
「今の隕石はお前の仕業だな!!咄嗟にガードしていなければいくらシンフォギアを纏っていようとも私達の体が崩壊するところだった!!」
………いや、ここでもうプラカードだそう。そしてつっこませてくれ。
”翼さん。あんたの胸部はとっくの昔から崩壊してまっせw”
「「ッ!!?」」
俺の出したプラカードに困惑する二人。そして顔が徐々に暗くなる翼さん。
まぁこのつっこみは完全に俺が楽しむためなんだけどね。
「ノ、ノイズが文字を使って……!?……っていうか、なに言ってくれてんだ!!」
「(ピクピク……)」
”言ったんじゃない。書いたんだ。君はそんなことも分からないのかい?”
”あ、そうか!あんたの頭に行くはずの栄養はすべて胸と尻に行ってんだな!”
”そこのアンパンレベルの胸とは違ってw”
「「……(ブチッ!!))」」
あ、キレた。
「てめぇ……さっきっから言わせ―――書かせておけばぁ~~~」
「許さない…許さない許さない許さない許さない許さない!!」
……ん?なんかキャラ変わってないこの二人……。
「「野郎ブッ○してやらぁ――――――ッ!!」」
完全にキャラ崩壊しちゃった!
そして攻撃を仕掛けてくる翼さん。……そう言えば奏さんはLiNKERの効果が切れたんだっけ…
まぁわざと斬られました。そして復活しました。
「復活しただとッ!?」
そう、これは【バラバラの実】の能力である!
これで斬る攻撃は俺には通用しない!
「アタシのリンカーの効力が切れていなければ…あの腐れノイズを○せたのに…」
あ~~もう女の子が言っちゃいけないこと言っちゃったよ!まぁ原因は俺なんだけど!
まぁこれ以上斬られても絶対復活しちゃうんでもうこの場はあれやって離れよう。
……………………よし、やってやったぞ。
俺は、すぐにその場を離脱しようとする。
「待てッ!!貴様を八つ裂きにしてやるゥ―――――――――ッ!!」
翼さんから怖い言葉が出たが聞かなかったことにする。そしてついでに…
”せめて次会うときは家事くらい出来るようになっておけよ!”
「何故貴様がそれを知っている―――――――ッ!!!」
そうしてそのまま俺は逃げた。
それで、俺が仕組んだこと………
これで、生存者は世間からのバッシングを受けることはないだろう。たぶん。
あの後、セレナちゃんは起きていたらしく、いつ起きていたのかと聞いたら『大きな音がしたから』らしい。
……絶対それ俺の呼び寄せた隕石のことだ。