ありふれない時の王者と錬成の魔王は世界最強 作:イニシエヲタクモドキ
18禁はいつ出すんだ?
D×Dの方は書いてる途中なんで。しばらくお待ちを…
18禁の方は、主人公からのヒロインへの好感度が足りないのでまだ無理です。お待ちください。
では、どうぞ。
「……よく知る天井だ」
「人ん家で何言ってるのさ……」
起床と同時にふざけたことを言った俺に、半眼でツッコミをいれてきたのは、俺の親友、南雲ハジメだ。
……この時点で察している人しかいないだろうが、俺はなぜかありふれた職業で世界最強の世界にいる。
なんか知らんが目を覚ましたら赤ん坊になっていたせいで大号泣したのは今でもいい思い出だ。
さて、そんな俺は今高校生。ありふれ原作開始はまだである。
「……やばくね?もうすぐ遅刻じゃん……」
「だから早く起きてってさっきから言ってたのに……早く着替えなよ……畑山先生に叱られるの、嫌なんでしょ?」
畑山先生とは、あの愛ちゃん先生である。無論俺の目の前で未だ半眼で睨みつけているハジメ(覚醒前)のヒロインである。
まぁこの世界のスポット当てられる女なんて、大体ハジメのヒロインなんだけどね。
チートも何もなしに転生させられた俺氏は、リアルハジメハーレムを見るために生活していると言っても過言ではない。
最悪の場合、俺は自殺して転生先をリセマラしたかもしれない。
「……嫌って言うかさぁ……なんだろうね、見ててほっこりしてると、いきなり涙目になるから……罪悪感やばいんだよな」
「……それが理由で怒られたくなかったの?……その上僕に起こしてもらおうと、わざわざ泊まりに来るのもどうかと思うけど……」
「ま、まぁそんなことはどうだっていいんだよ!!さっさと行こうぜ!」
「そのセリフ、本当はどちらが言うべきかしっかり考えてくれない?」
くぅ~!耳が痛いねぇ~!
ハジメの言葉を無視して、素早く家から飛び出る俺。そして俺を追いかけてくるハジメ。
何だろう、いつもの構図過ぎて笑える。
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ハジメ視点
突然だけど、僕の親友の話をしよう。
名前は
僕も最初聞いたとき、時王なんてすごい名前だなぁ……って思ったけど、今ではかっこいいと思っている。
むしろハジメなんて名前よりよっぽどいい。変わってくれないかなー……
と、そんなことはどうでもよくて。
説明しようと考えていたら、もう教室についてしまった。
……この話はまた今度にしよう。
今は教室内をうまく切り抜けることが最優先だ。
チラッ、と隣の親友の顔を見ると、かなり嫌そうな顔をしている。
……それは学校の居心地がかなり悪いことが影響しているのだが……
とにかく教室に入ってみたらわかる。
時王が扉を開くと、女子からはかなり黄色い声が上がる。逆に男子からは異常なまでの舌打ちと、露骨な嫌がる態度を頂戴する。
そんな時王の後ろから僕が入ると、男子ばかりか女子までも露骨に嫌がる態度を取り始める。
あまり気にしないようにしながら歩いていると、いきなり後ろから小突かれる。
それでバランスを崩して転びそうになるも、時王が支えてくれて何とか踏ん張る……これがモテる男たる所以か……
「よぉキモオタ共!今日も徹夜でエロゲですかぁ?」
「ぎゃははっ!まじかウケるんだけど!マジ信じらんねー!」
何がウケるなのか、何が信じられないのかとかいろいろ言ってやりたいことはあるが、無視して席についた時王を見て、僕も倣って席につく。
すると明らかに不機嫌そうにこちらを恫喝するかの如く声を荒げる四人組。
それぞれ檜山大介、斎藤良樹、近藤礼一、中野信治だ。
「おい!無視すんなよお高くとまってんじゃねぇぞ!!」
「……朝から何でそんなに元気なんだお前ら……尊敬するわ」
絶対思ってないな、とすぐに感じ取れるような気だるげな言い方で軽くあしらうように返答する時王。
もちろん時王が尊敬するなんて思っていないばかりか寧ろ途轍もなく軽蔑しているということを察して、さらに不機嫌そうになる四人組。
……よくこの状況で煽れるよね……本当、すごいよ……
なんで僕たちの風当たりがこんなに強いのか、その理由はある二人の少女にある。
「常盤くん、おはよう!今日もギリギリだね。もっと早く来ようよ。……あ、南雲くんもおはよう!」
「お、おはよう……白崎さん……」
白崎香織。僕たち二人に対する風当たりが強い原因その1であり、やけに僕たちに(主に時王)にフレンドリーに接してくれる数少ない人である。
明らかに僕の事忘れてたよね、と言いそうになったがそこは堪えて、オドオドとだが挨拶する。
するとどうだろう、クラスのみんなが放っていた殺気がさらにランクアップしたではないか。
それでもなお鉄面皮(教室に入ってからずっと無表情)を貫いている時王は本当にすごいと思う。
「……眠い」
訂正、ただ眠たかっただけのようだ。
「せ、せめて挨拶くらい返したらどうかな……?」
まわりの男子たちの殺意がさらにレベルアップした(恐らく白崎さんに挨拶を返さなかったからだろう)せいで、意識が軽く飛んでいくところだった。
「はぁ……おはよう、白崎」
目に見えて面倒くさそうに挨拶した時王だが、それに対してすごく嬉しそうな笑顔を浮かべた白崎さん。
面倒くさそうな態度に、より一層殺気を強めてきたクラスメイト達。
……僕の胃にこれ以上穴を開けないでくれよ……
そんな僕の心の声なんて知らないとばかりに、新たな爆弾が投下される。
「おはよう常盤君。今日も大変ね。南雲君もおはよう」
「香織、また二人の世話を焼いているのか?全く、香織は優しいな」
「全くだぜ、そんなやる気のない奴等にいくら言っても無駄だと思うがなぁ」
順に八重樫雫、天之河光輝、坂上龍太郎である。
まぁ先程爆弾と言ったことからわかるだろうが、これまたクラスのトップカーストである。
八重樫さんは女子からも男子からもモテモテ(実際男女関係なく告白されているらしい。好きな人がいると言って断っているらしいけど……チラッ←時王を盗み見る)だ。
天之河くんもモテモテで、流石に男からは告白されていないが、女子人気がすごい。
つい最近までは、下駄箱の中から恋文の雪崩が出来上がっていたくらいだ。
何故最近はそれがなくなったのか?簡単だ。彼女が出来たんだよ。天之河くんに。
思い込みが激しいタイプの人だから、告白されるだけじゃ付き合わないだろうな……なんて思ってたけど……まさかね……
坂上くんは、僕とかなり相反する熱血キャラで、時王は少しだけ認めてるらしいけど(何があったのだろうか)僕に対する態度は、その辺の石に対してよりもかなり冷たいものになっている。
「お、おはよう……」
後に言葉は続かせない。下手に何か言おうものなら、彼らの過激なファンに体育館裏で抹殺されてしまう。
「……おはよう。なぁ天之河、彼女はどうした?」
「ん?あぁ、恵里なら鈴と向こうで話してるけど?」
「そ、ならいいけど」
恵里、とは中村恵里の事で、鈴、とは谷口鈴の事だ。
先程の会話からわかる通り、天之河くんと中村さんは付き合っている。
俗に言う僕っ娘というやつで、正直最初二人が付き合う事を知ったときはかなり意外だった。
もっと違うタイプの娘と付き合うのかなぁ……って思ってた。
「ほら、早くお前らも席戻ったほうがいいぞ」
「あ……じゃあまた後でね」
時王と別れるのが惜しいのか、悲しげな顔をした白崎さん。
もうおわかりだろう。白崎さんは時王が好きだ……ろうと思う。
ついでに言うならば八重樫さんも時王が好きだと思う。
ていうか二人共絶対好きだ。時王のことが。
一体全体何があったんだろうね。
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時王side
……昼休み、昼食の時間だ!飯の在りかを言え!
カバンの中です!サー!
蓋を開けて中を確認すると、そこには我が国日本の国旗を彷彿とさせる日の丸g
「……ハジメ、今見間違いじゃなかったら、俺の弁当の中身は日の丸だったような気がするんだが……?」
「……それは君の親に言ったらどうかな?そして日の丸弁当にされるようなことをした君の生活を振り返ってみた方がいいと思うよ」
「中々の毒舌ぅ……な、なぁハジメさんや、あんたの今日の昼飯は……?」
「分けてほしいなら別の人に頼んだ方がいいよ。僕はこのゼリーで終わりだからね」
そう言うとハジメは無情にも俺の目の前でゼリーを一気に飲み干した。
ついでにイイ笑顔まで浮かべて。
「……こ、この薄情者!」
「君にはまだ梅干しが残ってるじゃないか」
「俺は梅干しが苦手なんだよ!!」
「なら米だけでいいじゃん」
「……それを言うか?普通」
「言う」
あぁ無情。
俺の親友は何故こんなにも俺に手厳しいのだ。
「ねぇ常盤くん。もしおかずが無いなら分けてあげようか?」
白崎が俺に弁当のおかずを分けようかと話しかけてきた。
本来なら、ハジメハーレムのヤンデレ担当かよ、ペッ!とか言う感じに軽くあしらって終わりなんだが……
「あなたが神か」
「か、神だなんて……もぉ~」
「時王、飯さえあれば何でもいいのかい?」
ハジメが呆れている気がするが、そこは気にしない。
「おいおい常盤……香織が困ってるだろ?」
悪いがそんな風には見えないぞ天之河。
話しかけてきた天之河を軽く無視して、白崎から飯を分けてもらうことにする。
その瞬間、教室の床に魔法陣が現れた。
動揺するクラスメイト達に、いまだに教室にいた愛ちゃん先生が、「皆!教室から出て!」と叫んだが時すでに遅し。
光はより一層輝きをまし、そして……
主人公はこの話が始まる前から原作を改変しています。
まぁその話は追々やっていきます。