ありふれない時の王者と錬成の魔王は世界最強 作:イニシエヲタクモドキ
「タイトルを全く関係のない(今回は少しだけ関係ある)、ネタ一筋の物にする」を久しぶりにやりました。
小説書いている時に、裏動画サイトようとぅべなる場所で、貴方へのおすすめで流れてきた曲の歌詞にある言葉を少し変えただけなのですが、わかる人はいるでしょうか。
どちらも似たような(面白さは全く別)アニメなので、わかった人はぜひ感想欄まで(露骨な感想稼ぎ)
時王side
あの二人の戦いが終わり、今日はようやく周期の日。
大樹の下に向かっている最中も、俺の両腕を取り合っていたユエとシアに、歩きにくいということで離れてもらった結果、二人が同時に闇堕ちしてくれやがったので、結局玉座に乗って移動することになった。
甘ったるい声俺に頬擦りしてくる二人に、律義に反応をすること数分、大樹の下まで到着したのだが…
「なんだこれ?めっちゃ普通に枯れてんじゃん」
「…だな、本当にハズレだったのか?」
「…一応大樹の周辺も探索してみる?」
「それが一番だろ」
それだけ話すと、玉座から降りて大樹の表面や近くを探索する。
原作だとどの辺にあったんだっけ?
ていうかここの探索って、今は意味なかったような気が…
「時王、これ…」
「ん?」
近くにいたユエに呼ばれて見に行くと、何かが書かれている石板があった。
そこには、オルクスの扉と同じような文様が描かれていた。
「なるほど…これは面倒くさい奴だな…」
「どうするの?」
「…もう少し探索しておきたいな。もしかしたら見落としてるものもあるかもしれないし…」
そう言いながら石板に顔を近づけ、見逃したりしてないだろうかと目を皿にして探す。
すると、オルクスの指輪に書かれている模様と同じものが描かれている窪みが、石板の後ろ側にあった。
他の窪みにも模様が描かれていたが…これは他の迷宮の物か?
「ハジメー、オルクスの指輪持ってるかー?」
「ん?これか?ほら」
「お、ありがとよ」
木の幹を調べていたハジメから、指輪を投げ渡してもらい、その指輪を窪みに嵌める。
すると、石板が淡く輝きだし、文字が浮かび上がってきた。
「…四つの証、再生の力…紡がれた絆の道標ぇ?」
「…四つの証ってことは…オルクス大迷宮以外の迷宮も攻略しなくちゃいけないって事?」
「再生の証はユエの事か?」
「いやー?それは無いだろ」
「どうして?」
「あ?なんでって…もし仮にお前の再生能力が無きゃこの迷宮に入れないんだとしたら、他の奴等はお前って言う限られた存在を探す必要があるわけだろ?それはちょっとおかしいんじゃねぇのか?」
「でもよ、ユエ以外にも再生能力を持ってるやつってのは居るんじゃねぇのか?」
「…じゃあお前はあれか?もし俺達がユエに出会ってなかったら、この迷宮を攻略するために態々何年も再生能力を持って生まれてくるやつを待たなきゃいけないのか?」
「…なるほどなぁ…じゃあ再生に関する神代魔法が必要って事か…」
すごく面倒くさそうに言ったハジメから目をそらし、石板の他の文字に目を向ける。
原作の記憶がもはやもう無に帰している俺としては、最後の条件、紡がれた絆の道標がわけわからないのである。
「どうしたんですかジオウさん。そんな困った顔して」
「…いや、どうしてもこの紡がれた絆の道標がわけわかんなくてよ」
「これって…人間が亜人にここまで案内してもらう事じゃないですかね?この世界では私たちみたいに道を訪ねて尋ねられた方が案内するなんてありえない事ですし…」
「なるほど…」
すごく筋の通った解説をしてもらった。
なるほど、確かにそうだ。
この世界の奴等に、亜人と協力しろなんて言っても、「やーだねー、そんなのしたくないよーだ」とか言われて拒否されて終わりだろう。
「はぁ~、面倒くせぇな。いっそこの木の時間を戻して無理矢理攻略するか…?」
「いや、それはまずいだろ」
「どうしてだよ?」
ハジメの制止に、若干不機嫌になりながら質問する。
別に今攻略しようと後で攻略しようと同じ気もするんだが…
「どうしてって…お前さ、他の迷宮攻略しないといけないような迷宮だぞ?他のところとは比べ物にならないに決まってる。だとしたら…お前はともかく、俺達が攻略しきれねぇ。最悪死ぬかもしれん」
「なるほど…じゃあ難易度的にもこいつは後回しってことか…」
まぁ確かに、オルクス大迷宮と違って面倒くさい制約付きなのだ。圧倒的に難しいのだろう。
ならやめておくのが一番、だな。
「…さて、これが分かったならここにはもうしばらく要は無い…さっさと違う迷宮を攻略することにしよう」
「だな」
「ん」
「私もついて行きますからね!」
「…お前マジで来るのか」
「当たり前じゃないですか!」
嫌悪感を滲み出させたハジメの言葉を飄々と受け流し、笑顔で答えたシアに苦笑いしてから、ハウリア達…いや、アマゾンズに別れを告げる。
「…じゃあ俺達はもう行くよ。また戻ってきたとき、よろしくな?」
「あぁ…本当はついて行きたいところだが、俺達は…フェアベルゲンを守らなくちゃいけねぇ。人間なら誰だって殺す。だが…同じ亜人は、何があっても殺したくないんだ。どんなやつでも。もちろん殺させたくない。だから…」
「いいんだって、わかってんだから…じゃあ、
「…おう!」
拳を突き合わせて、お互いに口角を上げながら背を向け、振り向くことなく別れた。
背後から泣き声とかが聞こえた気もしたが、これ以上の言葉はいらないだろう。
だって、言いたいことがあるなら、次の機会に言えばいいから。
ここで言いたいことを全部言って、また会った時には言うことなし、なんて…な?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
時王side
「んでシア、ここまでついてこさせてあれだが…本当にいいのか?また会うとか、次の機会がどうのとか言ったり考えたりして置いてあれだが…帰ってこれないかも知れねぇんだぞ?」
「いいんです。私が今一番一緒に居たい人は、ジオウさんだけですから」
「…敵は強い、お前の想定している以上に。それでもいいのか?」
「敵なんて、このジオウさんからもらった…ガシャコンドリュッケン
「…それはドリュッケンでいいだろって話だったよなぁ時王」
「…何の事だかさっぱり」
呆れたような顔をしながらこちらを見てくるハジメから目をそらし、吹けない口笛を吹こうとする。
音はうまく出なかった。
もう一度シアの方に目を合わせる。
「…こっから先は、目をそらしたくなるような戦いだってあるはずだ。俺とハジメは、最悪人の肉でも食うくらいの覚悟はしてある。実際ハジメは自分の腕食ったわけだからな」
「大丈夫ですよ、たとえ血で血を洗って血で拭うような戦いがあろうが何だろうが、乗り越えて見せます。いえ…乗り越えられます。貴方と一緒なら」
「…時間を戻せばいいとはいえ、四肢欠損だってあり得る。どんな苦痛を伴ったとしても、自分の目的のためなら死なない程度に死ぬことだって必要なんだ、それでも…」
「言っておくべきことはそれだけですか?ジオウさん。それなら…私を怖気づかせるなんて無理ですよ」
俺の言葉を遮って自信満々に告げたシアに、溜息をついてからハジメとユエの方を見て、無言の許可をもらってから、シアに背を向け、森の出口の方に歩き始める。
そのまま振り返ることなく、少し笑いながら告げた。
「…とっとと来い。俺達の移動速度は速いからな…身体強化だけじゃ、追いつけねぇかもしれねぇぞ?」
「ッ!はいっ!」
嬉しそうに声を張り上げてから俺の背中に飛びついてきたシアにユエが俺の腕を掴みながら不機嫌そうにしたり、その光景を見ているハジメが腹部を抑えて「い、胃が…」と言っているのを見て、仲間が多いってのも悪くないな、と思った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
時王side
ハジメの出した魔力駆動二輪に取りつけたサイドカーに座り込みながら、俺の前に座っているユエの頭を撫でる。
すると、俺の後ろの方に乗り込んでいるシアが「私も構ってください~」などと言いながら抱き着いてきたので、そちらの頭にも手を伸ばし、撫でる。
「なんだそのハーレムムーブ、王様ってのはすごいなぁ…」
「その嫌味、俺からしたらただの誉め言葉だぜ?」
「へいへい…さて、スピード出るからな?舌噛むなよ!」
ハジメが魔力駆動二輪を走らせると、俺はあることに気づいた。
「…ハジメ、これ全く揺れねぇじゃん。なんで舌噛むなって言ったんだ?」
「…そ、そこに触れるなよ…」
「あ、ロマンか。男の」
ハジメの言葉と態度から、一瞬で禁忌に触れていることに気づいた俺は、瞬時に話をそらした。
「…そうだ、ライセン大峡谷行くじゃねぇか」
「なっ!?聞いてないんですけど!?」
「…わかった、謝るから耳元で叫ぶのやめてくれないか?」
キーンとしてきた耳を押さえながらシアの方を見る。
その目は、雄弁に「何で黙っていたんですか!」と言っていた。
「…ま、お前がついて来るって言ってからこの話をする機会がなかったからなんだがな」
「本当にそれだけ…ですよね?」
「当たり前だろ…ほかになんの理由がいるって言うんだ?」
それだけ言うと、黙って後部座席に腰掛けたシア。
だが、俺の背中から離れようとはしなかった。
「そうだハジメ、今向かってる町ってどんな感じだっけ?」
「んー…まぁ国って言うほどでもないがそれなりに大きくて賑わっている所らしいぞ?」
「ほー、そりゃ飯も期待できそうだ」
「だな…素材換金のついでに、うまい飯が食える宿屋でも探すか」
「そりゃあいい。地元民の言葉ってのは中々馬鹿にできないからな」
それだけ言うと、亜空間からあるものを取り出す。
そのあるものを、一瞬の隙を狙ってシアの首元につける。
「な、なんですかコレ?」
「首輪」
端的に答えた俺に、俯いてプルプル震え始めたシア。
怒らせたか?と思いながら反応を待っていると、いきなり顔を勢いよく上げてこちらを見てきた。
その顔は、怒りに染まって…
「…ど、どうした…?」
「こ、この首輪って…これは、そのぉ…」
「…?」
「私は一生ジオウさんの
「…」
じおう は かんがえること を やめた !
「……もういいんじゃないかな
「本当ですか!?」
「良いわけない、でしょ?」
シアの方を向いていた俺の肩、ビシッと音が鳴りそうなくらい力強くつかんできたユエ。
その圧力は、俺すら恐怖するレベルだった。
ハジメも怖がっているのか、魔力駆動二輪の運転が荒くなってきている。
「時王は私の、私一人の…結婚も私だけ、ずっと一緒に居るのも私だけ、私だけが時王の所有物なの。ね?じ、お、う?」
「あ、いや、y」
「まっさかぁ…私だけに決まってるじゃないですかぁ…まったく、三百年も生きてたら耄碌しますよね?さっきの戯言はそういう事ですよね?今ならまだ許してあげますから…訂正したほうがいいですよ?このd」
「おいやめろそれ以上は口が汚すぎる」
未来を見てこれから言おうとしていたシアの言葉の汚さを一瞬で知った俺は、全力で制止した。
それと一緒に、ユエの方もしっかりなだめておく。
何とか二人共落ち着いてはくれたが、俺の胃とハジメの胃が限界を迎えそうになっていた。
「なぁ、ハジメ…」
「なんだ…?」
「…町について、金を手に入れたら…腹痛に効く薬を売ってそうなところ探そうぜ?」
「…賛成」
お互いに腹部を抑えながら、早く町に到着して欲しいと願うのだった。
今回は短め(作者的には長め)。
ヤンデレに愛されたい人生だった…(ただし二次元に限る)
どうでもいいことパートⅡですが、ただし二次元に限るの元ネタを知っている人って何人いるんでしょうね。
ほとんどの人は、ただしイケメンに限るしか知らないでしょうし…