IS【小さな少年は盾を構える】   作:屍モドキ

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 おまたせしました。
 シャル、ラウラとのお買い物の続きです。





六十一話 少年と給仕

 衣類関係の買い物が終わり、時計を見れば正午を回るくらい。

 

「二人とも、どこかでお昼にしよっか」

「はい」

「了解した」

 

 衣類の入った紙袋をぶら下げた三人は、夏の日差しに負けない健やかさを照りつける太陽へ向けて返しながら腹の虫を大人しくさせるべく街へ繰り出した。

 

 人の荒波をなんとか避けつつ、やっとたどり着いた喫茶店へ駆け込んで冷房の効いた室内で涼を取る三人は各々食事やら飲み物やらで体力の回復を図っていた。

 

 

 水滴を垂らすアイスコーヒーをストローでついばみながら一息つくシャルロットは目の前でパスタを口いっぱいに頬張る結を見て思わず吹き出した。

 隣で同じようにカレーを食していたラウラが居た事も相まって相当なダメージが入った。

 

 飛沫したカフェインに濡らされた結は何も気にせずフォークで丸めたパスタを当たり前のように口に運ぶので、シャルロットは謝罪混じりに結の顔をおしぼりで拭ってやる。

 流れ弾を食らって顔半分が濡れたラウラは疲れ果てた電気ネズミのような顔をしていた。

 

「ご、ごめんね、結!」

あいあお(ありがと)

「私には無いのか?」

 

 キラキラした目で皿を貪る姿は歳相応の少年らしく、夏日に負けない活発な様子は茹だって萎えた食欲も戻ってきた。

 

「僕も何か食べよっと。すみませーん!」

「おいシャルロット、私に謝罪とかはないのか?」

 

 サンドイッチを注文したシャルロットは軽く謝りつつ、拗ねかけたラウラの顔と銀髪を席の向かいから撫でるように拭いてやった。

 

 三人が和気あいあいとしている隅で、一人の女性が頭を抱えてアイスコーヒーの氷を無作為に噛み砕いていた。

 

「あ〜……なんでこんなときに3人も休んじゃうかな〜……!」

 

 随分と気が立っていた様子で、暑さも相まってか店内の喧騒が耳に刺さったようで少し嫌そうに三人の方向へ目を向けたとき、彼女の時間が一瞬止まった。

 

 かと思えば彼女は飛び跳ねるように席を立ち、シャルロット達のいる席へ齧り付くように飛んできて三人はぎょっと驚く。

 

「あなた達、バイトしない!?」

「へ?」

 

 

 

 ◇ 

 

 

 

 連れられてきたのはメイド喫茶。

 と言ってもサブカルチャー満載なこびこびな店ではなく、あくまで制服が給仕服なだけで他は普通の喫茶店と何も変わらない、らしい。

 

 しかも男性もウェイターとして働き、燕尾服の人もいるのでクラシックが売りの店ではあるようだ。

 

 店に向かう途中、臨時雇用のわけをきくとどうやらバイトの二人が駆け落ちして突然店を辞めたらしく、急に二人も休まれては飲食店としては相当な痛手。そこでシャルロット達に声をかけたそう。

 

 そしてそんな店の制服に袖を通すシャルロット含め三人。

 

「ふむ、スカートとは案外動きやすいが、いかんせん心許ないな」

「ちょっとおおきい」

「ねぇ。なんで僕は紳士服なの」

 

 膝下まであるスカートの裾をつまみながら機能性が落ちると不満をのたまうラウラと単純にサイズの問題を述べる結。

 

 そして女性であるはずの自分に燕尾服を渡された事にことさら納得のいかないシャルロットが能面のような顔でションボリしていた。

 

「うん、みんな似合ってる!」

「なんで男用の服なんですか」

 

 満足気に頷くさっきの女性、この店の店長に詰め寄るシャルロットに店長は快活な笑顔で面と向かって答える。

 

「あなた中性的だからこっちのほうが売れそうだからよ!」

「そんなぁ!」

 

 控室の隅でメソメソと蹲るシャルロットのそばにぽてぽてと近付く結。

 

「シャルお姉ちゃん。ぼくとおそろいなの嫌?」

「イヤじゃない!」

 

 少年の言葉で気を取り戻したシャルロットは元気に立ち上がり、伝票メモとペンをポケットに突っ込んで意気揚々とフロアに繰り出した。

 

 それを見て店長は快く頷き、ラウラは軽蔑の眼差しで見送った。

 

 

 

 ◇

 

 

 店は昼頃と言うこともあり、喫茶店とはいえランチメニューもあるのでそれなりに人が入って忙しいことになっていた。

 

 バイトなど経験のない三人だが各々すぐに対応し、客に相応のサービスでもてなしていた。

 

「お帰りなさいませお嬢様がた。お席の方へご案内いたします」

 

 吹っ切れたシャルロットはいつぞやのイケメンムーブを思い出して涼しげな眼差しで女性客の接客に臨んでいた。あまりの凛々しさに男も女も関係なく視線をかっさらい、誰しもがうっとりと見惚れていた。

 

「飲め」

「え、あの、俺達ブルーマウンテンを」

「ハッ。貴様らなぞにコーヒーの違いがわかるのか?」

 

 対してラウラは塩対応も超えた氷対応で浮かれていた男性客のテンションを氷河期に叩き落としていた。しかしその冷徹な接客が妙な客層に受けてラウラ本人はあまり嬉しそうではなかった。

 

「いらっしゃい、ませ」

「男の子……」

 

 見た目からしてバイトすら許されない結だが社会見学の一環として研修バッヂをぶら下げ小さな足取りで接客をしていた。

 

 席が空けば皿を片付けテーブルを拭き、客が来れば席に案内し注文を厨房に届ける。

 

「ご注文をおうかがいしまふ、す」

「ヒンッ。ここ、コーヒーと、サンドイッチ……」

 

 身長が低いせいでつま先立ちをしてようやくテーブルの上に頭が出るくらいの位置から震えながら注文を取る姿に悶絶する客と周囲。

 笑顔は少ないが一生懸命な姿勢に胸を撃たれのたうち回る客が続出した。

 

「うん……じゃなかった。わかりました!」

「おほっふ」

 

 不意に見せられる控えめな笑顔に当てられる者共はすべからく新しい扉を開きかけ、テーブルに齧りついてなんとか理性を保っていたが、それもすぐに打ちのめされる。

 

「コーヒーにお砂糖とミルクはいれますか?」

「じゃ、じゃあ、ミルクをお願いします」

 

 注文を聞いた結は「しつれいします」と一言ことわってから客が座る席の隣に膝立ちで席に乗り上がり、コーヒーカップにミルクの入った小瓶を傾ける。

 

 この店はコーヒーなどの注文では、客の前でミルクや砂糖を入れてやるサービスを行っていた。

 結以外も同じ様にミルクなり砂糖なり混ぜてやっているが、幾分身長の足りない結は椅子に乗り上げなければこのサービスが行えなかった。

 

 おかげで意図せず少年執事と相席イベントが発生することになり客のキャパシティが秒読みで限界を迎えてしまう。

 

「まだ入れる?」

「お願いします……」

 

 ブラックがカフェオレになるまで注がれたアイスコーヒーをよくかき混ぜてやり、ずずいとコースターごと客の目の前に差し出したあと結は席から飛び降りて一礼する。

 

「それではごゆっくり、おじょうさま!」

「ふ、ふふ……」

 

 その光景に他の客はごくりと固唾をのみ、我先にと結を指名して注文を飛ばしていた。

 

「あたしミルク!」

「私も!」

「むしろ私に注いで!」

「何言ってんのよ変態!」

「何想像してんのよ変態!」

 

 やいのやいのと言い合う店内は騒々しく荒れていく。

 

 話の内容的にあまりおすすめされるべきではない隠語だらけの激しい猥談に店長が頭を痛める中、シャルロットは騒ぐ客の元に勇み足で近づき強めにお冷をテーブルに叩き付けた。

 

「お客様、店内ではお静かに。お約束できますか?」

 

 しんと静まり返った店内にシャルロットの半音下がった声がよく響く。

 

「は、はいぃ……」

 

 話の内容がわからなかった結とラウラが並んで首を傾げつつ、取り敢えず話が収まったらしいので接客に戻ろうとしたその瞬間、店内に三人の男が殴り込んできた。

 

「動くんじゃねぇ、お前ら!」

 

 入り口には全身真っ黒な衣装に身を包む三名の男達。

 手には何処から仕入れたのかハンドガンとサブマシンガン、紙幣の束が乱雑に詰められたボストンバッグを担いでいた。

 

 遅れて、けたたましくサイレンを鳴らしながらやってきたパトカーが店の前に止まり、中から拡声器を持って出てきた警官が強盗達に投降する様に呼びかけてきた。

 

 だが、男の一人が窓から警官らに向かって威嚇射撃をして近づかせないように仕向ける。

 

 逃げ遅れた結が男達の一人に捕まり頭に銃口を突きつけられ、警察官にむかって男の怒号が響いた。

 

「妙な真似するんじゃねえぞ! 下手なことをすればこいつは殺す!」

 

 咄嗟に男達へ飛びかかろうとするラウラをシャルロットが肩を掴んで抑え、逃げられないよう胴を掴まれている結とアイコンタクトを図る。

 

 結、平気!?

 へいき。

 

 最近は隠していた凶暴性を曝け出さんばかりに呻いているラウラを他所に、結は余裕綽々なサムズアップを二人に送る。

 それが何よりも安心材料になり、結を奪われた不安感が一瞬にして吹き飛び冷静さを取り戻した。

 

「動くなよガキ、頭が吹っ飛ぶぜ?」

「この銃ロックかかってるよ」

「な、なに!?」

 

 結の言葉に動揺して片手で銃をいじろうとする強盗犯だが、結はいたって冷静に強盗犯の大きな手に自分の手をあてがい、こなれた手付きでテキパキと小銃をいじっていく。

 

「ほら、できた」

 

 そう言って結はシャルロット達の方向へ弾が詰まったマガジンを投げた。

 

「これで撃てない」

「……っ! このクソガキィ!!」

 

 頭に血が上った強盗犯は結をテーブルへ投げ飛ばし、盛大な音を立てて不時着した結だが、なんともなくけろっと起き上がって埃を払う。

 

 

 強盗が結へ一歩近づいたのと同時に、倒れていたテーブルの陰から現れたラウラがお冷を強盗ら目掛けてひっかけ、浮いた氷のブロックを弾いて全員に目くらましをする。 

 更にラウラはスカートをひるがえしながら回し蹴りを放ち目の前の強盗を蹴り飛ばし、不意打ちによって重心の位置がずれていたハンドガンは手放され、一丁の拳銃は飛び出したラウラによって回収された。

 

「このアマが!」

「まだいるんだよね!」

 

 物陰から飛び出したシャルロットが一人の男に接近、低い姿勢からの飛び蹴りで振り出されていた腕ごと胴を蹴り、拳銃を弾き飛ばしてよろけた男の腕を掴みうつ伏せになるよう押し倒す。

 

「目標二、制圧完了!」

「目標一、制圧完了」

 

 しっかり意識を刈り取ってから残った一人に目を向けると、男は着ていたジャケットを捲り、その下に巻かれた幾つものダイナマイトを見せつけてきた。

 

「掴まってムショ暮らしになるぐらいなら、全部吹き飛ばしてやる!!」

 

 自棄になった男へ奪い取った拳銃を向けたシャルロットとラウラだったが、発砲されることなくバツの刺客によって制圧されてしまう。

 

「ごるでぃおんくらっしゃー」

「ぎゃんっ!?」

 

 突如背後からぬるっと現れた結が一人残っていた強盗の股間を背後から容赦なく蹴り上げた。

 それでも踏ん張る強盗へ結は更にもう一撃、蹴りを同じ個所に振るう。

 

 ついに倒れ伏した強盗犯だったが、結はそれでも休所への猛攻を止めるつもりはないらしく、幾度と同じ個所へ蹴りを入れていた。

 

「でぃばいでぃんぐぶれいかー」

「はぁんっ」

 

 一頻り蹴り倒した後、結は三つ爪に割いた右手をぱきりと鳴らしながら痙攣している強盗犯の突き出された尻を躊躇なく穿つ。

 

「よし」

 

 念を押されて無力化された強盗犯は泡を吹いて気絶してしまい、見かねたシャルロットは面倒事を避けるべくまだ呆然としている店内の空気を置き去りにして二人と着替えを取ッ掴み店を去ることにした。

 

「逃げよう結、僕らが見つかるといろいろまずいよ!」

「ん」

「そうだな」

 

 その後、押しかけてきた機動隊とすれ違うように店の裏口から脱出した三人は、出来るだけ人気の少ない場所へと逃亡した。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 当てもなく奔走していたらいつの間にか夕方になっており、近くの川辺で息を落ち着かせる三人は暮れていく夕日を眺めていた。

 

「はー、今日は大変だったね」

「そうか? まぁ危ないやつはいたが想定内だったな」

「たのしかった」

 

 随分な胆力を見せつけられるシャルロットは枯れた笑みを浮かべるが、近くに止まっていたキッチンカーを見つけ、はっと今日出かけてきた目的の一つを思い出した。

 

「そういえば、食べれば願い事が叶うクレープ屋さんがあるんだよ! ていうかアレだよ!」

「何だそれは、願掛けか」

「クレープ?」

 

 一人で興奮しているシャルロットとは対極に胡散臭そうに話を聞くラウラとそもそも知識がない結は首を傾げていた。言うよりもまずは注文をしたほうが早いと二人を連れ店の前までやってきたシャルロットは手短に注文を伝える。

 

「すみませーん、ミックスベリーのクレープ三つください!」

「あーすみません。ミックスもう終わっちゃったんですよ」

 

 まさかの事態にシャルロットは驚きを隠せず見るからに落ち込んでいる横でラウラが何食わぬ顔で指を三本立ててシャルロットの代わりに注文を述べる。

 

「いちごとぶどうをくれ」

「それと、きいちごはありますか?」

「……はーい、毎度あり!」

 

 ラウラから代金を受け取りながら二人の注文に店員さんは含み笑いを浮かべて調理に取り掛かる。数分と待たずに出された3つのクレープを三人が受け取り、近くのベンチに並んで腰掛ける。

 

「なんでいちごとぶどうとキイチゴなの?」

「英訳してみろ」

「それにあそこミックスベリーは無かったね」

 

 ラウラに言われ、ようやく気がついたシャルロットは気を使ってくれた二人の優しさと鋭い観察眼に舌を巻く。

 

「一口もらってもいいかな」

「いいぞ」

「どーぞ」

 

 二人にずいと差し出されたクレープをそれぞれ一口ずつ交換し、口の中で擬似的に生み出されるミックスベリーの味を堪能しながら冴え渡るフレッシュな糖分を補給して、シャルロットは昼頃に起きた襲撃事件での疑問を結に尋ねる。

 

「ねぇ結。なんで銃のマガジンを抜けたの?」

 

 ロックがかかっていたという言葉がブラフだったとしても、普通は使う銃の仕組みを知っておかなければマガジンをあんなにもすんなり抜き取るという行為は出来ない。

 

 しかもまだ幼い結が、ラウラのように軍に従事していたとかでもなければありえない話である。

 

「……昔ね、使ったことがあるから」

 

 そうしないと殺されるから。

 そうしないと死んでしまうから。

 

 言外にそんなことを口の中で転がした結は開きかけた口をクレープで塞ぎ、がむしゃらにつんとしょっぱく感じる甘味を貪る。

 

「そうか」

「そうなんだ……」

 

 無言で大きく口を開けながらクレープを食べ進める少年の頭を撫でながら、二人はそれ以上は何も言わず、同じようにクレープを食べた。

 

 少しだけ苦味を感じたのはきっと気のせいではないだろう。

 

 

 ◆

 

 

 門限のギリギリで学園に帰ってきた一行はシャルロット達の部屋で集い、シャワーを済ませて今日買ってきたばかりのパジャマ姿に着替えたのだが。

  

「な……なんなのだこの服は!」

「え〜似合ってるよラウラ〜」

 

 フードには猫耳、腰からは尻尾が生え、手足の先端は肉球のようになった上下一体型の寝間着はさながら猫のきぐるみのような格好で、シャルロットは白を、ラウラは黒の色をしていた。

 

「ねずみ」

「結のはねずみさんだよ!」

 

 サイズダウンされた猫のタイプもあったのだが、シャルロットの趣味で結は同じシリーズのねずみのものを着ていた。当人は嫌がる素振りはなく、むしろ全身を包まれる感触を気に入り少しばかり興奮していた。

 

 それ以上にシャルロットの息が荒く、恥じらうラウラよりも興奮で赤く昂揚している彼女を警戒するのは結だけではなかった。

 

「知ってるかい、結。『白い猫でも黒い猫でもネズミを捕まえられるのがいい猫』なんだよ……」

 

 そんなことをのたまいながらシャルロットは開ききった瞳孔を結に向け、肉球をワキワキさせてネズミの格好をした結ににじり寄る。

 

 次の瞬間身を屈めながら少年に飛びつくシャルロットを結は間一髪で避けて小さな歩幅で飛び退きながらラウラの下まで移動する。

 だがこれで安心と思った束の間、背後から感じた悪寒に気が付き結はその場でしゃがみ、頭上でベアハッグのような勢いでラウラの腕が空振りするのを見届けたあと、器用に前転しながら二人を前にして身構える。

 

「安心しなよ結、ちゃんと優しくしてあげるから……」

「逃げるな結。これはスキンシップの一環だ」

 

 言動が小児性愛者のそれになりつつあるシャルロット、建前の裏では獲物を狩る狩人になるラウラを前にして逃げる結だが、そんな危ない二人に捕まってやるほど生やさしいことはなく、ここぞとばかりに隙をみては関節を軽く蹴ったり飛んでくる手をはたき落としたりと捕まらないための手段に一切の加減がなかった。

 

「どうしても逃げるっていうんだ」 

「『窮鼠猫をかむ』っていうから」

 

 それは一学期、国語の授業で真耶から習った日本のことわざだった。

 

 その後もけして広くはない部屋で三人は追いかけっこを繰り返していたが、結のスタミナ切れで辛くも二人に捕まってしまいわにゃわにゃと揉みくちゃにされた結は事切れた人形のようにベッドの上に寝転がっていた。

 

「ごめんね結。かわいくてつい……」

「負けたもののさだめよ」

「ぼくは愛玩動物……」

 

 干からびた結だったが、その顔は悲観しているわけではなくどこか楽しそうでもあった。

 

 その後、シャルロットの采配で今晩は二人の部屋にお邪魔させてもらうこととなった結は、二人に左右を固められながら一つのベッドできれいに川の字になって眠りについた。

 

 二匹の牝猫に挟まれたネズミという異質な光景だったが、三人とも平和な寝顔を浮かべていたという。

 

 

 

 

 

 




 久々の屍モドキです。

 書こうと思ったら加工してて夏休みに身を委ねてました。
 すみません。

 ともかく次回は簪ちゃんと絡ませられたらと思ってます。

 何かありましたらご報告ねがいます。
 ではでは。
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