ノブの名は ‐特異点 オルテ帝国‐   作:寺町朱穂

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17話 ぐだぐだ海援隊と獣の臭い

 彷徨海カルデアベースの管制室。

 立香たちがレイシフトした数時間後、数騎のサーヴァントに召集がかけられていた。

 

「こうして僕たちが集められたということは……事態に進展があったということかな」

 

 坂本龍馬が口火を切った。

 サーヴァントの織田信長が別世界の織田信長の魂と入れ替わってしまったという珍事件は、すでにカルデアのサーヴァントのほとんどが知るところであった。

 

「通信回線がつながったとか?」

「こちらとしては、常にアクセスを試みているけど妨害されていてね……」

 

 ダ・ヴィンチはやや消沈したように答えたが、すぐに気持ちを切り替えたように眼鏡をかける。

 

「だけど、原因の手がかりはつかめたよ!」

 

 そう言いながら、彼女が取り出したのは一つの箱――「ロゴスリアクト・ジェネリック」。

 外部から入力したパラメータを元に仮想空間を構築して実験可能という、まさに夢のようなシュミレーター。限定的な異なる歴史の検証もできるという優れものだが、現実世界との細かい齟齬がどうしても発生してしまい、それを放置していると特異点化するという人理修復中には大問題となる欠陥があるため、シオンによって倉庫に封印していたものである。

 

「なんだ、この箱がまた悪さをしたのか」

 

 坂本龍馬の背後から、にゅるっとお竜が顔を突き出す。

 

「いっそのこと、お竜さんがぶっ壊そうか?」

「だから、ぶっ壊すとかナイナイ! 説明したけど、アトラスの遺産に連なるものですから!」

 

 シオンは苦笑いで返した。

 

「ロゴスリアクト・ジェネリック内で行われていた複数の信長が覇を競い合うシミュレートは、カルデアの信長による天下統一によってゲームクリア。帰還し損ねた沖田オルタさんと森長可さんも無事に救出し、一件落着で幕を閉じました。念のため、トリスメギストスⅡで検証もしましたが、これ以上、騒ぎが広がることはないと演算結果が出ていました」

 

 ここまで話し終えると、彼女は大きく息をついた。

 

「ところがどっこい。演算しなおしてみたところ、面白い結果が出ました」

「面白い結果?」

 

 沖田総司オルタ――通称、まじんさんが串団子をもぐもぐ食べながら尋ねる。

 

「そう、ちょっと面白い。一度目の演算では出なかったはずの結果です」

「だから、なにが面白いのかね? はっきり結論を言わんかい!」

 

 ゴルドルフ新所長は緊張感のないまじんさんを一瞥すると、わずかに声を荒げて問いただす。

 

「アヴェンジャーの織田信長の漂流です。いえ、流出というのでしょうか」

「本来、アヴェンジャーの織田信長……あの世界において、魔王信長と呼ばれていた存在は、自身を焼失させることで特異点を終わらせることに成功した。つまり、この箱のなかで完結して終わった存在なんだよ」

 

 シオンの話を引き継ぐように、ダ・ヴィンチが語り始めた。

 

「だけど、完全に死んだはずの魔王信長が箱のなかで復活して、今回の特異点に漂着してしまった。それが発端の一つということだね」

「ふむ……それが、入れ替わりの真相となるのかね?」

 

 ゴルドルフは釈然としない顔をする。

 

「魔王信長が謎の復活を遂げたことは理解した。しかし、ミスター・信長とミス・信長が入れ替わった事実の理由にはなっていないと思うのだが」

「それについては、お聞き届けいただき儀がございます」

 

 ゴルドルフがどこからともなく聞こえてきた声に、はて、どこから……? と疑念を抱く前に、彼の死角に二人のサーヴァントが音もなく出現した。

 

「風魔小太郎、推参にて」

「同じく、加藤段蔵」

 

 忍者系サーヴァントの二人の登場に、最も驚いたのは間違いなくゴルドルフだった。あまりにも驚きすぎて、文句を言うこともできずに固まってしまっている。もう少し心に余裕があれば「ニンジャ系サーヴァントは、どうしていつも死角からシュタッと来るのかね?」と文句のひとつでも言えるかもしれないが、いまの彼にはそこまでの経験値が蓄積されていなかった。

 

「風魔小太郎、加藤段蔵。君たちはなにを知っているんだい?」

 

 完全に石と化したゴルドルフに代わり、坂本龍馬が口を開いた。

 

「朝餉の直前、僕と段蔵殿、両名がほぼ同時に感知したことがありました」

「朝餉ということは、ちょうど織田信長が入れ替わった頃だね」

「はい。僕も段蔵殿もまったく同じ感覚に襲われました。おそらくは……アルターエゴ・リンボ、蠢動の気配にて」

 

 その言葉に、ここに集められた者全員に激震が奔る。

 

 アルターエゴ・リンボ。

 またの名を蘆屋道満。

 下総の特異点やインド異聞帯に現れては、あらゆる形で不幸や災禍を周囲にばらまき、己は高みの見物を決めて愉悦する――まさに、外道の陰陽師だ。

 

「リンボ。悪なる野獣」

 

 段蔵が静かに語る。

 

「我が身とかの者との間に、なにかしらの縁が結ばれていると強く感じるのです」

「僕も同じです。僕は段蔵殿と違和感を辿り、行きついた先にあったのが、この箱だったのです」

 

 小太郎と段蔵の視線の先にある箱は、ロゴスリアクト・ジェネリック。

 

「つ、つまり、なにかね?」

 

 復活したゴルドルフは、やや青ざめながら箱から距離をとった。

 

「アルターエゴ・リンボはその箱と接触し、魔王信長を復活させ、並行世界に特異点を生み出した元凶だというのかね? というか、そもそも、この説が正しいのであれば、リンボは彷徨海に侵入したということになるのだが……!?」

「シミュレーターに侵入されてから警戒を強めていたんだけど、隙を突かれたみたい」

 

 ダ・ヴィンチが難しい顔のまま目を閉じる。

 シオンは、そんな彼女をちらっと横目で見ると、眼鏡をくいっと指で持ち上げた。

 

「風魔小太郎さんと加藤段蔵さん、二人の進言を受け、再びロゴスリアクト・ジェネリックのありとあらゆる機能をチェックしたところ、魔王信長の復活と流出が判明しました。十中八九、謎の復活と特異点、入れ替わりといった一連の事件の背後に、リンボの存在があることは確実でしょう」

「間違いなく、アルターエゴ・リンボ、道満法師が絡んでいるということか。たしか、道満法師が活躍した時代は、坂田金時と同じ平安の世だったよね」

 

 坂本龍馬は、マスターと同行したサーヴァントを想起する。

 

「坂田金時がいれば道満の存在を勘づける可能性はありますが、油断は禁物。アルターエゴ・リンボが絡んでいる以上、今回の織田信長入れ替わり事件が異星の神や地球白紙化現象と絡んでいる可能性もあります。このことを、現地調査中のマスターに伝えなければなりません」

「なるほどね……それなら、風魔小太郎と加藤段蔵を除けば、僕と以蔵さんでいいかな?」

「は、はぁぁぁ!? なに勝手なこというがな、龍馬!」

 

 龍馬の発言に、これまでずっと黙り込んでいた岡田以蔵が抗議の声を上げた。

 

「なんで、わしがそんな一文の得にもならんことをせんといかんがな! 忍だけで十分やろ」

「そうだぞ、リョーマ。こんなやつ連れて行っても、カエルの役にも立たん。もっと強そうな奴にしよう。ほら、よく能を舞ってる爺がいるだろ。あいつとか強そうだ」

「なんじゃと、お竜! わしが、あのじじぃより弱いとでもいうがか!?」

 

 お竜の軽口に、以蔵はぎゃんぎゃんと騒ぎ立てる。

 そんな二人を意に介さず、高らかに笑う女性サーヴァントがいた。

 

「かんら、から、から! どーまんが悪さをしてるとは本当か?」

 

 鬼一法眼。

 死んだはずの牛若丸がサーヴァントとして現世に舞い戻ったことを感知し、牛若丸に生前の罰のひとつを喰らわせてやろうと現界し、すったもんだの末、カルデアのサーヴァントの一員となった法師である。

 

「なに、指名されずとも、僕がちょっと行ってみようではないか。なんなら、僕一人でも構わない。しかしだな、あの道満が悪さを働くとは……僕の知るどーまんは、かなり真面目だったぞ?」

「そこは、異星の神の使徒だからね。アルターエゴと名乗っている以上、純粋な蘆屋道満とは異なる存在だと推察される」

 

 ここで、口を開いたのは、今までずっと黙っていた名探偵であった。彼は椅子に腰をかけ、両手で拝むような姿勢をとっていたのだが、ホームズはすっと立ち上がる。

 

「だが、この事件……まだ不可解な謎が残されている」

「謎? リンボが原因だと分かったではないか」

 

 ゴルドルフが首を傾げるも、ホームズは険しい表情を崩さない。

 

「織田信長入れ替わり事件の理由ですよ。魔王信長を復活させた理由については推察できますが、リンボにはわざわざ現地の織田信長とカルデアのミス・信長の魂を入れ換える必要性がありません。それから、もう1つ。ここに集められたサーヴァントの数を確認してください」

 

 ホームズに指摘され、ゴルドルフはサーヴァントを確認する。

 まず、緊張感を全身から漂わせている風魔小太郎と加藤段蔵。坂本龍馬は苦笑いをしながら、お竜と言い合いになる岡田以蔵を丸め込み、岡田以蔵はしまったと口惜しそうな顔をしている。鬼一法眼は「異なる道満とは、どんな姿かたちなのか」と想像を膨らませる横では、三人のサーヴァントがこんな状況にも関わらず飲食をしていた。団子を頬張る沖田オルタ、たくあんを咀嚼する土方歳三、長尾景虎にいたっては酒を嗜んでいる。

 

「8人。たしかに、多いが……数は多いに越したことはないだろう? 敵地に乗り込むのだからな」

「逆です。特異点にしては多過ぎます」

 

 ホームズは語る。

 契約英霊は数少ない例外を除けば、自身のみではレイシフトができない。

 ともなれば、契約英霊はマスターに同期する形でレイシフトすることになるのだが、特異点に完全同行まで同期できない場合が多いのだ。

 まず、レイシフトするためには、特異点側の性質によって大きく左右される。その特異点において「その歴史にないもの」を受け入れる規定が厳しいか否か。正当な歴史に近いほど基準は厳しく、微小特異点になればなるほど緩まる。

 

「ラスベガスの一件のように、契約英霊が気軽にレイシフトを行える場合もありますが、今回はそれとは異なる特異点。そもそも、地球上に存在しない特異点です。地球上に存在した者は、誰であれ今回の特異点においては最大なる異物となる」

 

 ホームズの指摘を受け、ゴルドルフはペーパームーンに改めて視線を向ける。

 ペーパームーンは筒状の平面化された世界地図を投影しているが、今回の特異点は明らかにその外側で輝いていた。

 

「しかし、ペーパームーンもトリスメギストスⅡも『今回の特異点においては、サーヴァントであれば多少の条件こそあれ、誰でもレイシフトが可能』という結果がでています。これは、明らかに奇妙だとしかいえません」

「む、むう……だ、だが、どうして、そのように大事なことを最初の段階で言わない! ミス・藤丸立香やミス・マシュ・キリエライトたちがレイシフトする時点でおかしいと気づいていだのだろう?」

「それについてはですね……」

 

 ホームズはいつのまにか手にしていたパイプを軽く回しながら、ちらっとシオンを見る。シオンはてへっと軽く舌を出して、ダ・ヴィンチに視線を向けた。ダ・ヴィンチはしょうがないなーと首を振ると、三人の総意を言葉にした。

 

「ぐだぐだ粒子が関係しているから、そういうこともあるのかなって」

「な……!?」

 

 ゴルドルフは驚きのあまり、白目をむいてしまった。

 

「ごめんごめん。今回の件はぐだぐだ粒子だけじゃなくて、アルターエゴ・リンボが絡んでいると分かった以上、ぐだぐだに考えるわけにはいかないってなったわけさ」

「ぐだぐだ粒子がリンボと絡んでくるとは……完全に計算外でした」

「そんな、アバウトな……!」

「ははは」

 

 ホームズは軽く笑ったあと、急に真面目な表情に戻った。

 

「ことは一刻を争う。現地に向かう準備はできたかね?」

 

 8騎のサーヴァントは、それぞれ頷いて示す。

 

 

「それでは、レイシフトスタート!」

 

 

 

 

 

 

 

「……ということがあったわけさ」

 

 

 時は戻り、現在の飛龍。

 坂本龍馬は立香たちにレイシフトした経緯を語った。

 

「ぐだぐだ案件なのに、よりにもよってリンボが絡んでいるなんて……!」

 

 立香は頭を抱えた。

 

「それで、一緒にレイシフトをした以蔵さんや他のみんなは?」

「この特異点にレイシフトすることに成功したわけだけど、一緒に来た以蔵さんや沖田君のオルタたちともはぐれちゃってね。まあ、サーヴァントだから大丈夫だとは思うけど」

 

 おそらく、立香たちと同じことが起きたのだろう。

 

「それにしても、坂本さんはどうして山口少将とお知り合いに?」

「僕はシャイロック商会の下請けをしているんだ。商売をしながら情報収集することは肌に合っていてね。その過程で、山口少将と知り合えた」

 

 そう言いながら、坂本龍馬は帽子をくいっと軽く指先でつまみ、山口多聞に視線を向ける。多聞もそうだと頷く姿を見て、立香は納得した。犬耳獣人のドグに驚きながらも、沖田総司が女性であることに驚かなかったのはこういう事情があったからだったのだ。

 

「まさか、私もかの坂本龍馬と言葉を交わすことができると思っても見ませんでした。一海軍軍人として、実に誉れ高いです」

「僕も優秀な艦長と知り合うことができて光栄です」

 

 多聞の言葉を受け、龍馬はにこりと微笑んだ。

 

「話を戻すけど、リンボがどこにいるのか正確な所在は絞り込めていない。ただ、魔王信長がいる場所は分かる」

「オルテの首都だね」

「その通り。ただ、これには不可解な点があって……」

「不可解な点?」

「いや、気にしないで。……おそらくだけど、リンボは魔王信長の傍近くにいる。いままでのデータを見る限り、下総のときは天草四郎、インドのときはアルジュナ・オルタといった風に、リンボは名目上自分が仕える主の傍近くに控えていることが多いからね」

 

 そうなると、ますます首都に突撃することが最優先課題となってくる。

 空から首都に乗り込み、魔王信長とリンボを倒せば終わりだ。

 

「でも、リンボが絡んでいるとなると、空想樹がこの世界のどこかに生えてる可能性もあるんだよね?」

「僕の調べた限り、空想樹に匹敵する巨木は存在しない。ただ、僕が気になるのは、空想樹よりもこの世界に迫る脅威――黒王のことだ」

 

 黒王。

 その言葉を聞き、立香は顔をしかめた。彼の所業は水晶玉を通して見たので知っている。この世界を滅ぼそうとしている存在であり、信長たち漂流者は人間側について黒王との決戦に備えているらしい。

 

「黒王はまもなく進軍を開始する。本格的に戦をはじめ、南下してくることになったが最後、ここに住まう人々の協力を得て、魔王信長を倒すのは極めて難しくなる」

「黒王が動き出す前に、魔王信長をどうにかしないといけないということだね」

 

 立香は小さく息を吐いた。

 

「マスター。君がしなければならないことは、黒王討伐ではない。魔王信長とアルターエゴ・リンボの撃破、並びに、織田信長の霊基を元に戻すことだよ。そこを間違えないようにね」

「大丈夫」

 

 立香は力強く頷いて見せる。

 

「でも、黒王って何者なんだろう?」

 

 晴明たちに教えてもらった限りでは、廃棄物たちはいわゆる闇落ちサーヴァントのようなもの。廃棄物のジャンヌなんかは分かりやすい例だろう。

 

「あー……それは、ねぇ」

 

 立香の質問に坂本龍馬は誤魔化すように笑う。ちなみに、お竜は話の途中から興味をなくしたらしく、よだれを垂らしながら気持ち良さそうに眠っていた。

 

「もしかして、神霊サーヴァント的な存在だったり?」

「そうともいえるかな」

 

 坂本龍馬は気まずそうに笑う。

 

「まだ噂でしかないけど、黒王はパンをちぎれば軍団全員に渡るほどの量にしたり、一匹の魚を大量に増やしたりすることができる能力の持ち主らしい」

「は……?」

 

 立香は頭がまっしろになった。

 歴史をまともに勉強し始めたのがカルデアに所属してからの浅知恵でも、その人物の真名は余裕で予想できてしまった。予想できてしまうからこそ、頭から冷水を浴びせられたかのように血の気が引いていく。

 

「んだよ、そいつ。兵站を考える必要がなくなるじゃねぇか!」

 

 青ざめる立香をよそに、森長可が吐き捨てるように叫ぶ。沖田も同意見なのか、うんうんと頷いていた。

 

「その通りです。そんな能力、軍を指揮する者であれば誰であれ欲しいですよ! まったく、そんなでたらめなチート能力を使う人物が敵とは……! こちらも、米俵担いでる人を連れてくるべきでした。はっ! もしや、黒王の正体は米俵の人なのでは!?」

「俵藤太ではないよ」

 

 立香は否定しながらも、俵藤太がレイシフトしてくれたら……と考えてしまう。万が一、黒王軍と戦うことになったとしても、食糧面の心配をしなくなるだけでどれだけ気持ちが軽くなることか。

 

「兵站の心配がなくなるとは、おそろしい能力だ」

 

 これに対し、多聞だけは冷静に口を開いた。

 

「しかし、戦をする以上、負けてはならない。勝たねばならぬ」

 

 多聞はそこで一息を突くと、毅然とした眼差しで立香たちをみすえる。

 

「カルデアの諸君。君たちはオルテ首都に乗り組む手段を得るべく、我が飛龍に来たのだろう。飛龍に搭載された装備――小銃、機関銃、擲弾筒、軍刀から九六艦爆、九七艦攻、零式艦戦21型までのいくらかを貸し出すことを許可する」

「本当ですか!?」

「ただし、条件がある」

 

 

 

 多聞は静かに条件を口にした。

 

 

 

 

 

 

 




本作の時系列を簡単におさらいします。
インド異聞帯攻略後、アトランティス突入前ですね。
鬼一師匠がいるのは、「いざ鎌倉にさよならを」イベントが特異点F攻略していれば一部でも参加可能だったからです。


※重大なミスを発見したので、投稿後一部を変更しました。

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