ただの人間やってました   作:書人

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宣告:その人にとって大切な事を告げられる事。



問9私は宣告する

おにぎり騒動?

 

 

「ねぇ?和田さんってどんなおにぎり作るの?」

 

同じ班になった笹川さんが普通に話しかけてきた。

 

「昆布にしようかなって、好きだし。笹川さんは?」

 

なので普通に答える。笹川さんは、私の言葉に少しあっけに取られたような顔をして。

 

「そっか~。私はね、鮭にしようかなって」

 

そうすごく嬉しそうに笑った。

 

『鮭は刺身のほうが好きかな』

 

私も。今日の晩は鮭のカルパッチョにしよっか。

 

「私変なこと言った?」

 

笹川さんの反応を少し疑問に思い、そう聞きながら千沙の話に答える。

 

「まさかアンタが普通に答えるとは思わなかったから、ビックリしてんのよ」

 

笹川さんの横に居た黒川さんが、答えてくれた。

 

「?」

 

『多分何時も幸が独りだし、雲雀さんみたいに群れるのが嫌いな人だと思ったんじゃない?』

 

「アンタ何時も一人で本読んでるから、他人と話すの煩わしくて嫌なんじゃないかって」

 

千沙と黒川さんの声が被った。なるほど。

 

「話す相手もいないから。本読んでるときじゃなかったら別に嫌じゃないよ?」

 

…はぁ。

ため息をついて苦笑いされてしまった。

 

「アンタ大体本読んでるじゃない」

 

あっ。

 

…フフフッ。

 

「それもそうだね」

 

 

「和田さんが笑った。」

 

そう言って笑う笹川さん。まさにひまわりだよね。…ってあれ?普通に笑うけど?

 

『それは子供達《みんな》の前での話でしょう?』

 

あっ、そっか。なんせ巻き込まれないように、極端に周り避けてるからな……。

 

「和田さん笑うと可愛いね」

 

ふえっ!!?

 

「そ…そうかな……」

 

何か面と向かって『可愛い』とか言われると恥ずかしい。

 

クスクス

 

『顔真っ赤だよ』

 

そこは突っ込まないで!!!!

 

中の千沙と笹川さん達が笑っていた。その後は一緒におにぎりを作った。他の人とも少し話した。……『人』と話すの久しぶりかもしれない。

 

『幸はちょっとクラスで気を張り過ぎな気がする。無茶したらダメだよ?』

 

 

 

 

『もう大丈夫だよ』

 

せっかく作ったお昼ご飯(おにぎり)を取られるのは嫌なので、他の皆より少し遅れて教室に入ることにした。

 

確かに沢田君が倒れて…る……?

 

何かすごい視線を感じる。

 

「まだあそこに無事なおにぎりがあるぞ!!!!!」

 

「しかも和田さんのだ!!」

 

「「「何ぃいいいいいい!!!!!?」」」

 

「おにぎりください!!」

 

「幸様!!お恵みを~!!」

 

私は丁重にお断りする。

 

「ゴメン。これ私のお昼ご飯だから」

 

あと、二番目の人には死んでもあげない。

 

「くそっ。沢田の奴~」

 

皆の怒りがまた沢田君に向かい始める。

 

「あとさ」

 

その言葉で一気に空気が冷えた。

 

「同い年に『様』って何?それに家族でもない人に名前で呼ばれたくないんだけど。と言うか呼ばないで。普通に『和田』でいいから」

 

割と本気で私は怒ってた。

 

「「「……」」」

 

男子のみならず、クラス全員が沈黙する。

 

私は言いたい事を言ったので自分の席について、黙々とおにぎりを食べ始める。

 

(((こ…怖っ……。)))

 

少しは気持ちは分かるけどそこまで言うこと?

 

クラス全体がそう思わずにはいれなかったとか。

 

 

 

リボーン:今時の奴にしては中々骨があるな。

ビアンキ:中々やるわね。将来きっといい女になるわ。

山本:怖かったぜ。怒らせねー様に気をつけねーと。

獄寺:なんだ?あの女…。それより十代目!!

笹川:すごい怒ってたな和田さん。私も名前で呼ぼうとしてたの花に止めてもらってよかった。

黒川:…。『幸ちゃん』って話しかけようとしてた京子止めてよかった!!

 

私の名前は『過去』と『今』をつないでいるから

大切にしたい。

 

 

 

 

あなたの名前はあなたの願い

とても素敵な願い

だからこそ私達は、あなたも守りたい

幸にしたいと願うのだから

 




京子ちゃんが何故主人公を名前呼びしなかったかと言うと
黒川さんに止められていたからでした。

主人公をユニみたいな、ほわほわな雰囲気をもった優しい子にするつもりだったんですが。
クールっ子になってしまっている……という最近の悩み。
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