ただの人間やってました   作:書人

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ボンゴレより先にこっちのフラグが立った謎。
というか絶対子供達のせい。


問12私は対面する

 

まさかのジッリョネロ!!!!

 

いや、イタリアだからボンゴレとヴァリアーには注意しないといけないと思ってたけどまさかの……。まぁ温厚なとこだからまだいいけど……まだ。さすがに姿を隠さないといけないので、姿を『式』で変えた上にフードをかぶって入ることになった。そして馬に乗ってます。

 

『ハイヤー♪ハイヤー♪』

 

千沙は楽しそうだね。後ろで私を支えてくれているジョンが頼もしいよ。

 

「誰だ」

 

あっγさんだ。

 

『あっγさんだー!』

 

ちなみにイタリア語はこれまた『式』が解読してくれます。さすが大概何でも出来るチート。頼もしい。

 

「アリアさんの招待で来たジョイルだ」

 

「お前が……」

 

γさんどうしたの?

 

『ほら、子供達のファミリーって結構特殊なんだよね。人は殺さないし、規模・アジト・ボスが分からない。表に出ている人員の殆どの顔も出てない。マフィア間では結構『謎のファミリー』として認識されてるらしいから』

 

なるほど。……あれ?ボスっていないんじゃなかった?

 

『うん。だから探しても居るわけないんだけどね』

 

「で、後ろのは?」

 

ビクッ

 

睨まないでください。怖いです。でも私不審者ですよね。

 

「悪いが、このお方は事情があって顔を裏にさらせない。アリアに『母』が来た。と伝えてくれれば分かるだろう」

 

「…分かった」

 

そう言って黙るγさん。

 

無線を使ってどこかと連絡をとっているらしい。

 

『あ』

 

ん?どうかした?

 

『いや、来た』

 

「来てくれたって本当!?」

 

なんと森の中からアリアさんが走ってきた。

 

「ボス!!」

 

焦るγさん。

 

「私ダメだと思ってたのに!」

 

なんかすごく興奮なさっている様子。

 

「来るのは承諾してくれた。顔は悪いが…」

 

ジョイルが少し気まずそうに言った。承諾と言うか、強制連行と言うか。

 

「ぜんっぜん気にしない。入って入って」

 

確かに底抜けに笑う優しそうな人だ。

 

『優しい人だと思うよ』

 

こうして私は『ジッリョネロ』に招待された。

 

 

 

 

「……」

 

さっきからジッリョネロの人たちからの視線が、ぐさぐさと刺さっていて居心地が悪い。ひたすらうつむきつつ無言で歩く。

 

やっぱり私って不審人物だよね……。

 

『まぁしょうがないよ』

 

さっきも銃突きつけられたし。

 

その時はアリアさんが。

 

「私が無理に招待したんだから、無礼はゆるさない」

 

って言ってくれた。

 

カッコ良かったです!

 

「あの……アリアさん?」

 

なぜかジョンはγさんとお酒の気があったみたいで、2人で何処かに行ってしまい。アリアさんと二人きり(のようなもの)になってしまった。

 

「?」

 

『日本語、日本語!』

 

あ、ここイタリアだった。…って私、日本語しか話せないよ!?

 

「あなた日本人なの?大丈夫よ。日本語わかるから」

 

流暢な日本語が……。

 

「あっ…はい」

 

「まずは、この格好の非礼をお詫びします。私は普段、というか普通に一般人なので裏の人に顔を知られるのは不味いってなったんです」

 

「え?そうなの?」

 

本気で驚いているようだ。

 

「はい。リムジンでいきなり招待されてるって話聞いて……」

 

簡単に経緯を話した。

 

「そっか。でもそれだと今までの態度とか納得かな」

 

銃とかにビックリしまくってましたもんね。

 

「こど…ジョンにはどこまで話を聞いているんですか?」

 

危うく子供達と言いそうになった。

 

「ジョンが『人』でない事は聞いたけど自分が一体何なのかは答えてくれなかった。『母』はジョンたちの種族全体のお母さんみたいな人で、ずっといなかったんだけど最近見つかったって」

 

「まぁジョンは『正確には帰ってきたのですが』って言ってたけど」

 

帰ってきた?ってどういう事?

 

『ごめん。私にも分からない』

 

……。

 

「自分自身にも自分がなんで『母』と呼ばれるか良く分からないんです。最初は心当たりがあったけどそれは他の人で、だけど皆は自分が『母』だというんです」

 

「そうなんだ…確かに『母』って呼ばれるにはジョンより若そうだしね」

 

分かりますか?

 

「分かるよ。私より下で女の子って感じがする」

 

心を読まれた!?

 

『普通に顔に出てたよ。いや、この場合は反応に?』

 

「そういえば一般人って事は、ジョンたちのファミリーに入ってないってこと?」

 

あはは……

 

「今日誘われました……全然大丈夫だからって」

 

サークルのくだりは話さないほうが良いかな。何かジッリョネロって古い格式とかありそうな所だし。「そんな軽い気持ちでマフィア名乗ってるのか!」とか皆が思われそうだし。

 

「そういえばジョンが前『うちのはサークルみたいなもんですよ』っていってたな~」

 

「いっちゃってたんですか……」

 

はぁ……。

 

ジョンって結構口軽い?

 

『アリアさんが信頼できる人だからでしょ。じゃないと子供達(みんな)は話したりしないよ』

 

「ため息をつくと幸せが逃げるわよ」

 

そういいながら笑うアリアさん。急に悲しそうな顔になる。

 

「ユニと近いのかな……まだ子供なのに母…か」

 

そう小さく呟いた。

 




アリアさんていい人ですよね。出番を増やそうか迷っている人です。

ちなみにγさんはジョン達が『人』で無い事はしりません。
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