体育祭です。
今日は体育祭です。
『本当にいいの?』
(いいよ。思いっきり楽しんで千沙)
私は前世で参加したことがたくさん在るので、千沙が私として参加することになりました。
私達の意識だけを入れ替えて、私の本体?は精神世界のベットで寝ていたりする。なれると
考える事も出来無いから、まだまだ先の話だと思う。
千沙はあまり外に出ることが無いし、学校に行く事も無いからこういうのは貴重だと思う。思いっきり楽しんでほしい。
『どうせするなら1位でしょ!!』
(うん、頑張って。だけど力は一切使っちゃダメだから)
『分かってる……あ、気配探知はいい?』
(それくらいならいいと思う。まぁ『借りる物』にもよるけど)
私もとい千沙が出るのは障害物競走と借り物競争である。後、チアガール……。コレはさすがに私がやることになった。練習の時は私がやってたから。けどむしろ子供達が見に来るので、私も一つはやってと……と言うことの方が大きいと思う。ちなみに午前で私の出るプログラムは全部消化されます。
森夫さんが自治会長として挨拶をしている。
(後で挨拶に行かないとね……。)
『子供達沢山来たね。お昼ご飯どうするんだろ』
千沙にそういわれて子供達の気配を探る。さすがに多いよ…15人って。
「ねぇ。あそこの人たちって誰の応援に来たんだろ?」
「あの子メッチャ可愛くない?」
「あっちの人滅茶苦茶カッコイイ!!」
「あの人なら商店街で見たことあるよ」
しかも注目されまくりだったり……。少し皆のところに行きたく無くなった。
障害物競走
「はぁ…はぁ…っ!」
今現在、全ての障害を終えて千沙(わたし)が一位!千沙は全ての障害物を一切失敗することなく抜けた。そのおかげで戸惑っているほかの選手を抜くことが出来たけど、問題はこの直線。
残念ながら、私の足はそんなに速くない。
!!
(千沙後ろ来た!!後もう少しだから頑張って!!)
10メートルほど前に白いテープが見える。
「うおぉぉおおおおおおお!!」
他のクラスで三位だった陸上部の女子が、猛スピードで追い上げてくる。
「っ!負けないっ!」
「疲れた……」
(お疲れ様。惜しかったね)
『でも楽しかった!!なんかいいよね。こういうの。青春!って感じがする!』
千沙は最後の最後で抜かされてしまって2位でした。
「お疲れ様です」
「ありが……!?」
『(ジョン!?)』
目の前にラフな格好をしたジョンが居た。
(イタリアに居るはずじゃないの!?)
「仕事サボって来ちゃいました」
『ちょ、ジョン!?』
(だめでしょそれ!!)
「冗談ですよ。それにしてもおしかったですね」
ジョンはそう言って私(千沙の?)の頭を撫でた。
「うん。もう少しだったから勝ちたかったかな」
「まだ借り物競争があるので頑張ってください」
「次は絶対一位取るから!!」
「あとチアも期待してますよ?『和田さん』」
うっ……。緊張するようなこと言わないでよ……。
千沙はジョンに小さく手を振り、クラスへ戻っていった。
「和田さん惜しかったね」
次に私に声をかけてきたのは笹川さんだ。
「うん。借り物競争では絶対一番とりたいかな」
さすがと言うか、きちんと『私』のフリが出来ている。
「そっか。がんばって、応援してるから」
「ありがとう」
そう言って千沙は笑った。
笹川さんが時折こうして話掛けるのに皆は最初驚いていたけど、もうなれたみたい。
(休憩しよ千沙)
『そうだね』
笹川さんの話が終わって席に着くと、黒川さんにジョンの事を問いつめられた。
あいつは……。なんであのマフィアの奴がここに?あの少女……ツナのクラスメイトと一体どんな関係なんだ?
「後で調べておくか……」
借り物競走
(…私達に一体どうしろと?)
お題『赤ちゃん』
世界の悪意と陰謀を感じる。
『普通にリボーン探せばいいんじゃない?』
うぅ……。私としては近寄りたくない。だけど……。
私が悩んでいる間にも、何時もは避けている気配へと千沙は進んで行った。
「ゴメン沢田君。そこの赤ちゃん貸してくれない?」
そこには沢田君たちも居ました。
「ど…どうして?」
沢田君の意見は普通だった。というか少し私に怯えてる?
ピラッ
『赤ちゃん』
千沙は急に話しかけられてビックリしている沢田君たちにお題の紙を見せた。
「あのね、私と一緒に来てくれないかな?」
「いいぞ。こっちも聞きたいことがあるしな」
『(え?)』
一気に私達の中の警戒値があがった。千沙はそれを一切表に出す様なへまはしていないけど。
(ってちょっ!!どうする!?)
『任せて。私がなんとかごまかすから』
「お前、さっき話してたあいつは誰だ?」
「笹川さんのこと?」
そう話しながら肩に赤ん坊を背負って走っていた。
「ちがうぞ。その前の外人の男だ」
「ジョンのこと?」
「そうだぞ」
どうやら、リボーンは私ではなくジョンが気になるらしいです。
(良かった……)
「ジョンは森夫さん…私の親戚の知り合いで、イタリア人。屋敷を持ったお金持ちな社長さんらしいよ」
『ひょっとすると、ジョンがマフィアって知ってるんじゃない?ジョンは表である程度、顔出してるから。幸と謎のマフィアとの関係を疑われているのかも』
(あーそれで)
「そうか」
『読心術で読まれる心をごまかしておいたからもう大丈夫』
そっか……。そういえばリボーンって心読めるんだったよね。これで何とか一安心だ。……というかこれから授業中とか気をつけないと。
『一位っ、一位っ♪』
(おめでとう。千沙)
千沙は無事一位を取ることが出来た。
チアガール
チアは……封印しよう。黒歴史です。
『そんな事無いよ?一番可愛かったし……恥ずかしがりながら、無理して笑う姿がほのぼのって感じで。まあこれ言ったら怒られるかもしれないけど』
(聞こえてるよ?)
『!?』
本人はこっそり心の中で言ったつもりだった様だ。心の中(精神世界)の私に小声で話しかけてしまっていたが。
お昼ご飯。雛ちゃんと、料理店を営んでいる子供達で豪華なお弁当を作ってきてくれたりした。味はすごく美味しかった。それを皆で囲んで食べたんだけど……予想はしてたけど注目集めすぎ。しかも、かなりの大所帯になっている。その時点でこれは仕方が無いのかもしれないが。
『……こっそり混ざりたかった』
リボーンとかリボーンとかリボーンとかが、私をかなり頻繁に観察していた所為で、千沙はこっそり出る事も出来ず(千沙には現在、戸籍等のもろもろがない)会話の内容に矛盾を出す訳にも行かず。結局千沙は傍観したまま混ざる事が出来なかった。料理は感覚を共有する事で一応味わえたけど。
棒倒し
(なんで大将が落下した時用にマットとか敷かないんだろうね……事故したらどうするんだろう?)
『ほら、この世界の人色々丈夫だから、大丈夫なんだよきっと』
いや、それは幾らなんでもないでしょ。
こうして特に事故も無く……?
(事故は無かったが、誰かさんの陰謀による食中毒事件とか、爆発事件とか、風紀委員長による暴行事件とかがあった)
無事に……?
(明らか男子にのみ怪我人が多数出ていたが)
……私は怪我も無く無事に体育祭が終わった。
何の変哲も無いただの少女だった。幼い頃両親が死に、精神的ショックから小学生の間不登校であったとあるが、現在その面影も無い。人が死ぬ事自体は、殺し屋で裏の世界に浸る俺としては、別に取り立てて上げるほど珍しい事でもない。
ただ、その人脈が凄いことになっていた。
殆どはおそらく和田 森夫とジョイルと言う人物を通じて得たのだろう。両親も中々に人望の厚い人物だったらしい。目立つところで大企業の社長が10人。地方の権力者20人。大手グループの会長が2人。他にも沢山の人と関わりを持っていることも分かった。
「おいツナ」
「何?リボーン」
「今日借り物会ったお前のクラスメイトいただろ」
「和田さんのこと?」
「仲良くしておけよ」
にやり
(絶対何か良くない事考えてる!?)
無事に……?の後シャマルが保険医設定で回想を書いていたんですが、まだ保険医としては登場していなかったので削除。
(あの保険医が仕事を果たしたかどうかは分からない。しかし、言うまでもないだろう)
他の作品もこちらに持ってこようか迷っているのですが、とりあえず山本君が『なのな』言い過ぎで笑えた。結構言っている印象があるのに、読み返すと意外と普通にしゃべってた。