起きた私はベットの上に居た。
『おはよう』
!!?
頭の中に声が響いてくる。心なしか少し嬉しそうな声な気がする。
『そう?まぁそれもそうかもしれない』
……この声…?って心の声に返事が!!?
『そうだよ』
目が覚めていくにつれ、あの暗闇の中で嘘のように凪いでいた心が波を立てていく。
あなたは一体誰!?何所に居るの!?
『私は俗に言う神様かな。それと同時に『あなた』でもある。
ちなみにあなたの中に居るよ』
神様…え?えぇぇぇぇぇぇぇええええ!!?
って言うか神様が私?そして私の中に居るって何!?
『うーん。分かりやすくいうとね。今あなたの中に『神様』と言う世界を維持するためのプログラムが入っていて、それであなたに悪い影響が出ない様にするのが『私』かな……わかんないよね。難しすぎて』
うん。ごめん。わかんない。
『まぁ要点だけ言うと。私は実は神様でした!あなたは実は神様の器だった!
私はあなたを気に入ってもれなく不老不死+チートで転生しました!!』
ちょっと待った!!
『もれなく』と『転生しました!!』の間に今まで全く会話に出てこなかった
チートとか言う新事実が盛り込まれている気がする!!!!!
さらにこうして転生する前から『あなた』が私の中にいたってこと!?
『そう言うこと。ちなみにここ『家庭教師ヒットマンREBORN!』みたいな世界みたい』
二次元にお引越しですか!!?
うん知ってるよリボーン。漫画とかアニメとか。完結はまだしてなかったけど。
『だね。ちなみにここ並盛』
……ちなみに今はいつ?
『原作開始の2年前。子供達に協力してもらってこれから戸籍とか経歴とか作らないとね』
そっか、まだ始まってないんだ……。まぁ右も左も分からないままいきなり『学校行ってきて!』とか言われなくて良かったけど。……?
……子供達?
『私達が定期的に店舗を見回るチェーン店の社長なら、『子供達』は店舗働きの社員さんみたいなものかな。一応は『神様』が無くても世界維持できるように創ったけど、今は細かい調整とか補助程度かな。何人かは普通に『人間』として人生送ってたりするよ。ただ限りなく人に近いだけで『モノ』が本質であることには変わりない。ツクモ神みたいなもので、自分の担当の『モノ』が消えたら消えちゃったりするしね』
誰かが間違えて壺を割ってしまったら、そこに居る『子供達』は死んでしまうということか。
『まぁ逆に『モノ』が死なない限り寿命が来るまで何やっても死なないしね。あと、場合によったら『子供達』が無事なら『モノ』も直せたりする』
まぁデメリットばかりじゃないってことかな?
『まぁそれ意外は殆ど人と変わらないよ。笑うし、怒るし、悲しむし、楽しむ。『子供達』は自分が人で無くとも『子供』である事を誇ってる』
そっか……。
『ちなみに子供達はあなたの事を『母』って呼んでる』
『母』!?いや私まだ出産とか経験したこと…ってか誰かと付き合った経験すら……
『ふふっ……。そのなりでお母さんと呼ばれるのは面白いかもね』
いや高校生ならギリギリありえるでしょ……。
『鏡見てきたら?あと、見た目も実際も上ばかりだと思うよ?』
日本人一般の黒い髪、日本人一般の黒い瞳
まだあどけなさが残る目が大きめな顔
背中まで伸びた髪
女性らしさの無い細い体
……身長が17cmくらい小さくなって!!?
前世はもっと身長あったよ!?
あれだよ!おきて最初がオギャーじゃなかったから、そのままだと思ってたのに!!!!
『ちなみに主人公と同じ10歳だって。世界の陰謀を感じるね』
絶対あなたの所為でしょうが!!!!!
『それは無い』
即刻否定!?
『まぁ、転生者ライフを謳歌しよう!!』
…まぁそうだね。そういえばさ、あなたの名前は?
『名前?そっか…誰かと話すことなんて無かったからな。そうだね、千沙(ちさ)って呼んで。私は和田幸、あなたを写したからさちを反対にしてちさ。これからあなたと生きる『神様』』
あなたが全て(わたし)の幸せを願ったから
私も全て(あなた)の幸せを願わせてください。
転生と言いつつ、赤ちゃんからのスタートではありません。
主人公の名前が判明。神様?の名前も判明。