ただの人間やってました   作:書人

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同じなだけあって似た様な事を言うものなのです。
今日はもう一話投稿します。


問3私は『母』だそうです

 

これは一体どういう状況!!?

 

「初めまして『母様(かあさま)』」

 

そう言って私(小5)に頭を下げるおじいちゃん(推定年齢60)。

 

これを玄関先でやられなかったのは本当に良かった。ご近所さんの視線が痛くなるだろうな……。

 

『私が呼んでおいたの』

 

ん?どうやって

 

『テレパシーみたいなので?』

 

「えっと……始めまして。和田 幸です」

 

そういえば、こうして二つの事を同時に考えれるって、これもチートなんだろうか。

 

「幸様ですね」

 

「えっと…様付けは勘弁してください。あと名前呼びも出来たら」

 

鳥肌が立った。私はそんなにエライヒトデハナイデス。気が引けるので全力でやめてください。

 

くす

 

「和田さんですね」

 

笑われた……。

 

『幸が考えているのと少し意味が違うと思う』

 

 

「すみません。私達が思っていた通りの方だったもので。…いや、違いますね。私達が思っていたよりずっと良い方です」

 

ほめられた。

 

「え?…えっと…ありがとうございます」

 

そう言って頭を下げる。

 

結構恥ずかしいな……。

 

顔が熱くなっていくのを感じる。

目の前で優しく笑っているおじいさんが誰かに似ている気がした。

 

 

 

 

「それで、頼まれていた戸籍と経歴です」

 

そう言って彼は二枚の紙を差し出した。

 

・名前は前と同じ(あれ?私の名前知ってた?)

・両親は最近他界(本当は私が他界したのだけど)

・後見人は和田森夫(わだもりお)さん。

 

「これは私です」

 

「え?」

 

・現在両親を失ったショックで不登校。

・前世に住んでいた所から並盛に引越し療養中。

・和田さんに時々様子を見に来てもらいながら現在一人暮らし。

 

「割と普通ですね」

 

『私がそう頼んだしね』

 

「マフィアに入っていたことにします?」

 

「それは全力で止めてください!!」

 

そんなことしたらこの世界で生きていける自信無い。

 

ちなみに原作介入はするつもりは無い。傍観に徹します。なんせ死にたくない。死亡フラグがこの世界は多すぎる。(わたし)はそう簡単には死なないし、死なせたりしない。と千沙に言われてしまったけど。

と言うか、神様の器って……。ばれたら絶対マフィアに狙われる!!!

 

そういえばさ

 

『?何?』

 

子供達(このこたち)』は、あなたの事を知ってるの?

 

『うん。知ってるよ。私があなたと別な『ヒト』であるということも。

もちろん『神様』と呼ぶべきモノがあなたの中に入っていることも』

 

「森夫さん」

 

私と苗字が一緒だったので名前でさん付けで呼ぶ事にした。年上の方を呼び捨てはちょっとね……。

 

「はい」

 

「えっと、私の中に……」

 

「あぁ、千沙さんのことですね。知っていますよ」

 

あれ?何で私より偉い神様(ちさ)がさん付け?

 

「ちなみに、あなたと同じようなことを昨日言われました」

 

そう言って、森夫さんは微笑んだ。

 

なるほど。

 

「それだと私に『母』って言うのは違う気がしますが」

 

千沙が(つく)ったのだから『母』と呼ばれるべきは彼女の方じゃないの?

 

「私達が『母』とお呼びするのは貴方一人です。どちらかと言うと千沙さんは『姉』ですね」

 

今は、こんな小さい姿なのにね。

 

『たしかに。今なら私が表に出たらお姉さんに見えるのかな?』

 

出てこれるの!!?

 

『うん。長いことは無理だけどね』

 

ー私も経歴とか用意してもらおうかな……。

 

千沙のそんな独り言がかすかに聞こえた。

 

 

 

 

今日の夜ご飯は森夫さんのおごりで食べた。そして、食べる為にファミレスに行く途中、『風紀』と書かれた腕章をつけた人を見かけた。

 

あれ?学ランを羽織ってトンファーを持った……。

 

『おぉ。初原作キャラだね』

 

「そういえば私、まだ自分の担当を言ってませんでしたね」

 

『大抵、子供達は自分の名前に自分の担当を入れるんだよ』

 

え?森夫って……。

 

「私の担当は、並盛神社とその周辺の『森』になります」

 

 




初めて主人公が会った原作キャラはなんと雲雀さんです。
完全に遠くからですが。

ちなみに森夫さんは、雲雀さんと面識があります。
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