目が覚めたのは『私達』の精神世界だった。ちなみに家のリビングと全く同じだったりする。そして私はテーブルに突っ伏していた。
「おはよう。幸」
そして千沙は、表に出ていない時
「おはっ……!!」
意識がハッキリしてきた私は、千沙に挨拶を返そうとして起き上がった。
「あの後どうなった!?それとさっきのって……」
「幸は
私は六道骸に捕まった振りをしようとして、本当に身動きが取れなくなっていたはず。あれは……。
「幸は彼と相性が良いみたいだね。力的に」
「えっと…それは喜んでいい所?」
予想はしていたが、どうやら千沙に付けられたの弱点設定が出てしまったらしい。
「そういえば、私の事『母様』って呼んでた。どうしてその事を知って……?」
ん?今。あれ?何か……。
「それは私も気になってた」
私は何か違和感を感じていた。
「まぁ、本人に聞いてみようか」
千沙がリビングの入り口の方を向く。
「クフフ……気が付かれてましたか」
「!?」
そこには六道骸が居た。警戒する。
「それで、どこで『母』の存在を知ったの?」
「その前に一つ。ここは『
表面上は冷静に返している様だが、気配が動揺で揺れていた。そういえばこの状況って、普通からしたら変なのか。一人の人間の中に二人居るわけだし。
「人に名前を聞くときは自分から、って教えてもらわなかった?」
千沙は冷たくそう返した。空気がピンと張る。
「それは失礼しました。僕は六道骸です。以後お見知りおきを」
そう言って彼は丁寧にお辞儀した。私の知る『
「え?えっと……私は和田幸です」
その行動に何かしらの
「ぷっ…あははは!!」
千沙がふいていた。
「幸、聞かれてたの私じゃなかった?」
笑いで肩が震える千沙から、さっきまで漂っていた冷たい空気が収まって、空気が
「まぁ幸が言ったし。私も貴方の素直な態度をを買って言おうか。私は『千沙』。教えたのは特別だから。軽々しく人に言おうとしたら止めさせてもらうね」
そう言って千沙は首をかしげる。正直その顔少し怖いよ?……いや、顔の作りは私と全く同じなのだけども。雰囲気が。
<幸>
「クフフ……それは光栄ですね千沙さん」
彼は特に気にする様子も無く、『
<何所まで話して大丈夫?>
<彼がどれくらい知ってるか、教えてもらってから考えた方が良いと思う>
<了解>
張った空気が
ちなみに
「で、六道君。貴方は一体どこまで知っているの?」
ご飯が食べ終わった所で千沙がそう話を切り出した。
「『世界の器』あるいは天人たちの『母』全ての始まる所でありすべての帰る所」
……?
「要するにあらかた全部知っている。と言う事でいいかな」
今の説明。私にも分からないのがあった。
「全部ではありませんよ。現に僕は貴方が何なのか解らないのですから」
なるほど、たしかに。
「私は幸の中に入っている『世界』そのものあるいは『世界』を管理するための『神様』という管理システム。全ての始まる所でありすべての帰る所。って言うのはどちらかと言うと私を指すかな」
……どういう事なのだろうか?『全ての始まる所でありすべての帰る所』というのは。
「なるほど、そう言うことですか」
彼は納得して、少し考えているようだ。私は納得してないけど。……後で聞けるかな?
「それにしても、一体どこで『母』の事を知ったの?」
「貴方の『子供達』には輪廻の果てで世話になりましたので。僕には……前世の記憶と言うものがあるんですよ」
そういえば、彼も私と同じで……。
「彼らに会ったのは『天界道』でです」
「あぁ。『裏』か」
「え?『裏』が?」
私も行った事がある。
へぇ、『
「クフフフ……」
「?」
「本当に僕は運が良い」
無邪気な子供のように彼は笑っていた。
「貴方を使えば、ボンゴレボスの身体など必要無いでしょう。全マフィアをその圧倒的な力によって全滅させられる」
いや、目の奥だけ妖しく笑っていた。
「私がそれを許すとでも?」
そんな彼を千沙が睨む。
「お忘れですか?」
しかし、こちらに向ける笑みは変わらない。いや、むしろ深くなった。
「貴方の方は無理だった様ですが、少なくともこちらは確実に僕のマインドコントロール下にある」
そう言って私に目を合わせた。
「「!?」」
ウ゛ゥン
グラリ
「見せてもらいましょうか?貴方の全てを。そして僕の駒となって頂きます」
またもや私の意識が完全にブラックアウトした。
一人の人間の心の中に二人居たら驚きますよね。
ちなみに二重人格だと二つ世界があります。
『子供達』から『天人』。呼び方が変わるだけで怪しい集団からすごい人達に見える。