大丈夫だからって傷つかないなんて事は無い。
たとえ、記憶に飲まれなくても。止められる訳じゃない。
頭の中に流れ込んでくる激しい痛みと記憶。
めて…やめて……止めて!!!!!
僕はあいつらを憎む、憎む!憎む!憎む!憎むっ!!!
僕をこんな風にしたあいつらを
こいつらが僕らをこんな風にしだした原因を
全てのマフィアを!!
潰してやる!!!!!!!!
私は理解してしまった。どんなことをされたのかを。
どんなに辛かったのか。どんなに痛かったのか。どんなに憎んでいるのかを。
全て。
ぁぁああああ!!!!
「幸っ!!!!」
私は誰かに手を取られてその暗闇から出て、私は跳ね起きた。
「はぁっはぁっ……」
頭が熱い、痛い。けどそれ以上に涙が止まらなかった。
「君のせいなの?」
何が?
声がして前を見ると……。彼と……先輩が居た。
「……」
「咬み殺す」
まさか
「違うんです!!」
私はふら付く身体に鞭を打って彼の前に立つ。
「彼は悪く無いんです」
ー私が悪いんです。
「見ちゃいけなかった」
そう言葉を出せば。嫌でも思い出してしまう。
「知ってはいけなかったのにっ!」
私の見た
ー彼の記憶は彼のだけの物だ。
また涙があふれ出てくる。
ー私なんかが…こんなに……簡単に
そんな資格私には無いのにと思う。
ー理解しちゃいけなかった!!
「ごめんなさい…ごめんなさいっ………」
ごめんなさい。
<謝らなくていいですよ>
トンッ
首筋に軽く何かが当たった。その音は軽かったが、重い錘のような物が急激に私の意識へ
「!?!?」
今のは
<そうです、貴方は眠っていてください。次に目が覚めたときは終わっていますから>
そう言う彼の優しい声が『千沙』となぜか被った。
「……」
私はゆっくりと目を開ける。白い天井で無かった事を喜ぶべきなんだろう。ソファーに私は寝そべっていた。
『幸、起きた?部屋の隣で沢田君と骸が戦ってるけど見る?』
うん。
そこに映ったのはすでにハイパー化していた沢田君と、他の人に憑依して攻撃する
そこには先輩も居たがすでに気絶していた。……怪我が思ったより少ない。……良かった。
千沙。
『何?』
……きっとこんなことを言い出したら、貴方は怒るのかもしれない。私の事を思って。全部私の自己満足で、身勝手なわがまま。
私ね、原作介入するよ。
『今まで何もしてこなかったくせに、傍観者が今更何を言うの!貴方には……運命を変えられるだけの力があったくせに』
私のほかに同じような転生者が居たら、そんな罵声を浴びたって可笑しくない。
けど、あの記憶を見てしまえば、痛みを知ってしまえば、もう傷ついて欲しくないと願わずに居られない。
最初は私には出来ないと思ってた。力を得たら今度は狙われることを理由に逃げた。本当に私は傲慢で最低な奴だ。けど、もう……我慢できないから。
『解った』
私の予想に反して、千沙はあっさりとそう言った。
……どう…して?
『私は貴方だよ?何時かこうなるって思ってた。やるなら悔いが無いように全力で、ね?貴方がそれを望むのなら。私は出来る限りの協力をするから』
うん。
<ジョイル>
私は一人の『子供達』を呼び出した。……イタリアのジョイルを。
<はい>
<Bambiniファミリーのボスの話……受けるよ>
私は裏の世界に足を踏み入れる。いや『
……またですね。
何故か主人公が気絶しまくることに気が付きました。