【ブライトネス・オブ・ア・ニンジャ・アンド・フレンズ】
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◆(これまでのあらすじ)ウシミツアワーのタマ・リバー動物公園。その地下で怪しげな装置を動かすニンジャ達の前にネオサイタマの死神が現れたのだった……!◆
「……ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン、グレースケールです……バカなッ!どうやってここに!?」「私は国際探偵だ。シャープヴァレイとかいうニンジャは既に殺したぞ。次はオヌシらの番だ」死神は即答した。
「ドーモ、ミツリョウシャです!」「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン、ホワイトリーヴズです」「ドーモ、ランサムです」続いて三人のニンジャがアイサツをした。「俺達を殺すだと?ふざけやがって!」
「アマクダリめ、オヌシら邪悪なニンジャは一人として生かしてはおかぬ。ニンジャ殺すべし!イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはスリケンを四枚連続投擲!「「「「アバーッ!」」」」クローンヤクザの額に突き刺さり即死!同時に稲妻めいた速度でスプリントし、グレースケールにチョップ突きを繰り出す!
「イヤーッ!」「グワーッ!?」グレースケールは咄嗟に両腕をクロスさせガード。しかしダメージを殺しきれぬ!仰け反るグレースケール!「イヤーッ!」ガードを崩したニンジャスレイヤーはグレースケールにすかさず逆の手でダーカイ掌打を打ち込みにかかる!
「「イヤーッ!」」BLAM!BLAM!ミツリョウシャがライフルを発砲!さらにランサムが麻痺毒クナイを投げ、インターラプト!「イヤーッ!」「グワーッ!」ニンジャスレイヤーはこれらをブリッジ回避し、スリケンを投擲!「「「アババーッ!」」」クローンヤクザの額に突き刺さり即死!
「イヤーッ!」空中からはサイバネ翼を広げたホワイトリーヴズが足に装備された鉤爪で急降下蹴りを放つ。エアロカラテ!四対一!さしものニンジャスレイヤーも不利か!?「イヤーッ!」ランサムが毒クナイを投げる!
迫り来る致命カラテ!しかし、「イヤッ!イヤッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは臆することなく冷静にクナイをスリケンで撃ち落とし、バックフリップで頭上からの致命的蹴りを回避する。タツジン!
ニンジャスレイヤーは着地したホワイトリーヴズに首を目掛けて死神の鎌めいて回し蹴りを放つ!「イヤーッ!」「グワーッ!」ワイヤーアクションめいて吹き飛ぶホワイトリーヴズ。その先にいるのはランサムだ!「イヤーッ!」ランサムは飛び上がりこれを回避!ホワイトリーヴスが壁に叩きつけられる!「グワーッ!?」
「イヤーッ!」グレースケールが電磁ダガーを抜き、背後から袈裟懸けに切りかかる!しかし、ニンジャスレイヤーは恐るべき反応速度でグレースケールの腕を掴み、後方へ仰け反り、天地逆転させ、投げ飛ばした!「イヤーッ!」「グワーッ!?」これはジュー・ジツ奥義。トモエ投げ!トモエとは、法と混沌が拮抗する神秘的瞬間の呼び名である。
(((グググ、良いぞフジキド……殺せ、殺すのだ!)))「黙れ、ナラク」ツヨイ!相当にツヨイ!当然である。このニンジャスレイヤー、フジキド・ケンジは 強大なる"ナラク・ニンジャ" のソウルをその身に宿し、ソウカイヤ、ザイバツ、など強大なニンジャ組織を幾つも潰し、皆殺しにし恐るべき冥府魔道カラテ戦士なのである!
「グワーッ!?」投げ飛ばされたグレースケールの身体は悪魔めいたポータル装置の操作盤へと叩きつけられる!次の瞬間、『ピガガッー!』ブガー!ブガー!ブガー!鳴り響く警報!ポータルが暴走し、中心に浮かんだ穴が、辺りのものを無差別に吸い込みだしたではないか!「ヤバイ!」ランサムが叫んだ。
「「アイエエエ!」」ポータルに近い位置にいたミツリョウシャとグレースケール、クローンヤクザが穴へと吸い込まれる!「ヌゥーッ!?」ホワイトリーヴズは足のサイバネ鈎爪を床に食い込ませ耐えようとするが間に合わぬ!「グワーッ!?」
三人のニンジャを吸い込んだポータルはなおも暴走!穴はさらに大きく成長し部屋を埋め尽くす!そして、ALAS!ALAS!なんたることか!(((これは!?100010111010)))「「グワーッ!?」」残ったランサムと我らが殺戮者、ニンジャスレイヤーすらもが穴への巻き込まれ、01にのまれて消えて行くゆく……。
KA-BOOOM!部屋をまるごと何処かへと転送したポータルは爆発を起こし、黒い穴も収束、やがて、消滅した。……五人のニンジャもろともに……!
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「ゴボボーッ!?」グレースケールが目を覚ましたのは水中だった。(((ゴボッ……ここは何処だ!?たしかポータルの暴走に巻き込まれて……とにかくアイツらと通信を……アイエッ!?)))グレースケールのサイバネアイの視界に写ったのは巨大な目であった。
それは客船の形をした異形の化物であり、青黒い半流体のスライムめいた体、左右からはヒレめいた腕が二本、さらに歪な配置の目が三つ、ギョロリとグレースケールを凝視している。コワイ!
「ア、アイエエエエ!?」グレースケールは叫んだ。そのまま彼は、ハイクを詠む暇すらも無く、化物に無慈悲に呑み込まれ、死んだ。
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「……!」「ねぇ!あなた大丈夫!?」何者かに肩を揺さぶられ、フジキド・ケンジは意識を取り戻した。既に赤黒のニンジャ装束は消え、トレンチコートにハンチング帽の探偵姿に戻っていた。ニューロンの同居者の声も聴こえぬ。「ヌゥ……」(((確か……イクサの最中に、黒い穴に身体が吸い込まれ……)))
「あなた大丈夫?道に急に出て来てそのまま倒れてたんだよ?」見知らぬ娘が心配そうに声をかける。その娘には獣の耳と尻尾が生えていた。バイオサイバネのインプラントだろうか?娘が心配そうに声をかけるなかフジキドは「いや、問題ない…」と答えると彼は立ち上がり、辺りを見渡した。
【ブライトネス・オブ・ア・ニンジャ・アンド・フレンズ】#2おわり#3につづく