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倒壊した瓦礫の山、ジャパリホテル跡地、その近海。かつてはパークの中心地として多くの客で賑わっていたセントラルのけもキャッスルは二千年の地殻変動により水底へと沈んでおり、かつての輝きは見る影もない。
そして城を中心に遊園地全体を囲むように黒い膜が張られている。セルリウムだ、デュプリケイターのジツにより操られたソレは、絶えず流動し、この超自然のドーム空間を作り出しているのだ。さらに西洋式の城の最上部には黄金カワラ屋根の天守閣が増築されている。
城内のホール、黄金タタミ上の玉座に座るニンジャが一人。デュプリケイターである。そして彼にドゲザする三人のニンジャ。ミツリョウシャ、ランサム、ホワイトリーヴズ。「ドーゾ」イタマエセルリアンが極上のオーガニック・トロスシをデュプリケイターに差し出す。彼は一度に二つ食べた。
「……クルシュナイぞ」「「「「「アイエエエ……!」」」」」玉座のニンジャはサケを飲み、ニヤニヤと笑いながら言った。ホールには鎖で繋がれたフレンズが数人。毛皮は剥がされ、体は酷く汚れており、身を寄せあい震えている。ナムアミダブツ。
彼女達には何の罪も無い。ただ、運が無かっただけなのだ。突然現れたニンジャ達は彼女達を捕らえ城の地下牢に幽閉し、様々な非道行為を行った。何人かは仲間を逃がすため果敢に立ち向かった。だが、ナムサン。ニンジャが彼女の身体に触れた次の瞬間、彼女は松明めいて燃え上がり灰と化した。後には焦げ跡だけが残った。
海底の遊園地、逃げ場など何処にも無い。捕まった彼女らは奴隷めいた扱いを受けた、反抗すれば即、惨たらしい死が待っている。彼女らは互いに励まし合いながら助けが来ることを祈った。そんな時、ニンジャの内の一人が牢から全員を連れ出し彼女達を城のホールへと集めたのだ。
玉座に座ったニンジャが言った。「これから君たちと狩りごっこで遊ぼうとおもってな、見事城から脱出出来たらもとの場所に返してあげよう」フレンズ達は皆俯いている。逃げ切れる筈が無い。だがやるしかない。このまま壊れるまで前後されるよりは遥かにマシだ。
デュプリケイターは部屋の奥のドアを指差した。デーモンの口めいたソレの中心には01の穴が浮かんでいる。「ではルールの説明だ。君達は私に捕まらないようにあのドアまで逃げる。アレは直接地上に繋がっているから穴をくぐって外に出れば君たちの勝ち。簡単だろう?私が十数えたら君たちを捕まえ始める。始めようか。楽しい狩りごっこをな」
デュプリケイターは己の分身たる黒帯をセルリアン、カラテセルリアンに合図を送る。それからドゲザする三人に言った。「お前たちは手を出すなよ?簡単すぎてつまらんからな」締めた彼女達の拘束が外れガチャリと床に落ちた。フレンズ達は一斉に出口に向けて走り出した。
「10……9……8…」「ンアーッ!?」出遅れたフレンズの一人が足を滑らせ転倒する。足を挫き起き上がることが出来ない。しかし誰もそれに気づくことは無い。牢獄での生活で精神は磨耗し、もはや自分の身を守るだけで精一杯なのだ。「7……6……5……」死のカウントダウンが迫る!
「4……3……」「ハァーッ!ハァーッ!あと少しで……!」先頭のフレンズが息を切らしながら言った。扉まではあと50メートル。大丈夫だ。逃げ切れる。その時だ、「ああ、やはり我慢ならぬ!2,1,0だ!」「アバーッ!」次の瞬間、先頭のフレンズがうつ伏せに倒れた。後頭部にはスリケンが突き刺さっている。即死であった。
更に次の瞬間、「イヤーッ!」「アバーッ!」玉座から飛び降り、連続側転で移動したデュプリケイターはフレンズの頭を掴み床に叩きつけた!即死!「イヤーッ!」「アバーッ!」更に一人!「イヤーッ!」「アババーッ!」また一人!サツバツ!まさにアビ・インフェルノ・ジゴク。先頭が倒れたことによりパニックを起こすフレンズ達に次々とスリケンや触手が襲いかかり殺して行く!数秒の内にほぼ全員が殺されツキジめいた死体の山が築かれた。生き残ったのは僅かに二人。
スタート時に転んだフレンズと、右足を切り裂かれ血を流しながらドアを目指すフレンズ。彼女はドアに手をかける。デュプリケイターはなにもしない。ただ、ニヤニヤと笑っている。何故?なにかがおかしい、ニューロンがスパークし、フレンズ達の死体が転がる床に這いつくばる彼女は叫んだ。「開けちゃダメ!」「ヤッタ!外に出れる!」彼女はドアを勢いよく開け放った!
ドアを通り抜けた彼女は目の前の光景を見て絶句した。そこには数百体のセルリアン!全員同じヤクザスーツにサイバーサングラス!それらが一斉にチャカを構え待ち構えていた。「「「ザッケンナコラー!」」」
BARATATATA!フレンズは一瞬の内に蜂の巣にされ仰向けに倒れた。ヤクザセルリアン達はズタズタになった死体を一瞥すると全員同じ動作で唾を吐きかけ、動物に戻った彼女の死体を蹴り飛ばした。
「ンッハハハハハハ!たーのしー!だな?狩りごっこと言うのは!君もそう思うだろう?」デュプリケイターはモニターに写された映像を見て黄金センスを広げ大笑いした。ポータルは最初から地上ではなく地下のヤクザセルリアン製造プラントに繋げていたのだ!なんたる非人道!彼は非ニンジャの弱者を虫けらのように殺すのが何よりも好きなのだ。ブッダよ寝ているのですか!
デュプリケイターは玉座からゆっくりと立ち上がり絶望する彼女へと近づいた。「ヒッ……!」「さて、残念だがゲームオーバーだ」「ヤメテ、食べないで……!何でもするから……!許して……!」フレンズは涙を流し失禁しながら必死に命乞いをする。
「フーム……そこまで言われたら仕方が無い」フレンズの瞳に一瞬希望の光が灯った。デュプリケイターは彼女の頭を優しく撫でた。「だが、お前は床を汚した。生かしてはおけん」デュプリケイターは彼女の顔を覗きこみ、冷酷に言い放った。そして心臓を抉り出し、喰らった。「アバーッ!」ナムアミダブツ!
「さて、ランサム=サン。例の装置はどうだ?」デュプリケイターがフレンズ達の死体をセルリウムに取り込むと振り返り、言った。「ハイッ!実際順調でございます!システム全て緑で!」ランサムが顔をあげ答えた。「フフ、よいぞ。しっかり仕事をこなせばお前達ももとの世界へ帰れるのだからな。ハゲミナサイヨ!」「ハイヨロコンデー!ガンバルゾー!ガンバルゾー!」ランサムが両手を高く掲げ、冒涜的なチャントを唱える!他のニンジャ達もそれに続き両手を高く掲げる!「「「ガンバルゾー!ガンバルゾー!」」」おお、ナムアミダブツ、ナムアミダブツ!
その時、カラテセルリアンを掻き分け、翼を生やしたセルリアンが前に出て耳打ちした。彼はデュプリケイターのカラテを分け与えられた存在、カラテセルリアンの中でも偵察に特化した個体だ。
「……そうか、バックパック=サンがイクサを始めたか……よいぞ、そのまま監視を続けろ」「……お言葉ですがデュプリケイター=サン。そのバックパックとか言うニンジャは奴を殺せるのですか?」ホワイトリーヴズが割って入った。「奴はカラテの化け物です」
「あの程度の路端の石、最初から期待などしておらぬわ。殺せずとも相討ち、ないし負傷させれば御の字よ。どのみちどちらが勝とうが私には勝てん。そしてあの二人がイクサということは例のガキは1人というわけだ、行くぞ!貴様ら!」「「「ハイヨロコンデー!」」」
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一方その頃、バックパックとニンジャスレイヤーのイクサは苛烈を極めていた!「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーがスリケンを投擲!バックパックはカトン・エンハンスされたオリガミ・ヒコーキを投げ、これを打ち落とす!ニンジャスレイヤーは地を蹴りワン・インチ距離に接近!拳を繰り出す!「イヤーッ!」「イヤーッ!」バックパックは掌で受け流し首を狙ったハイキック!
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはブリッジ回避!バックパックは続けざまに踵落としを繰り出す!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはブリッジ状態からバク転し躱す!マカーコである!
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」それはミニマルな木人拳めいた最大接近距離打撃の応酬。激しい攻撃と防御の構築美めいた小宇宙!外から見ればネコのじゃれあいの様にも見えるが一発一発が致命傷となる威力!もしも両者の間にマグロを投げ込めばたちまちネギトロと化すことであろう!
「「イヤーッ!」」両者の拳が重なる!「グワーッ!」「ンアーッ!」ナムサン!より深い傷を受けているのはバックパックだ。バックパックは直ぐ様体制を建て直し、「イヤーッ!」右フック!ニンジャスレイヤーは手の甲でこれを反らし、逆の手でチョップ突きを繰り出す!「イヤーッ!」バックパックは側転でこれを回避!「イヤーッ!」さらに地面に手をつき、ブレイクダンスめいて回転!下段蹴りを放ち脛を破壊しにかかる!このキックを危険と判断したニンジャスレイヤーはジャンプ回避!さらにそのまま空中回し蹴りを放つ!
「イヤーッ!」バックパックはダッキングでかわす、しかしそこへ時間差をつけ、二段目の蹴り!暗黒カラテ技、アルマーダ・マテーロ!「ンアーッ!」バックパックの身体がワイヤーアクションめいて後方へ吹き飛ぶ。だが、「ヌゥーッ……!」浅い!
読者諸君の中でニンジャ観察力をお持ちの方ならばお分かりだろう。バックパックは衝撃の瞬間、力を抜き、後ろに飛ぶことで、ダメージを最小限にとどめているのだ!空中で1回転し、猫めいて着地するバックパック!ワザマエ!しかしバックパックは驚愕の表情を浮かべていた。
(((この威力……一瞬でも遅れていたら間違いなく爆発四散していた……モリタ=サン、貴方は一体……!)))バックパックのカラテは確かなものである。しかし、相手は全盛期ほどでは無いが、ソウカイヤ、ザイバツ、そしてアマクダリの幹部と数々の強敵を屠ってきた冥府魔道カラテ戦士、フジキド・ケンジなのだ!(((ワン・インチ距離のカラテは分が悪い……それなら…!)))
「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」バックパックはオリガミ・ヒコーキを飛ばし、連続側転で距離を取ると背中のリュックから先端に虹色の結晶が付いた"ボー"を取り出した!
ボーとは、宗教戒律上刃物を持つことが許されないバトルボンズが主に使用する武器であり、イカはかつて仲間に囲んでボーで叩かれたが為に全身の骨を失ったとされている。ボーには「ヘシヲクダク」と刻まれている。コワイ!
バックパックはボーを構えオリガミ爆発による土煙の先を見据える。だがそこにニンジャスレイヤーの姿は無い!「何!?」ニンジャスレイヤーはヒコーキを決断的スプリントでかわし、バックパックの背後へと回り込んでいたのだ!「イヤーッ!」痛烈なアッパーカット!ボーが弾かれ、ガードが崩される。「ンアーッ!」
「しまっ…!」「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの決断的ダーカイ掌打が炸裂する!「ンアーッ!」腹を抑え前屈みになるバックパックの首筋めがけ無慈悲なるカイシャクチョップを構えるニンジャスレイヤー。この一撃で首をはねればスレイすることができる!
だが一瞬、動きが遅れた。ニンジャスレイヤーは、バックパックの……愛する者全てを失ったかばんの瞳を、哀しみを……かつての己と同じ目を……そしてその一瞬の躊躇がニンジャのイクサでは致命的なウカツとなるのだ!
「イヤーッ!」チョップを掻い潜ったバックパックはボディへ肘打ち!「グワーッ!」さらにボーを振り回し肩を殴り付ける!「イヤーッ!」「グワーッ!」ボーで叩く!「イヤーッ!」「グワーッ!」ボーで叩く!「イヤーッ!」「グワーッ!」
一撃の威力は低いがこのまま受け続ければ重篤なダメージとなる!サツバツナイトはサマーソルトで反撃!バックパックは回避。そのままのバク転を十連続で決め距離を取る。タタミ10枚の距離で睨み会う両者。その時、ニンジャスレイヤーのニューロンに罵声が響く!(((なんたるブザマかフジキド!このようなサンシタの小娘に遅れを取るなど)))「黙れ」嗄れた声でニューロンの同居者……ナラク・ニンジャはつづける。(((奴のソウルはリアルニンジャのそれだ。だがカイデンまでは至っていないレッサーニンジャよ……そしてそのような者に遅れをとるオヌシは……)))「黙れ!ナラク!」ニンジャスレイヤーは叫んだ。右目が点のようにすぼまり炎を灯す。
「スゥーッ……!ハァーッ……!」ニンジャスレイヤーはチャドーを深めナラクを押さえ込む。
「……フゥーッ!」バックパックもメンポから蒸気を吹き出し、ボーを構え直す。リュックからは次々とオリガミが飛び出しヒコーキを作り出して行く。両者ともに無視できぬダメージだ。
「スゥーッ……!フゥーッ……!」おお、ナムサン。バックパックの呼吸はチャドーの呼吸に酷似していた。彼女はこの短時間でニンジャスレイヤーのチャドーを学習し、我が物にしようとしている!なんたるサラマンダーめいたカラテ学習能力か!
バックパックは瞳を光らせ己のソウルを燃やす。内なる獣性を引き出すフレンズカラテの奥義、ヤセイカイホ・ジツである。ボーの両先端から虹色の粒子が溢れ出す!さらにオリガミ・ヒコーキには真紅の炎が灯る。ニンジャスレイヤーは両足にカラテを漲らせスプリント体制をとった。縄めいた筋肉が浮かび上がる!
「イイイ……ヤアアーーッ!」次の瞬間、ヒコーキを一斉に発射!同時にニンジャスレイヤーは走り出した!稲妻めいたジグザグ機動を描き距離を詰める。バックパックはボーを構え正面から迎え撃たんとする!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはドウグ社製のフックロープを投げ放った!バックパックの背後の木に向かって!
「ニンジャスレイヤー=サン!ここがあなたのオブツダンです!」バックパックが虹色に輝くボーを振り抜く!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはフックロープの巻き上げ機構を使い……跳んだ!ボーは空を切る!
「何!?」ニンジャ脚力と合わさりロケットめいた速度で跳躍したニンジャスレイヤーは木にぶつかる直前にロープを放し、「イヤーッ!」1回転し幹を蹴る!狙うは無防備なバックパックの背中だ!なんたる三次元的高速移動!バックパックは辛うじて視界の端に捉えたが防御が間に合わぬ!「イイイヤァァーッッ!」
バックパックの時間が泥めいて加速した……。肩から背中にかけてを衝突させる情け容赦ない大技、暗黒カラテボディチェック!
「ンアーッ!?」CRAAASH!バックパックの体はくの字に曲がり木の幹へと叩きつけられた!『ノーカラテ・ノーニンジャ』いつの時代もカラテを極めたものが上を行く。「スゥーッ……ゴボッゴボボーッ……!」辛うじて爆発四散を免れたバックパック。だがもはやこれ以上の戦闘は不可能!
「ヌゥーッ……!」ニンジャスレイヤーは唸った。実際バックパックの非凡なニンジャ耐久力、そしてリュックに詰まった様々なアイテムが背骨粉砕をギリギリで耐えたのである。(((殺しきれていない……ならばカイシャクする!)))
「スゥーッ!ハァーッ!」ニンジャスレイヤーは油断ならぬジュー・ジツを構え、バックパックへとゆっくりと近づいて行く。無慈悲なカイシャクを行うために……!「ハイクを詠め、バックパック=サン」「アバッ……私は、あの子と……サーバルと……もう一度……!」「ニンジャ殺すべし」ニンジャスレイヤーが呟き、チョップを構えた。その時!
「Myasshoi!」二者の間に割って入る黄黒の影!「やめてモリタちゃん!」サーバルは叫んだ。「二人ともケンカはダメだよ!」「……そこを退け、サーバル=サン。その者は邪悪なニンジャだ。殺す」ニンジャスレイヤーはジゴクめいて言った。「アバッ……サー…バル……ナンデここに……!」
「あたし夜行性だからね!二人ともどうしてこんなことするの?話して!」「……私は……ただ……」「ウミャー……"前の私"のことはあんまり思い出せないけどかばんちゃんは私の友達だよ」かばんは目を見開いた。
サーバルは死神に向き直った。「かばんちゃんをいじめるなら許さないよ……!」サーバルは両手を広げ立ち塞がる。瞳と爪が輝きだす。覚悟の表情である。「モリタちゃんはどうしてこんなことをするの?」サーバルは問うた。
「ニンジャだからだ」即答。彼女はその言葉には激しい憎悪と怒りを感じ取った。平和なパークでは感じたことの無い恐怖を。脚は震え、喉が乾く、だが彼女はかばんの前から一歩も退かぬ!その時、サーバルの背後から一枚のオリガミ・ヒコーキが飛んでくる。サツバツナイトは人差し指と中指でキャッチした。
「かばんちゃん!?」「スゥーッ!フゥーッ!……サーバルには……手を…出すな……!」バックパックはボーで地面を突き、ひび割れたメンポの隙間から血反吐を吐きながら立ち上がった。血は地面に落ちると虹色の粒子となり消えた。「もうやめてかばんちゃん!サンドスターが!」 「ゴボボーッ!」更に吐血!
なんたる無謀!ヤバレカバレか!「……」ニンジャスレイヤーはかばんの目を見た。彼女の瞳は先程までのソウルに呑まれた怒りの目ではない、気高きヒトの光が宿っている。やがて、彼は構えを解いた。
バックパックもサーバルを一瞥し、ボーを下ろした。「とにかく事情を話して。何があったの?」サーバルが二人に問いかけようとしたその時だ、
KA-BOOOM!遠方で爆発音!三者は研究所の方角を向く!「アイエエエ!」遅れて悲鳴!叫びを聞いたサーバルはかばんの方を向いた。そこに彼女の姿は無い。既に研究所に向かって走り出していたからだ。ニンジャスレイヤーはサーバルともにかばんを追いかけ走った!
(((まさか……まさか!)))かばんはカラテのダメージすらも忘れ走った。森を抜け研究所の屋根が見えてくる。彼女は立ち止まり絶句した。「これはッ!?」遅れてやって来たニンジャスレイヤーとサーバルも驚愕の表情を浮かべる。
研究所が燃えていた。
【ブライトネス・オブ・ア・ニンジャ・アンド・フレンズ】#7おわり#8へつづく