学園Aランクでイケメンで武術習ってて財閥の息子ですよ?なにか文句がおありですか?【お試し版】 作:翠晶 秋
辛い。
ので今回は文字数が1000文字しかないです。
「定点カメラ……ねぇ」
「お願いします。彼らが本当にやっていないのだとしたら、僕は彼らに謝らなければならないんです。お願いします」
職員室で、俺は頭を下げていた。
申請をした、5つのカメラ。
絶対にやましいことには使わないと、契約書を書き、頭を下げた。
契約書が重視される世界ではこれ以上の懇願は無い。
「……ふーむ。そんなに大ごとにするかね?」
「……本音を言えば、大ごとにしたいんです。犯人に罪悪感を感じさせ、炙り出しておきたくて」
「ふむ。……例えばであるが、君が定点カメラを設置した後、何もしらない女生徒が着替え始めたらどうする?」
「……っ」
「どんな申請があろうと、頭を下げようと、画面に映ってしまったらそれは盗撮となる。立派な犯罪だ」
……その可能性は、考えていなかった。
「生徒が犯罪を犯せば、君の社会的地位も落ちるし、この学校の格も下がる。とすれば、部活や委員会に割く経費も必然的に少なくなっていく」
「……そこまで考えが、至りませんでした」
「大ごとにするというのは、そういうことなんだ」
先生は俺の肩に手を置いて微笑む。
「まぁ、今回はいじめに対する対策ということで、学校側に秘匿で申請をしておこう。……君がいつも真面目でなければ、普通はこんなことはしないのだが……将来有望そうな君に。唾をつけておこうかとね」
「恐縮です」
こうして俺はプライベートで隠しカメラを買い、それを学校に提出、書面でめちゃくちゃ戦ってから教室に設置することを可能にしたのだった。
一時間で勝手に録画を中止してしまうカメラだが……なにか重要な手がかりがあればいいな。
◇
犯人を捕まえる。
俺は今、アスカの教室の教卓の裏に隠れている。
……アスカの机にイタズラをした犯人を捕まえ、他人に罪を着せたアスカを陥れる。
今の俺の手には買ったばかりのゴム製のナイフが握られている。当たると結構痛い。
「…………」
息を潜める。
誰かこないものか。
アスカは俺が目障りなのだろう。
だからあんな周りくどい事をして俺をハメようとした。
「………………」
それにしても誰もこないな……。
本当に机に落書きなんかしてあったのか?
机に近づくと、ピカピカと光り輝く机。
……俺の推測としては。
アスカは自作自演をしている。
この学校において、アスカにこんな挑戦状とも呼べることを為せるのは一人しかいない。
すなわち、アスカ自身。
いわゆるマッチポンプってやつだ、自分が被害者なら疑われることはないだろうという考えか。
面倒なのはアイツのために俺が動くということ。しかし俺が何を言っても教師側は動かないだろう。
なぜなら、相手は学園1のランク上位、アスカ。
認めるのは癪だが、人を扱う点においては比類ない。
こうして待ち続ければ、いつかアスカ自身が来るはず……!
◇
「で、監視カメラに映っていたのは君だけだったんだけど」
「……ッ!!」
してやられた!
ここまで来ちゃったけど異世界
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行く
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行かない