キャラバンの『我らの団』のメンバーの団長と彼の長年の相棒である加工担当。我らの団で受付嬢をやっているソフィアの、3人がギルドの集会場のテーブルでバルバレ到着した記念で打ち上げをしていた。
そこでの話題はやはりダレン・モーラン撃退したあのハンターの事だった。
あのときハンターの活躍を見届けたのは団長のみ。酒も入りハンターの活躍を語る団長の語りは饒舌だ。
「いやぁ見事だったなぁ~、彼の太刀筋は。あのデカイ甲殻を、バッサバッサ斬り捌いて破壊したと思ったら、何食わぬ顔で飛び降りて息切れ1つしていなかった。どっちがモンスターなんだって感じだったぞ」
先程から同じ事を3回も話しているので加工担当の無口な彼は話半分に受け流し、食事を楽しんでいる。受付嬢は何やらメモを取りながら、話を聞いている。
「ふんふん、なるほど。で、そのハンターさんはどちらに行かれたんですか?」
「ああ、撃退したと分かると荷下ろしの準備に掛かるからと言って戻って行ってしまった。」
「…………我らの団に誘わなかったのか」
「ハッハッハ!すまん忘れてた!!」
「…………忘れるなよ」
「でも、そのハンターさんはバルバレでハンターとして生活するつもりなんですよね。ならここでしばらく滞在すれば会えるのでは無いのでしょうか?はい。」
「さすがお嬢!そりゃそうだがな、だか問題があるんだ。」
「はい?問題ですか?」
「うむ、まず元々ハンターだったとの事だから防具つけられたら正直分からん!」
「……使っていた太刀の名前は聞いてないのか?」
「ああ。だが形状からして鉄刀の強化系だな。雷属性をもっていたな。」
「……斬波刀か。」
「かもしれんが、ハンターがアレ1本だけで戦うわけでは無いだろう。武器もクエストによっても変えるだろうしな。」
「そのハンターさんの見た目の特徴はどんな感じだったんですか?」
「う~む、色白だったな。私服で、いや、素顔をさらしてバルバレ彷徨いてくれたら1キロ先でも分かるんだがな。」
「そんな特徴的な人なんですか?」
「髪の毛も白くてだな。目は赤くて。なんだか異国のやんごとき方みたいな気品があったぞ」
「……そしてG級ハンターか。」
う~む、と3人は腕組みをする。
「よし!良いこと思いついた!相棒はこれから目に入るハンターの装備を見るんだ。もしかしたらモンスターの加工を依頼しにくるかもしれんし、彼の装備は恐らくG級装備だ。お前さんなら見極める事が出来るだろう」
「………やってみよう」
「お嬢はクエスト依頼してくるハンターを目をよく見るんだ。赤くて髪の毛が白だったら可能性は上がるな!」
「我らの団『ハンターさんを探せ!』ですね。楽しそうです。はい。」
「俺は俺で探してみるさ。」
「……何かアテでもあるのか?」
「『勘』だな!ハーッハッハッハ!」
こうして我らの団、『ハンターさんを探せ!』は始まったのだが……。
翌日
夜が明け日が昇るとバルバレのまた別な話題で盛り上がっていた。
曰く、『古龍を撃退に貢献したハンターはフリーランスで何処のキャラバンにも所属してないから引き抜くチャンス!』とのこと。
なので、どのキャラバンもハンター募集の公告を貼り付け、目の前に通るハンターにスカウトするのに躍起になっていた。
それは何故か。そもそもバルバレはキャラバンの集まりで、ハンターだけでは無く、商人の集まりでもある。例えば世界各国の名産品を扱った商人のキャラバンもあれば火山で採れる鉱石を扱ったキャラバンもある。
しかし、そんな多種多様のキャラバンの集まりで共通して頭を抱えているのはモンスターからの被害だ。ハンターを雇ってもそのハンターがモンスターに殺されたと言うのはよくある話。ハンター側もキャラバンに所属して旅の道中モンスターに乱入されて対応するのも面倒だと言うのが大多数。また、一部のキャラバンがハンターに無理強いをして犠牲者も出したこともあり、『キャラバン=ブラック』のイメージもあり、ただでさえハンターが少ないのに加えて中々人手が集まらない。ギルドの歴然のハンターを雇うのは契約金などの多く掛かるので手が出せない。
なので、バルバレに仕事を探して来たハンターにスカウトするのが主流となっていた。
しかし、そんな世間の中、パンツ一丁(実際は私服)で古龍を撃退したハンターが現れた。
このハンターを雇って活躍すれば信頼が出来、仕事や契約が増え、キャラバンの広告塔として宣伝できれば経済効果も期待できる。そういったこともあり、彗星の如く砂漠の大陸風に流されてきた無名の凄腕ハンターはどのキャラバンも喉から手が出るほど欲しかった。
これでは不味いと思ったのか受付嬢と加工担当の二人はバルバレを歩き回っていた。団長は二日酔いでダウンので役に立たない。
「……全く何やっているんだか」
「まあまあ、昨晩は上機嫌で凄く吞んでましたし。仕方ないかと。飲み過ぎを止めなかった私達の落ち度もありますから」
「まあ、そうだが。」
集会場から武具屋、雑貨屋まで見回ったが、目が赤く白い髪のハンターはいなかった。装備の観点で見ても明らかにG級装備だと思われる装備をつけているものも無く、また、クエストを求めるハンターもいなかった。
挙げ句の果てには加工担当がハンターとしてスカウトされる始末である。
「………見当たらないな」
「はぁ、千里眼の薬さえあれば…」
かれこれ半日近く歩き回っても手がかり無し。
ため息交じりに意気消沈に戻ると二日酔いに苦しみながらも団長が向かい側から歩いてきた。
「おう、相棒。ハンターさんは見つかったか?」
「全然いませんよ」
苦笑しながら受付嬢は答える。
「……あとは団長の勘が頼りだな」
言葉数が少ない彼にしては、何処か台詞に棘がある話し方。
「んん、ああ、それなんだがな……」
「何だ、二日酔いで当てにならないか?」
(若干加工屋のお兄さんキレてますね。)
受付嬢が二人のやり取りを見守っている。
「いや、二日酔いに効く薬だと思って飲んだら、『千里眼の薬』だったようでな、『視えるんだ』」
「「え?」」
「しかも」
団長は集会場の方を指さして言った。
「こっち歩いてきてるし」
「「ゑ?」」
話は昨晩に戻る。
ハンターは集会所へと向かって行った。プラチナ製のギルドカードを手にして。
テンガロンハットをかぶった小柄のギルドマスターにバルバレに来た事情話してバルバレギルドに置いてもらえるよう話をした。
「ほっほほ。なるほどね、大体の事情は分かったよ。そうなると君、キャラバンの一員になった方が良いねぇ」
「何故?」
「それは彼処のハンマー持った姉ちゃんに聞いた方が……おーい、銅鑼ねえちゃん!ちょっと来てくれ」
大きな銅鑼の前に立っていた女性がハンマー持って歩いてきた。
何でもギルドマスターによると銅鑼ねえちゃんはハンターのキャラバンや仲間を探す仲介役を行っているらしく、バルバレに来たばかりの何も知らないハンターに仲間を探す手伝いをしてくれるそうだ。
「教えてくれ銅鑼ねえちゃん。キャラバンに入った方が良いってのは?」
「はい。まずハンター様バルバレという街の特徴はご存じでしょうか?」
突然の問題に腕を組みながらハンターは答えた。
「ん?……そうさな、地図に載らない街。キャラバンが集まって出来た街かな?」
「その通りでございます。極端なことを言いますと、ドンドルマにこの集会所が移動して、それを目当てに多くのキャラバンが集まったらそこは『バルバレ』になってしまうんです」
「ふむ、なるほど。それとキャラバンに入った方が良い理由とは?」
「はい。ドンドルマギルド、正確にはドンドルマギルドポッケ村支局に所属していた際、ギルドの管轄が決まっておりまして、活動範囲が決まっていたりしております。ただ、バルバレはキャラバンハンターが多いので、その各キャラバンごとに合わせて支援活動範囲がかなり広くなっております。なので、色々な地方で活動する場合はキャラバンに所属し、援助を受けた方がよろしいのです」
「なるほどね。じゃあキャラバンハンターとして活動した方が良いって事か。そうさな、銅鑼ねえちゃん、オススメはあるかい?」
「そうですね、ハンター様はモンスターを探していると言うので、それなりに規模の大きい所が良いかもしれません。色々な狩り場へいける移動手段を確保しているキャラバンが良いのかもしれませんね。明日までに候補を出しておきますので、お時間頂いていてもよろしいですか?」
「ああ、お願いする」
銅鑼ねえちゃんは必要な書類を纏め銅鑼の前へと移動する。色々と設定が決まるとこの銅鑼を鳴らすのが習わしだとか。
話も纏まりハンターが銅鑼が鳴ったあと、帰りながら何処かで食事しようか考えていると、銅鑼ねえちゃんが少し頬を朱に染めて聞いてきた。
「あの、ダレン・モーランを、その……。ぱ、パンツ一丁で討伐したのはハンター様の事ですか?」
「……ダレン・モーランと交戦したのは確かだが、私服でだぞ」
ここでこれを聞かれるかとハンターは眉間にしわを寄せる。しかしフルフェイスなので銅鑼ねえちゃんには表情は見えない。
「そ、そうでしたか。変なこと伺って申し訳ございませんでした」
「いや、いい。……このことは誰にも話さないでくれ。ありもないことで周りがやかましいのは嫌いなんでね」
「はい、かしこまりました。」
「それに……パンツ一丁はさすがに無謀だろう」
「そうですよね」
ふふふと2人して笑う。気まずい空気は消え去っていた。そんな空気に安心したハンターはふとした疑問。本当にパッと心に浮いた質問を訪ねた。
「因みにそんなハンターがいたら君も軽蔑するだろう?」
この問いに収まりかけた銅鑼ねえちゃんの顔が先程よりも真っ赤に染まり。
(…………ん?しまった、セクハラか?)
その表情に疑問をハンターが覚え。ハンターの背中に冷たい物が流れるのを感じたとき、暫くの沈黙の後に銅鑼ねえちゃんは答えた。
「…………アリだと思います」
「無しだよ」
ため息1つ。
どうやらバルバレギルドも一癖ありそうだ。
銅鑼を鳴らそうとする前に、銅鑼ねえちゃんに再度まともなキャラバンを紹介してもらえるよう頼みこみ。自分の性癖をうっかり暴露して動揺した銅鑼ねえちゃんは真っ赤になりながら返事をして大きなハンマーで銅鑼を鳴らそうと大きく振りかぶり、軸足をそれはもう見事に滑らせ空振りして、そのまま勢いでハンターの脇腹を叩きつけてぶっ飛ばし。「申し訳ございません!」と泣きながら謝ってきて。
それを大丈夫だからと言いながら、男の意地と根性で咽せるのを歯を食いしばり堪えて、なだめて集会所をあとにした。なんか色々と注目の的になり、疲れたハンターは賑やかな通りで食事する気持ちも起きずそのまま自分の改造マイルームに帰って回復薬Gを2杯飲んで寝た。恐るべし銅鑼ねえちゃん。もうハンターは銅鑼ねえちゃんだけで良いんじゃないかな?彼女の一打はそれ程強烈だった。
そして翌日。朝にシャワーを浴び、銅鑼ねえちゃんに叩き込まれて出来た黒アザに軟膏を塗り、Sソル・Zシリーズに身を固め外に出た。G級装備とは一体?と疑問も湧くが、普通に油断してればG級ハンターも下位のドスファンゴの突進でさえ当たり所が悪ければ普通に死ぬ。つまり当たり所が悪かったと言うこと。それを天然でやってのけるとはやはり銅鑼ねえちゃん恐るべし。
と、くだらないことを考えながらキャラバン見物に外に出る。
今日も天気が良く、街は祭りのような活気がある。何人か「ハンターさん!うちのキャラバンに来ないかい?」と誘ってきたが丁重に断った。と言うか進む度声が掛かる。いったいなんだと言うんだろうか?暫く散策していると後ろを距離を取って着いてくる気配がある。
(なんだ、声掛けか?)
集会所を裏からぐるりと遠回りして大砂漠へと続くメイン通りを歩いていても、まだ後ろに気配がある。
舌打ち1つ。
ハンターは理解した。どうしても自分の白い肌、白い髪。《アルビノ》と呼ばれる体質のせいで目立ってしまう。日焼けもしやすいので、それを防ぐためフル装備で外出したが、G級装備が裏目に出てしまった。
そして、昨日の出来事によって多くのキャラバンが金稼ぎのため自分の戦闘力を求めていることを理解した。
ふざけるな。憤りもあったが、哀れな気持ちが強かった。弱肉強食のこの世界。モンスターだろうが人間だろうがアイルーだろうが、厳しい自然の中与えられた能力で生き延びようと必死になって生きている。その事を忘れ、人間の作った金や権力の為に他を尊重することを忘れてしまった人間に力を貸すのは御免だった。
確かにG級装備を装備しているが、銅鑼ねえちゃんの会心の一撃でアザが出来てしまう。どんなハンターでも油断すれば死んでしまう。それを理解してないキャラバンには入るつもりは無かった。つまり銅鑼ねえちゃんなめんなよ。
怒気を少し込めて後ろを振り返る。六名ほどの男女がこちらを追っていた。
「貴様ら俺に何か用か?」
「いえ、別になにも」
「ほう?なら何故わざわざ同じように集会場の裏を通ってここの通りまで俺の後を付いてくる?」
「す、すいませんでしたぁー!!」
6人の男女が一目散に帰って行くのを見てため息1つ。まったく訳が分からない。本気で力を貸して欲しいなら逃げずに説得しに向かってくれば良いのに。
そこで、ふと思いだしたのが昨日会ったあの団長。あの人もキャラバンをやっていると言っていた。団長に相談するのも良いだろう。
そう考えて暫く道なりに歩いていると、撃龍船で出会ったウエスタンな男性を見つけた。
「団長殿、昨日はどうも」
「やはりこの声は!よう、ハンターさん!お互い無事で何よりだな」
再会に2人は固い握手をする。
「なんだか装備を身に付けるとまた違った貫禄があるな!」
「しかし、俺が声を掛けたとは言え、よく分かりましたね」
「ハッハ!まあ、1発でわかったさ。改めて、はじめまして!キャラバンの《団長》をやっている者だ!よろしくな!」
「しがないハンターだ。宜しく」
「それにしても、ロクな装備もない中あれだけの時間を持たせるとは…、正直驚いたよ」
「まあ、やれるだけをやっただけです」
「ハッハ!そうか!ところでハンターさん、仕事のアテは?」
「ギルドへ行って登録して、所属のキャラバンを探してる所です」
「……ほうほう、そいつは好都合だ」
団長はニヤリと笑うと両手を広げて言った。
「仕事ならここにあるぞ!今日から俺のキャラバンに来ないか?俺は…そうだなァ、言ってみれば、トレジャーハンター!相棒と作ったキャラバンで、とあるアイテムの謎を求めて旅をしているんだ!今は、3人の仲間を探してここバルバレに来た、ってワケだ」
「トレジャーハンターですか」
「ああ、そして探している1人目は料理人!旅にうまいメシは欠かせない。酒があれば、なお最高だ。2人目が、商人!いつでもどこでも物資を確保できるやり手の商人がいいなァ。そして最後の1人が、ハンターだ!旅には危険がつきものだろう?キャラバンを守ってくれる腕の立つハンターを探していた。そこで、連絡船の中で出会ったのがお前さんだったというわけさ」
「なるほど、そうだったんですね」
「ああ!お前さんは、たった1人でバルバレを救うきっかけを作ってくれた。その度胸を、技術を見せてもらったよ。どうだ、こいつはもう運命だな!俺たちのキャラバンに、《我らの団》に来てくれないか?」
団長の答えに少し考えてハンターは言った。
「質問良いですか?」
「ああ、何でも聞いてくれ」
「俺はあるモンスターを捜している。しかしそいつは手がかり無し。雲を掴むような話だ。……そいつを捜すのに協力して貰えるだろうか」
もう20年もの年月追いかけてきた夢。誰にも理解されることの無かった自身の出生。それを目の前の団長に打ち明けても大丈夫なのは先日の出会いによって理解していた。しかしどうしても不安はある。
しかしその不安は杞憂に終わった。
「ハッハ!なんだ、そんなことか。勿論だとも!こっちだって雲を掴むような話だ。それに目的があって良いじゃないか!俺たちとハンターさんならできるできる!」
初めて会った時のように豪快に笑って答えた。この人は本気でやれると言っている、ならば。
「フッ、ならば貴方のキャラバンハンターとして腕を振るいましょう。宜しくお願いします」
「よしきた!そう来ると思っていたぞ!そうと決まりゃあ、入団試験といくか!」
「受けましょう」
話は決まった。迷うことは無い。
場所は変わって我らの団。変わった名前だが、これが正式名称とのこと。団長の他に旅団の看板娘の受付嬢と、団長の相棒の加工担当に挨拶をして入団試験を受ける説明を受けていた。
説明は受付嬢。
「はい、皆さんお静かに~。それでは入団試験ですね。ハンターさん宜しくお願いします」
「『お嬢』宜しく頼む」
団長や加工担当は名前では無く、お嬢と呼んでいる。めがねを掛け知的な雰囲気を持つ受付嬢。お嬢と呼ぶのが抵抗がなかった。ハンターもそれに習った。
「はい。入団試験はこんがり肉1個と、回復薬グレートの納品です。手段は問いません」
「そうか、簡単だな。リオレウスでも狩ってこいと言われるかと思ったが。……ん?待て、手段は問わないと言ったな。クエスト行かなくても俺の荷台から持ってこれるが?」
入団試験と言われるから覚悟をしていたが、思ったよりも簡単な試験。試験というかハンターの入門テストのような物だが。だが、ハンターは気がついた。何故なら狩猟、採取、運搬、納品。ハンターとして基本的な仕事だが基本ほど大切な物は無い。基本が大切に出来ない奴ほどミスを犯す。1つのミスが命取りなのがハンターと言う職業だ。恐らく団長殿もそれを理解しているのだろう。
「もう既に試験は終わってましたね。まぁ、ハンターさんの実力はもう誰が見てもただ者じゃ無いと分かるのでやらなくても良いんですが、団長どうしますか?」
「ハッハ!そうだな、折角だから現場で調達してくれ。ここのフィールドに慣れるついでだ。ピッケルや虫網を持って素材ツアーがてら行ってきてくれ。お嬢、ハンターさんならリオレウスでも襲っても大丈夫だ。一緒に行って来れば良いさ」
「本当ですか!ハンターさん、宜しくお願いしますね!」
「分かりました。直ぐに準備して行ってきます。それと、加工担当さんお願いが」
「……うむ、必要な物があるなら何でも行ってくれ」
「太刀を何本か研ぎ直して欲しいのですが」
「うむ、お安い御用だ。任せてくれ」
「ありがとうございます。それじゃあお嬢、準備しようか。」
「はい、それでは出発に向けて準備、準備~♪」
さて、何事も無く無事終われば良いのだが。