M.A .R.S100   作:玉魂

23 / 39
先に言っておきます。


西上の話です


他のオリキャラもやります



正直言うと「これいる?」って感じの話ですが放って置くのもあれですから…ね






それでは




第?話「 西上 灰人 」

 

追いつくまで、相当な時間が掛かるであろう。

 

 

 

 

西上は、歩きながら昔を思い出していた

 

 

 

 

 

–––––––––––––––––

 

 

 

–––––––––––

 

 

 

––––––

 

 

 

––

 

 

 

 

 

 

 

 

約5年前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようこそ……U-NASAへ」

 

 

 

 

 

 

 

黒いスーツの男が新入の職員をそう持て成した。

 

 

 

 

 

男は続ける

 

 

 

 

 

 

 

「それで……このままあって欲しい人が居るんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「会って欲しい人…ですか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、どんな仕事してもらうか教えて無かったでしょう?」

「君がこれから所属する…"チーム"の上司だよ。ついて来て」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男に連れられて来た部屋の扉を開く。

 

 

 

 

 

 

 

中には机、PC、書類などがあった。

 

 

 

そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そこの君が"西上 灰人"君か」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

いつの間にか、ここまで連れてきてくれた男は消えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼ですが…あなたの名前は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

座っていた大男は立ち上がった。

 

 

 

失礼だとでも思ったのだろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ…聞いてないのね。俺の名前は"小町 小吉"だ」

「以後、よろしく」

 

 

 

 

 

 

スッ

 

 

 

 

握手を求められ、それに答える西上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「早速何ですが…何すれば良いんですか?小町さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、その前にさ…君は超優秀だって聞いてるんだよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……」(親父が『上』の奴だからな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そして…『口』が固い人だとも」

「それで俺が…俺達がやってる仕事は、ちと特殊なんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……まずはこいつを見てくれ」

 

 

 

彼はそう言うとPCを操作し、ディスプレイの首をこちらに向ける

 

 

 

と、その前に

 

 

 

「あ、座っていいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

椅子に腰掛ける

 

 

 

 

 

 

 

ギシッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、これ」

 

 

 

 

 

 

ぐいっ

 

 

 

 

 

 

「…何です?これ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その画面に映し出された画像は…

 

 

 

 

 

 

黒光する、人

 

 

 

 

いや、人型ではあるものの、少し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「変…ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう、何故ならこいつは人じゃない。」

 

「"虫"なんだよ…こいつ'ら'は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「"は"って…何体か居るんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鋭いな…あぁ、気持ち悪い程にうじゃうじゃとな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで?こいつ何なんです?昆虫ってどういう事です?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「虫って言っただろ…知らないか?こいつの、見た目」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言われもう一度、じっくり見てみる西上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……んー?」

 

 

 

 

 

黒く光る身体。

 

長い…二本の髪?

 

尻から生えた二つの突起

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ムッキムキですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこは重要じゃない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ズバリ言うと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ゴキブリ】

 

 

 

地球に約、4000種。

 

 

そして、この地球に生息している数は

 

 

 

 

 

〔 1兆4000億匹 〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゴキブリ…みたいですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「正解だ…『テラフォーミング計画』知ってるか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えぇ、まぁ。『増えすぎた人口をあったかくした火星に飛ばす』って奴ですよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

「流石に勉強してるか…暖かくするために送った二種類の物は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「苔と…ゴキブリ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうだ、今から全て」

 

 

 

 

 

 

 

「話す」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

約30分後、彼は唖然としていた。

 

 

 

 

 

西上は、今話された事を信用できていなかった。

 

 

 

 

いきなりゴキブリが人型になって人を襲ったとか、

 

 

 

 

薬を使って仮面ライダーになったとか……聞かされてそれを信じる人の方が圧倒的に少ないだろう。

 

 

 

 

 

 

しかも、謎のウイルスを持ち帰ったなどと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやいや…仮にそれが本当だったとして、なぜ入ったばかりの自分に?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「言っただろ、君が優秀で…口が固いからだと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言うと小町は立ち上がり…

 

 

 

 

 

 

 

 

「ついてこい…こいつらを生で見せてやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オフィスから退出し、向かった先は鍵が掛かった部屋。

 

 

 

 

 

 

 

今では主流のカードキーでロックを解除する

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピッ…

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋は暗かった。

 

 

 

どうやら壁にガラスが埋め込まれているようだ

 

 

 

 

 

「明かり…付けるぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

パチッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

照らされる室内。

 

 

 

順番についていく電灯。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラスの向こうには…ゴキブリ。

 

 

 

 

 

 

 

人型のゴキブリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信じるしか、無かった。

 

 

 

 

 

 

動いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺たちは数年後…ワクチンを造りに火星へ行く」

 

 

 

 

 

「君は別について来なくていいが…俺達の…計画のサポートをしてもらう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「が、頑張ります……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、一年。

 

 

 

 

 

 

彼は病院に来ていた。

 

 

 

西上本人が病気や怪我をしたわけじゃなかった

 

 

 

 

 

 

「西上 灰人様ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見舞いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……父さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

返事は無かった

 

 

寝ているようだった

 

 

 

 

 

 

 

 

「寝てたか…タイミング悪いな」

 

 

 

 

「ま、暇だろうしな」

 

 

 

 

 

 

「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このまま行かれると……俺一人になっちまうよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AEウイルス。

 

 

 

 

 

 

バグズ二号の生き残りが持って帰ってしまったウイルス。

 

 

 

 

 

 

 

 

細胞を徐々に壊して行く奇病……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして西上の父親もこの病気に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、父だけで無く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母親、恋人、弟を…既に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故俺だけが…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうして俺は元気に歩けるのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうして俺は元気に食事を採れるのか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうして俺は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうして…生きているのに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『希望』が無いのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「小町さん」

 

 

 

 

 

 

「いえ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「【艦長】、話があります」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしてだろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、父も手遅れだろう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なら、今やれる事は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺にも手術を…受けさせて下さい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とうとう明日出発だが…頼んでた物は…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「できてますよー……西上くん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……西上君は火星に何をしに行くの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうだな………俺は…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪死ぬために逝く≫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





かなり駆け足ですが、長くなるのもなぁ…






追記•微調整、誤字修正












あ、ちなみに

まだオリジナルTF出す気です
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。