第三十一話「使命」
「あー…全身痛い…」
西上は足を引きずりながら、ボロボロのTFの事を引きずる。
("治療"の為に薬使っちゃうか…?けど残り一本だぞ…)
(正直…)
「追いつけないかもな…」
西上は後ろを振り向く
「アネックスに行くか…?」
この戦争。
アネックスと電波塔を奪ってしまえば、中国は破滅する
地球に裏切りの事を伝えてしまえば、勝てる
しかし、そう簡単に行くか?
これは戦争だ。
重要なのは当然、兵力、知恵、金、"ずるがしこさ"。
そして"運"
(俺なら、電波塔をジャックされた場合も考えるが…)
「ん?」
何故、この蛾はあんな所を飛んでいたのか
ふと、頭によぎる
蛾だけでは無い
カエルも、サメも
アネックスより離れた場所にいた。
「何かを…探してた?」
「もしや中国の奴らが?」
TFに技術を提供したのか?
それは…
「くそっ……どの国にも馬鹿はいるな…」
少し、時を遡る
【地球】
「あー、マーズ•ランキングが確定したのはいつでしたっけ」
「えーと…幹部六人が決まった少し後ですね」
「あぁ、そうでしたね」(日付で答えろよ…つり目野郎)
「所で、大統領とお会いできたりします?」
「え、主席とですか?それは流石に…」
「あーそうそう国家主席。無理ですよね…そりゃそうだな…」
「と、言うか。U-NASAの方がどうしてわざわざ"ドイツ"まで?」
「準備終わってますよね?アネックス出発"明日"ですよ?」
「……ごちゃごちゃ……うっせーな……」
「え?何か言いました?」
「いえ…それじゃあ。今、この場で一番アネックス計画に首突っ込んでる人は?」
「僕ですが」
「お前かよ」
「……」
「…見せて頂きたい物があるんです」
二人は席を立ち、部屋を出る
ある部屋に入る。
中には大量の棚、ファイル、PC。人は今は居ないようだ
「特別ですよ?国家機密とまで言いませんが」
「えぇ、すいません」
「終わったら先程の部屋におこしください。それでは…」
「あ、そう言えば名刺交換してませんでしたね」
「ちっ…どうぞ」
「それでは…『東下 光(とうか ひかり)』さん。口に気を付けて下さい」
「そうですね…『ベンノ•フィールド』さん。これから長い付き合いになるでしょうし」
扉が開き、閉まる
この部屋には、いま一人だけである
「"女"だからって甘く見やがって…」
一人、部屋で呟く
彼女はU-NASAからある目的で来た
最初からお互い警戒しあっていた
このタイミングで東下がドイツ政府宇宙局まで来たこと
そしてここまで来た理由。
「アネックス出発までには間に合わないよな…」
バグズ手術とMO手術の間の白紙
どんなものにも『試作品』はある
いきなり完璧な物ができる筈は無いのだ
「ここは何かを隠してる…」
更新遅くなると言ったなあれは嘘だ
まぁ修正加筆二話分したからいいよね?
のりで書いちゃったんだよ
誤用修正しますた