M.A .R.S100   作:玉魂

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第三十五話「継続」

 

 

 

 

 

 

 

 

『この男(女)は』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

((捕獲する‼︎))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先に仕掛けるのはベンノ

 

 

 

東下の胸にナイフを突き立てる気であろう

 

 

 

 

 

(速いな!けど)

 

 

東下一歩、前へ踏み出す

 

 

 

 

切られた一本の触腕も、既に再生を済ませている

 

 

 

今度は両手と三本の触腕で縛り上げる

 

 

 

 

 

このトイレ内は広くない。

 

故に、一本道である。

 

 

 

 

 

 

 

 

ベンノが右手のナイフを突き出して来る

 

 

 

 

 

 

(!?馬鹿が!)

 

 

 

 

 

 

 

ただの突きを縛るのは簡単だ

 

 

 

 

 

「くっ!」

 

 

 

 

一本の触腕がベンノの手の動きを止める

 

 

そして、そのまま、締める

 

 

 

 

 

間違いなく砕けただろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…馬鹿はどっちだ」

 

 

 

 

 

 

「あ!?」

 

 

 

 

 

 

 

左手にいつの間にかナイフが握られていた

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおッ!!」

 

 

 

 

 

 

首の皮が

少し、切れる

 

 

 

 

 

つい、触腕を離してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先ずは足の自由を––

 

 

 

 

 

 

 

 

「フンッ!!」

 

 

 

触腕で体勢を直す事ができた東下が、ベンノを叩き飛ばす。

 

 

 

 

 

 

壁に叩きつけられ、崩れる

 

 

 

 

 

「手加減したけど…もう立てないだろ。捕獲完了っと」

 

 

吹き飛ばす時、左手にもダメージを与えておいた

 

 

ついでに足元にあるナイフを踏み潰す

 

 

 

 

 

 

 

「そもそも接近戦自体間違ってんだよ」

 

 

 

ベンノの首を掴み起こす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……いえ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「!意識あんのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これでいいんですよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バランスを崩し、転倒する東下

 

 

 

 

 

 

 

「僕は…有言実行する男です…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ、どうやって…!」

 

 

右足首から先が無かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやったのか

 

 

 

 

薬を使った様子はなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん…ここ見てください」

 

 

 

ベンノは自身の足を指差す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爪が非常に長く、鋭くなっていた

 

 

 

 

 

 

 

「 TFには不向きなベースですが。対人ならどうですかね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕のPC覗いた時見たでしょう?これが薬を必要としない、"不完全変態手術"ですよ」

「因みに、"ヒクイドリ"の足です」

 

 

「これのお陰で靴のサイズがバカでかいですが…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「成る程ね。頑丈な訳だ。」

 

 

 

 

 

 

 

「捕獲しがいがある」

 

 

立ち上がる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「再生早いですね。流石タコです」

 

「僕、薬を使うわけにはいかないんですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…なんで?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「薬の数とか上に管理されてまして…データ取られたとかバレたら、文字通りクビが飛びます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「絶対に勝たなくてはいけない……負けられない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…勝つのは私だよ」

 

 

 

 

ここからは、早かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベンノが地を蹴り、突進してくる

 

 

 

 

 

 

東下は後退する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東下の首に向けて足で薙ぎ払う

 

 

 

 

 

 

 

 

(ここだ…!)

 

 

 

 

 

 

 

「!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(パイプ!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足の動きは止めれず、東下が壁から触腕を使い、取り外した水道管を盾にする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒクイドリの爪が、水道管を切り開く

 

 

 

 

 

そして、勢い良く水が飛び出す

 

 

 

 

 

 

 

目潰し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今度は手を抜き過ぎない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地を踏み出し

 

 

 

 

 

全身で体を前にだす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相手の腹部に向け、

 

 

 

 

 

 

 

正拳突き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「がッ………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、首に触腕を巻きつける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ぐっ…う」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お互いシロウトだったな…ベースのおかげだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

抵抗する力が消え始める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「捕獲完了だ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても……あの警報は一体…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





もっとスピード出すべきだったか。微妙な感じになった

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