M.A .R.S100   作:玉魂

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うわー時系列が凄いことに…
時は遡ってまた戻ってって感じです。

とりあえず影が薄いオケラ型TF戦です、はい。


第八話「二流一流」

第一班と第二班が合流。

 

 

クロカタ型TFを捕獲した祥哉と慶次。

ニジイロクワガタTFを撃破したアルマとジャレッド。

そして同時刻、もう一体のバグズ型TFがこの場に居た

 

————

 

「おいおいまた面白い形の奴が出てきたぞ、燈」

 

「こいつは俺がやるよ、マルコス」

 

アレックスの特性と専用武器『鉄球』を活かした援護投球の威力は絶大だった

が、この目の前にいるバグズ型TFはそれを難なくキャッチしたのである。

 

 

(手の形からして、螻蛄。か?)

 

 

燈はマルコスの専用武器『アラクネバスターMkⅡ』

を持っている。ただの棒だ。

 

「俺より格好よく使うなよ…」

 

 

「こっちから行くぜ!」

 

棒の先に燈の糸で鉄球を結びつけていた

コレを全力でぶつけられると…

 

「じょっ…!」

 

硬くても徐々に割れていくバグズ型TFの甲皮。

 

 

「お前は!俺の技全てを使って殺してやる…!」

 

が、明らかに燈に動きは大雑把になっていた

 

(…?言ってる事と合ってないぞ…!)

 

燈は少しづつ自我を失っていた。

産まれつき持つ能力のせいで…

 

殴り飛ばし、踏み付け、羽を捥ぐ。

 

トドメを刺そうとするその時、誰かが燈の腕を掴んだ。

 

「戻ってこい。燈」

 

「…?艦長?ミッシェルさん?」

「また暴走したのか…俺…」

 

「お、今度はすんなり落ち着いたな」

 

「それ以上やると捕獲じゃなくなるぞ、お前の得意分野だろうが…」

 

「うっ…すいません、また感情てきになちゃって…っと」

 

「おい、あのTF穴掘って逃げたぞ」

 

「大丈夫です…あらかじめ地面に"糸"をしいておきました」

「今頃絡まって団子です…」

 

 

——————

 

 

少し離れた所に第二班の残りの班員が脱出艇で待機していた。

 

「終わったようだ…」

 

望遠鏡を覗きながら投球していたアレックスがそう呟いた。

 

「……」

 

「アレックス?どうしたの?」

八重子がそう質問したが、応答はなかった。

 

 

「終わったのかー?」

脱出艇の外から声が聞こえた、辺りを見張っていた西上だった。

 

「案の定何体かこっちに来たよ。ま、当然か…けど」

「やっぱり捕獲は俺向きじゃないな…」

 

脱出艇の周りにはTF達の死体が転がっていた

 

「アレックス君…?

とりあえず連絡があるまで待機だ」

 

その後、直ぐに脱出艇を動かして第一班と合流した。

 

そして…

 

「……」

 

アレックスは無言で歩く。ある一点を見つめ、歩く。

 

あたりは静かであった、その静寂を破る声が一言。

 

「すまないっ…!!」

マルコスだった

 

「俺がついていながらシーラが…!」

 

第一班が初めてTFと交戦した時。

アレックスとマルコスの幼馴染のシーラが『バグズ型TF』

によって犠牲になっていた。

 

アレックスはマルコスの顔に拳を振り抜いた

 

「!」

 

「今殴ったのは怒ってるからじゃない…

お前が殴って貰いたいって顔してたからだ…」

「お前が涙を流してる理由は分かる…!だが俺は違うぞ

ここにシーラを守りに来た訳じゃない!」

 

「変わりに来たんだ…!」

 

「…!あぁ、そうだったな…」

「すまない、アレックス…」

 

「分かりゃいいんだよ…」

 

 

——————

 

「ハァ……なんとか修理も済ませたな…

もう飛べないけど」

ため息を漏らしたのは班長だった

 

「まさか、私たちのだけ壊れ易くなってんじゃないだろうな」

 

「勘弁してくれよ…だが飛べなくなったのはかなり痛いな」

飛べないと言う事は陸で行くしか無い、移動に

時間が掛かるハメになった。

 

 

「と、言うとこのままアネックスの方に行くんですかね?艦長?」

眠たそうに質問したのは祥哉だった

 

「いや……今日はここで休むとしよう」

 

「やったぜ。っていいんですか?急がないと不味いんじゃ…」

 

「いいんだよ、私たちは人であって兵器じゃない。食って寝て、休む。コレを忘れると人間じゃなくなる」

と得意気に言うミッシェル

 

(俺の受け売りじゃん)

 

 

—————

 

「艦長、今日だけで二班合わせて11名が犠牲になりましたよ」

 

「あぁ西上か……正直俺の力不足だよ…」

 

「いえ…奴らは思ったより進化してます。何よりも…バグズ型です。それ以外にも不信な点が…」

 

「そう言えばアネックスの薬の保管庫に既にいたんだよな?」

 

「えぇ、二体…真っ先に薬を狙ってました。何処から来たか知りませんしすぐ処分しましたが…捕獲しておくべきだったか…」

 

「てかわざと殺してるだろ?手足を折ればいいだけだし」

 

「艦長、俺のランキング知ってるでしょう?」

「まぁ砕くのは楽しいですが」

 

 




やっぱり急ぎめになってしまうよ
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