昼食の時間帯、食堂にてイチカ・オリムラとファン・リンインが口論していた。また、イチカ・オリムラの騒動ですか。等と考えていると「ド貧乳!」という言葉が聞こえてきた。振り返ると『部分展開』したファンさんがイチカ・オリムラに拳を突き付けていた。やはり、トラブルメーカーなんですね。ラウラやクロエは楽しそうに友人と語らっており、サラシキさん達は放課後の合同訓練について話し合っている。タイムレンジャーとしての活動ですか?等と尋ねるのは野暮だと思うことにしました。
チフユ先生は胃薬とお粥を混ぜたモノを口の中に掻き込んでおり、ストレスや疲労が溜まっていた。一応、午後の授業はマーヤ先生に預けておいたが。
この人が保健室で安静にしているとは思えないんですよね。タバネ博士に救難信号を送ると飛んできた。チフユ先生の疲労困憊な現状に嘆きつつ、保健室で看病していると保健室の外を走るファンさんを見付けた。
…泣いていたような気がしますが。どうするべきなんでしょうか。クロエ達もチフユ先生のお見舞いに来ており、胃に優しい『フルーツゼリー』や速効改善『サプリメント』を渡していた。ホウキさんは普通にリンゴを持ってくる辺りは真面目なんだなと思う。
ホウキさんやクロエ達は下校時刻間際まで看病に付き合ってくれ、なんとか普段の威厳を取り戻せたチフユ先生に見送られながら帰っていった。
「チフユ先生、胃に穴とか開いてませんよね?」
「やめろ、考えたくない」
「ちーちゃん、レントゲン結果なんだけど。見る?」
「私は健康体だ」
翌日、チフユ先生は学校を休みました。ナノマシンカプセル容器の中に入り、ストレスで開いた穴を埋めているそうです。…イチカ・オリムラは「心配だな~」等と宣っており、お見舞いには来ませんでした。あいつ、人としてクズですね。チフユ先生は最後の肉親ですよね?
今現在、クラス対抗戦の話で全クラスが盛り上がっている尤もチフユ先生のクラスは「負け決定」となっているけど。そりゃあ、自分よりも小さな女の子や戦闘を見ていながら優位に立った瞬間、撃墜されるようなアホでは負けると確定してしまいますよね。等と考えているとピットから『甲龍』を纏ったファンさんが登場してきたが、イチカ・オリムラが出てこない。
五分十分と時間が経過していく中、出てきたイチカ・オリムラの手には『ルパンガンナー』が握られていた。教員席に座っていたタバネ博士とチフユ先生が此方を見てきたが、全力で否定した。
「馬鹿者が、整備室から持ち出したのか!?」
「ちーちゃん、試合中止してっ!流石の束さんでも怒ってるんだよ!?」
「私だってキレている!教員の私物を盗むなど懲罰房でも足りんぞ!?」
慌ただしくなる教員席から「タイムレンジャー」へと出動命令を送る。
◆◆◆◆
「鈴、覚悟しろ。いくぜ!へん「織斑一夏!そこまでだ!!」…だ、だれだよ!?」
一夏と鈴音の間に現れた六人の女の子は左手首に楕円形のブレスレットや恐竜の横顔を模したブレスレットを装着していた。五人は左手首に装着したブレスレットに向かって「クロノチェンジャー!」と叫んだ瞬間、五色のコンバットスーツを纏っていた。
フランツェスカ・ボーデヴィッヒ以外が唖然とした表情を浮かべている最中、変身していなかった水色の髪を靡かせながら左手首を口元まで持っていくと大きな声で『V-Commander』に叫んだ。
「タイムファイヤー!!!」
音声入力によってクロノ粒子が放出され、少女の身体がクロノギアで覆い隠せる。騒いでいた客席の少女達は立ち止まり、一夏と鈴音は魅入ってる。
「タイムレッド!」
「ピンク!」
「ブルー!」
「イエロー!」
「グリーン!」
「「「「タイムレンジャー!!」」」」
五人が名乗りを上げるとタイムファイヤーはタイムレッドと名乗った少女の隣に立ち、警察手帳に見立てた機械的な『電子投影型学園手帳』を織斑一夏へと突き付ける。
「織斑一夏!貴様を学園保護法違反で逮捕する!」
一夏はルパンガンナーのマズルを押し込んで天を衝くように構えた。
『
「俺は間違ってないんだ!お前らを倒して俺が正しいって認めさせてやる!!」
そんな馬鹿みたいな発言を叫びながら一夏は『仮面ライダールパン』に変身した。