私はフランツェスカ・ボーデヴィッヒです。   作:SUN'S

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第33話『気になる彼奴はだれなのか』

 

 

 

私達は箒ちゃん達を残して脳髄へと到達した。視覚神経を通して映し出された映像には『花月荘』と叩き飛ばされるブイレックスの姿が表示されていた。

 

「オヤ、ズイブントオハヤイ。トウチャクデスネ」

 

「お前、変声器なんて使っても身体のラインでバレバレだよ?」

 

暗視装置とガスマスクを接着させたようなマスクを被り、大きな玉座に座している銀髪の女の子へと余裕の笑みを浮かべながら指摘する。実際は余裕なんて無いんだけどね。この部屋の何処かに緊急停止装置が在る筈なんだ。どあやら目視できる場所には無いらしい。

 

そうなると彼奴の身に付けてる物のどれかが制御装置だね。

 

白衣の内側から『マッハドライバー』と『シグナルラビット』を取り出した瞬間、『IS学園』や巨大『ゼアヒルド』では見たことの無い。戦闘特化型の様な形状をした『ゼアヒルド』をチューブラインから捻り出してきた。

 

SIGNAL-BIKE(シグナルバイク)!!』

 

RIDER-RABBIT(ライダー・ラビット)!!!』

 

「変身!」

 

私の身体を包み込む様に現れたホログラムは『シグナルバイク』の中に保管されていたパワードスーツであり、『IS』の量子化して保存する特殊データ領域を利用して行われる瞬時兵装展は計測した結果『0.05秒』と表示された。

 

「コイツラハ『アルガ・ゼアヒルド』トイッテナ。オマエタチノセントウデータヲサンコウニシテツクリアゲタ『サイキョウ』ノヘイシタチダ」

 

「サイキョウ…?ハハハッ、生憎だったね!束さんの大親友は本物の『世界最強』なんだよ!!」

 

右腕前腕部に装着された『シグナルチャージャー』の右側スロットに『シグナルピアース』を装填するとレバーを押し倒しながら仮面少女へと超高速で接近していき、『シグナルチャージャー』から突き刺すように飛び出した刺突型二叉槍で仮面を強引に剥ぎ取った。次の瞬間、驚き過ぎて『アルガ・ゼアヒルド』の殴打をマトモに受けてしまった。

 

しかし、本当に驚いてしまった。

 

「フーちゃんと同じ顔じゃんか…」

 

「フーチャン、それは私の原型となった女の事だな」

 

…まあ、大体の予想は付いたよ。こんなのサスペンスやSFでは定番中の定番だからね。むしろ使い古されてると言っても良いぐらいだね。

 

「お前、母親と姉妹達(ボーデヴィッヒ)を殺す気だろ?」

 

正直に言えば、私の後ろで唖然とする生徒達には聞かせたくないけど。ここでは言わないと話を進めることは出来なさそうだからね。ゆっくりと玉座の前まで歩み寄り、見下ろすような姿勢になりながらも仮面少女に『シグナルチャージャー』を突き付ける。

 

「お前、投降して『IS学園』に通えよ。そしたらさ、普通の子供とし「戯れ言だな」……そっか。じゃあ、仕方無いね」

 

生徒達の前まで戻ると変身するように指示すると、困惑しながらも『クロノチェンジャー』を起動させることで粒子化されていたクロノスーツが五人の身体を覆い隠してタイムレンジャーへと変身させた。

 

「私は仮面ライダーラビ、お前を捕まえてやる」

 

箒ちゃんと考えていた台詞を玉座に座している仮面少女と『アルガ・ゼアヒルド』に突き付ける。

 

タイムレッド!

 

ピンク!

 

ブルー!

 

イエロー!

 

グリーン!

 

「「「「タイムレンジャー!!」」」」

 

五人は名乗りを上げて『アルガ・ゼアヒルド』に警察手帳に見立てた機械的な『電子投影型学園手帳』を突き付けると覚悟を決めたように大きな声で叫んだ。

 

「アルガ・ゼアヒルド、お前達を学園保護法違反で逮捕する!」

 

タイムレンジャーは長剣と短剣を呼び寄せ、私と仮面少女への妨害を防ぐために『アルガ・ゼアヒルド』を玉座と仮面少女から引き剥がした。

 

 

 

 

 

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