第45話『人類殲滅を防ぐのはだれなのか』
アリーナ上空に穿たれた『渦の中』へと『ラビットカー』と『ラビットタンカー』に乗り込んだタバネ博士達を見送り、イチカ・オリムラの潜んでいる場所を特定する。元の世界と繋がっている箇所として有力な物は『IS学園』中央部に建つ『時計塔』と東棟の『天文台』等ですね。
「簪さんと私はイチカ・オリムラを追います。ラウラとエルゼはイエルを倒して…」
「分かりました」
「「こちらも了解した」」
ラウラ達は体力温存のために渡された『シグナルシューター』を構えながら『天文台』へと向かう二人とは別の方角へと向かって駆け出す。
外側通路を走っているとイエルの私兵らしき『ゼアヒルド』が建造物の壁や窓を突き破り、通路を塞ぐように現れた。…この数では変身しないとダメそうですね。ドライバーを腰に装着すると『シグナルマッハ』を取り出す。
レバーを押し上げ、スロットにシグナルバイクを差し込んでレバーを押し戻す。
『
「レッツ変身っ!」
『
クロエを包み込む様に現れたホログラムは『シグナルバイク』の中に保管されていたパワードスーツであり、『IS』の量子化して保存する特殊データ領域を利用した瞬時兵装展開装置の役目を果たしている。
「タイムファイヤー!!!」
音声入力によってクロノ粒子が放出され、簪さんの身体がクロノギアで覆われていき、ギザギザとしたフェイスパーツと真っ赤なスーツを纏っていた。
「追跡!撲滅!」
「学園保護違法!!」
「「いずれもマッハで!!」」
ゼンリンシューターとDVディフェンダーをゼアヒルドに突き付けて構える。
「「デリートさせてもらう!!」」
エネルギー光弾を放ちながらゼアヒルドに近付き、ゼンリンシューターのホイールを回転させる。
『
「ハァッ!」
ゼンリンシューターをゼアヒルドの胸部装甲に走らせて装甲を削り取るように引き剥がすと、荒々しい破壊音と共にゼアヒルドは後方へと吹き飛ぶ。直ぐ様、ドライバー上部のスイッチを叩くように連打する。
『
「ハァッ!タァッ!オリャアァァッ!!」
超高速移動による視覚静止化現象に酔いつつも逃げ惑っていた生徒達からゼアヒルドを引き離すように殴り飛ばし、1ヵ所に止めるように『シグナルバイク』を変更する。
『
『
ストップと書かれたエネルギーパネルによって動きを封じられたゼアヒルド達と擦れ違い様に斬り付けた。簪さんは、そのまま『時計塔』へと向かって走っている。
「DVリフレイザーッ!!」
「あ、それは言うんですね」
簪さんが後ろで爆発しているゼアヒルドには目を向けずに叫んだ事に驚きつつ、普通に返してしまった。まあ、私も簪さんの考えてくれたセリフを言っていますからね。