天空の城の世界に憑依転生した   作:あおにさい

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 機械兵(ロボット)(たか)られて身動きの取れなくなった飛行艇は、蛇行を繰り返して振り払おうとしているが、それくらいで振り払えるものではない。ロボット兵の胸部から青白い火のようなものが吹き、それを推進力に飛行艇を島から遠ざけるように押し返している。攻撃と言うには生ぬるく、しかし飛行艇にとっては敵わぬ厄介なものだろう。

 映像から視線を落とし、制御盤(黒い石)の操作に戻ろうとしたその時、横から「あのさ」とパズーが声をかけてきた。

 

「それ、単語ごとに赤く光るよね。まとめて書き出してみたんだけど」

 

 書き写された部分を手帳から二枚ちぎってパズーは「これ」と差し出してきた。一枚は制御盤(黒い石)のラピュタ文字全て、もう一枚は単語を連ねたものだ。走り書きだけれど、一文字ずつ区別はつく。見慣れない模様のようなものだというのに、手早くわかりやすい。

 見やすいように視線の先で持ってくれているのは、僕の両手がふさがっているからだろう。

 

「ふむ」

 

 ロミールが上から覗き込んで感心したように頷いた。

 

「素晴らしい。君は助手に向いているな」

 

 褒めてるのか微妙にけなしているのかよくわからないことを言って、二枚の紙をロミールはひったくるようにパズーから奪った。パズーも笑っていないで反論していいと思うのだが。

 

「リュシー、しばらく待ちたまえ。単語の意味が明確になれば、作業もはかどる」

「はーい」

 

 僕は肩をすくめて返し、緊張して強張った首をほぐそうと左右にひねった。ぶつぶつと集中して解読を始めたロミールの邪魔をしないように、制御室内をぐるりと見回す。

 植物の根と草で覆われているが、もともとは中央にある巨大な飛行石とこの黒い石(制御盤)だけがある空間だったのだろう。物がないのは島を()()時に持ち出したのか、もともとそういう場所だったのか。映像を宙に出せることを考えると、できるだけ障害物を置かないようにしていたのかもしれない。

 考えながら隣に顔を向けると、パズーはぼんやりと中央に浮かぶ飛行石を眺めていた。僕が見ていることに気がつくと、照れたように頬をかいてぽつりと呟く。

 

「夢みたいだ、リュシー達と会ってからずっと。今僕はラピュタの中にいるんだって考えるだけで、無性に叫びたくなる」

「島を探索する時間があればよかったんだけど」

「ううん、充分だよ」

 

 ゆっくりと首を横に振り、パズーは目をきらめかせた。

 

「いつか自分の飛行機で探すつもりだったけど、ずっと先のことだと思ってた。父さんが遺したものを継いで、絶対にラピュタにたどり着くんだって誓ったけどさ。それはきっと僕が大人になってからだろうなって。こんなに早くラピュタに来られて、しかも中枢にまで入ってる。すごいことだよ」

 

 目を細めて笑うパズーのこの純粋さは、得難い気質だと思う。

 父親が詐欺師扱いされたまま死に、それで辛い思いもしたのではないだろうか。ペテン師の息子だと、後ろ指を指されたかもしれない。人によっては、原因となった写真を破り捨ててもおかしくはない。亡父を信じて曇りなくラピュタはあると言い切り、実際に行動に起こした彼の心の、なんと強いことか。

 

「僕はひとつ、君に謝らなきゃいけない」

 

 僕が切り出すと、パズーはきょとんとした。まったく心当たりが無いらしい。「食事の量なら足りてるけど」と見当違いなことを言い出したパズーがおかしくて、笑ってしまった。「違うよ」と否定して、僕は少々姿勢を正して向き直った。

 

「僕は、浮遊島(ラピュタ)を「なかったこと」にするつもりでいる。パズーのお父さんの汚名を晴らすことは出来ない。ごめん」

 

 パズーは真剣な顔で頷き、困ったように口を曲げた。

 

「わかってる。リュシーは最初からそうしたいって話してただろ。僕は承知でついて来ているんだから、今更だよ」

 

 そう言って、再び中央で横回転する飛行石を見つめる。その横顔はひどく大人びていた。

 

「最初にラピュタの話をリュシーとロミールさんとした時、すごく楽しかった。僕の話をあんなに真剣に聞いてくれたのは、リュシー達が初めてだった。君がラピュタ人の末裔だって知って、胸がわくわくしたんだ」

 

 パズーは静かに言って、視線をこちらに戻し、首を傾げた。

 

「リュシーの方こそ、僕がそういう気持ちでついて来ていることが嫌じゃないの?」

「まさか。僕だって、楽しんでいないといえば嘘になる。それにパズーは、協力するって言ってくれたじゃないか。今ロミールが解読しているメモだって、君が書いてくれたんだ」

 

 答えた僕に、パズーは力強く頷いた。

 

「当たり前だよ。僕たち友達だろ!」

 

 なんのてらいもなく言い切り、パズーはこぶしでコツリと僕の肩を軽く殴った。

 これは照れる。顔が熱い。

 

「うん。ありがとう」

 

 顔がにやけて戻らない。お返しだとパズーの胸にこぶしをぶつけて、にやけたのを誤魔化した。パスーもちょっと照れくさかったのか、へらっと笑って顔をわざとらしく反らした。

 

「……もういいかね」

 

 この空気感に切り込んでくるロミールの勇気よ。

 僕は表情筋を駆使して真面目な顔を作り頷いた。まだ頬が火照っている気がするけど、そこはどうか見逃して欲しい。パズーは平然としている。これが強き心か。

 

 ロミールの助言を受けながら、僕は再び黒い石(制御盤)の操作を始めた。なぞる単語が赤く光り、その法則をパズーが書き出して検討する。ラピュタの要所を映像でいくつも出す頃には、僕らは制御盤(黒い石)の使い方の概要を完全に掴むことが出来た。

 ラピュタの回路(コンピューター)は操作者の意志を()()()反映している。黄金の紋章が刻まれた小さな飛行石こそがその真髄である。使用する者の血筋を()()、声を聴き、その危機を()()する。時に持ち主を宙に舞わせて命を救い、時に呪文()を聴いて従い、聖域への道を拓く標となる。今、僕の左手に収まる青い石には、ラピュタの高められた科学力が詰め込まれている。その最たるものこそ、持ち主の意志を正確に()()()()て望みを叶えること。黒い石(制御盤)の操作に必要なのだというよりも、制御盤(黒い石)が飛行石の補助具なのだ。仕組みがわかってしまうと、前世のパソコンよりよほど使いやすいほどである。

 ともあれ、細やかな操作には強く意識しながら単語をなぞればいいのだと僕らは学び、そこから十分ほどで雲を発生させる機能を見つけ出した。

 ラピュタの様々な箇所や情報をいくつも映し出して並べたので、夜空に浮かぶ飛行艇とそれにまとわりついているロボットらの映像は隅の方へ追いやられている。海賊たちが居住区を探索しているのも見つけたが、残念ながら彼らにかまっている暇はない。

 塔型の積乱雲発生装置は居住区付近の上層部にあるらしい。浮遊島は雲の上にあるから雨に打たれる心配はないが、むき出しの塔は風にさらされ続けて七百年が経過している。

 映し出したラピュタ語を、ロミールが読み上げた。

 

「……再稼働まで十二時間だ」

 

 積乱雲発生装置は崩壊が進んでいて、かつ急停止したことにより負荷がかかりすぐには使えないことがわかった。

 今は夜中の一時を過ぎている。夜明けには間に合わない。

 たが、僕たちが海の上に出てこの島のある空域までは数時間かかっている。飛行船艦ゴリアテは、ティディス要塞から夜明けに出立する。浮遊島自体を移動させて反対方向へ逃げれば、もう少し時間が稼げるはずだ。ゴリアテがここに来るまでに雲の中に隠れることは可能だろう。

 頭のなかで概算し、ロミールに確かめようとしたが、その前にロミールが口を開いた。

 

「飛行艇の諜報員から場所と状況が報告されている。あの暗号通信はおそらく()()()()ための虚偽のものだ。ゴリアテは要塞をすでに発ったと考えなさい」

 

 冷たくも聞こえる静かな声だった。

 頭の中に残っていた楽観的な思考が霧散していく。うるさく鳴る心臓と、怒鳴り散らしたいような奇妙な気持ちを堪え、僕は頷いた。

 

「ラピュタの()()にうつる」

 

 返事をするように、ごくりと喉を鳴らしたのはパズーだった。

 黒い石(制御盤)の上に飛行石を滑らせる。ドーラ一家の映る一角に、音声が伝わるようにして僕は口を開いた。

 

「夜明けを待たずに、ゴリアテが来ます。すぐに逃げてください」

 

 あちら側の声も、こちらの映像もやりとりは出来ない。抗議するように腕を振り上げたり首を振ったりしている男たちや、大口をあけて怒鳴っているドーラが映し出されていたけれど、元々隅にあったその映像をさらに視界の外へ追いやった。

 

「パズー」

 

 右手に持っていた手帳をポケットに突っ込み、僕は隣に立つパズーの手を取り強引に握手した。

 

「ここまで本当にありがとう」

 

 パズーの顔がぎゅっとしかめられた。握手したままの手が強く握り返される。

 

「リュシー、まさか……」

「ここでお別れだよ、パズー」

 

 手を緩めるが、絶対に離さないとばかりに右手を掴まれた。ぶるぶると首を振り、パズーは声を震わせる。

 

「また会えるよね。そうだろう? まだ話し足りないことがいっぱいあるんだ」

「僕もだよパズー。もっと君と話したいし、色んなことをやってみたい」

 

 掴まれた右手を引っ張るが、離してくれない。強引に振り払うことが出来ず、ぶらぶらと上下に振った。

 シータに生まれてから、初めての友達だった。もちろん故郷(ゴンドア)にだって、親しくしてくれた人はいたけれど、大抵は年上か赤ん坊くらい小さいかのどちらかで、同年代の友人はパズーが初めてだ。こんな別れ方は、ひどいと思う。もっと別の出会い方をしてみたかった。

 

「君も男なら聞き分けたまえ」

 

 パズーの手首を取ったロミールの力に負けたのか、手が緩んだので右手を抜き取る。僕はそのロミールを見上げて、言った。

 

「ロミール、あなたもだよ。パズーを連れてすぐにタイガーモス号に戻って。制御盤(黒い石)の使い方は理解した。僕ひとりで充分だ」

「なにを……」

 

 目を見開いて驚愕するロミールをじっと見据え、声が震えないように息を吸って胸を張る。

 

()()()、ロムスカ。パズーを頼むよ。……信じている」

「……御意」

 

 納得がいかないという顔をしていても、ロミールは応じてパズーを抱え上げた。そうしてそのまま、草をかき分けて歩き出す。パズーが僕の名を呼ぶ声と、それをなだめすかすロミールの声が足音と共に遠ざかっていく。彼らが出ていく出入り口に背を向け、僕は彼らが上層区まで戻れるように黒い石(制御盤)を操作した。

 海賊たちも財宝らしき荷物を抱えて映像の端に消えていく。パズーを抱えたロミールが上層区を映す映像に見えたところで、僕はそれらの映像を隅の方へ追いやった。

 ラピュタ語で連なり表示される浮遊島の現状は、いずれラピュタが隠れることすらできなくなることを明確に示していた。この浮遊島は、当初の大きさから半壊している。雲の発生装置である塔も、もう何十年かすれば機能しなくなって崩れてしまう。長い年月をかけてゆっくりと外側から崩れていったのだろう。農夫が発見したというティディス要塞に保管されていたロボットは、崩壊が進んでいた証拠のひとつだ。

 しかし、科学の粋を極めた技術のほとんどは今残っている中枢付近に集中している。ほぼ無傷の状態だ。雲が無くなり、どこかの国が発見すればいずれ利用されてしまうことが目に見えて判明したのだ。

 

 静まり返った制御室内(聖域)で黒い石を撫で、浮遊する巨大な青い石を見上げる。ラピュタを知るほどに、優れた科学力を実感するほどに、()()を無に帰すことがどれだけ難しいかがわかる。原子炉の停止に多くの手順が必要なように、部屋の中央で煌々と輝く巨大な飛行石のエネルギーはどうやったって一晩では止められない。滅びの呪文はきっと強制終了のような強引さで崩壊を促すけれど、それだけではこの巨大な飛行石の結晶は止まらない。脳裏に描かれる映像(きおく)に、木の根に抱かれて高い空を泳ぐラピュタの残骸がちらついている。

 ポケットから手帳を出して開く。ロミールやパズーと話し合いながら先程まとめ直したラピュタ語の現代語訳、制御盤(黒い石)仕様だ。多くはロミールの知識に頼ったものだが、完成度は高い。片手でページを固定し、左手で黒い石(制御盤)の単語をなぞる。

 積乱雲発生装置の起動準備を中止した。各所に据え付けられている大砲や兵器への燃料の補給路を切断、近場にいるロボット兵を起動させて破壊させる。同様に、島のあらゆる場所をロボット兵を使って壊して、壊して、壊す。中枢からつながる全ての機器と施設の状態を映し、映像内に示されるラピュタ語を右手に持った手帳で慎重に読み解きながら、漏れがないかを何度も確認した。

 あちこちをロボット兵が四足で動き回り、頭部から熱光線を出して焼いていく。ところどころ出火が広がり、植物の葉にまで燃え広がっていた。映像から音は聞こえないけれど、部屋の上部から激しい物音が響いてくる。

 気がついたら手が止まっていて、その光景をぼんやり眺めていた。今、僕の手でラピュタが壊れていく。僕が壊すから、それを選んだから、この世から消える。胸の中に虚無感が広がり、足が震えた。

 ――亡国の王様になんて、なるもんじゃない。

 息を吸って、吐く。汗で滑る右手で手帳を持ち直し、左手の飛行石を黒い石(制御盤)に滑らせた。

 軍の飛行艇を映していた映像の中に、タイガーモス号が映り込んだのが見えた。無事に脱出する準備が整ったのだろう。安堵の息をついて、作業に戻る。

 格納庫に残っている動けるロボットへ片っ端から接続し、内部から自壊するように命令を下していく。島の真下付近を映すと、胎児のように丸まったままの人型機械(ロボット兵)が次々と夜の黒い海へ落ちていくのが見えた。飛行石のエネルギーから切断され、自重を支えきれない砲身や黒い立方体(回路)が同じように海へぼろぼろと落下し、白く水しぶきを上げた。

 

 うたを口ずさむ。家に伝わる古い(うた)の中で、祖母がいっとうに好きだった(うた)

 

 土に根をおろし 風と共に生きよう

 種と共に冬を越え 鳥と共に春をうたおう

 地に足をつけ 水と共に生きよう

 若葉と共に夏を迎え 虫と共に秋をうたおう

 豊かな大地に祈りを捧げ 巡りゆく季節と共に

 

 子守唄のように柔らかい旋律で、人の営みと自然の豊かさを讃えたうただ。現代語から、ラピュタの口語で同じ旋律を繰り返す。祖母はこれを「ゴンドアの古いうた」と言った。農民のうたなのよ、と。祖母が優しくうたうのを聞きながら、眠る前にまどろむ時間が好きだった。

 

 島に残っているロボット兵の大半に自壊するように指示をして、ひとつ息をついた。浮遊島の多くが、ラピュタの叡智もろともに瓦礫になっているのが各所の映像で確認できる。ロボットが胸と頭が破裂した状態で四肢を投げ出していくつも転がっていて、まるで人の死体のようだった。

 鼻歌で旋律を繰り返しながら、部屋の中央に座す木の根の繭に歩み寄る。すっかり水を吸ってしまった靴は、なかなかに履き心地がひどい。歩きながら、昼間手当された頬のガーゼを剥がして捨てた。少しぴりぴりするけど、それだけだ。頭より高い草をかき分け進むのはなかなか面倒である。

 根に手をかけて青い石に右手を伸ばす。背伸びをして、根っこに半分乗り上げるような体勢になってようやく、それに触れることが出来た。熱はない。ただ冷たく、すべすべとした研磨された宝石に触っているだけだ。横回転していたけれど、手を出すとすんなり回転が止まった。この巨大な石ひとつで、島が空を飛んでいる。

 飛行石を括り付けた左手を伸ばして、飛行石同士を接触させる。ぶわりと青白い燐光が散って、小さく音を立てた。反応があったことに確信を得て、口元が緩む。

 頭よりも大きな青い宝石を両腕で引き寄せた。素直に腕の中に収まったそれに頬をすりよせ、うたをささやく。

 

「――<ものみな鎮まれ(レヂアチオ・ルント・リッナ)()光よ閉じよ(アリアロス・バル・バルス)>」

 

 永久に眠れ、ラピュタの秘宝よ。

 

 手のひらの黄金の紋章に意志(こころ)意識(おもい)を乗せる。小さな石から大きな宝石へ伝わり、青白い光がうずまいた。いやだとぐずるように青い石の中でぐるぐると大きくなり、四方八方へ光がほとばしる。目が灼かれないようにとっさにまぶたをきつく結び、僕は飛行石を抱きしめた。

 うたをうたう。地に還ること、土とともに生きること、大地に根付く営みをうたう。死ぬのは怖い、わかるよ。終わるのはつらい、知っている。何もなしえずただ滅ぶだけはいやだ、ああもちろんだ。死ぬことも、終わることも、無為に時を待つことも。怖くて辛くて悔しくて切ない。知っているとも、よくわかる。ゆえに、これは(ぼく)のエゴだ。

 

「<(リテ)()ラピュタ王リュシータ(リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ)()名において(アロス・リンフェ)()みな閉じて眠れ(ルント・テアル・バルス)>」

 

 どうか幼い子供が眠りにつくように、滅びてくれ。




 お客様のなかにラピュタ語が堪能な方はいらっしゃいませんか! あるいは、ゴンドア出身で古い詩に詳しい方はいらっしゃらないでしょうか!
 捏造とねつぞうとネツゾウしかないです。「ゴンドアのうた」の後半も、呪文のようなナニカも、切って貼って捏造しました。誤字報告で正しい詞や訳がつくのを待っています。

▼11/10 追記 ラピュタ語(呪文)について
 ウィキによると、ケルト語の影響を受けた「でまかせ」らしいです。(出典:ロマンアルバム「映画 天空の城ラピュタGUIDE BOOK」)
 感想で頂いたギリシャ語は、ご指摘どおり継がれる名前に使われているようです。
 このあたり、作者も詳しくなくて、ウィキとネットで拾い集めた噂や考察などの受け売りだけで書いています。ケルト語といっても数種類があるようで、調べてみましたが早々にギブアップしました。公式の書籍で「でまかせ」と記述があることと、詳しい元ネタが不明のため「監督のオリジナル言語」と作者は考えています。
 原作映画で使われている「リテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール」「バルス」の他、ネットの海で探した準備稿の中の二種「シス・テアル・ロト・リーフェリン」「レヂアチオ・ルント・リッナ」が公式呪文と解釈しました。拙作では、この四種をさらにいじくって、似たような響きのカタカナを付け加えています。

 だらっと語りましたが、読んで下さる分にはふわっとした雰囲気で流して下さってかまいません。なんかかっけぇ呪文言ってるくらいの中二感でおk。作者もそんなノリで書いています。ルビを振るのが楽しくて仕方ないんです。

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