天空の城の世界に憑依転生した 作:あおにさい
僕が背嚢から出した非常食を提供し、わりかし豪華な品数となった朝食の席で、ムスカさんはパズーに例の写真について問いかけた。
やはり少年はペテン師と世間からバッシングを受けた飛行士の息子で、自分で飛行機を作っていつかラピュタを探しに行きたいという。
ムスカさんはちょっと感心したような顔で、話に聞き入っていた。熱心な相づちとラピュタを否定しない大人の存在に、パズーは嬉しそうに父親の手記を持ち出して説明した。
朝食を食べ終えても話は尽きず、場所を移して資料が多くあるという階下の部屋で、子供二人と大人一人、ロマン溢れる浮遊島について語り合う。
もうね、僕もムスカさんも思うことは一緒だ。「わかる」、の一言。空に浮かぶ島に建てられたお城。誰も見たことのない場所と謎、財宝。男のロマンである。飛行船での討論でこのあたり、僕らはとても話が合ったのだ。
ちらりちらりと互いに目配せしあい、「どうする? 言っちゃう?」「いや、これは機密事項だから! ラピュタの王族の秘密だから!」とアイコンタクト。色々あってねじれきったヲタ友の絆がちょっと復活している。
そうこうするうちに、聞き慣れないエンジン音がした。盛り上がっている二人を横目に、僕は窓へ寄って確認する。
うむ、ドーラ一家だな。本当に前世の記憶通りですありがとうございます。
「ロミール、話はいったんそこまでだよ。できるだけ窓から見えないようにこっちに来て。パズーはそこから動かないように」
「え?」
キョトン顔のパズーを置いておき、何かを察したムスカさんが軍人らしく素早く身をかがめて窓から外を覗き見た。
「例の奴らだな」
「やっぱりそうか。……あなたは、軍に戻る気はある?」
「……どういう意味かね?」
「ムスカとしての人生を捨ててほしい」
何いってんだこいつ、って目だ。うぬぬ。野心家の気持ち、僕わかんない。いや、察するところはあるけども。
「せっかく出世しているところ悪いとは思うんだけどね。僕たちは死んだことにしたほうが話が早い」
そう告げると、ムスカさんは難しい顔をして黙り込んでしまった。
派手なオートモービルが田舎道に横付けされ、そこから真っ白いスーツにシルクハットの男が降りてくる。窓からは途中までしか見えないが、この家の玄関にやってくるのはもう時間の問題でしかない。
「今すぐに選んで。昨夜の答えを聞かせてほしい。もし軍に戻るのなら、あなたとの冒険はここまでだ」
「賊と手を組む気か? それこそ墓荒らしではないかね」
何かを察したらしいムスカさんが責めるように僕を睨んだ。やっぱり頭いいなこの人。僕が何をするつもりかわかったようだ。
僕は人生でも一等悪く見えるように、にやりと笑いかけた。
「財宝が欲しいならくれてやるよ。僕の目的は別にある。あなたも欲しいのなら、金目の物を持っていけばいい」
「っそんなもの!」
声を荒げたムスカさんは自分の声にびっくりしたのか、肩を揺らして口をつぐんだ。
直後、どんどんどん、と上の階からドアを叩く音がする。
パズーが困ったようにこっちを見て、上を見て、首を傾げた。少年もかなり察しがいい。訪問者がキナ臭いことはわかったようだ。さすがヒーロー。
「残念、時間切れだよ」
僕は素早くムスカさんの懐に手を突っ込み、銃を取り上げた。おお、一か八かだったけど、やればできるもんだな!?
パズーがぎょっとした顔で固まる。ムスカさんが焦ったように手を伸ばしてきたので、後ろへ下がって躱した。
「貴様……っ!」
「パズー、悪いんだけどお客さんをこの家に入れてもいいかな? 君にも家にも危害は加えさせない」
「あ、ああ……」
ムスカさんに銃口を向けてパズーに言うと、戸惑ったようではあったがしっかりと声は返ってきた。
「ロミールは動かないでね。パズー、ごめん。お客さんをここに呼んでもらえる?」
硬い声で「わかった」と返事をしたパズーは、階段を上がっていった。
「あなたとはいい友人になれそうだと、僕は思ったんだよ。先祖の残した遺産とロマンを追う友人に。ともに責務を負う戦友に。唯一残った血縁の家族に」
ムスカさんの顔は怒りに満ちている。憎々しいとばかりに鋭い眼光が刺さってくる。こんな子供に出し抜かれたのが悔しかったのか、あるいは――。
「僕は何度もあなたに問いかけた。石をどうするのか、遺産をどうするのか、どう管理するつもりなのか」
どれほどムスカさんが罵ったとしても、僕は僕でムスカさんを責めたい気持ちが止まらない。
「あなたは耳触りの良い言葉と美辞麗句で答えてくれたけれど、一度も「放棄する」とも「兵器を使わない」とも口にはしなかった。それがあなたの誠意というなら、いっそ嘘をつくべきだったよ。たった一言、「兵器を封印し、二度と使われないようにする」と言えば良かった」
上でパズーがお客さんと問答し、階段に向かって歩いてくるのがわかる。この家は音がすべて筒抜けなのだ。
「あなたは裏切られたとでも思っているのかもしれないが、僕の方こそ騙されたとあなたを罵ってもいいのではないかな」
「小賢しいガキめ……」
歯を食い締めるように、ムスカさんが低く唸る。
「なんだなんだ、取り込み中かよおい」
陽気な声が空気を緩ませた。階段に背を向けているので見えないが、ドーラ一家の男だろう。
僕は変わらずムスカさんに銃口を向けたまま、その声に応じた。
「やあ、いらっしゃい海賊さん。僕の家ではないけど、歓迎するよ」
「ずいぶん小生意気なガキだな。で、何してんだ」
「仲間割れ」
「へぇ? で、どっちが石を持ってる?」
僕は「さあね」と答えて、ムスカさんを見据えた。
「ねえ、ロムスカ。言えばいい、それが本心でもなくとも、僕は信じてあげよう」
「私が裏切ってもいいとでも言うのかね?」
「あなたが裏切らないように見張るのも僕の責務のうちだ」
ムスカさんは盛大に舌打ちをして、優雅に右手を上げた。険しい顔だが、目から怒りと殺意めいたものは消えているように見える。
「私は我が一族が持ち得る兵器の所有を放棄し、またそれが二度と使われることのないよう破壊することを誓う。我が真名において」
「一族当主、リュシータが聞き届けた。その誓いが破られぬことを信じて願う」
安堵の息を長く吐き、銃をムスカさんに投げた。ムスカさんは、怪訝そうな顔でそれを受け取った。まあ、そうなるだろうね。裏切る前提の男に武器渡すとか意味分かんないよね。
でも僕はそうしたいのだ。
「パズー、ごめんだけどもう少しここ借りていい?」
振り返ると、階段の一番下のところでドーラ一家の一味であろう白いスーツの男と、家主の少年がぽかんとこっちを見ている。
パズーははっとしたように肩を揺らし、こくこくと頷いた。
「僕外に行っていようか?」
「いや、いいよ。そこにいて、聞いてて」
なんせ君は、関係者だからね!
後ろからムスカさんが「おい」とツッコミを入れてくるが、それ以上何も言わないところを見ると彼から見てもパズーは「関係者」なのだろう。
「さて、お待たせしたね」
白いスーツの男に笑いかけると、引きつったような微妙な会釈が返ってきた。うん?
「子供相手で話しづらいなら、後ろのロミールが相手をするけど?」
ちぃっとすっごい舌打ちが聞こえてきたけど、無視する。ムスカさん、お行儀悪いですよ。
「……よくわかんねぇんだが、石はどこだ?」
「うーん、あなたは海賊の首領?」
ぶれない海賊に、ちょっと感心する。そんでもって、何度も説明するのは面倒なので一番上の人を出して欲しいのだ。
ドーラ一家だろうから、ピンク髪三編みのおばあちゃんが首領だとは思うだけど、違うかもしれないし。
「いや、ママは外で待ってる。直接話がしたいのか?」
「ざっくりいうと、財宝をあげるので、飛行船であるところまで送ってほしい」
「はぁ?」
わけわからんという顔のひょうきんな海賊に、僕は肩をすくめた。
「とにかくそう言って、首領を連れてきてよ」
白いスーツの海賊は、かぶったシルクハットを揺らし、首を傾げながらも頷いてくれた。素直だなおい。
**
さて、再び場を移して、パズーの小屋……、家のダイニングだ。ちょっと小さめのテーブルについているのは、僕と海賊ドーラ、ムスカさん、そしてパズーである。パズーはドーラの隣でとても居心地が悪そうだけど、話の内容的に僕の隣はムスカさんだから、仕方ない。我慢して。
ドーラ一家の愉快な仲間たちはパズーの家を荒らさないようにお願いして、隅っこでおとなしくしてもらっている。外にいられると、それはそれで目立つ輩だ。これが最善だろう、たぶん。
「まずは自己紹介から。僕はリュシー、農業を営む田舎小僧」
「貴様のような農民がいてたまるか」
なんか横から聞こえたけど、無視する。ムスカさん、さっきから行儀が悪いですよ。
「こっちのおじさんは、僕の遠縁でロミール」
ここですかさずムスカさんが舌打ち。横にいるからよく見えないけど、たぶん顔もすごいことになっている気がする。パズーの顔が引きつっているし。
「ドーラだ」
「パズーのために注釈すると、海賊だよ」
「そっか……」
なんか遠い目で頷いている少年を示し、僕はドーラに紹介した。
「こっちの男の子は、この家の家主でパズー。鉱山で見習いをしてる」
「悪いね、家を借りちまって」
「いえ……」
力なく笑うパズーだけど、まあ話が進めば気力は戻るだろうと思う。
僕はまず、ドーラに視線を向けて話を進める。
「確認だけれど、あなた方の一味が欲しいのは飛行石の結晶で間違いないですか?」
「そうだ。で、そっちは船に乗せて欲しいって?」
「はい。僕とロミールと、本人が希望すればパズーを」
「え、僕!?」
ぎょっとして目を丸くするパズーに笑ってみせて、「順を追って説明するから」と落ち着かせる。
「後払いになりますが、お礼はします。成功報酬ってやつです」
「……イマイチ信用ならないね」
胡散臭そうに鼻を鳴らすドーラは、頬杖をついて机を指で叩いた。
「――、そもそも飛行石を君たちはなんだと思っているのだね?」
ムスカさんが静かな声で言う。ここでついに参戦してきた。心情ははかりきれないけど、ひとまず協力はしてくれるようだ。
「その口ぶりからすると、ただの宙に浮かべる石ってわけでもなさそうだねぇ?」
愉快げな口調でドーラは答え、にやにやと笑った。
僕がムスカさんを見上げると、視線が絡む。僕が頷くと、ムスカさんは仕方なさそうに息をついて、椅子に浅く座り直した。
「ラピュタの伝説を聞いたことはあるかね?」
「そりゃ海賊ならね。眉唾モンだが、財宝が眠っているっていう浮遊島だ。なんだい、飛行石となんか関係あるのかい?」
ドーラが軽快に答える中、パズーの目がじっと熱を帯びてムスカさんを見ている。
「飛行石は、ラピュタの浮遊島への道標であると我々は予測している。あなた方の船で浮遊島まで連れて行って頂きたい。報酬はラピュタの財宝だ」
ムスカさんは落ち着いた声音で言った。
一瞬の沈黙。
ぷ、と誰かが吹き出すと、伝染するようにドーラ一家に笑いが広がった。ドーラもくつくつと喉で笑っている。
パズーが不機嫌そうにドーラ一家の面々を睨んだ。
「ラピュタはある、父さんは見たんだ」
きっぱりと言い切った少年の声は笑い声の中でも不思議と響き、ドーラ一家の男たちが顔を見合わせて口を閉じた。ドーラ本人は、目を眇めて隣に座るパズーを見つめている。
ムスカさんが機嫌悪そうに鼻を鳴らした。
僕は「まあまあ」と言いながら、服の下に隠していた飛行石の首飾りを取り出し、首にかけたまま石を手のひらに乗せる。
「僕の名は、リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ。ラピュタ人の末裔だよ。この石は先祖代々、名と共に継いできたもの」
「は……」
息を吐くようにドーラが口を大きく開け、手のひらに乗った青い石と僕の顔を見比べた。
僕はムスカさんへ視線をやりあごでしゃくってやる。ムスカさんは嫌そうに眉をしかめ、首を振ったが、にっこり笑ってやった。さあ、ムスカさんもちゃんと自己紹介して!
しばらく無言でアイコンタクトの言い合いをし、ムスカさんが悪そうな顔をして笑って僕が怯んだところで彼が口を開いた。
「トエルとはラピュタ語で「真の」という意味、ウルは王族に連なるものを示すものだ。君たちはラピュタの真の王族、その末裔、ラピュタ王の前にいるのだよ」
違う、そうじゃない!
ていうか、王様って言っても僕とムスカさんしか国民いないけど!?
「私は、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ。ラピュタ人が地に降り立った時、王家から分岐したもう一つの王族の末裔だ」
ふふん、とドヤ顔で決めるムスカさん。すごく楽しそうだが、違うそうじゃない。ていうか、わかっていてやっている。この人ほんと、マウント取るの好きだよね!
「王族とかそういうのは気にしなくていいよ。僕が言いたいのは、ラピュタ人だった僕らの祖先が残した文献と、この石を使えば浮遊島の探索が出来るということ。眉唾でもなんでもない。浮遊島はあるよ。このラピュタの名に誓ってね」
パズーが今にも叫びだしそうな様子でうずうずと目を輝かせている。とても嬉しそうだ。
一方ドーラは、考え込むように沈黙してしまった。部屋の隅っこで寛いでいる一味の皆さんは、少々やかましく騒いでいる。内容は、財宝だ、浮遊島だ、冒険だ、大金持ちだ、といったところか。楽しそうで何よりだが、ドーラに「静かにおし、みっともない!」と一喝されておとなしくなった。
続いてドーラは、じろりとこちらを
「あたしの記憶が正しけりゃ、飛行石の情報は軍の暗号でやりとりされていたようだが?」
おお、さすが海賊の首領。
「それに、小僧っ子はともかく、そっちのあんたは軍人じゃないのかい? なんでわざわざ海賊と手を組む?」
まあ一度交戦したし覚えてますよね。
ムスカさんは言いたくなさそうに口を真一文字に結んでしまったので、僕がドーラに答えた。
「軍事利用されないために」
「……つまり、政府や軍がラピュタを狙ってるってことだね? 手を出したら、捕まるんじゃないのかい? あたしゃ財宝は好きだが、命と天秤にかけるほどじゃあない」
うん、と頷いて僕はドーラを見つめた。
「あなた方の勢力であれば、ラピュタの技術を利用しようと思ったとしても、それを実行できる力を持たない。さらに、ロミールは軍規違反の脱走者として、僕は飛行石の所有者として、追われる身。正規の方法では飛行できない。そう考えて海賊船に乗せてもらおうと依頼したことは、ご理解頂けているかと思います」
「あんたほんと小生意気な小僧だね」
嫌そうにドーラさんが顔をしかめる。
僕は肩をすくめた。
「いかんせん、そうでなければ交渉もできないので」
すんごく深ぁいため息のあと、ドーラはひらひらと手を振った。
「まあいい、それで?」
「現状、僕たちが頼れるのは飛行石の存在を知っているあなた方一味、そしてラピュタの発見者を父に持ち研究を続けたパズーだけです」
パズーがすごい顔でこっちを見ているが、ごめん今忙しい。
「浮遊島は、ただ財宝が眠る城ではないのです。あれはラピュタ人が作り上げた要塞。技術の結晶にして、そのものが兵器。もしそれが使われた場合、おそらく被害は歴史上類を見ないものになるでしょう。地上は一瞬で焦土と化し、天空から武力支配されることになる。浮遊島にいるものだけが富み、地上を這いつくばる者たちはただ恐怖に怯える時代がやってくる」
誰かが息を呑む音が聞こえた。
「すでにラピュタの存在は知られています。飛行石がなくとも、労力と技術を注げば軍艦が乗り込むのはそう遠い話ではありません。その前に、僕はラピュタ人の末裔として始末をつけたいのです。要塞を壊し、沈め、「なかったこと」にする。ラピュタをただの幻にするのです。かつて空からの支配を止め、地上に立った偉大なる先祖に倣って」
空気は張り詰めている。ドーラの顔は難しいままだ。まあ、結局彼女の言ったことには答えていないしな。
「軍に狙われ追われることも、命の危険があることも否定しません。僕たちを船に乗せ行動を共にすれば、あなた方は危険にさらされる。ですから――」
僕は椅子から立ち上がり、深く頭を下げた。
「僕は、情に訴えるしかない。どうか手を貸してください。僕と一緒に命を懸けてください。お願いします」
横で何かが動く気配がした。驚く間もなく、朗々とした声が響く。
「軍に情報を渡していた私が言うことではないが、頼まれて頂きたい。報酬が財宝で足りなければ、私が金銭を用意しよう」
じわりと、胸が熱くなった。涙腺が緩みかけたが、そんな場合じゃないとあわてて閉め直す。
ムスカさんのことが全部わかるわけではない。
でも、自分がかつて地上を支配した一族に連なる血だと知った時、僕はこう思ったことがある。「じゃあなんで、こんなど田舎で農民やってるんだろう」と。
僕は田舎暮らしをしながらロマンを追いかけるのが割と好きだったから、それで良かった。けれど、ムスカさんはどうだったのか。
彼は上流階級の生まれだろう。そしてそういう世界では上には上がいるものだ。それこそ王様にでもならない限り。ムスカさんは、もしかしたらこう思ったかもしれない。「血筋で言うならこちらの方が上なのに」「ラピュタの技術があれば、こんな無能の下につかなくてもいいのに」「ラピュタの存在を笑う馬鹿どもが、なぜ探そうともしないのか」――。
彼はとても優秀な男だと思う。部下に対する過不足のない指示、膨大な知識と即座にするべきことを判断する頭の回転の速さ、鍛え上げられた肉体と技術。
時代がもし、ラピュタ人が支配している頃だったなら。彼はもしかしたら、
正しく評価されないことは辛いものだ。夢を笑われることは痛くて悲しくて寂しい。自分自身のルーツを否定されることは、まるで自分自身の存在を否定されたような気分になる。
彼は己はラピュタ人の末裔にして、王族であるのだと誇りを持っている。どれだけ滑稽であろうが、彼の中ではそれが真実なのだ。
だからこそ、誇り高き末裔として振る舞ってくれたのだと、僕は信じる。僕の横で一緒に頭を下げてくれているこの人は、ラピュタ最後の王族として、遺物の後始末を担う戦友であると。