荒野からやってきました ~死の支配者と荒野の旅人~   作:マガミ

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死の支配者と廃墟の獣

 モモンガさん達一行は、横殴りも交じりつつ目的地へ向かっている。相変わらずのカッツェ平野の風景。500m圏内に近づいたが、特に何の変化も見られない。

 

「目的地、ですよね?」

「変わった所は無いですが…」

 

 各種感知スキルで探るも、何の変哲もない光景だ。

 

「…? いや待ってください、アイボット、3次元音波探査」

「Pipyui」

「やはりここに入り口がある。多分下の連石が目印だ」

「フラットフットさん呼んで来ます?」

 

 斥候、調査役が必要かとペロロンチーノ。

 

「罠は…無いようです。これ汎用の相互移動転移系オブジェクトですね。表面に幻影を被せてありますが」

「これは…、オープンタイプの拠点で使ってた奴ですか」

 

 ユグドラシルではシステム・アリアドネの影響で、拠点中枢には一本のルートを辿ってたどり着けなければいけないルールがあった。他の細かいルールは割愛するが、入り口が無い拠点はゲームが成り立たないと、ギルド資産が大幅に目減りするペナルティが課せられた。

 

「外部のプレイヤーを招くエリアとは別に、隠蔽した転移門で中枢へ移動できるよう別ルートにした交流型のギルド拠点か。残骸からするに、城系だったのか?」

「崩れてる廃墟には侵入口が無いから、ここが入り口なんですね」

「黒い絨毯が近づけなかったのはなんでだろ?」

 

 そもそもここの調査に来たのは、黒い絨毯が消えるという報告があった為である。アイボットは嬉々として廃墟の周辺を調査している。まるで初めて訪れたかのように。

 

「消えたというより、一定レベル以下のモンスターは回れ右…成程、オープンタイプの拠点に多かった固定効果だ」

「アイボットが入れたのは、我々と同行していたからですか」

 

 一通り探査を終えて満足したのか、アイボットが戻ってくる。そして、戻ってくるなり転移門の近くでふわふわ浮いては、首を傾げるように機体を傾けるのを繰り返す。

 

「君が行くのかい? 危ないかもしれないぞ」

「Pkyu-i Pipi-p」

 

 任せろと言わんばかり。純然たる機械の筈だが、妙に人間くさい。

 

「ベルリバーさん、ペロロンチーノさん、任せてみませんか?」

「トールさんも、旅先で遭ったら斥候や調査に使っていいって言ってましたから、私は賛成」

 

 ステルス状態で活動していても不慮の事故は当然ある。そこそこの数、損耗が出ている。

 

「ええっ、この子が危険な目に遭うなんて!」

「ペロさん、感情移入しすぎです。てか男女不明でしょ」

「絶対この子は女の子だ!」

「「駄目だこのエロゲバードマン、早くなんとかしないと」」

 

 やいのやいのやってる間に、アイボットは転移門に入った。数十秒後、何事もなかったかのように戻ってくる。

 

「危険な物はなかったか?」

「Pi-p…Pipi」

 

 短距離通信は転移先では使えなかったらしい。改めてモモンガさん達の網膜投影に情報が出る。

 

「「「非敵対の小型モンスターが一体、待っている?」」」

 

 戦闘準備を整え、ベルリバー、ペロロンチーノ、モモンガさんの順番で転移門に入った。

 

-

 

 転移先にあったのは、かつては暖かな飾りと可愛らしい内装で装飾されていたことを忍ばせる、天井に大穴の開いた広間だ。その中心からやや奥に少し高くなったところがあり、壊れた玉座がある。

 

「いらっしゃいませ、お客様。大変申し訳ございませんが、大王国は随分前に閉店となっております。おもてなしも儘也ません事を、眠っている主達と同胞達に代わり、謝罪する」

「大王国…ここは、ネコさま大王国の拠点だったのか?」

「ご存知か。既にギルド武器は砕かれ、ここにはかつての思い出が残るのみ」

 

 渋い威厳ある声とは裏腹に、ちんまい虎の子供の姿をしたこの廃墟の守護者は、かつてできたもてなしができない事を開口一番、謝罪した。

 猫好きの為のギルド、ネコさま大王国。ペロロンチーノは、行きたくても迷惑をかけるかもしれないから行けないと、パンフレットデータや内部の動画データをよく見ていた姉達の話を聞いた事があった。

 

「お前は、ここのギルドの守護者なのか。詳しい話を聞いていいだろうか?」

「構わない。我は白虎のハク、かつての守護者統括である。少し長い話となるが、何分、家具に無事なものが無い。心苦しいが、床の残骸などを椅子にして寛いで欲しい」

「…ギルド武器を砕かれると、この世界では守護者は制御を失い、暴れだすと聞いたが、ハク、お前は違うのだな」

「うむ。我と同胞は気まぐれな性格であれと創造されたが、主やお客様から注がれる…まあ、愛情は純粋で豊かであった。故に、ギルド武器が砕かれようと主への親愛は揺らがなかった」

 

 何匹かは、周囲の同胞の迫力に怯えて数日間は寝床の隅から出てこなくなったが、と付け加える。

 ギルド武器を失ったNPCは魔神と化して暴れる。これは事前調査で聞き及んでいたが、例外を一つ見つけた事になる。

 

「ギルドごとここに来た時、誰が残っていた?」

「古き主と新しき主だ。後は全ての同胞であるが、今は誰もこの場には居ない。古き主により殆どが眠りの珠に収められ、新しき主に託されている。我の為の球がこれだが、新しき主を眠らせるために我は起きているのでな」

「<上位魔道具鑑定>…成程、ギルド移転用のNPC保存アイテムか」

 

 作成した拠点用NPCを、他に用意した拠点に移動させる場合に用いる課金アイテムだった。ギルドを失ってもNPCを失わない利点はあるが、アイテムの状態では呼び出せる姿もレベルが半分に制限される。

 拠点の防御に不安があったギルドでは、課金アイテムとしてもお高めのこれを重要なNPCに使っていて、いざという時は保存し、新たに作り直した拠点に再配置していたという。AOGは防衛能力に自信があった為に縁が無いアイテムである。

 

「それで、ここで何があったんだ?」

 

 ハクは少しの沈黙の後、口を開く。

 

「古き主は、ここを守るため宵闇の竜王と戦い、敗れた」

「宵闇の竜王…。初めて聞くな。それと先程から気になっていたが、新しい主が居ると?」

 

 ハクは悲しそうな目で、奥にある棺を見る。

 

「…その奥の棺の中だ。我らには高位の神聖魔法を扱える者が今、おらぬ。かの竜王との戦いに参じ古き主と共に死んだ」

「デスペナで蘇生もできないとなると、一桁台か。なんで新しい主に?」

「この場所に来た当時、我らが明確な意識を持ったあの日、最後の訪問者が新しき主だった。いや正確には最後のお客様だった」

 

 最後は親しい誰かとお過ごしくださいとギルドマスターは22時に閉店した筈とペロロンチーノ。数日前の告知を、情報メルマガに登録していた姉経由で知っていたらしい。

 

「最後のお客様は、ギルドに所属していないが新たな同胞と共に現れ、古き主と共に我らへの愛情について楽しそうに語り合った。そして、我らと共にこの地へ来た。

 この地に現れて大王国は暫くは平穏であった。豊かな自然に囲まれ、食事にも苦労せず、古き主も大王国の無駄を極力抑える事で、大王国の存続を図った」

 

 ユグドラシル金貨の在庫は有限だけに、今はともかくかつての事を思い出して身につまされるモモンガさんである。

 

「だが奴が現れた。城はその殆どを砕かれ、弱き同胞は死の気配で次々と死んだ。

 我らの中で強き者達と共に主は立ち向かい、幾度と無く殺された。

 そして、古き主は匿っていたお客様に不甲斐ない我らの事を頼み、殺されてしまった。そしてもう現れない。最後を見た同胞は、泣きながら宵闇の竜王への憎悪を叫び、死んだ」

 

 その慟哭は今でも鮮明に思い出せるのか、小さな虎の目に一筋の涙が流れた。

 

「新しき主は、新たな同胞と共に、死んだ同胞の収まった球を全て回収し、隠蔽の仕掛けを動かした。だが、竜王の死の気配で死んでしまった。竜王は去ったが、最後まで残ったのは我一匹。大王国の仕掛けは我には答えてくれず、また豊かな自然は消え去ってしまった。我は歳を食わず腹も減らない。命じられた訳ではないが、この場所を守り続けている」

 

 全てを語り終えたハクは、壊れた玉座の上で瞑目している。

 

「教えてくれてありがとうな、ハク」

「いや、我も久し振りにお客様と話せた。ここは寂しい故に、久方ぶりに自分を取り戻した気がする。こちらこそ感謝する」

 

 だが、彼はずっと独りだ。モモンガさんは、かつての自分を思い出して眉根を寄せる。

 

「…アンデッドの竜王ですか。こいつは厄介です」

「八欲王とは交戦せずに引きこもった竜王かな。どこに潜んでいるやら」

 

 後でツアーに問い質してみる必要がある。少なくとも、ギルド拠点でプレイヤーをリスポーンキルする事で消滅させられる事を知る奴だ。場合によってはナザリックを守るために総出で叩く必要が出てくるだろう。

 

「なあ、モモンガさん。俺、この子達を助けたい」

「奇遇ですね、私もですよ」

「人化してる影響ですかねこれ? ええ、私も賛成です」

 

 異形種の身であれば、それこそ「ふーん」程度の感想であっただろう。だが、今は人化の影響なのか、手助けしたいという気持ちが沸き上がっていた。

 

「困っている人が居たら?」

「助けるのが!」

「「「当たり前!」」」

 

 なんだか盛り上がってる3人を見て困惑するハク。

 

「経験値消費し放題モードとか、マジでチートすぐるわ」

「これも、強欲と無欲を持つ我々だからこそですねぇ」

 

 モモンガさんは魔王モードをマイルドに、最近ナザリックギアに追加した透過モードでお骨様の姿を体に重ねる。ハクはその姿に息を飲んだ。

 

「さて、忠義の守護者ハクよ、私達の力は、お前の新しき主を復活させる事ができる」

「真か!?」

「もう一つ、真の目的がある。死者を司る私の力で、古き主の復活の可能性にかけてみないか?」

「…流石にそれは、信じられぬ。だが、欠片でも希望があるなら、お願いだ、我が主達を助けてくれ…! その為なら我が命を捧げよう!」

「お前の忠義、よく解った。だが案ずるな、悪いようにはせぬし、お前の命を捧げる必要は無い」

「それはどういう…?」

 

 困惑するハクに持ちかけられたのは…。

-

-

 カッツェ平野での調査から一時的に帰還してきたモモンガさんは、急いで地表面のログハウスに直行。オープンテラスで珈琲を啜っていたトールを見つけると、転移門を開いて引きずっていった。

 転移先はカッツェ平野の元ギルド拠点の上。待っていたベルリバーとペロロンチーノが、人化状態で仰向けになり、無数のネコや子猫に集られている。近くには同じくらいの背格好で、二人に謝り倒しながら猫を引き剥がそうとする女性と少女の姿がある。トールは女性二人と猫が初見だ。

 

「なんぞこれ…」

「これが、この場所の秘密って奴だったんです。こちらで虎縞の猫を抱えているのが元代表のネネコさん。そっちで必死に大型の猫型モンスターを抑えているのがミミコさん。他は、元拠点NPC達です」

「ぬこまみれ…おぼぼぼ…!」「毛が、毛がー! むず痒いー!」

「…なんぞこれ」

 

 落ち着くまで暫くかかった。

-

 経緯としては、以前、実験で世界級アイテム「強欲と無欲」を装備し、トールの拠点で生産されていたMOD由来のチートアイテム、EXP薬を服用する実験だ。幾つか段階があるのだが、最大の効果があるものを使い、EXPが蓄積するか調べる実験である。

 結果は成功。ユグドラシルとは経験値テーブルが異なるが、最大の効果があるEXP薬は、トールが「ウェイストランド基準で1から270まで上がる」という代物で、ウェイストランドでのレベルはこの世界での難度と基準がほど近い。ユグドラシルで90レベル相当だ。

 調子に乗って、3桁台でEXP薬を服用したら強欲と無欲が輝き出したのでその時点で実験は終了。問題なく経験値消費型魔法やスキルの使用ができる事を確認している。

 

 今回は蓄積された経験値を消費して超位魔法<星に願いを>を発動、ネコさま大王国のネネコとミミコを復活させたのである。副次効果として、選択肢から選ぶのではなく願いの強度で消費する経験値が異なる事を確認したので、慎重に実験を重ねて様々な願いをしてみようとモモンガさんは画策していた。

 閑話休題。

 

「ほいで、彼女と他…ええと、この猫系大集合みたいな面々の保護をすればいいんです?」

 

 仔猫に子猫、大人猫は無数に。猫系モンスターも強そうなのから可愛らしいのまで、ファンタジーの猫系モンスター大集合である。

 

「すいません、未だ首都ナザリックに外部の者を住まわせるか否か、決められませんで…」

 

 首都ナザリックには外部の者を招くエリアが一角設けられており、エ・ランテル程度の面積がある。ただデザインをどうするかまだ相談中であるため、今は道だけを整備した更地である。

 

「構いませんよ。今は彼女達がぐっすり眠れる場所を用意しましょうか」

 

 面倒なので二人共代表扱いで、トールは挨拶に行く。大きな白い虎の一喝でねこまみれのベルリバーとペロロンチーノは脱出でき、普通の猫達は他の猫系モンスターにそれぞれ突撃して行った。

 

-

 

「主達、我らに寝床を用意してくれるという方が来られた」

「ありがとうハク。私はネネコと言います、こちらはミミコさん。

 すいません、こんな大所帯でご迷惑をおかけする事になってしまいまして…」

「問題ない。皆、賢いようだから、躾の面だけきっちりしてくれるなら、俺の拠点はそこそこ広いから安心して暮らせると思う」

 

 餌の問題はあるが、と付け加えて。

 現在、トールの拠点で生産可能なのはドッグフードだけである。バニラのFalloutでも「食料」アイテムとして存在していたそれは、Fallout4の生産プラントでMODにより生産できるようになっていた。

 以下、試食の様子。

 

「…大丈夫なんですか、それ? 味とかは?」

「肉とかの風味をただただねっちょり頬張ってるだけの感触」

「リアルでの肉味ペーストみたいなものか」

 

 安全性はさておき、味の方面でウェイストランドと同程度のリアルを想像して心の汗が出るトール。

 

「無理して食わなくていいからね、問題ないかだけの確認だから」

「うん、肉味ペーストです。これを食ってたかつての自分を思うと涙が出てくる」

「…アウラの所の魔獣で、そんなにグルメじゃない子向けにどうだろ」

「缶を開けるのが大変そうです」

「あー。バケツ缶もラインナップに入れるか…」

 

 閑話休題。

 

「餌は、人間の食料をベースに私が作ります。大きな子は、人間と同じ食事でも大丈夫です」

「ふむ、リアルでも猫を飼っていた感じか。なら暫くはそれで」

 

 普通猫型のNPC達に意見を貰って、猫缶を開発しようと密かに画策するトール。だが困った事に、後に輸出用保存食として人気が出てしまう事を今は誰も知らない。

 

「他に遵守するルールとかはありますか?」

「他の面子と争わない事、喧嘩を売らない事、まあ暴れないならいい。

 猫達はトイレは決められた所に。爪研ぎも用意した物を使って、壁や床で研がないように。狭い所が好きなのはわかるけど、居住区以外で人の立ち入らない所には行かないよう、教えてくれ」

 

 まあ、実際の猫だととんでも無い所に入るのだが。

 

「トール、大丈夫か?」

「ああ、アインズさん。問題ないよ。むしろちょっとうれしい事かな」

 

 どちらかといえばコワモテであるトールが微笑んでいる。

 

「嬉しい事?」

「仲間では無い他の誰かの境遇を思って、俺を頼ってきた事だ。こんなのは迷惑でもなんでもない。むしろどんとこいさ」

 

 優しい奴は損をするだけ、そんな所から来た筈の男だ。なのに、トールは頼られた事を嬉しいと言った。

 

「え、ええとですね、女性ギルメンがネコさま大王国に行きたいと言ってましたから、下心だってあるんですよ?」

「はいはい、今更取り繕おうとしない。いい男ですよね、この人」

「ええ、最初はアインズ・ウール・ゴウンって聞いて、びくびくしてしまって申し訳ありません…」

「ごめんなさいです…」

「それは仕方ありませんよ。悪名の方が有名でしたから」

 

 魔法の力で復活して最初に見たのが魔王全開のお骨様である。側に省エネモードの白虎のハクが居なければ、もっと混乱していただろう。

 

「さてっと、皆の新しい住処に案内する。あんまりうろついて迷子にはならないよう、大きな子は小さな子の面倒を見ろよ?」

 

 大型のモンスターは、人型のモンスターにより子猫を背に満載し、落ち着きが無い仔猫や子猫は、人型モンスターがそれぞれ抱える。

 

「なんかほっこりする光景だ」

「奇遇ですね、俺もです」

 

 一応、行動記録としてアイボットが撮影していたのだが、女性ギルメンと一部男性ギルメンが、鈴なりの猫とか猫大行進を見て身悶えし、ナザリックの守護者やシモベ達が、ハンカチをキーっとする光景が見受けられたという。

 

 トールの拠点に案内されたネネコとミミコは、地下に広がる空間に驚き、ハクを始めとするモンスター達がトール提供の住居の案内と共に、寝床の準備と食事の準備を終えるまで呆然としていた。

 普通の猫達は、新しい住処を探るように集団で割り当てられたフロアを探索する。広さとしてはかつての拠点よりは狭いが、自分達が住処とする場所としては数倍の広さである。

 

 後に、トールの拠点を一号店というかテストオープンをして、首都ナザリックの外人居住区に、この世界で初めてであろう店ができた。

 

「いらっしゃいませ! ネコカフェ、ネコさまぷち王国へ!」

 

 ギルメン達は言わずもがな、小さな生き物を愛でる事が好きなシモベも時折訪れる店になった。戦闘メイドのシズ・デルタと人化したニューロニストは常連である。ナーベラルとルプスレギナは初っ端に出禁になった。隣に餡ころもっちもちとアウラ主導でイヌカフェもドッグラン完備でオープンする。

 

 幸運にも首都ナザリックを訪れる事ができた人々は、強大な神獣や魔獣すら小さな生き物とも共存させるアインズ・ウール・ゴウン魔導皇国の力を見て、流石は魔導皇国と感嘆の言葉を述べたそうな。

 




「白虎」ハク CV:中田譲治
※ちょっと尊大な口調ながら、性格ベースはニャン太班長(ログホラ)です。

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