・騎馬戦の合計Pが書かれたハチマキは首から上に巻かなければならない。
・ハチマキが多いほど顔が隠れて管理が大変になり、視界の妨げにもなる。
・普通とは違いハチマキを取られても騎馬が崩れてもアウトにはならず15分間フィールドにいることになる。
・個性発動アリだが、悪質な攻撃は一発退場。
ルールを理解し、その隙間をどう上手く抜けられるかが鍵となりそうだ。
「それじゃこれより15分!チーム決めの交渉タイムスタートよ!」
ぼんやりと周囲を見回して様子を見る。知っている個性や仲の良い人と組んでいる人が多数だ。「一緒に組もう」なんて言うコミュニケーション能力が市にある筈もなく、余った人でいいやと妥協した。宣戦布告に来た紫の髪の少年が尾白に話しかけているのを流し目で見る。話が終わったのか尾白ともう1人B組の誰かを引き連れて紫の少年が市へと近づいて来た。
「なあ、あんた」
「………?」
「…俺と組まないか?」
「…ええ、いいわ」
最初の問いに首を傾げると眉間に皺を寄せて「組もう」と話しかけてきた。思考を張り巡らせて返事をすると、彼はとても驚いた顔をした。
「俺の個性知ってんのか」
「…状況判断に基づいたに過ぎないわ。個性は精神汚染?」
「……ああ、俺の問いかけに答えれば洗脳する事が出来る。どうして効かないのか聞いてもいいか?」
「…貴方の質問に答えずして答える事」
「は?」
推測通り、彼は人の精神に干渉する個性のようだ。
発動条件は分からなかったが、尾白が彼と言葉を交わした瞬間に直立不動になったので鍵は一問一答だと思ったのだ。特定の単語を言うor言わせるならば危なかったが、どうやら賭けに勝ったらしい。
一問一答に賭けた市は、彼の問いに自己完結した後、自問自答を答えたのだ。分かりやすく言うならば「問いに心の中で答え、同じ事を心の中で自分に問いて答えを口に出す」ということ。その為、僅かながら彼と話す時にタイムラグが生じてしまった。
「貴方が騎手なら、私は…?」
「…組んでくれるのか、有難い。あんたには前騎馬をやって欲しいんだ。個性は攻撃じゃなくて補助に使ってほしい」
「…分かった。作戦は?」
「最初にPを手放して、最終局面で俺の個性を使って取る」
「…攻め時を間違えないでね」
市の身長は168cmと、
「俺は心操人使。あんたの個性は知ってるけど、名前は?」
「…私は天魔市。心操くん、1つ策があるのだけど_____」
騎馬戦の固定概念を壊さずにルールの隙を突いた作戦を伝えれば、面白いとばかりにニヤリと笑った。
身長一覧
108:峰田
150:蛙吹
152:葉隠
154:耳郎
156:麗日
158:常闇
159:芦戸
166:緑谷
168:上鳴、青山、天魔
169:尾白
170:切島
172:爆豪
173:八百万
176:轟
177:瀬呂
179:飯田
183:相澤先生
185:砂糖
186:口田
187:障子