〜レイ・ドミネイトside〜
早朝、寝ている所をダンに叩き起され、何事かと船室に来てみると、そこにはローテファーネの面子が揃っていた。
こんな早くに呼び出された理由を聞くと、オッツダルヴァの答えに俺は納得と同時に驚愕した。
「ここから近い所に未知の陸地を発見した。 『レッドランド』の状態と一致している」
「辿り着いたんだ。 遂にな」
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〜???side〜
俺達は所謂空賊だ。
正式な名前は『ハルスト航空戦闘団』だ
結構カッコつけた名前はいいのだが、如何せん空賊であるが故に誰かから何か奪わないと生活が出来ないのだ。
しかも奪った金品も生活費の為に費やされ、予備の航空機のパーツや燃料、弾薬が不足しちまっている。
オマケに機種がみんなバラバラなせいで連携が取りづらい!
俺の愛機だったなんかよくわからんけど威力めっちゃ高い二十ミリ機銃積んだ飛燕はあのクソッタレの『コトブキ』に壊されてスクラップになっちまった!!
折角メンバーの練度は高いというのにこれでは航空戦闘団の名が泣いてしまう。
何とかせねば……何とかしたい……。
そんなある日の事だった。
昼の哨戒飛行に出ていたカイルが何だか凄く慌てた様子で飛行場に戻ってきたので何があったのかを聞いてみたらこんな事を言ったんだ。
「ひ、飛行船!!でっかいのとちっさいのが一隻ずつ!!」
流石にこれには単独撃墜数78のエースである俺も焦った。
普通空賊相手にそこまでするか!?ってな。
とりま大至急で基地から荷物運び出してトンズラする準備を整えてた訳だ。
現れたんだよ遂にソイツが。
ちっさい方はよく見る一般的な飛行船だったが、その隣を飛んでいたのは最早常識の範疇に無い大きさをしていた。
軽く空を覆い隠すレベルで大きいソレはちっさい方と一緒に高度を落とし、飛行場のすぐ側の荒地に着陸した。
何が来るのかと遮蔽物に隠れ、各々の火器を構えながら飛行船を睨んでいると、出口からタラップが降り、そこから何人かの人が降りてきた。
どうやらそいつらは攻撃の意思は無いらしく、トンズラの必要は無くなった。
こんな飛行船を持ってるなんて余程でかい組織だと思ってな、何処の所属か聞いたんだよ。
そしたらそいつら、
「ローテファーネ」だって答えたんだ。
何だかよく知らないけど空賊団というのは分かった。
話によればローテファーネの連中は遥か遠い地からやってきたんだそうな。
そんなこんなで自己紹介が始まった。
「レイ・ドミネイトっす」
「オッツダルヴァだ」
「オールドキングだ。 同じ空賊同士仲良くしようぜ」
「ダン・モロだ。 よろしく!」
「有澤重工の有澤隆文という者だ」
そして最後の策士っぽい顔してる男も名乗った。
「ローテファーネのメルツェルだ。 宜しく頼む」
何だか変わった名前が多いなと内心思いながら、彼等との関係は始まった。
さぁさぁ遂に漸くイジツ編突入!!
物語を長引かせすぎたぜ!!