〜メルツェルside〜
イジツに来て早々に同業者である空賊団、『ハルスト戦闘航空団』と出会い、今はどうしているかと言うと……。
「旅人達に歓迎の意志を込めて、乾杯!!」
「「「乾杯!!!」」」
来て早々に歓迎パーティが始まった。
どうやら彼等はお仲間が欲しかったらしく、交渉に乗ってあげたら大喜びしてこんな状況に至った。
因みに交渉で互いに述べた条件は
・俺達の協力を得る代わりに人員、戦力の提供をする。
この一つだけだった。
有澤重工と続いて今度はハルスト戦闘航空団と、仲間がどんどん増えてきていることに皆喜んでいた。
俺達の旅がこのみすぼらしい飛行場から始まるのだと思うと俺もワクワクしてドキがムネムネしちまうぜ!
それとハルスト戦闘航空団の団長はルーダーと言う名前で、急降下爆撃機のエースパイロットなんだとか。
〜ルーダーside〜
今日は実に運が良かった。
たまたま出くわしたアイツらとトントン拍子に話を進めて条件付きで協力を得る事が出来た。
あんなにバカでかい飛行船を持ってるんだ、恐らくあの飛行船みたいに相当デカい組織に違いない。
そんな奴らの後ろ盾を得られるんなら大歓迎だ。
それにアイツらかなりの数の戦闘機を持ってる。
と、言っても有澤重工とかいう奴らが持ってた局地戦闘機、『雷電』以外は何の戦闘機なのか分からなかったが。
こんな感じで大収穫を得られた次の日の事だ。
なんとアイツら、余った戦闘機を幾つかくれるらしい!
願ってもない僥倖に内心大はしゃぎだった!
デカい方の飛行船から降ろされてきたのは機体が真っ赤に塗られた零戦とはまた違う形をした戦闘機だった。
たまたま近くにいたオールドキングに機体名称を聞いてみたら、どうやらその戦闘機の名前は『La-5』という名前らしい。
随分と変わった名前だ。
ともかく新しい戦闘機が補充されたのだから補給にあと団員達に慣熟訓練もさせなければならない。
〜メルツェルside〜
イジツに上陸してから三日経ったある日、俺は皆にある提案をした。
それは空賊団の名前を変えるという事だ。
俺は是非とも付けたい団名があったから提案してみただけなんだけど皆は案外すんなり話に乗ってくれた。 やったぜ。
皆が各々の意見を述べる中、俺はやっぱりこれじゃないと!と思った名前を出した。
そしたら皆もそれに賛成してくれて、結果的に団名はそれに変わった。
エンブレムは今度にしよう。
〜オッツダルヴァside〜
とある日、メルツェルが今の団名から新しい名前に変えたいと提案してきた。
恐らくただ名前を変えたいのではなく、意図があるものと思われる。
現在我々は空賊であり、企業連の立派な敵だ。
オマケに企業連の飛行船を襲撃し、奪ったとまできた。
それも恐らく企業連の主力であろう飛行船を。
なので企業連は血眼になって私達を殺しにくるに違いない。
だから団名もエンブレムも新しく変えて素性を隠す。
そういう意図があってメルツェルは提案したのだろう。
その後、新しい団名に関する話し合いが行われたが、それは思ったよりもかなり早く終わった。
メルツェルの出した名前に皆が賛成したからだ。
彼が出した名、それは……。
「『ORCA飛行隊』というのはどうだ?」