〜メルツェルside〜
え? え?
オールドキングさんに脅されたのでハンドル渡したら置いてかれた件について。
てっきり乗せてくれるのかと思っていたら俺を残してそのまま飛び立ってしまった!
もう駄目だァ!死ぬぞ!皆(主に俺が)死ぬ!
……いや!ダメだダメだ! まだ諦めてはいけない!
先ずは脱出の手段を見つけ……ってあった!
あんな所に都合よく放置されたイルンエバ防衛隊のBF-109F4が!
まさかこのご都合主義展開が神様パワーだと言うのか!?
ラノベじゃボロクソ言ってたけど当事者になってみるとめっちゃありがてえわ!
ほな、いただきます。(HND風)
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〜引き続きメルツェルside〜
やべぇ、超やべえ(語彙力誤パージ)
コックピットに座ったら操縦の仕方が手に取るように分かるぞぉ!
これなら楽勝だな!
と思っていた時期が私にもありました。
「ぐううっ!」
アカーン!!離陸する時カウンタートルクの事全然考えてなかった!
現在ラダーペダルを親の仇とでも言うかのように踏みつけています。
速度上げすぎでアカンこれじゃハンガーに突っ込んで死ぬぅ!
(お前が死ぬねんこんなぐらいで)←天の声
うおお!飛んだ!飛んだぞ!
アイキャンフライ!!
よーし!後はランディングギアを収納して高度を少しずつ上げていくだけだ!
アイツらめ!
後であったら文句の一つでも言ってやらぁ!
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〜オッツダルヴァside〜
何故かメルツェルがハンドルを持っていたお陰でMe-264を飛ばすことが出来た。
何故ハンドルを持っていたのかは分からないが、オールドキング曰く『この計画』を知っていた可能性が高いそうだ。
だとして彼にとって我々を助ける事に何のメリットがあったのだろうか?
我々は元を辿っても只の空賊でしかない。
それと、3人とも同じ『ルベンリ』の防衛を担っていた空賊団、『リリアナ』の一員と言う共通点がある。
嘗てのルベンリ防衛戦では主に三つの組織が防衛に当たっていた。
一つは我々が所属していた空賊団、『リリアナ』。
もう一つはリリアナとは兼ねてから友好関係を築いていたミグラント『アルバトロス』。(防衛に当たっていたのは契約期間中だけであったが)
そして最後の一つ、奴らは謎に満ちていた。
突然あちら側から協力の話を持ち掛け、かなりの戦力を破格の値段で売り込んできたのだ。
特に奴ら…………『財団』お抱えの飛行隊、『死神部隊』は全員が単独撃墜数100機越えという正にエース中のエースの集まりだった。
実際、メルツェルを除いて最も敵に損害を与えていたのは死神部隊である。
まぁ、それでも我々は負けてしまったがな……。
同じリリアナだったメルツェルも行方をくらまし、それ以来からリリアナの崩壊が始まりつつあった。
……確かメルツェルの死因の仮説に『財団』による裏切りというのがあったな。
その仮説によればメルツェルは企業連だけでなくその他の組織等の上層部から『イレギュラー』として危険視されており、財団が協力の話を持ち掛けてきたのは建前であり、本当の目的はイレギュラーであるメルツェルの排除だったそうだ。
ふと、私はルベンリ防衛戦でのメルツェルとの最後の通信を思い出した。
《オッツダルヴァ、無事か?》
《大丈夫だ……まだ墜とされはせん!》
《ヴァオー、お前も無事か?》
《ハッハー!!まだまだ行けるぜ!メルツェェェェェェェル!!!!》
《単純バカが……死んで治るものでもあるまい》
あの無線の時、メルツェルの声からは違和感が感じ取られた。
何時も冷静沈着だった彼の声に僅かだが焦りが含まれていたからだ。
《そちらこそ無事なのか?メルツェル》
《……いや……特に問題は無い》
突然間を置いて喋り出すメルツェルに疑問を抱いた私は今どんな状況なのかを聞いた。
すると帰ってきた答えはおかしかった。
《……っ!オッツダルヴァ!私はこれより戦域を離脱し、南西へと向かう!だが決して着いて来るな!》
《どういう事だ? それに今どこにいるんだ?先程からお前の姿が見えないのだが》
更に疑問を投げ掛けた瞬間、突然金属が弾け、ガラスが割れる音と共にメルツェルの呻き声が聴こえてきた。
《うっ!グゥゥ!!》
《!?メルツェル!?何があったメルツェル!?》
あの後、結局メルツェルが無線に応じる事は無かった。
ルベンリも企業連に占領され、行き場を失った我々はイルンエバの強制収容所へと送られた。
『あっちの』メルツェルも無線で言っていたのと同じ南西にいたが、恐らくまぐれだろう。
飲食店の時は周りの雰囲気に流されてしまっただけだ。
そう思いながらしっかりと固定されたハンドルを協力してくれる空賊団、『ローテファーネ』の基地の方向にハンドルを回す。
そういえば……あの無線の時、死神部隊が半数位に減っていたような……。
頭の中で一つの可能性が生まれようとしていると突然、側面の防護機銃を任せていたヴァオーから声が上がった。
「敵機だ!10時の方向から5機来てる!」
「来たか……!」
コックピットから左方向を見ると、確かに何かが複数太陽光を反射して光っているのが見えた。
ヴァオーは空戦の才能があるだけでなく、視力がとても高い。
彼曰く、真昼に星が見えるレベルだそうだ。
こういう時でもヴァオーの鷹の目は役に立つ物だ。
「来るぞ!」
敵機の接近と共にヴァオーが叫ぶ。
刹那、敵機の銃声と此方の防護機銃の銃声が重なり、それと同時にMe-264の機体側面に複数の風穴が開き、敵機の射線に入っていたヴァオーの右頬を7.7mm弾が掠め、右足にはモロに命中し、貫通していた。
「くっ……そ!」
「無事かヴァオー!?」
「こんなんで死んでたまるかってんだぁぁ!」
傷をものともせずに右足の銃創を左手で抑えながら右側の防衛機銃のグリップを持った。
MG-131の対空照準器の中に敵機、『スピットファイアMk.Ⅰa』を捉え、偏差を付けつつ引き金を引く。
小銃とは比べ物にならない銃声と共に吐き出される13mm弾はヴァオーの狙い通りにスピットファイアを捉え、右主翼に数発命中した。
「よし!当たった!」
右主翼から燃料を噴出しながら逃げ去っていくスピットファイアを後目に今度は後方の銃座に着く。
上からけたたましい銃声が聴こえる。
オールドキングもヴァオーと同じように応戦しているのだろう。
未だ大した損傷を負っていない機体に少々油断していたのは不味かった。
「……つ!?オッツダルヴァ!!10時方向から更に敵機!また五機のスピットファイアだ!!」
オールドキングからの叫び声を聴いてすぐさまコックピットから外を見ると、スピットファイアが既に互いの機種が分かる程にまで接近してきていた。
クソっ……護衛の戦闘機でもいてくれれば良かったのだが……!
そんな事を考える暇もなくコックピットに7.7mm弾が降りかかる。
「グッ!!」
銃弾があちらこちらに着弾し、キャノピーを粉々に割り、コックピットをほんの一瞬だが荒らし尽くした。
キャノピーから出たガラス片が身体のあちこちに突き刺さり、それどころか左脇腹を7.7mm弾が貫通しており、作業服が血で赤く染まってきた。
「オッツダルヴァ!!」
オールドキングの声に反応すら出来ず、朦朧とする中で私はそれでも尚、ハンドルを手放す事は決して無かった。
流石にイジツに行くまでか遅すぎるのでローテファーネと主人公が会うことが出来たら、そこから何とかしてイジツへ向かうところまでストーリーをすっ飛ばそうと思っています。
リクエスト募集中
登場して欲しいACキャラとそのキャラが搭乗する戦闘機を募集しています。
マイナーな戦闘機とか計画、試作だけで終わった物でも構いませんよ!(ただし、キャラに関しては作者の知識不足のせいで搭乗出来ない場合もあります)
これから荒野のコトブキ飛行隊のキャラと関わっていく予定なのですが、主人公と登場人物との関係はどんな感じがいいですか?(尚、それが本編に反映されるかは不明)
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原作キャラとイチャラブハーレム
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恋愛関係無しの普通に仲間
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寧ろ敵対
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女性全員ヤンデレ化(じょ、冗談じゃ…)
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ゲイヴンだ!我らにはそれが必要だ!!