ク「その最中で、F.I.Sとかいう連中が世界に宣戦布告。アタシたちはそいつらに対抗するために戦い、鎬を削っていった」
調「ライダー同士の激突、ネフィリムのこと、ビルドの暴走、そして、響さんの聖遺物の侵食。様々な異常事態が起こり、戦いは混沌を極めた」
切「そして、戦いはついにクライマックスへと進むデス。F.I.Sの目的であったフロンティアの上、多くの戦いが起こり、様々な思いが激突していったデス」
マ「その最中で、セレナが記憶を取り戻し、私、マリアと再会する。そして、ジェームズは仮面ライダーリベンジへと変身し、さらにウェルはネフィリムを再び生み出してしまう」
セ「しかし、それを打ち破るは我らがヒーロー、仮面ライダーたち。そして、歌の力によって真の力を解放したシンフォギアを纏う私たち」
響「だけど、戦いはまだ終わってはいなかった。G編最終回の第四二話を・・・」
戦「ちょっと待てなんか固い」
響「うえぇえ!?なんでですか!?」
切「せっかくの最終回なんデスからもうちょっとおごそかにやった方がいいと思うのデス!」
龍「それじゃあなんかこのあらすじ紹介の意味がないような気がするんだよな」
ク「龍我まで!?」
慧「よし、ならばこうしよう。誰かの物真似をするってのは」
調「慧くん何を言ってるの?」
慧「安心しろ調。何を隠そう俺は物真似の達人なのだ!」
翼「うむ。ならば叔父さまの物真似でも」
マ「待ちなさい翼。貴方まで乗ったら収集がつかなくなるわ」
シ「それなら俺の剣捌きを披露して」
マ「お願いシン!貴方までボケに回らないで!」
ク「流石にツッコミが追いつかなくなる!」
未「五航戦の子なんかと一緒にしないで」
一同「!?」
未「ふふ、怖いか?」
響「み、未来が壊れたー!?」
未(本物)「騙されないで響!」
エボ未「あいで」
翼「こ、小日向が二人!?」
戦「このパターンは間違いねえ。お前がエボルトぉぉぉお!!」
未エボ「ばれちゃあ仕方がない。死にたい子はどこかしらぁ?」
未「やめて!確かに中の人的にその役やったけどここではやらないで!」
マ「ああ、もう!今回もグダグダ!さあどうなる第四二話ぁ!」
「フォニックゲイン・・・照射継続・・・・ごふっ!」
また、血が口から吐き出される。それが、目の前のコンソールを赤く染めていく。
「月遺跡・・・バラルの呪詛・・・管制装置の再起動を確認・・・月機能・・・アジャスト開始・・・!」
モニターに映る、月遺跡の機能が、回復していく。
あと、数分で月の機能は復活し、公転軌道も元に戻るだろう。
ふと、モニターに映る地球が見えた。
その地球からは、様々な歌による、奇跡が見える。
(星が、音楽となって・・・)
その奇跡に、ナスターシャは微笑むのだった。
――――ネフィリムの敗北。
それは、ウェルに多大なるショックを与えるに十分な出来事だった。
「なん・・・だと・・・」
その場に両膝をついて、絶望に満ちた表情で俯くウェル。
「ウェル博士!」
そこへ、弦十郎と緒川がやってくる。
「お前の手に、世界は大きすぎたようだな」
「ッ!」
ウェルがすぐさま傍らのコンソールに触れようとする。
だが、その寸前で緒川が拳銃を発砲。その銃弾は、なんと腕の振りによって軌道がひん曲がり、寸分違わずウェルの左腕の影に突き刺さる。
それによってウェルの腕がまるでその場に固定されたかのように動かなくなる。
翼も使っていた忍術『影縫い』である。
それを喰らい、しかし抗おうと必死に腕を動かすも、やはり影縫いは強力なようだ。
「貴方の好きにはさせません!」
緒川がそう言うも、ウェルはなおも抗う。
「奇跡が一生懸命の報酬なら――――」
ウェルの体から、所々血が流れ出る。おそらく、強力な拘束に対して、自らの体を壊してでも力業で破ろうとしているのだ。
そして、ウェルが緒川の影縫いを破って、コンソールに触れる。
「僕にこそぉぉぉぉぉおお!!」
それに二人は身構える――――だが、
「・・・・・え」
何も、起きない。
否―――
「
ウェルの命令に、フロンティアが応えないのだ。
「何故、何故なんだ!?何故この僕の命令を――――」
何度もコンソールをたたいても、一切の反応を示さないコンソール―――
その時だった。
――――カァァァツゥゥラァァァギィィィィイ・・・・・・
どこからともなく聞こえた、声。
「この声は・・・!?」
「まさか・・・ジェームズなのか!?」
ウェルが、驚愕しながらそう呟く。
「ジェームズだと!?」
「まさか、今のこのフロンティアを支配しているのは・・・!?」
炉心に取り付けられていたネフィリムの心臓が、突如として地面に埋まるように消える。
「限りない戦兎君への憎悪が暴走した、ジェームズ博士だというのか・・・!?」
変化は、いきなりだった。
「ん?」
突如として、地面が盛り上がり、それが人型を形成する。
その胸部分では、何か、赤い光が脈打っていた。
「・・・おいおいおいおい嘘だろなんでこうなるんだよ!?」
それが一体何なのか、ビルドはすぐさま理解する。
「あれはまさか・・・ネフィリムの心臓か!?」
クライムも気付いたらしく、放たれた言葉に、全員が驚愕する。
そう、あの人型は――――リベンジだ。
「そんな・・・ネフィリムの心臓は、炉心に取り付けられている筈よ!?」
「もしかして、戦兎先生への憎悪が暴走したジェームズ博士が、フロンティアを支配してネフィリムの心臓を引き寄せた・・・?」
即ち、このフロンティアの支配権は全て、ジェームズことリベンジが持っているという事である。
ネフィリムの細胞を受け付けた左手を持つウェルからも奪い去った、その支配権をもって、ネフィリムの心臓を引き寄せたのだ。
そして、その心臓を内包するあの体は―――ネフィリムそのものといえる。
「そんな相手、どうすりゃいいんだよ!?」
「やる事は変わらない」
ビルドが、答える。
「どちらにしろアイツを倒さなきゃ全部終わらないんだ」
「そうだな・・・」
ビルドの隣に、翼が立つ。
「何が来ようとも、我々のやる事は変わらない!かかる苦難を払いのけ、この不毛な戦いに終止符を打つ・・・それが、我々の成すべき事だ!」
毅然と言い放つ翼に、全員がうなずく。
『皆、聞こえるか!』
そこへ、弦十郎から連絡が入る。
『どうやら今フロンティアはジェームズ博士が支配しているらしい』
「知ってるよそんな事!」
『そして、ネフィリムの心臓を取り込んだであろうジェームズ博士は、このフロンティアの全てを喰らいつくし、そして強大なエネルギーを有する存在へと昇華するらしい。そのエネルギーは実に一兆度だ』
「地球丸ごと蒸発するエネルギーじゃねえかよ!?」
『そうだ。だから、そんなエネルギーが爆発しないよう、そっちで対処してほしい。やり方は任せる』
「ああ、そう・・・あー、分かった分かりましたやりますよ」
ビルドはフロンティアを見る。
「どちらにしろ、やんなくちゃいけないだろ」
槍を展開し、ビルドはそう答える。
「・・・ん?待って!?もしフロンティアの全てを喰らいつくすなら、マムは・・・」
「ッ!?そうだ、マムが!」
ナスターシャは、月を止める為にこのフロンティアに残っている。
もしこのままリベンジがフロンティアを喰らいつくしてしまえば、おそらくナスターシャもただではすまない。
「おい風鳴さん!」
『分かった。その人物の救助は緒川に任せる。だからお前たちは』
「あのくそったれをぶっ倒せばいいんだろ!」
気付けばリベンジは、その体を真っ赤な溶岩のように変化させており、遠目から見てもとんでもないエネルギーを内包している事が手に取るようにわかる。
そんなリベンジ、全員が身構える。
そのリベンジが、動く――――
瞬間、ビルドが吹き飛ぶ。
「ぐあぁぁあ!?」
「ッ!?桐生!?」
吹っ飛ばされて、一気に大気圏へ突入するビルド。その腹には―――なんとリベンジがいた。
「てめっ―――」
『キサマダケハカナラズジゴクニオクッテヤル』
恐ろしい程の速さで飛び、そのままビルドにタックルをかまして、一気に大気圏まで吹っ飛んでいるのだ。
「ふ・・・ざっけんなよ!!」
ビルドがリベンジを蹴り、仰け反らせて押し退け、そしてすぐさま槍をスイングして吹っ飛ばす。
「借りるぞマリア・・・!!」
そしてすぐさま、ビルドはもう一方の手に、今度は黒い槍を展開する。
それは、マリアのガングニールだ。
「これに
奏のガングニールの穂先が高速回転し、マリアのガングニールがエネルギーを溜める。
そして放たれるのは竜巻とレーザーの二重砲。
それがリベンジに叩きつけられる―――だが、
『オソイ』
「なっ!?」
いつの間にか後ろに回り込まれ、振り向いた瞬間を殴り飛ばされる。
「ぐあぁぁあ!?」
そのまま空中で追いつかれては殴られてを繰り返され、ビルド自身、まるで洗濯機にでも放り込まれたかのようにその場を殴り飛ばされまくる。
そのまま殴り飛ばされ続けるかと思いきや、どこからともなくリベンジに向かって何かが飛んでくる。
それは、銀の短剣―――セレナのアガートラームから放たれた攻撃だった。
しかしリベンジはそれを無視、体にその短剣が何本も突き刺さってもなおもビルドを執拗に狙う。
しかし、そんなリベンジとビルドの間に三点に配置された短剣三本がそれぞれを線で結び、強力なエネルギーバリアを展開。リベンジの拳を阻む。
『グギィィィィイ!!!』
奇声を張り上げて、リベンジはそのエネルギーバリアを叩き割ろうとする。
「誰がさせるか」
「そう簡単に壊せると思わないで」
しかし、そうしている間にマリアとクライムがリベンジに接近、その手にもつ刀と長剣によって吹き飛ばす。
「戦兎先生!」
「大丈夫か!?桐生!」
そこへ響と翼がやってくる。
『グガァァア!!』
すかさずリベンジがその掌から強力な熱線を放ち、ビルドを穿とうとする。
しかし、それはまたしても三重に張られたバリアによって防がれる。
「私の恩師を、そう簡単に殺せると思わないで」
セレナが、防御に回っているのだ。
そして、やっとビルドの元に、全ての仮面ライダーとシンフォギア装者が集う。
ちなみに空を飛ぶ手段をもたないタスクは調に連れてきてもらっていた。
「なんて執着・・・」
「ここまでくると敵ながらあっぱれデス」
他の者たちは眼中になく、ただビルドだけを執拗に狙う。
そこまで憎悪が深いという事だろうか。
『ソコヲドケェェェエ!!ソイツヲコロセナイダロウガァァアアア!!』
「どこのヤンデレの言葉だよそれ!?」
リベンジが恐ろしい速度で突っ込んでくる。
しかし、その速さに、クライムが対応する。
突っ込んでくるのを刀で弾き飛ばし、また再度突撃してくるのをもう一度弾き飛ばす。
「くっ!」
しかし、何度か打ち合っている内に、クライムの剣が次第に弾かれていく。
「やはり、速さに対応できていても力負けする・・・・!!」
どうにか弾き飛ばし、態勢を整えるも、間髪入れずリベンジが、再度突撃を仕掛けてくる。
「どりゃあ!!」
しかしそこへタスクがドロップキックを叩き込んで再び吹き飛ばす。
だが、それでもリベンジは止まらず。一気にビルドに接近する。
「マリア姉さん!」
「ッ!」
セレナがマリアと手を繋ぎ、二人一緒に手を伸ばす。
「シンさん!そのまま刀を―――」
その言葉が終わる前に、クライムとリベンジが激突する。
リベンジの蹴りが、クライムの刀と接触する―――その瞬間―――
『グアァァアア!?』
リベンジが悲鳴を上げて吹き飛ばされる。
「私の絶唱特性はエネルギーベクトルの変換。それをマリア姉さんのものと重ねる事で全て貴方に返しました。そして―――」
リベンジの動きが急激に鈍る。
「―――エネルギーベクトルを操作して、お前の成長を停止させた。これでこれ以上強くはならない!」
マリアが、そう言葉を引き継ぐ。
以前、セレナが絶唱を歌う事でネフィリムを停止状態に追い込んだその能力を率いて、リベンジの成長性を逆転、停止させたのだ。
今はXDモード。いわゆる絶唱無限発動状態。だから、こんな事は造作もないのだ。
「・・・ついでに、速さも奪わせてもらったわ、これで力では勝てても速さで私たちを捉える事は出来ないわ」
そう得意げなマリアの左右から、調と切歌が飛び出す。
「やぁぁあ!!」
無限軌道の刃で、リベンジを左右から挟み込む。リベンジは呆気無く挟まれるも、その接触部分から火花を散らしている事から、それほどダメージになっていない事が窺い知れる。
だが、本命はそれではない。
切歌の魂を両断する刃だ。
「この刃で、成仏するデスよぉぉおお!!」
そして振り下ろされる刃。
だが、その瞬間、リベンジが顔を上げたかともうと、その仮面が変形、なんとも恐ろしい口をばりばりと開けた。
「え――――」
その口に、イガリマが叩き込まれると、呆気なくイガリマの刃は食いちぎられる。
「デデデデース!?」
そして今度は調の無限軌道の刃を掴むと、手で無理矢理止め、それを無理矢理口に運ぼうとする。
「まさか、シンフォギアを――――」
「させるかよ!!」
「オラオラオラァ!!」
そこへ、クリスとクローズの集中砲火がリベンジに叩き込まれて吹っ飛ぶ。
なんと全て切歌と調に紙一重で直撃しなかった。
「た、助かった・・・」
「ありがとうデス!」
「何、お礼を言われるもんでもないさ」
「だけどありゃやばいな・・・」
先ほど、シンフォギアを―――否、聖遺物を喰らおうとしていた。
「ネフィリムとしての暴食性は健在という事か・・・」
「どうするんだよ?下手に攻撃すればまた食われかねないぞ?」
クライムの言葉に、タスクがそう声を挙げる。
『カァァツゥゥラァァギィィィィイ!!!』
まるで呪詛のように叫ぶリベンジ。
「まさか、これほどまでに憎悪を燃やせる人間がいるとは・・・・」
(その対象が、桐生だなんて・・・)
これが、罪の業というものなのだろうか。戦兎が背負っている罪は、自分なんかでは到底背負いきれないほどのものなのか。
一緒に、背負ってやることができないほど、重いものなのか。
そんな不安が、翼の胸中を埋めていく。
しかし、そんな不安を掻き消すかのように、突如として彼らの周囲に実体化した数式が出現する。
「な、なんデスかこれ!?」
「数字が、いっぱい・・・」
「なんでいきなりこんなものが・・・」
「え、えーっと、+と+で、-で・・・んでもってあの記号はなんだ!?」
「まさか・・・桐生戦兎か?」
そうして、注目を集めるビルドは・・・
「えーっと、これでもない。あれでもない・・・ああもうどれだ!」
何故かボトルをとっかえひっかえ取り出したりしまったりしていた。
「どれだよ
散々探していた所で、ビルドが目的のものを見つける。
それは、緑色に変化したサメフルボトル―――『イガリマシャークソングボトル』だった。
「それって、もしかしなくてもアタシの歌で変化したボトルデスか?」
「ああ、これを使えば―――俺たちはアイツに勝てる」
ビルドは、そう言ってフロンティアの方を見る。
「ただし、これは賭けだ。下手をすれば、この中の誰かが死ぬかもしれない・・・」
「でも、全員で生きて帰る事が出来る可能性はあるんですよね?」
響が、そう聞いてくる。
「ああ。その為の要はお前だ、クリス」
「え?アタシ?」
クリスがきょとんとする。
「お前のソロモンの杖が、締めの鍵だ。俺が合図したら―――エクスドライブの出力で機能拡張したソロモンの杖でバビロニアの宝物庫をこじ開けろ」
そう告げるビルドに、クリスは―――
「それで全部終わるってんなら、やってやんよ」
「よし、だったら―――」
ビルドが、右手を仮面の右アンテナの上で滑らせ、そしてすぐに開いて見せる。
「―――勝利の法則は決まった」
いつもの決め台詞と共に、彼らは構える。
『カァツゥラァギィィィィィ!!』
リベンジが突っ込んでくる。セレナとマリアがリベンジの成長性のベクトルをいじくったお陰で、スピードは格段に落ちている。
だから、対応するのは可能だ。
クローズとクライムが前に出て、その背後からセレナが無数に展開した短剣を飛ばす。
リベンジはそれを叩き落し、そしてすぐさまクローズとクライムと激突、激しくぶつかり合う。
その最中、二人が左右に分かれたかと思えば、マリアの放ったレーザー砲がリベンジに叩き込まれ、吹き飛ばされる。
そしてその上から響が拳を振り下ろして叩き落す。
しかしどうにか踏み止まったリベンジはそれでもなおビルドに向かって飛んでいく。
そこへクリスの集中砲火が炸裂する。
しかしリベンジは怯まずビルドに向かって突き進む。それをタスクによって阻まれ、顎を打ち据えられた直後に激しい連撃がリベンジに叩き込まれる。
そして、タスクが最後の蹴りを叩き込んで、上に飛び上がった瞬間、切歌と調の息の合った同時攻撃がリベンジに叩き込まれ、リベンジは吹き飛ばされる。
「慧介、お前のシュルシャガナタイガーを」
その最中でビルドがタスクにそう言う。
「大事に使ってくださいよ」
そのビルドにタスクはシュルシャガナタイガーソングボトルを渡す。
「アタシたちの力を使うんデス!」
「情けない所見せたら許さない」
「翼にも言われたよそれ!安心しろ!この天才物理学者に任せなさい!」
そう言って、ビルドは二つのソングボトルを装填されていた二本と取り換え、差し込む。
『イガリマシャーク!』『シュルシャガナタイガー!』
『シンフォニックマッチ!』
そしてすぐさまボルテックレバーを回せば、ビルドの周りにツヴァイウィングの時とは違うビルダー『ステージスナップライドビルダーZBB』が展開される。
そして、ビルドの左右斜め後ろに、緑と桃色のアーマーが形成される。
『Are You Ready?』
それはきっと、先ほどの彼女たちの言葉を重ねて問いかけての言葉だろう。
今更、その決断が鈍るなんて事はない。
だからこそ―――
「ビルドアップ!」
彼は、戦うのだ。
暗い緑のイガリマと桃色のシュルシャガナの力を内包した装甲を纏い、新たな形態へと変身を遂げたビルド。
それこそが、絶対切断の力を持つ、斬撃特化の形態『ビルド・ザババフォーム』。
「ぐっ!?抜けられたぞ!」
「戦兎先生!」
そこへリベンジが突っ込んでくる。
『カァツゥラァギィィィィイッ!!』
突っ込んでくるリベンジ。その突撃を、ビルドは間一髪で躱す。
『ガァァアア!!』
そのまま旋回して再度突っ込もうとするも、リベンジは自分の体に、何か、ワイヤーのようなものが絡まってきている事に気付く。
「あれは・・・!?」
「ヨーヨー・・・デスか!?」
それは、シュルシャガナタイガーハーフアーマーの左手から伸ばされた、ヨーヨーの糸。
「シュルシャガナの特性は無限軌道によって相手の肉を削ぎ落す刃にある。それでもってヨーヨーは勢いが弱まらない限り永遠に回り続ける無限軌道の一種。それを使えば――――」
その隙間から鋸のような刃を展開したヨーヨーがリベンジに直撃する。そして、その装甲を一気に削っていく。
『グアァァァアアア!?』
「こんな事も可能なんだよ!」
そのまま糸を引っ張り、そのまま振り回す。
「響!構えろ!」
「ッ!はい!」
ビルドの言葉に響は構え、そこへビルドがリベンジを投げ飛ばす。
「セイッハァァア!!」
そして、弦十郎直伝の正拳突きが炸裂、さらには鎧通しの原理まで使って体内にまで衝撃を浸透、内側から爆ぜさせる。
「ハイヤァ!!」
そのまま上方へ蹴り飛ばす。
『グ・・・ギ・・・ガァァアア・・・!!』
(まだまだ足りない・・・!)
しかし、リベンジは未だ沈黙せず。
『Ready Go!』
そこへ聞こえた、必殺技発動前の音声。
なんとクライムが宙を蹴りながら一気にリベンジに迫っていた。
クライムの空中移動方法は空中散歩。空気を蹴り飛ばして、突破力にすぐれた移動をできるのだ。
そして、リベンジに接近すると同時に、足裏の『ウルフグラッドシューズ』に雷切を掴ませ、そして収束したエネルギーを全て運動エネルギーへと変換し、右脚によって放たれる斬撃をリベンジに叩きつける。
『イノセントフィニッシュッ!!!』
次元を引き裂く、足による渾身の斬撃。
それによって、リベンジは一撃で両断される。
「今だッ――――!!」
それを聞いたビルドがすぐさま飛翔。ボルテックレバーを回し、一気にリベンジに接近する。
「ザババ神の有する二つの刃の内の一つである『イガリマ』の絶唱は、魂を両断する必殺の刃―――その一撃に、物理的防御は存在しないのデスッ!!」
左足脛にイガリマのものと同じ、緑色の刃が飛び出す。
「これで最後だ、ジェームズ!!」
『カァツゥラァギィィィィィッ!!!』
リベンジが光線を放つ。しかし、それをビルドは躱し、そのまま一気にリベンジに接近、空中で高速前方回転し、必殺技によって絶唱状態になったイガリマの刃を踵落としの要領でリベンジに叩きつける。
『シンフォニックフィニッシュッ!!!』
その刃が、リベンジに叩きつけられ、リベンジの―――ジェームズの魂を両断する一撃が叩きつけられる。
そのまま、ジェームズの魂は消滅―――するかに思われた。
『ククク・・・』
「ッ!?」
しかし、ジェームズは消滅しなかった。
『ヌカッタナカツラギタクミィ!!コノテイドデコノワタシガキエルトオモッタカァァァア!!!』
リベンジが両手を広げる。その手を巨大な爪へと変形させて、そのまま一気に振り下ろそうと言う魂胆なのだろう。
『ジブンノサイノウノナサヲウランデジゴクニオチルガイイィィィィィイ!!!』
そのまま爪を振り下ろそうとする。
「・・・・はっ」
―――そうとした所で、ビルドから小さく笑い声が聞こえてきた。
「俺がイガリマの刃を振り下ろしたのは、お前の魂を消滅させる為じゃない―――ネフィリムの心臓の制御をお前から切り離す為だ!!」
『ナニ・・・!?』
次の瞬間、リベンジの体の中で、何かが大きく脈打つ。
「ネフィリムの心臓は、確かに全ての聖遺物を喰らいつくすほどの暴食性をもっているさ・・・それでもいつかは臨界に達する。その臨界点を超えれば、地上を焼き尽くして蒸発させるほどの大爆発を引き起こすなんて事は訳ないさ。だけど問題はそこじゃない。問題は、爆発させられるかどうかだ」
『ダ、ダガソンナバクハツヲヒキオコセバ、オマエタチモタダデハスマナイゾ!?』
リベンジがあからさまにうろたえていた。
「ああ、そうさ・・・だから、
ビルドが、リベンジを蹴り飛ばす。
「クリス!やれ!」
「バビロニア、フルオープンだぁぁぁあああ!!!」
クリスが、その手のソロモンの杖を使ってリベンジの背後に、巨大な空間の穴を形成する。
『コレハマサカ・・・バビロニアノホウモツコカ!?』
「ああその通りだよ・・・お前をその中で爆発させる。それが俺の導き出した勝利の法則だ!!」
ビルドが、リベンジに向かってそう叫ぶ。
「人を殺すだけじゃないって、やってみせろよ!ソロモォォォォォォンッ!!!」
クリスが絶叫し、バビロニアの宝物庫の扉が拡大していく。
『フザケルナァァアア!!!』
次の瞬間、そのまま押し込まれるかと思われたリベンジがソロモンの杖を使っているクリスに向かって何かを飛ばす。
「避けろ!雪音ぇぇえ!!」
翼が叫ぶも反応できなかったクリスがその何か―――切り離されて飛んできたリベンジの体の一部が直撃し、吹き飛ばされ、ソロモンの杖を手放してしまう。
しかし、それを次に手に取ったのはマリアだった。
「明日をぉぉぉぉぉぉぉおお!!」
絶叫と共に、マリアが扉の拡張を引き継ぐ。
『ウガァァアアァァアア!!』
それでもなお抗うリベンジは、その体から血管のような触手を伸ばしてマリアをソロモンの杖ごと拘束。
「ッ!?マリア!!」
「姉さん!!」
「やばい!!」
「く・・・ぅぅう・・・・」
すぐさま最も近いビルドが助けに向かおうとするが、そのビルドすらもリベンジは拘束する。
『キサマモダァァァア!!』
「なっ!?」
『オマエタチガワルイノダ・・・ワタシハタダカツラギダケヲコロスツモリダッタノニ、ソレヲジャマスルカラコウナッタノダァァァァアアァア!!』
なんと身勝手な言い分だろうか。しかし、そう叫んでいる間にリベンジは二人を一気にバビロニアの宝物庫へ引きずり込む。
「くっそ!!」
「く・・・格納後!私がゲートを内部より閉じる!!ごめんなさい桐生戦兎!でも、ジェームズは必ず・・・!!」
「自分を犠牲にする気か!?」
「マリアぁぁああ!!」
「だめ、姉さん!」
仲間の叫び声が聞こえる。
だけど、マリアとビルドはどんどん引きずり込まれていく。
「こんな事で、私の罪が償える筈がない・・・だけど、全ての命は私が守って見せる・・・・!」
マリアが、目尻に涙を滲ませて、そう口にする。その時だった。
「だったらぁ・・・・」
一緒に引きずり込まれているビルドが、叫ぶ。
「テメェの命は、俺たちで守ってやる!!」
体から無限軌道の刃や一刀両断の刃を突き出し、必死に拘束から逃れようとしているビルドがいた。
そして、その声に応えるかのように、全ての装者とライダーがマリアと共に開けられた穴へと入っていく。
「貴方たち・・・」
「前にも言ったはずだ」
クライムが、マリアに言う。
「お前たちが浴びる
バビロニアの宝物庫の中には、数えるのも億劫な程、ノイズが充満していた。
「英雄でない私に、世界なんて守れやしない・・・でも、私たち・・・私たちは、一人じゃないんだ」
その言葉に、マリアは微笑む。
「ぬ・・・ぐ・・・ぉぁぁあああ!!!」
完全に引きずり込まれたところで、ビルドが拘束から抜け出す。
そして、バビロニアの宝物庫が完全に閉じてしまう。
『ハハハハハ!!!イッポオソカッタナァ!!』
「何言ってやがる」
高笑いするジェームズに、ビルドは言い放つ。
「ここで決着を着けるぞジェームズ!!」
最後の戦いが、始まる――――
『カァツゥラァギィィィィイイイッ!!!』
ビルドは、ザババからツヴァイウィングへと再び変身し、その手に白槍と黒槍を持つ。
「マリアの槍と、奏の槍、そして、響の槍を合わせた、この力でッ――――」
宝物庫内を駆け抜け、二人の超戦士が激突する。
「いっけぇぇえええ!!」
腕のアームドギアを槍状に変え、一気に突撃し、群がるノイズを殲滅していく響。
「ウオリヤァァアアア!!」
その手の爪をもって次々とノイズを切り裂いていく。
「ハァァアアア!!!」
翼が巨大な剣を振るい、巨大なノイズを蹴散らしていく。
「喰らえぇぇぇええ!!!」
クリスが展開した巨大ギアを使って次々と広範囲にわたってノイズを撃ち抜いていく。
「ダダダダダダダ――――ッ!!!」
タスクが凄まじいラッシュで次から次へとノイズを叩きのめしていく。
「やぁぁぁああ!!」
セレナが無数の短剣を展開しファンネルの如く操作、それをノイズに向かって寸分の違いなく仕留め、そして次から次へと、次の標的へと無数の短剣が敵を貫いていく。
「てぇええい!!」
「やぁぁああ!!」
切歌が鎌を振るい、調が丸鋸を飛ばす。
「ハアッ!!」
そしてクライムが、マリアを拘束していた触手を一刀の元両断する。
「マリア!大丈夫か!?」
「ええ・・・でも、一振りの杖ではこれほどのノイズを・・・制御が追い付かない」
目の前にいる有象無象の全てがノイズ。これほどの数を、たった一本の杖で制御できるなどとはおこがましいにも程がある。
「姉さん!」
そこで群がるノイズを殲滅していたセレナが叫ぶ。
「姉さんはその杖でもう一度宝物庫を開く事に集中して!」
「え?」
「外から開けられるんだ!中からも開けられねえ訳がねえ!!」
クローズが巨大ノイズを投げ飛ばしながらそう叫ぶ。
「鍵なんだよ!ソイツは!!」
クリスがそう叫ぶ。
「マリア!」
「ええ!―――開けぇぇえぇえええええ!!!」
マリアが、宝物庫内に向かってソロモンの杖を使用。
するとそこに扉が開き、彼らの世界が姿を現す。
その最中で、ビルドとリベンジが宝物庫内を駆け巡り、ぶつかり合う。
「セイッ!!」
『グォォオ!?』
ビルドの振るう槍がリベンジを弾き飛ばす。
『グガァァアア!!』
すかさずリベンジが体中からレーザーを放つも、ビルドはそれを飛んで躱しきり、そのまま一気に突撃―――ギガドリルブレイクをリベンジに叩きつける。
『ググギギギギギギィィィィィイイ!!!』
しかし、腹に風穴を開けられ、そのまま削り飛ばされそうなっても動き、その回転を止めようとそのドリルを掴む。
「いい加減しぶといんだよ!!」
すかさず右の槍を引き抜き、左の槍でレーザー砲をぶっ放し、吹き飛ばす。
だが、それでもリベンジは諦めずビルドを追いかける。
『カツラギィィィィィイイイッ!!!!』
しかし、そこへ翼の斬撃がリベンジに叩きつけられる。
「桐生!」
「おう!」
翼の掛け声に、ビルドもうなずき、二人でリベンジに同時攻撃をしかける。
「いつまでも桐生に執着するその憎悪、叩き斬ってくれる―――!!」
「俺以外にも迷惑かけたんだ。それ相応の礼はしてもらうぞッ!!!」
翼がその巨大な刀を大きく振りかぶり、戦兎が二つの槍を組み合わせ、一本の槍へと変え、その穂先を高速回転させて竜巻を引き起こす。
それが、ツヴァイウィング―――風鳴翼と天羽奏の二人によって繰り出されるコンビネーションアーツ。
『
その一撃が、リベンジに炸裂する。
『グギャァァアアアァァァアアアア!?』
その大技の直撃を喰らったリベンジが彼方に吹き飛ばされる。
「翼さん!戦兎先生!」
響の声が聞こえ振り返れば、マリアが開けた現実世界への扉があった。
それに二人はすぐさまそちらに向かって飛ぶ。
「行くぞクリス!」
「おう!」
クローズの言葉に頷き、クリスが展開していたギアを外し、そのパーツをすぐさまエネルギーへと変換してノイズたちに叩きつけ、すぐさまその穴に向かって飛ぶ。
だが―――
―――カァァァツゥゥゥラァァァァギィィィィィイイ……………!!!
突如として、巨大な影が彼らの前に立ち塞がる。
それは、ついにネフィリムの心臓に食いつくされ、それでもなお現世に残り続ける、ジェームズの怨念の慣れの姿――――ネフィリム・ノヴァ。
否―――ネフィリム・ノヴァ・リベンジ!
「あの野郎、まだ・・・!!」
「迂回路はなさそうだ」
「ならば、行く道は一つ!!」
「手を繋ごう!」
ビルド以外の全員が、手を繋ぎ合う。
「あともう少し頼むぞ、奏!」
ビルドが、二つ―――否、三つの槍を束ねた槍を掲げる。
「マリア」
「マリアさん」
調と響に言われ、マリアはすぐさま胸から一本の長剣を抜き放つ。
そして、調と響の手と自分の手を繋ぐ。
「この手―――簡単に離しはしない!!」
「行くぞお前らぁぁぁあ!!」
『Ready Go!!!』
ビルドが発動する必殺技。
それと同時に、響とマリアが、己の体の装着させられたギア全てを使い形成した右手と左手を繋ぎ合わせる。
「「最短で、最速で、真っ直ぐに――――」」
そして、その拳をもってネフィリム・ノヴァ・リベンジに向かって突撃する。
「「一直線にぃぃぃ―――――――――!!!!」」
『シンフォニックフィニッシュッ!!!』
ビルドの螺旋を描くライダーキックがその組み合わされた拳の背後を叩き、そのまま超速回転。
『シネェェエエエエェェェエエエ!!』
ネフィリム・ノヴァ・リベンジがその口から今までに類を見ない程の熱線を放つも、直撃した熱線は、全てビルドの『シンフォニックフィニッシュ』によって逆に利用されていき、彼らの力となって束ねられる―――
「「「うぉぉぉおおおぉぉおおおぉおお!!!!」」」
全員の絶叫と共に、彼らは一気にネフィリム・ノヴァ・リベンジに激突する。
『バ、バカナァァァアアアァァアア!?』
そうして直撃する、その技の名は―――
『Vitalization』
その一撃は、ネフィリム・ノヴァ・リベンジを撃ち貫き、彼らを一気に出口へと導く。
そのまま外に出て、砂浜に叩きつけられる。
「ぐ・・・く・・・」
遠くに、ソロモンの杖が見える。
「今すぐにでも、門を閉じなければ・・・」
だが、先ほどの一撃で体力のほとんどを使い切ったからか、もう体がまともに動かない。
『カァァァツゥゥウラァァアギィィイイイッ!!!』
再び聞こえる、怨嗟の籠った声。
見上げれば、ネフィリムと化したジェームズが外に出てこようとしていた。
その体に風穴があいているにも関わらずにだ。凄まじい執念である。
「あの野郎・・・!!!」
「まずい・・・このまま外に出られれば、門を閉じるにしろどちらにしろ、奴の爆発によって地上が消し飛ぶぞ・・・・!!」
そうなれば、地球は一気に焼失してしまう。
「まだだ・・・」
クリスが、唸るようにそう呟く。
「心強い仲間は・・・他にも・・・!!」
「仲間・・・?」
翼の言葉に、マリアは呆然と呟く。
「そうです・・・私たちには、まだ・・・!!」
「私の・・・親友・・・未来が・・・!!」
セレナと響が、顔を上げて見る先には、フロンティアから脱出した二課の潜水艦から、陸上部で鍛え上げた足で走ってくる、未来の姿があった。
(ギアだけが戦う力じゃないって、響が教えてくれた!私だって、戦えるんだ!!)
戦いたい。ただ一つ、その想いだけで、未来は走る。
「ぐ・・・く・・・!!!」
ビルドが、起き上がる。
その手には、フルボトルバスター。
「桐生・・・戦兎・・・!!」
そのビルドに、クライムが叫び、何かを投げる。
「これを使えぇぇえ!!」
「ッ!!」
掴み取ったそれは、『アガートラームウルフフルボトル』。
さらに、クローズのドライバーからクロが飛び出し、タスクの元へ飛んでいく。
「キュル!!」
「え!?」
そのまま、タスクの持つツインブレイカーに自ら装填される。
『ルェディゴォッ!!』
「え!?ああっと・・・ああもうやりゃあいいんだろォ!!!」
やけくそ気味にタスクはツインブレイカーをまだ空いているバビロニアの宝物庫に向ける。
「間に合え・・・!!」
ビルドも、フルボトルバスターにフルボトルを装填していく。
『アガートラームウルフ!』
『シュルシャガナタイガー!』
『イガリマシャーク!』
『ミラクルマッチでーす!!』
ビルドが全てのボトルを装填すると同時に、未来がソロモンの杖を手に取り、一気に投げ飛ばす。
「お願い!閉じてぇぇえええぇええ!!」
「ぶっ飛べぇぇええぇええ!!!」
「いっけぇぇぇえええええ!!!」
それと同時に、タスクのツインブレイカーからクローズドラゴン・ブレイズが放たれ、ビルドのフルボトルバスターから砲弾が放たれる。
『レッツゥブゥレイクッ!!!』
『ミラクルマッチブレイク!!!』
放たれた砲弾と投げられたソロモンの杖をドラゴンが飲み込み、そのエネルギーを自らの力に変え、巨大な龍へとその身を変え、そのまま一気に門から出ようとするネフィリム・ノヴァに突撃していく。
(もう響が―――誰もが戦わなくていいような・・・)
未来の切実な想いが、言葉となって放たれる。
「―――世界にぃぃぃぃいい!!」
『グルアァァアアアァァアアアァアア!!!』
その想いに応えるが如く、クローズドラゴン・ブレイズが、咆哮を上げる。
そのクローズドラゴンの一撃が、ネフィリム・ノヴァに直撃し、一気にバビロニアの宝物庫内に押し込み、それと同時にバビロニアの宝物庫が閉じ―――次の瞬間、宝物庫内で、全てを焼き尽くす爆炎が巻き起こる。
―――カァァァツゥゥゥラァァァァギィィィィィイイッ!!!!
ジェームズの断末魔の空耳を最後に――――戦いは、終わった。
夕焼け色に染まる空、自衛隊や、その他マスコミの飛ばすヘリなど、多くの人間が彼らの流れ着いた島に集う。
「ウェヒヒ・・・間違っている・・・英雄を必要としない世界なんて・・・へっへっへ・・・」
壊れたように笑いながら連行されるウェル。
しかし、そんなものが気にならない程に―――マリアたちは切羽詰まっていた。
潜水艦内のメディカルルームにて―――ナスターシャは寝かされていた。
だが、その状態は良いとは言えず―――危篤状態となって、どうにか延命されていた。
「マム・・・マム!」
そんなナスターシャに、マリアたちは必死に呼びかける。
「マム!死んじゃ嫌デス!」
「お願いマム!目を開けて!」
「頼むマム!マム!」
「マム・・・お願い、目を覚まして!」
「・・・・」
目を開けず、ただ苦し気に呼吸を繰り返すだけのナスターシャ。
「そんな・・・」
その様子に、響たちは何も言えなかった。
「僕が発見した時には、既に意識はなく・・・」
「いや・・・ナスターシャをここまで運んでくれた事には感謝しかない。ありがとう、緒川慎次」
申し訳なさそうにする緒川に、シンは、そう頭を下げて礼を言う。
「う・・・」
「ッ!マム!」
そこで、ナスターシャが意識を取り戻す。
「まり・・・あ・・・」
「マム!ああ、良かった・・・」
目を覚ました事に、安堵するマリアたち。
「なあ、戦兎・・・」
「言うな」
そんな中で、龍我が戦兎に尋ねるも、戦兎はそう言い返し、それを止める。
「何も・・・言うな」
「・・・おう」
戦兎の言葉に、龍我はそれ以上何も言わない。
「・・・・全員・・・いますね・・・」
ナスターシャが、掠れた声でそう呟く。
「・・・・ええ、いるわ」
マリアが、そう答えれば、ナスターシャは一度深呼吸をし、そして、話し出す。
「もう・・・貴方たちを縛るものは何もない・・・これからは・・・貴方たちの想うがままに生きなさい・・・」
「マム・・・」
「何者にも縛られず・・・自分の意志で・・・行動なさい・・・」
「でも・・・でもアタシたち、何も分からないデス!何も知らないデス!」
「マムがいてくれないと、私たち・・・何も・・・」
切歌と調が涙を流し、そう言う。
されど、ナスターシャは言葉を紡ぐ。
「優しい貴方たちなら・・・きっと・・・これから先も力強く生きていける・・・自分の心を偽る事なく・・・」
「マム・・・」
セレナが、自分の胸に拳を当てる。
「シン・・・」
「・・・なんだ」
ナスターシャがシンを呼ぶ。
「あの時、貴方を拾ったのは・・・単なる気まぐれ・・・」
「・・・」
「ですが・・・貴方に名付けたその名は・・・貴方が、自分を見失わないようにする為のもの・・・」
シン―――その意味は、『罪』。
「その罪を、忘れず・・・されど、何者にも縛られることなく・・・・生きなさい・・・」
「・・・」
その言葉を、シンは黙って聞く。
そんな中で、ナスターシャは、天井を仰ぎ見て、一つ、呟く。
「・・・・私は、貴方の、良き『母親』とは、言えませんでしたね・・・」
そのナスターシャの言葉は、どこか、安らげだった。
その言葉に、沈黙を貫いていたシンが、突如として怒鳴り気味に答える。
「そんな、事は・・・ないッ・・・!!」
その拳から血を流して、その両目から、涙を流して、シンは言う。
「貴方は・・・俺の・・・ただ一人の・・・『母親』でした・・・ッ!!」
ナスターシャの病気で細くなった手を握り締めて、シンは、その背中を丸めて、ただ嗚咽を漏らす。
「今まで・・・ありがとうございました―――」
そして最後に、そう、ナスターシャに告げた。
その言葉に、ナスターシャは満足そうに笑って―――
「なら・・・良かった・・・」
その生涯を、閉じた――――
月の軌道は、正常値へと近付きつつある、と報告を受けつつ、彼らは、外の砂浜にて、月を見上げる。
フロンティアは、リベンジによってそのエネルギーを食いつくされ崩壊していっているらしく、今、一部を除いてどんどん地球に落下、太平洋上にその残骸が落下していっているらしい。
ナスターシャが、命懸けで元に戻した月を。
「マムが未来へと繋げてくれた・・・ありがとう、お母さん・・・」
マリアが、そう呟く。
その胸には、壊れたアガートラーム。
その隣に、セレナが立っている。
「マリアさん」
そんなマリアに、響が声をかける。それに振り向けば、そこには、マリアのガングニールを差し出す響がいた。
「・・・ガングニールは君にこそ相応しい」
それを見て、マリアはそう答える。
響は、それに頷くようにそのガングニールのペンダントを握りしめる。
その一方で、シンと慧介は、戦兎にそれぞれのビルドドライバーとスクラッシュドライバー、そして、ウルフフルボトルとトラフルボトル、そしてタイガースクラッシュゼリーを差し出していた。
「今まで迷惑をかけた」
「これはお返しします」
そう言う二人に、戦兎はそれを受け取る。
「おう。お前らが戻ってくるまで、これは預かっとくぜ」
そして、二人にそう言って見せる。
それに二人は目を見開き、やがてそれに微笑む。
「・・・だが、月の遺跡を再起動させてしまった」
そうして見上げる先にある月。そこにある月遺跡は―――
「バラルの呪詛か・・・」
「人類の相互理解は、また遠のいたってわけか・・・」
翼とクリスが、そう呟く。
「・・・・へいき、へっちゃらです!」
その最中で、響がそう答える。
「そうだな」
そして、そんな響の背中を叩いて、戦兎がうなずく。
「だってこの世界には、歌があるんですよ」
全ての人が、繋がる事の出来る―――たった一つの想いを伝える方法。
「響・・・」
その言葉に、彼らは思わず笑ってしまう。
「歌、デスか・・・」
「・・・いつか人は繋がれる。だけどそれは、どこかの場所でも、いつかの未来でもない・・・そして、ヒントを残す。私の全てを貴方に託す・・・確かに、伝えたから」
調が、二人にそう言い、それが何かを察した二人は、頷いて見せる。
「立花響、桐生戦兎」
そして、マリアが、二人に言う。
「君たちに出会えて、良かった」
そうして、戦いは終わった。
マリアたちは、今までの罪を清算する為、日本政府の元、服役する事になった。
返却されたドライバーは、戦兎たちの手によって保管される事となる。
その間、米国政府から死刑にしろだとか、様々なごたごたがあったようだが、一応彼らは、施設にて上手くやっていっているらしい。
そして――――
「翼さーん!クリスちゃーん!セレナちゃーん!戦兎先生ー!」
リディアン音楽院にて、響と未来が駆け寄ってくる。
「よう響、今回は遅刻しなかったな」
「えへへ~。今日は早く起きれまして」
「もう、私が起こさなかったら絶対に寝坊してたでしょう」
「あう、言わないでよ未来ぅ~」
「相変わらずですね響さんは」
そんな中で、翼が拗ねたようにある事を言い出す。
「聞いてくれ立花、あれ以来、雪音が私の事を『先輩』と呼んでくれないのだ」
「だーかーらー!!」
「何々?クリスちゃんってば翼さんの事、『先輩』って呼んでるの?」
「ちょ、ちょっと響ったら・・・」
何から揶揄い気味に言い出す響に、クリスは眉をぴくぴくさせながら言う。
「いい事を教えてやる・・・アタシはお前より先輩で!年上だって事をォ!!」
「や、やめてぇクリスちゃぁぁん!!」
その頬を掴み担ぎ上げるクリスにやれる響に、翼と未来、セレナは溜息をつく。
とりあえず引き離して止める。
「二人ともそれくらいにしておけ。傷もまだ癒えていないというのに」
全く持ってその通りだ。
戦兎に至ってはリベンジからの攻撃を集中して受けていたために、この中では実は最も重傷だったりする。
「アハハ・・・」
「ねえ響、体、平気?おかしくない?」
未来が心配しているのは、融合症例故の身体的異常の事だろう。
だが、それは杞憂というものだ。
「心配性だなぁ未来は」
そう言って、響は未来に抱き着く。
「私を蝕む聖遺物は、あの時、綺麗さっぱり消えたんだって」
そう、未来の纏った神獣鏡の一撃が、響の体から響を蝕む聖遺物を取り除いたのだ。
だから、響はもう大丈夫。
「響・・・」
「でもね」
そんな中で、響は続ける。
「胸のガングニールはなくなったけれど、奏さんから託された歌は、絶対に無くしたりしないよ」
それだけは、響の中にあり続ける、胸の歌。
その言葉に、翼とクリス、セレナ、戦兎は頷くように微笑む。
「それに、それは私だけじゃない」
響は、空を見上げる。
「きっとそれは、誰の胸にもある、歌なんだ・・・」
それはきっと、彼女たちの信じる、世界の真理だ。
そんな中で、戦兎は、思い出す。
「そういえば戦兎さん」
日本へ戻る道中、潜水艦内で戦兎は緒川に呼び止められる。
「なんだ?」
「ナスターシャ教授を救助する道中で、このようなものを見つけたのですが」
そうして、緒川が差し出したもの。それを見て、戦兎は目を見張る。
「こ、これは・・・!?」
「僕の予想が正しければ、これは――――」
それを震える手で受け取り、戦兎は、それを、動揺しきった表情でそれを見つめた。
それは、この世界にあって欲しくなかったもの。
かつて、龍我が作った、世界を救い、そしてまた滅亡させる可能性を秘めた代物―――
「ああ、これは・・・・」
戦兎は、震える声で、その名を告げた。
「―――『パンドラパネル』だ」
戦兎の住む倉庫の壁に、それは立てかけられていた。
それが、新たな闘争を生み出すのは、割と近い時にやってくる――――
次回!愛和創造シンフォギア・ビルドは!?
神経衰弱勝負が突如として勃発。
それに参加するのはまさかの響、翼、クリスの三人。
一体何が起こったのか!
なんか大ざっぱだけど気にするな!
ク「いや気にするわ!?」
次回『負けられないゲーム』
今年の仮面ライダー冬映画を見て思いついたこと。
いつも通りの朝、何気ない日常――――
しかし、その世界に生きる翼は、その日常に一つの違和感を覚えていた。
何か、何かが足りない――――そんな違和感のままに、翼は、仲間と共に今日も戦いと歌の日常を謳歌する――――はずだった。
「桐生は・・・どこ?」
仮面ライダーのいない世界。
それに気付いた翼は、一人孤独な戦いに身を投げる。
奪われる『天羽々斬』
「天羽々斬が・・・!」
襲い掛かる、世界の調律者『ワールドアジャスター』
「何故本来の世界を拒む?」
敵となった、S.O.N.G。
「何故なんですか、翼さん!」
成すすべのなくなった翼の手に残ったもの、それは――――
「天羽々斬の、ファウストローブ・・・」
それを身に纏い、戦う翼。そんな彼女の前に、現れたのは―――
「こんな事になったのは、過去のどこかでワールドアジャスターが介入したハズだ」
別世界の仮面ライダー『ジオウ』とその仲間たちと共に、全てを取り戻す戦いに飛び込む。
向かった時代は、まだ翼が幼く、彼女の『母親』が生きていた時代―――
そこで翼が見た母親『風鳴
「未来の翼・・・?」
「何故、お母様がファウストローブを・・・!?」
翼と同じ『天羽々斬』のファウストローブを纏い、風鳴の息がかかった者たちを斬る姿だった。
「風鳴を潰す為よ」
錯綜する娘と母の想い。
「やめてください、お母様・・・!」
「邪魔をするというのなら、お前も斬る!」
世界の調律を図るワールドアジャスターと戦うジオウ―――常盤ソウゴたち。
「世界を乱す汚らわしい仮面ライダーどもめ」
「あまり仮面ライダーを舐めない方がいいよ」
翼の行動に葛藤するシンフォギア装者たち。
「あれにはきっと何か理由があるはずよ!」
「先輩が何の理由もなしにあんな事するかよ」
「翼さんを信じたい・・・」
「心火を燃やして、この想いを貫き通すデスよ!」
「教えてください。翼さんの願いを」
本来の歴史か、本来から外れた歴史か。
「もう私は、何も失いとうはありません・・・!」
「乱れた世界は目障りなだけだ。正しき世界こそ美しく、存在する価値がある」
ワールドアジャスターの魔の手が、迫る―――
「どんな事があっても、過去は変えられないのだろう?」
「だけど、未来なら変えられる」
母の願い、娘の想い。そして、自分たちの世界を取り戻す、
「私はお母様を超えて、真の天羽々斬の装者となって見せる!」
「来なさい、翼!」
映画愛和創造シンフォギア・ビルド『ザ・オリジン・ジェネレーションズ』
―――
「―――翼、待たせたな」
―――ゼロワンの父息子ならぬ天羽々斬の母娘ですはい
時間軸的にはGXとAXZの間ぐらい、かな~
簡単なキャラ紹介
風鳴翼
世界の調律の影響を受けなかった者の一人。
記憶を取り戻した事によってワールドアジャスターに狙われる事になり、その最中でシンフォギアの天羽々斬を奪われ、代わりに謎の人物から与えられた天羽々斬のファウストローブで戦う事になる。
道中、S.O.N.Gの面々に勘違いされて狙われるようになってしまう。
歴史を元に戻すためにソウゴと共に過去に飛ぶ。
常盤ソウゴ
仮面ライダージオウ。作り変えた時空の世界で平和に暮らしていたが、ワールドアジャスターが行動を起こした事で記憶を取り戻す。ワールドアジャスターの野望を阻止するためにゲイツ、ツクヨミ、ウォズと共にシンフォギア・ビルドの世界にやってきた。
翼と共に過去に飛ぶ。
明光院ゲイツ
仮面ライダーゲイツ。ソウゴと同様、平穏な世界で暮らしていたが、ワールドアジャスターの出現によって記憶を取り戻す。
同じ仮面ライダーとしてソウゴと行動を共にする。
ツクヨミ
仮面ライダーツクヨミ。ソウゴとゲイツと同様(以下略
時間停止能力は健在。それをもって彼らをサポートする。
ウォズ
仮面ライダーウォズ。みんな大好き祝福の鬼。
ソウゴと共にワールドアジャスターの野望を止めるために行動する。
立花響
ガングニールの装者。
ワールドアジャスターによって翼が歴史を乱そうとしていると聞いて、それを阻止するために翼を止めるために過去に行ったりして翼の行く手を阻む。
ただ、その行動には迷いが見える。
マリア・カデンツァヴナ・イヴ
アガートラームの装者。
響同様、歴史を乱そうとしている翼(実際には取り戻そうとしている)翼の行く手を阻む。
だが、その行動に違和感を抱いており、ワールドアジャスターの言葉も信用しきれていない。
雪音クリス
イチイバルの装者。
翼の行く手を阻むシンフォギア装者の一人。
翼がそんな事をしないと分かっており、その理由を聞き出すために行動するも、ワールドアジャスターが自分たちの不利益になるような行為に対して干渉してきて上手くいかない。
そのためワールドアジャスターに不信感を抱いている。
月読調
シュルシャガナの装者。
翼の行く手を阻むシンフォギア装者の一人。
とにかく一度捕まえるべきと割と容赦なく翼に襲い掛かるも、慧介という翼の言葉に思わず動揺する。
だが、ワールドアジャスターのカインによって記憶操作されその動揺を直され、何度も翼に襲い掛かる。
暁切歌
イガリマの装者。
翼の行く手を阻む(以下略(デース!?
調同様、とにかく捕まえようの精神で翼に襲い掛かる。記憶消去の影響が最も酷い一人だったりする。
だがその胸に刻まれた心火だけはいつまでも残り続けている。
小日向未来
世界調律の影響によって記憶が消えなかった者の一人。
クロが未だ未来の傍におり、その為、翼同様ワールドアジャスターに狙われる事になる。
翼の安否を心配している。
風鳴綾女
八紘の妻。本来の歴史であれば翼が歌で天羽々斬を起動させた頃、即ち翼が五歳の頃に病死したとされている。
剣の腕は達人級であり、翼を圧倒する剣技を持つ。ただし訃堂には敵わなかったらしく、腹に深い傷を負っている。
始め、八紘とは風鳴訃堂を暗殺するために言い寄っただけだったが、八紘の不器用な愛情表現に惚れてしまい、そこを訃堂に漬け入れられ、暗殺に失敗、傷を負い、翼を孕む事となってしまう。
容姿は翼を幾分か大人にして黒髪にしたかのような姿。
とある錬金術師から受け取った天羽々斬のファウストローブをもって風鳴の力を削ごうとしているが、その真意は―――
ワールドアジャスター
世界の調律を目的とした組織。早い話が『公式じゃない第三者の二次創作絶対に許さないマン』。
本来の歴史とは違う歴史を歩む世界を見つけては調律という名の修正を行い、本来の歴史に戻すという行動を行っている。
例えるなら、シンフォギアの二次創作をいろんな手段でハッキングだか乗っ取りだかやって消すというもの。
今回S.O.N.Gに干渉して翼は道を踏み外したのだと説明、すぐさま止めるように言った事でS.O.N.Gを一時的にだが味方につける。
全員、白い独特な装束を身に着ける。
カイン
ワールドアジャスターのリーダー的な存在。
本来の世界の歴史に深く関係する者は記憶の消去を、そうじゃない者は抹殺するという思考を持つ。
目的のためならば手段は選ばず、とにかく世界を本来の歴史に戻せるならばなんだっていいという思考をもつ。
能力は記憶の操作。これによってその世界の歴史の記憶を持つ『異物』の記憶を消していっている。
翼もその対象だった。
世界を乱す存在(即ちオリ主とか)を醜く思っている。
スフィル
ワールドアジャスターの一人。
赤い長い髪が特徴的な女。性格は残虐であり、能力は体の各部が刃物のようになる事。
常に人をどう切り刻むか考えているが、それが滅多に表に出ることはなく、戦闘時にその本性が剥き出しになる。
グラーク
ワールドアジャスターの一人。
巨大な体を持つ大男であり、言動は片言。能力は超硬化、超筋力強化によって肉弾戦車になり、ほぼほぼ隙がない鉄壁の体をもつ。
何かの命令がなければまともに動けない。
弱点は固いは固いが温度に強い訳じゃないという事。
シャット
ワールドアジャスターの一人。
リベリオンの主人公のような身体能力と射撃能力、格闘能力を持ち、ありとあらゆる銃器を扱える。
能力は無限銃火器呼出。ありとあらゆる銃器を無条件で呼び出す事ができ、その弾薬も無限というチート仕様。
仮面ライダーたち
世界調律の影響で本来の原作の新世界で記憶を失った状態で生活している。
原作通り、戦兎はフリーの発明家、龍我は居候の筋肉バカ、一海は猿渡ファームを経営、幻徳は政府長官として、慧介とシンもそれぞれの生活を営んでいる。
ただこちらの事は本編の趣旨から外れるので説明は省略。
用語
ファウストローブ・天羽々斬
聖遺物『天羽々斬』の欠片を利用して作られたファウストローブ。
シンフォギアの天羽々斬と違い、全身を覆う黒いボディスーツに腰マントといった具合のシンプルな装束となっており、身体強化はもちろんの事だが、刀の変形機能はついていない。
代わりに、アクセルフォーム並みの高速移動を可能とし、精神力が続く限りずっと加速していられる。
翼の場合は拒絶反応によって全身に激痛が走った後に纏う事ができる。
ただし、綾女の場合はなんのリスクもなく纏う事ができる。
と、まあここまでです。
というわけで、次回を楽しみにしててください!