愛和創造シンフォギア・ビルド   作:幻在

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マ「仮面ライダークローズこと、万丈龍我は雪音クリスとともに地球外生命体キルバスの襲撃を受けて窮地に立たされてしまう」
シ「しかし、そんな彼らを助けたのは、なんと彼らの宿敵『エボルト』であった」
切「ついにエボルトの登場デース!」
調「戦兎先生たちは、あんな化け物とずっと戦い続けてきたんだよね・・・」
シ「ああ、もはや尊敬に値するな」
慧「なんで俺たちあんな人たちに宣戦布告してたんだろう・・・」
調「やめてそれは言わないで」
切「特にハザードはマジでヤベェーイだったデス・・・」
マ「まあ、慧介があんなことになったからね・・・」
調「私ハザード嫌い」
シ「・・・おい、なんか話ズレてないあいた!?」
マ「普段はボケに回ってる貴方が言わないで!」
シ「ぬぅ・・・たまにはいいだろう!『銀魂』の坂田○時だってボケに回ったりツッコミに回ったりしているだろう!」
切「なんでデスかね。その名前にどうしようもない嫌悪感を感じるのデスが・・・」
慧「はい中の人ネタ入りましたー!」
マ「なんかもう色々とカオスね」
シ「いつものことだろう」
マ「だからあなたがここで真面目な事を言わないで違和感あるから」
切「じゃあそういうわけデスので、クローズ編第三話をどうぞデス!」



作「翼オレっ娘ってマジですか?」


因縁のバイゴーンデイズ

―――龍我と連絡が取れない。

 

どれほど龍我の通信機、携帯に連絡をかけても、一向に返事が返ってこないのだ。

「はあ・・・」

苛立ちの籠った溜息を吐き、戦兎は通話を切る。

「二課の方でも、万丈や雪音の捜索は難航しているようだ」

そんな戦兎の一方で、翼は二課からの情報を受け取っていた。

「キルバスの方は?」

「見失ったそうだ」

「そうか・・・」

翼の言葉に、戦兎はそう返す。

今セレナは、留置所にいるマリアたちの面会に向かっていていない。

だからキルバスの襲撃は受けなかった訳だ。

それがせめてもの救いか。

「引き続き捜索は続けるそうだが・・・」

そして、現在の二課が把握できている戦力はシンフォギアを未だ保有している翼と響のみ。セレナのアガートラームはまだ修復途中であり、例え返ってきたとしても戦う事は出来ない。

そして戦兎のビルドドライバーは奪われ、また、シンのビルドドライバーと慧介のスクラッシュドライバーは、盗難防止の為に二課本部預かり。だから実質戦兎は戦えない状況に陥っているのだ。

だから、事実上戦力となれるのは翼と響の二人のみ。

「分かってる。俺たちの方でも探そう」

そう提案しかけた時だった。

ふとつけっぱなしだったテレビに、緊急速報が入る。

それを見て、戦兎と翼は息を呑む。

 

曰く『仮面ライダーに告ぐ。至急、政府官邸に集え』

 

「戦兎・・・」

「ああ、分かってる」

翼の言葉に、戦兎は頷いた。

 

 

 

 

 

 

失っていた意識が覚醒する。

重い瞼を持ち上げて、クリスが最初に目に留めたもの。

それは―――龍我の寝顔だった。

「・・・・ひわうッ!?」

しばらくぼーっとしていたが、すぐさまそれが龍我の顔だと認識すると、クリスは驚いて飛び退く。

その時、思いっきり尻もちをつく。

「いったたぁ・・・ん?ここは・・・」

「ここは、万丈が前の世界で入れられてた刑務所だ」

「ッ!?」

聞き覚えの無い声に驚き、クリスはすぐさま胸のペンダントを握りしめてその存在を睨みつける。

「よォ、確か、雪音クリスって言ったか?」

「・・・お前が、エボルトか・・・?」

クリスが、唸って警戒している猫のように低姿勢でエボルトを睨みつけていた。

「そう警戒するな。今はオマエらとやりあうつもりはねェよ」

「誰がそんな事信じるかよ」

「信じる信じないはお前次第だ。ま、仲良くやろうぜ」

「ざけんな」

相手に戦闘の意志がない事はわかる。だからといって警戒を解く理由にはならない。

何故なら、この男は前の世界で龍我ともども地球を滅ぼそうとしていた地球外生命体なのだから。

「っていうかお前、先公や龍我に倒された筈・・・」

「ぬ・・・ぐ・・・」

「っ!?龍我!」

そこで、龍我が目覚める。

「ってて・・・ここは・・・?」

「刑務所だよ。オマエが葛城巧殺しで服役していた」

龍我の問いかけに答えるのはエボルト。

「エボルト・・・なんでテメェが・・・!?」

龍我の疑問は最もな事だ。

滅ぼした筈の宿敵。それが今、ここにいるのだ。

驚かない訳がない。

「忘れたかァ?」

そんな疑問にエボルトが答える。

「オレは遺伝子を自在に操れる。倒された時に、ほんの僅かな遺伝子を、オマエの体内に潜り込ませたんだよ。それが今回のパンドラボックスの影響で、覚醒したってワケだァ」

「マジかよ・・・」

クリスにとってはにわかに信じられない事だった。

だが、相手は人間の常識が通用しない地球外生命体。そういう事も造作もないのだろう。

「んだと・・・あのキルバスって野郎は、テメェの仲間か?」

そう問いかける龍我に、エボルトは仕方なさそうに説明を始める。

「・・・キルバスは、オレの兄貴だァ」

エボルトは、語る。

「オレ達の故郷、ブラッド星を滅ぼした張本人でもある」

「自分の故郷を、自分で・・・!?なんでそんな事を・・・」

「キルバスは、ブラッド星の王だったァ。だがアイツは、破滅型の快楽主義者でねェ。破壊衝動に駆られて、自分の星を滅ぼしちまったァ」

その言葉に、クリスはゾッとする。

「オレは、命からがらブラッド星の源だったパンドラボックスを奪って逃げたァ・・・」

そう言って、エボルトは傍らに置いてあるパンドラボックスに触れる。

「ヤツの狙いは、このパンドラボックスだろう」

「でもパンドラボックスのエネルギーは全部使い果たした筈だ」

「残念だが、ブラッド族の手にかかれば、再生可能だ。一定のエネルギーさえ手に入れば、この箱は復活する」

「それって・・・まさか、スカイウォールを・・・!?」

「まあ、そんな所だァ」

クリスの言葉に、エボルトはあっさりと言ってのける。

その言葉に、二人は絶句してしまう。

即ち、旧世界の悪夢が再び、この世界に引き起こされるという事を意味する。

そんな二人を見やって、エボルトはおもむろに立ち上がって見せる。

「この地下に、キルバス攻略の鍵がある」

そう言って、歩き出そうとしたエボルトだったが、いきなり苦悶の声をあげてその場に膝をつく。

「ぐっ・・・まだ無理かァ・・・」

そう言って、エボルトは仰向けに倒れる。

「仲良くやろう・・・相棒・・・」

そう言うと、エボルトは突然その体を赤い液体に変えて、龍我の中に入る。

「ええ!?」

「な!?」

「おい!?何勝手に体の中に入ってきてんだよ!?」

「ちょ、勝手に龍我の中に入るな!出ろ!今すぐ出ろエボルトォ!」

そう言ってわちゃわちゃと騒ぎ出す龍我とクリス。

「出ねえと殴んぞ!」

「あ、馬鹿!」

「いってぇ!?いってぇよ!おいエボルト!出てけよ!」

そう言ってわーぎゃーと騒いでいると、ふとクリスの視界に、あの女が起き上がっていた所が入る。

「あ・・・」

その女は、龍我を見ていた。

まあ、あんな奇怪な行動を起こしていたら注目を浴びるのも当たり前だ。

「あ、いや、これはその、な?別になんでもないんだ・・・」

そう言って誤魔化そうとするクリスだったが、女が唐突に言い出す。

「アンタが、仮面ライダーだったんだね」

「「・・・」」

その言葉に、二人はそろって黙る。

女はおもむろに立ち上がり、二人に向かって歩き出す。

「全部思い出した・・・」

そう言って、女は、服をまくり上げる。

「え!?あ、龍我は見んな!というか何やってんだよ!?」

「そ、そうだぞ!人前でそんな事を―――」

突然の女の行動に、二人は慌てるも、その服の下を見て、思わず見入ってしまう。

何故なら、その腹には―――あまりにも酷い火傷の痕があったからだ。

「それは―――」

「アンタは私たちを見殺しにした」

「え・・・」

その言葉に、クリスは思わず目を見開く。

 

 

 

それは、旧世界での事――――

 

その時、東都では北都からの襲撃により、戦火に包まれていた。

そんな中で、彼女―――『馬渕(まぶち)由衣(ゆい)』は自分の生徒たちと共に、戦場から逃げる為に隠れていたのだが、どうにも逃げ遅れたらしく、どうすればいいのか分からなかった。

「先生・・・」

そんな中で、生徒の内の一人が、心配そうに声をあげる。

「先生・・・怖いよ・・・」

「大丈夫だよ。先生が、ついてるから・・・」

由依は必死に、生徒たちを元気づけようとする。

その時だった。

「ウオォォラァァァアアアア!!」

雄叫びが聞こえ、そちらに視線を向けてみれば、そこには、青い装甲を纏った男が、北都の機械人形―――ガーディアンを相手に、剣を片手に戦っていた。

襲い掛かるガーディアンの攻撃をいなし、そして反撃の一撃を叩き込んでいく。次々にガーディアンを倒していく様は、まさしく、歴戦の戦士のようだった。

そして、由依はその男の名前を知っていた。

「仮面ライダー・・・」

その姿に、由依は思わず叫ぶ。

「助けて!」

その声に、その仮面ライダー―――クローズが一瞬、こちらを見た。

だが、クローズはすぐさま襲い掛かるガーディアンを切り払い、どこかへ行ってしまう。

「ッ!?待って!」

そう声を挙げた瞬間、その声に気付いたガーディアンが、こちらに銃を向けて近付いてくる。

 

 

そして、彼女たちはガーディアンに捕らえられた。

 

 

生徒たちと引き離され、由依は、ロストボトルの実験台にされ、そして―――焼かれて死んだ。

 

 

徹底的に痛めつけられ、耐え難い苦痛を味わった。

その結果が、今の彼女の体―――

「ロストボトルの実験台に・・・!?」

龍我は、信じられないとでも言うようにそう呟く。

「気付いたら何故か生き返ってた。でも記憶がなくて、全員に火傷を・・・私はまだ良い方」

そう、彼女は、まだ()()()だ。

「私の生徒だった子供たちは、今もまだ昏睡状態のままでいる」

未だ、目覚めないままだ。

「・・・嘘だろ・・・」

それを、龍我は信じられなかった。

「新世界になったら、元の姿に戻るんじゃ―――」

 

『そうとは限らない』

 

突如、頭の中にエボルトの声が響く。

『ロストスマッシュは新世界を創るための生贄だァ。しかも最初に出来た四本は、実験中に出来た、いわば偶然の産物。その人間が元に戻れなくても不思議はない』

「んだと・・・」

「・・・・なあ」

ふと、クリスが龍我に問いかける。

そちらを見た龍我の視界に、信じられないとでも言うような表情でこちらを見るクリスの姿があった。

「今の話・・・本当なのか・・・?」

「それは・・・」

その問いかけに、龍我は答えられなかった。

その龍我に、クリスは思わず掴みかかる。

「答えろよ!なあ、答えてくれよ!龍我ぁ!」

体をゆすって、クリスは龍我に問いかける。

その言葉が、どういう訳か龍我の胸に刃となって突き刺さる。

その時だった。

「―――フッ」

その時、龍我が―――笑った。

「さあなぁ。どちらにしろ、どうでも良い話だろォがよッ!」

そう言って、龍我は掴みかかるクリスの手を掴んだかと思うと、そのまま振り払ってクリスを倒してしまう。

「―――ッ!?あぁあ!?何勝手に乗り移ってんだよ!?」

思いがけない龍我の行動。

しかし、ここで彼の名誉の為に弁明させてもらうが、先ほどのは龍我の体を乗っ取ったエボルトの所為である。

「す、すまねえクリス!今のはエボルトが・・・」

「触るな!」

思わず駆け寄ろうとした龍我だったが、クリスの言葉で思わず止まってしまう。

「・・・・」

こちらを見ずに、その場にへたり込むクリスに、龍我は何も言えなくなる。

やがて、クリスは立ち上がって、何も言わずに歩き出す。

その背中を、龍我はただ見る事しか出来ない。

さらにそんな龍我の肩をひっつかむ者がいた。

「へっ―――」

そして無理矢理振り向かせられた瞬間、頬に鋭い痛みが入る。

「いってぇ!?」

「・・・最低」

やったのは由依。由依は、ゴミを見るような目で龍我を一瞥した後に、クリスの後を追う。

そんな中で、龍我は、その場に突っ立つ事しか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

その一方、政府官邸にて―――

「こ、ここが政府官邸・・・」

廊下を歩きながら、響は委縮しきった様子でそう呟く。

「しかし、一体誰がテレビであのような事を・・・」

翼が顎に手をあててそう呟く。

「仮面ライダーの事をどうにか都市伝説として情報操作して誤魔化したが、それが二課の戦力である事を知っているのは、二課の職員を除いて一部の政府関係者のみ。おそらく、その中の誰かが流したのだろうが・・・」

「まあ、その誰かってのは分かってる」

司令官としてついてきた弦十郎の疑問に、戦兎はそう答える。

「え?誰なんですか?」

「着けばわかる」

響の質問に戦兎はそう返し、案内された会議室の前に立つ。

「ここだな」

そう呟いて、戦兎たちは会議室に入った。

そうして、入った先に、彼らはいた。

「皆・・・」

「戦兎・・・!」

戦兎が入った事により、その中にいる者たちが、一斉にこちらを見る。

その誰もが、戦兎の知っている顔――――

 

ネットアイドルの知名度を利用して、戦兎たち仮面ライダーを支えてくれた『石動(いするぎ)美空(みそら)』。

 

 

難波チルドレンとしての経験を活かし、その情報力で戦兎たちをサポートしてくれた『滝川(たきがわ)紗羽(さわ)』。

 

 

北都唯一の仮面ライダーにして、戦兎と共にあの戦場を駆け抜けた『仮面ライダーグリス』こと、『猿渡(さわたり)一海(かずみ)』。

 

大義の為に、国の為に、その身を投げ打ってでも一緒に戦ってくれた『仮面ライダーローグ』こと、『氷室(ひむろ)幻徳(げんとく)』。

 

 

この四人が、そこにいた。

 

 

「久しぶりだな。全部思い出したよ」

幻徳が、戦兎に向かってそう呟く。

「氷室長官・・・!?これは一体・・・」

戦兎たちから、旧世界の事については聞いている三人。しかし、実際に仲間の名前は聞かされておらず、それぞれ、偽名を言ってあるのだ。

「もしかして、この人たちが戦兎先生の・・・」

「旧世界での仲間・・・」

響と翼も、その面子に思わず緊張してしまう。

「前の世界の事をすっかり忘れちまってた・・・」

ふと一海がそう言い出す。顔を逸らし、何やら神妙な面立ちで

「にも関わらずだ。俺はこの新世界でみーたんに一目惚れをした」

そう言ってすぐ傍の机を叩く。

やはりずれないドルオタ。流石である。

「これは間違いねえ。これは運命以外の何者でもないッ!!」

「いいからグリス黙ってて」

「またグリス・・・」

「っていうか戦兎・・・」

ふと美空が立ち上がって戦兎に詰め寄る。

「なんで国民的トップアーティストの風鳴翼がここにいるのよどういう事!?」

「い、いやあ今ちょっとしたビジネスやっててそこの仕事仲間って奴で」

「あ、あの今度独占取材させてくださいませんか?」

「え、あ、そ、それはスケジュールを確認しないとちょっと・・・」

「ほらそこ記者魂滾らせない」

「話をそらさないでよ!」

何が何だか分からない美空が戦兎に詰め寄り、記者らしく翼に詰め寄る紗羽。

「この世界では桐生戦兎はノイズと戦う特殊災害対策機動部二課の戦闘員だ。この事実を知っているのは一部の政府関係者しか知らない。風鳴翼も、ライダーシステムに並ぶ『シンフォギアシステム』を率いて戦う者だから、一緒にいてもおかしくはない」

と、ここで幻徳がフォローを入れる。

「ふぅん・・・まあ、あの時のテレビでビルド映ってたから、戦兎の事だからそんなだとは思ってたけど・・・」

美空はとりあえず引いてくれた。

「ハハ・・・でも、なんでみんなの記憶が・・・」

そこで戦兎が真っ先にその疑問を口にする。

「パンドラボックスが発動したらしい。その影響だろう」

「確かに、監視カメラには映っていなかったが、龍我君たちが戦っていた現場から超高出力のエネルギー波を検知しました」

「パンドラボックスが・・・」

「でも妙だよな。赤羽たちは前の世界の事を思い出した。でも、他の連中は何にも思い出せねえ」

「お父さんも前の世界の事は知らなかった」

「記憶の復活には、何か個人差があるっていう事ですか?」

響が疑問を口にする。

「・・・もしかして」

戦兎が、一つの仮説を立てる。

「人体実験を受けた者だけが、前の世界の記憶を取り戻したのかもしれない・・・」

「確かに、ここにいる皆が人体実験を受けている」

一海、幻徳は仮面ライダーになるための、美空はロストボトル、そして紗羽はスマッシュ。

響と翼はそもそもそういう事は無いため、旧世界の事を思い出す事は無い。無論、弦十郎もだ。

「そうだったんだ・・・」

「確かに桐生から話は聞いていたが・・・まさかその様な事に・・・」

そうなると、おそらくシンや慧介も旧世界の事について何か思い出しているのかもしれない。

まあ今はそれはどうでもいいだろう。

そんな事より今は、

「ねえ、そういえば、万丈は?」

紗羽が、そのように質問する。

「龍我君の行方は現在、我々の仲間の一人と一緒に、分かっていません。今、我々が総力を挙げて捜索している所です」

そこで弦十郎がそのように応じる。

「たぶん、そのパンドラボックスを復活させたのは、万丈と―――キルバスだ」

そんな中で、戦兎がその名を口にする。

「キルバス?」

「白いパネルから現れた、地球外生命体の事です。そして、桐生を襲い、この一連の事態の首謀者でもある・・・」

翼が、心なしか拳を握りしめていた。

その言葉に、皆絶句する。

「なんてこった」

「エボルトみたいな奴が、まだいたのか・・・」

皆一様に頭を抱える。

確かに、エボルト単体であの強さだったのだ。それと同等レベルの化け物が現れたとなれば、とてもではないが頭を抱えずにはいられない。

ふと、そんな中で。

「えーっと、いきなり話は変わるんですけど」

響が手を挙げてとある疑問をぶつけた。

「もしかして貴方が『ネトアイ』さんで」

「は?」

「そこの人が『スパイ』さんで」

「うぐ!?」

「幻徳さんが『絶望センス』さんで」

「何・・・!?」

「それで、貴方が『頭』さんでいいんですか?」

「お、おう・・・」

響の質問に、皆、別々の反応を取る。

美空は口をぽかんと開け、紗羽は心に何かがぐっさりと刺さり、幻徳は目を見開き、一海は何故か一番マトモな事に動揺していた。

そして、戦兎は思いっきり目をそらしていた。

「せぇ~ん~とぉ~?」

ふと美空がそれはそれは恐ろしい笑顔で戦兎に詰め寄っていた。

「何?ネトアイって?アンタまさかこんないたいけな子たちにそんな名前を教えてたの?」

「だ、だって事実だろ。ネットアイドルだったんだからさ・・・」

「だからといってももっとマシな名前があったでしょ馬鹿ァ!!」

「ぐべあ!?」

渾身の顔面ブロウを喰らって倒れる戦兎。

「き、桐生ー!」

その様子に思わず叫んでしまう翼。

「ったくもう」

「っはは。そういや自己紹介がまだだったな。俺は猿渡一海。仮面ライダーグリスだ。よろしくな」

「フフフ、所詮私はいつまでたっても裏切り者のスパイ女よ・・・あ、私は滝川紗羽。よろしくね」

「氷室幻徳だ。前の世界では仮面ライダーローグをやっていた」

「石動美空。もう話は聞いてると思うけど、前の世界でネットアイドルをやっていたわ」

一様に自己紹介をしてくれる仮面ライダー勢。

「立花響です。よろしくお願いします!」

「改めて、風鳴翼です。桐生とは、この世界で共に肩を並べて戦った仲です」

「特異災害対策機動部二課司令官の風鳴弦十郎だ。一応、戦兎君や龍我君の上司になる」

そして自己紹介を返す二課組。

「しかし、まさか長官が仮面ライダーだったとは・・・」

「驚いたか?」

「それはもう」

「しかし、一体何が理由で『絶望センス』などという名前を・・・」

「ああ、それはコイツの服のセンスが絶望的だからだ」

「え?そこまで最悪なんですか?」

「ええ。それをこの馬鹿は最高のセンスだと信じて疑わないのよ?」

「あの服装の良さがまだ分からないのか」

「分かる訳ないでしょ!」

「なんというか、想像できんな・・・」

「まあそのうち分かるさ・・・」

ふと、そんな中で弦十郎の通信機に連絡が入る。

「藤尭か?」

『龍我さんとクリスちゃんの居場所を特定しました!』

その声に、弦十郎は戦兎たちの方を見る。それに戦兎たちは頷き、すぐさま一海たちの方を見る。

「さて、再会早々で悪いが、手伝ってほしい事がある」

「おう、任せろ」

「何をすればいい?」

戦兎の言葉に、一海と幻徳は二つ返事で承諾してくれた。

 

 

 

 

 

その数十分前。

旧世界にて、龍我が服役していた刑務所。その刑務官控室にて、三人の刑務官が身ぐるみを剥がされて縛られていた。

犯人は当然、龍我たちである。

 

刑務所の廊下を、龍我が旧世界で活用した騙して叩きのめして身ぐるみを剥ぐという方法で変装した由依、クリス、龍我が歩く。龍我はパンドラボックスの入った段ボールを台車にのっけて歩いていた。

ただ、その空気はやや重かった。

「・・・悪かった」

そんな中で、龍我が由依に向かって謝る。

「俺はお前たちに気付いてやれなかった」

「・・・どーせ聞こえなかったって言うんでしょ」

由依が、辛辣に答える。

「・・・いや」

それを、龍我は否定する。そうして立ち止まり、龍我は、告白する。

()()()()()()()()()んだ」

そう言って、また歩き出す。

「・・・あの頃の俺は、自分の為に戦っていた。俺を信じてくれた人の為に、俺が信じた人の為に・・・だから、お前たちの声を聞く余裕がなかったんだ」

「・・・」

その言葉に、クリスは何も言えなかった。

ふと、そんな中で、由依はふと龍我の前に立った。

「・・・ん?」

次の瞬間、由依の拳が龍我の腹に突き刺さった。

「うげぇえ!?」

「え!?」

余程強烈だったのかよろけた龍我は思わず壁に寄りかかる。

一方のクリスは驚きのあまり固まっていた。

「う・・・ごえ・・・な、なにすんだよお前!?人が謝ってんのに!」

「お前呼ばわりしないで。馬渕由衣って名前がある」

「由依・・・?」

そういえば名前を聞いていなかった。

と、思った瞬間―――男にとっては当たってはいけない場所に由依の蹴りが炸裂した。

「ほ・・・おう・・・」

それを喰らって崩れ落ちる龍我。

「うわぁ・・・」

その光景に、クリスは引く他なかった。

「名前で呼ぶな。図々しい」

一体どうしろというのだろうか。

「キュル~?」

「ぬ・・ぐ・・・可愛くねえ・・・」

どうにか耐えきって立ち上がる龍我は、そのままクリスの横を通って台車を押していく。

その様子を、クリスは見る事しか出来ない。

「キュル~?」

「ん?ああ、すまねえ。行こう」

クロの鳴き声に頷き、クリスもついていく。

(分かってる・・・何も龍我が全部悪い訳じゃない・・・でも、信じられなかった・・・)

信じたいけど信じられない。

龍我が誰かを見捨てるなんて事が信じられない。

龍我の拳に込められた想いは、誰よりも誰かの為を思っていた。

響が暴走した時も、翼が自分を責めていた時も、初めて自分と戦った時も。

真正面からぶつかって、そして、救おうとしてくれていた。

その龍我の想いを信じたい。

でも、あの話を聞いてしまったら、どうしてもその想いが揺らいでしまう。

頭の中が、ぐちゃぐちゃになっていく。

「アタシは、どうすれば・・・」

 

『―――もしかしてオマエ、万丈の事が好きなのかァ?』

 

「―――ッ!?」

突然、頭の中に響くような声にクリスは驚き、周囲を見渡してしまう。

『あー下手に声を出すなよ。別に取って食おうってわけじゃねェ。どういう訳か、オマエを操ろうとしても操れないからなァ』

「まさか、エボルト・・・でも一体いつ・・・」

『オマエが万丈に殴られた時、ちょっと面白半分で一部を潜り込ませといたァ。ま、大した量じゃねェから、擬態化しても戦闘に一応の支障はねェがなァ』

「一体何の用だよ・・・」

クリスは思わず警戒しながら話す。

『何、簡単な話だァ。オレはシンフォギアに興味がある。その上、オマエの歌にも興味がある。どうやら、万丈の中にあるオレの遺伝子だけ、活性化するみたいだからなァ』

「どういう事だよ」

『それはオレも知らん。ただ言える事は、オレはオマエを()()()()()()。そしてオマエの歌は万丈を強くする。クローズイチイバルっていう形態がそれを証明している』

「アタシの歌が・・・」

それは一応戦兎の検証によって証明されている。

クリスが歌を唄えば、龍我の戦闘力が飛躍的に向上していた。

その原理は分かっていないが。

『それでだァ。クリス、オマエ、万丈の事が好きなのかァ?』

「んな!?」

それを聞いた途端、思わずクリスの顔が真っ赤になる。

「な、ななな何を言って・・・」

『さっきから万丈の事以外何も考えてないだろォ?その上、万丈の事を考える度に心拍数が上がってる。これは明らかに、万丈にただならぬ感情を・・・』

「あーあーうるさい黙れ!今すぐ黙れ!その体に風穴開けるぞゴラァ!」

「クリス?何一人で騒いでんだ?」

突然騒ぎ出したクリスに龍我が驚いたようにこちらを見ていた。

「あ、いや、なんでもねえ・・・」

「・・・そうか」

龍我は、それだけ言って、すぐに歩き出す。

「あ・・・」

『あーあー、どんどん万丈との距離が離れていくなァ』

「全部お前の所為だろ!」

『ま、その通りで。さ、早く行かねェとおいてかれちまうぞォ』

「覚えてろよ・・・ッ!」

クリスは憎々し気に歩き出すのであった。

その際、クロが終始おろおろしていたのはここだけの話である。

 

 

そうして辿り着いたのは、刑務所の地下。

「あ?何もねえじゃねえかよ」

『そりゃァそうだァ』

龍我の言葉に、龍我の体内にいるエボルトが答える。

すると龍我の体から液状化したエボルトが飛び出し、再びブラッドスタークの姿となって出現する。

「ここは、前の世界とは違うからなァ」

そう言って、エボルトは龍我が持つダンボール箱から、パンドラボックスを取り出すと、それを部屋にある台座の上に置く。

「ン~・・・」

そうして、少し調子を確かめるような仕草をすると、パンドラボックスの上に手を置き、やがてそこから光が迸り、部屋が突如として変化する。

そうして出現したのは、どこかの研究施設だった。

いくつもの機材が置かれており、その変化に、由依とクリスは絶句し、龍我は、その光景を知っていた。

 

それは、エボルトがパンドラボックスを使う事によって引き起こされる地形変化。だが、これはそういうものではない。

おそらく、旧世界の地形をここに呼び出したのだ。

 

「ここは、前の世界じゃファウストの研究室だったァ」

ファウスト―――戦兎の前の人格たる『葛城巧』が創設した組織。

スカイウォールから抽出されるネビュラガスを利用して人体実験を行い、多くの犠牲者を出した組織でもある。

さらに、パンドラボックスから光が発せられ、壁や一部の空間に、無数の文章が出現する。

「なんだこれ?」

「この研究室の研究レポートだァ」

そう言うエボルト。その言葉に、三人はとりあえずそれを読み返してみる。

そんな中で、由依はとある名前を見つける。

「万丈龍我・・・」

「!」

「え!?」

「これ、あんたの名前?じゃあこれ、あんたの事?」

そうして由依が覗き込むパソコンを見るクリス。

「・・・本当だ。全部龍我の事だ・・・」

「なんで俺の事が・・・」

すると、その全ての数列やデータが、一気にエボルトの手の中に収束していく。

「ここに研究室を作ったのは、刑務所に放り込んだオマエの動向を探る為だったァ」

その手には、一本の青いボトルが握られていた。おそらく、何かしらの力でそのボトルにここにある全てのデータを収納したのだろう。

「刑務所だけじゃない。俺たちはお前を監視しながら、ハザードレベルを上げる為に、様々な試練を与えたァ・・・葛城巧の殺害容疑を掛けたのも、()()()()()()()()のも」

ふと、エボルトから、最後に、聞き捨てならない言葉が告げられた。

「・・・え」

「・・・待てよ」

その言葉に、クリスは絶句し、龍我は、震える声でエボルトに尋ねた。

「なんだよ俺の親って・・・」

「言ってなかったかァ?お前の両親が死んだのは事故なんかじゃない。()()()()()()()()()

「―――――は?」

それを聞いた瞬間、クリスは、まるで側頭部をハンマーでぶん殴られたかのような衝撃を感じた。

驚くだけならば隣の由衣も同じ。だが、そのショックの差は、クリスの方が明らかに上だった。

(それじゃあ・・・龍我も・・・アタシと同じ―――)

 

誰かに、両親(パパとママ)を殺された―――

 

その事実が、クリスの精神を根底から揺らがせる。

自分と、同じ境遇である事に。そして、そんな龍我に、自分はどんな思いを抱いたのか。

龍我も、心なしか動揺しきっていた。

「グルルル・・・」

クロは、そんなエボルトに完全に敵対心をもって睨みつけ、唸っていた。

「それも、オレが与えた試練の一つだァ」

しかしエボルトはそれを意に介さず、ふざけた仕草と共に語る。

「案の定、オマエのハザードレベルは急激に上がったァ」

まるで挑発するような言動。

その言葉に、龍我がブチ切れないワケがなかった。

「・・・ふ、ざ、けんなァ!!」

素手での本気の拳の一撃が、エボルトを吹き飛ばす。

壁に叩きつけられ、その隣にあった棚からいくつか物が落ちる。

「うぐおっ!?・・・クックックック・・・」

しかし、それでもエボルトは笑っていた。

「やっぱりオマエは挑発しがいがある」

完全に龍我を弄んでいるかのような口ぶりだ。反省の色など全く見えはしない。

「んだと!?」

「葛城先生が言ってたよォ。人体の神秘によって生まれたオマエは、オレを凌駕する力を秘めてるってなァ・・・」

その口調に、ふと龍我はある結論に辿り着く。

「俺のハザードレベルを上げる為にここへ呼んだのか・・・?親の話をして、俺の怒りの感情を・・・」

「勘違いするなァ」

エボルトは立ち上がって龍我の結論を否定する。

「オレが欲しいのは、オレとオマエの遺伝子に関するデータだァ。コイツがキルバス攻略の鍵を握るゥ」

そう言って、エボルトはその手のドラゴンエボルボトルを見せてくる。

「今はァ、オレと組んだ方が得策だと思うけどなァ?」

「・・・」

その言葉に、龍我は答えを返しきれない。

その時だった。

「まさかァ、オレより、人間に協力するとはなァ」

柿崎に擬態したキルバスが、階段を降りてきていた。

「キルバス・・・!?」

「なんでここが・・・」

「けど良い話を聞いたァ。万丈龍我にエボルトの遺伝子が宿っている事は知ってる・・・まさかソレが、オリジナルを超える程の力だったとはなァ!」

そうして取り出したのは、戦兎が作った変身アイテムである蜘蛛型ペットロボだ。しかし、そのカラーリングは以前見た無塗装の鉛色ではなく、赤と黒の鮮やかな色合いに変化していた。

「それは戦兎の!?」

龍我が驚いている間に、キルバスはその手に一本のボトルを生成。

それは、今までに見た事がないようなボトルであり、キルバスはそれを思いっきり振って中の成分を活性化。

そしてそのボトル『キルバスパイダーフルボトル』をその手の蜘蛛型ペットロボ―――否『キルバスパイダー』に装填する。

そして、それを両手で掲げたかと思うと、一気に腰に装着したビルドドライバーにセットする。

 

キルバスパイダァーッ!!』

 

そして、ボルテックレバーを回し、蜘蛛の巣状のビルダーを展開する。

 

『Are You Ready?』

 

「変身ゥ」

 

そして、その蜘蛛の巣状のビルダーが、キルバスを挟む。

 

スパイダァースパイダァー!!キルバススパイダァー!!!』

 

そうして、その場に誕生したのは―――全身真っ赤な仮面ライダー。

 

その名も、『仮面ライダーキルバス』。

 

ブラッド族の王が、仮面ライダーへと変身した姿だった。その赤と黒の色合いの姿は、どこか、おどろおどろしい。

「マジかよ・・・」

龍我が信じられないと言った風にそう呟く。

その間にキルバスはパンドラボックスに近付いたかと思うと、手をパンドラボックスに掲げ、白いパネルに何かのエネルギーを注ぎ込む。

すると、そのパネルが独りでに動き出し、小さな箱のようなものを形成する。

そして、それを得意気に手に取って見せるキルバス。

「コレに、オマエたちのエネルギーを吸収すればァ、最高のパンドラボックスが出来上がる・・・」

「オマエの望みはなんだァ?」

エボルトが尋ねる。

「ハッ!オレはオマエと違って、この世に何の未練もない。この箱の力で、()()()()()()()()()、全てを滅ぼすゥ!!宇宙と心中して無に変えるなんてェ、サイコウじゃねェかァ?」

なんて事をなんの躊躇いもなく言ってのけるキルバス。

エボルトが言った通り、確実にどこかイカれている。

救いようがない。いや、むしろ―――絶対に倒さなければならない。

「オイ聞いたか万丈。オマエの敵はオレか?コイツか?」

そう尋ねるエボルトに、龍我は仕方がないとでも言うように答える。

「・・・今だけだからな」

「オーケイ。良いだろォ」

「・・・あ」

そこで、クリスは我に返る。

(そうだ。戦わねえと・・・)

クリスは、胸のペンダントを取り出し、握りしめる。

「オレが擬態でいる間、オマエにクローズマグマやクローズイチイバルを使える力はない」

「・・・っ!」

その言葉に、クリスの肩が少し跳ねる。

(今のアタシが、龍我と一緒に戦えるのか・・・)

何故だろうか。心が締め付けられる。いや、これは、恐怖?とにかく、心が締め付けられるように痛い。

ギアを握る手が、震える。

気にするな。今は、目の前の事に集中するんだ。じゃないと死ぬぞ。

死ぬ。殺される。自分が。

怖い。戦うのが怖い。龍我と一緒に戦うのが、怖い―――

(アタシ・・・は・・・)

思わず、体が震える。こんな状態で、まともに戦えるのか―――?

そう、心がくじけそうになった時だった。

「キュル」

「っ!」

クリスの肩で、クロが鳴く。

そんなクロをクリスは見やる。

「キュール!」

まるで、大丈夫だ、とでも言わんばかりにふんすと首をそらす。

「・・・そうだな」

その行為に、クリスは思わず笑ってしまう。

そして、一度深呼吸をして、心を落ち着かせる。

(龍我とは、あとで話をつければいい。だから今は―――)

目の前の敵を見据える。

気付けば、もう先ほどのような震えは消えていた。

「だったら・・・」

 

『スクラァッシュドライバァー!!』

 

龍我が、腰にスクラッシュドライバーを装着する。

そして、取り出したドラゴンスクラッシュゼリーのシールディングキャップを捻る。

「こっちだ!」

 

ドゥラゴンジュエリィーッ!!』

 

龍我がドライバーにそれを装填すると同時に、クリスが聖詠を唄う。

 

「―――Killter Ichaival tron(銃爪にかけた指で夢をなぞる)―――」

 

「変身!!」

 

『潰れるゥ!流れるゥ!!溢れ出るゥッ!!!』

 

ドゥラゴン・イン・クロォォズチャァァジッ!!』

 

『ブルァァァァア!!!』

 

龍我がその身を仮面ライダークローズチャージに変身すると同時に、クリスもイチイバルを起動、その身に纏う。

そして、次の瞬間には、三人はキルバスと激突するのだった――――




次回!愛和創造シンフォギア・ビルドは!?

「オマエらが徒党を組んだ所で、無駄だぜェ!」

キルバスと激突するクローズ、エボルト、クリスの三人。

「昔よりさらに強くなったみたいだなァ!?」

しかし、その強さに蹂躙されてしまう。

「このボトルを、戦兎に渡せ・・・!」

その戦いの最中で、エボルトがキルバスの凶刃に倒れる。

すかさずキルバスが、エボルトに攻撃しようとした瞬間―――彼らが現れる。

「おまたせ!龍我さん!クリスちゃん!」
「遅れてすまない」
「記憶が戻ったんだ、よっ!」
「筋肉馬鹿が」


次回『復活のロボット&クロコダイル』



リディアンこそこそ噂話

マリアたちの面会に行っていたセレナだが、差し入れの中に何故か小さな仕掛けマイクと小型カメラが入っていたとか。

セ「なんか調さんに作ってくれって言われたので張り切っちゃいました!」
ク「おい、まさかその用途って盗ちょ」
調「えい」お薬ブス
ク「はうあ」意識が仏像
調「それじゃあまた次回で」エガオ
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