錬金術師「その最中で現れたのが世界を破壊することを目的とするキャロル・マールス・ディーンハイムとデイブレイク社。今現在、桐生戦兎、そして風鳴翼は、オートスコアラー・ファラとデイブレイク社のジーナとの戦いで敗北したのだった」
詐欺師「いつ見ても中国拳法ってすごいわよねぇ」
けん玉「まあそれでも聖遺物使わなければ、敵ではない訳だ。実際にノイズに対抗できるわけじゃないワケだからな」
俺様「ハッ、この俺の速さについてこれる奴は誰も」
武人「少し黙り給え」
俺様「ぐえ」
麗人「そんなわけで、今回もその戦いを刮目してみよ」
錬金術師「アズレンで長門が常備実装されたが資金が足りなくて泣いている作者(指揮官)であった」
けん玉「まあなにはともあれ――――」
慧「ソードアート・オンラインアリシゼーション!」
切「来週の七月十一日放送開始デース!」
キャ「ガンダムビルドダイバーズRe:RISEも放送再開だ。絶対に見ろ。ただしオレは連想するな」
戦「後輩ライダーであるゼロワンはすでに放送再開しているが見てくれよな!」
俺様「貴様らァ!今回は俺たちがあらすじ紹介するばn」
切「黙ってろ!」金色の千本桜
俺様「ぎゃぁあああ!?別作品の技使うなぁぁああ!!」
麗人「・・・そういうわけで、シンフォギア・ビルドGX編、第十八話をどうぞ」
―――目を開ける。
そこは、見慣れた天井―――とは少し違った。
ここはどこなのか、確認するために周囲を見渡せば、そこがどこなのか、おのずと伺い知れるもの。
ここは、風鳴邸の一室。そこに風鳴翼は寝かされていた。
起き上がり、翼は思い出す。
「そうか・・・私はファラを戦って・・・」
そして、敗北した。剣を砕かれた。
自分の剣は、奴の剣に敗北したのだ、と。
(身に余る夢を捨ててなお・・・)
世界で歌うという夢を諦め、再び戦場に舞い戻ってきた。
だというのに―――
(私では届かないのか・・・)
その時だった。
「翼、具合はどうだ?」
聞いてて安心する、男の声が聞こえた。
「・・・すまない。不覚を取った」
「それは俺も同じだ。悪いが、動けるならすぐに来てほしい。お前の親父さんが呼んでる」
「・・・分かった」
それにうなずき、翼は着替え始めた。
八紘の執務室にて。
八紘の座る机の上には、いくつものファイルが置かれていた。
「これは・・・?」
未来の言葉に、緒川が答える。
「アルカノイズの攻撃によって生じる赤い粒子を、アーネンエルベに調査依頼をしていました。これはその報告書になります」
「アーネンエルベ・・・」
「シンフォギアの開発に関わりの深い、
「報告によると、赤い物質は『プリマ・マテリア』、万能の溶媒『アルカへスト』によって分解還元された、物質の根源要素らしい」
「宇宙の基本物質『プリマ・マテリア』に、ありとあらゆるものを溶かす『アルカへスト』・・・どれも錬金術用語・・・」
「エルフナインの話だと、錬金術の基本は、理解、分解、再構築・・・あるいは分解、理解、再構築の順で統一されて行われる繰り返しのようなものだ。アルカノイズは、その工程を分解の部分で止めてるって所か・・・?」
「な、なんだか頭がこんがらがってきました・・・」
未来が頭を抱える。
「問題は、それを使ってキャロルは世界を分解した後に何を構築するか、だよな・・・」
疑問は増えるばかり。
一体どうすればいいのか。
「翼」
そんな中で、八紘は翼の名を呼ぶ。
それに翼は顔を上げる。
「はい・・・」
「傷の具合は?」
淡々と、短く尋ねる。
「!・・・はい、痛みは殺せます」
「ならばここを発ち、しかるべき施設にて、これらの情報の解析を進めるといい」
しかし、次に続いた言葉は、翼の期待を裏切るものだった。
「お前が守るべき要石は、もうないのだ」
ほんの少し、期待してしまった。
だが、やはり父親の言葉は、いつまでも自分に冷たかった。
「・・・分かりました」
「おい」
そこで突っかかるのは、やはり戦兎だった。父親との在り方を、誰よりも理解している、戦兎が。
「それを合理的って言うんだろうけどな。あんたの娘が傷ついてんだぞ?それなのになんだその言い草は・・・!」
「いいんだ桐生」
「でもよ・・・」
「・・・いいんだ」
八紘は何も言わず、翼は、静かに戦兎を止めた。
「・・・桐生戦兎君、と言ったね」
だが、そんな中で、八紘が口を開いた。
「あとで話がある。言いたい事があるなら、その時にでも」
「・・・・」
その発言は、翼どころか戦兎も驚いていた。
縁側にて。
「あれはなんだ!国家安全保障のスペシャリストかもしれないが、家族のつながりをないがしろにして!」
「いくら父親と言えども酷過ぎます!」
「すまない・・・だがあれが私たちの在り方なのだ」
憤慨しているマリアと未来に、そう謝る翼。
ちなみに幻徳は政府官邸からの定期連絡を受けていた。
そうして辿り着いたのは一つの部屋。
「ここは子供時分の私の部屋だ。話しの続きは中でしよう」
そう言い、翼が襖を開けると、途端にマリアが身構え、未来は驚く。
「敵襲!?また人形が!?」
「これは酷い・・・」
だが、ここで注意してほしいのは、マリアには事前情報がなくて、未来にはあったという事だ。
「あ、いや・・・その・・・」
「話しには聞いてましたけど、これはあまりにも酷過ぎませんか・・・?」
「うむ・・・全くもってその通りだ・・・」
「・・・え?何?私にもわかるように説明してくれないかしら?」
目の前には、まるで嵐が過ぎ去ったとしか思えないぐらいに散らかった部屋だった。
「だからって、十年間そのままにしておくなんて・・・」
まあ、翼の言い分は最もであった。
「子供の頃は、ここでお父様に流行歌を唄わせてもらった思い出があるのに・・・」
そう言いつつ、翼は部屋の片づけに入る。
「それにしても、この部屋は・・・」
「そういえば、八紘さん、なんで戦兎先生だけ部屋に残したんだろう?」
「そうだな・・・まさか、お父様の逆鱗に触れて・・・」
そう身震いする翼に、未来はふと、娘と父、そして娘が素知らぬ男を連れてきたというシチュエーションを想像する。
ちなみにマリアは施設暮らしだったためその手の事態は抜けていた。
「・・・ある意味、逆鱗に触れたのかもしれませんね」
「うう・・・これで桐生が切腹なんてことになったら」
「いえ、流石にそこまではしないでしょ?あれでも天才で世界の頭脳となれるレベルの男よ?」
「ふふ、そういう事じゃありませんよ」
焦る翼とマリアの様子に、未来は笑いを零す。
「だとしたら、なんだというのだ」
「なんだか、父親と娘のお婿さんのご挨拶みたいだなーって思いまして」
翼、しばしフリーズ。
「ああ、言われてみれば・・・うん?」
それを指摘されて、マリアはふと首を傾げて、一方の翼は、言葉の意味を理解して、一気にその顔を真っ赤にして――――
「わ、私と戦兎はそんな関係ではないぃ!」
そう、わちゃわちゃしたのだった。
普通、自身を嫌悪している相手を自分の目の前に座らせておくだろうか。
机を一つ挟んで、向かい合うソファに八紘を目の前に座る戦兎はそう思った。
ついでに言うと、この部屋には八紘と戦兎の二人しかいない。
彼のボディーガードは部屋の外で待機しており、幻徳も緒川もいないこの状況。
正直、胃が締め付けられる気分である。
しかもこの無言の時間があまりにも長すぎる。
(な、何から話せばいいんだ・・・)
先ほどはああ言ったが、いざ一人だけで対峙すると、何か風鳴家特有の威圧感というものが否めない。
八紘は目を伏せているわけだが、こちらとして相手の挙動に注視するために精神がごりごりと削れていっている。
どうすればいいのか。
そう、この状況をどうにかするために色々と考えていると、いきなり八紘が口を開いた。
「・・・君は、あれの・・・翼の事をどう思うかね」
「・・・・え」
一瞬、何を聞かれたのか分からなかったが、すぐさま翼の事だと理解し、何故どう思っているのかを尋ねられて、困惑する。
「・・・そうだな」
だが、八紘の真っ直ぐな目を見て、戦兎は、正直に答える事にした。
「片付けが出来ない、家事を緒川に押し付ける、絵の才能は子供レベルで、取り柄といえば、歌と剣術ぐらい。それにどこか硬い所があって、変な所で気負う所がある。正直見ててハラハラする」
「そうか・・・」
「だけど」
戦兎は、翼の歌を胸に思い描いて、言う。
「歌だけは、あいつは誰よりも真っ直ぐ取り組んでた。心の底から、世界に歌を届けるって夢を全力で追いかけてる。まあ、それもこれもアルカノイズやら錬金術師の登場で潰れかけてるわけだが・・・」
「そうか・・・」
「俺は、あいつの歌が好きだ。心の底から知らない誰かの為を思えるあいつの歌が好きだ。俺は、そんなあいつの歌を・・・夢を守りたいと思っている。それが俺の―――仮面ライダーとしての役目だ」
その戦兎の言葉を受けて、八紘は頷く。
「そうか・・・ならば、心配する必要はなかったようだ」
「心配・・・?」
何の事だろうか。先ほど娘にあのような言葉を投げかけておいて、一体何を心配するというのか―――
(・・・ん?なんだ、このパターンどっかで見たことあるぞ・・・?)
そう、あれは、一度エボルトを倒した時に――――
「・・・・・なあ、あんた」
「なんだ?」
「・・・・あんた結構不器用だろ?」
「・・・・」
そういわれて、八紘は何も言わずに視線をそらした。
それを見て、戦兎は思わず頭を抱える。
(そういう事かよ紛らわしいなァ!!)
と、心の中で叫んだ。
この、風鳴八紘という男はやはり風鳴翼の父親だ。
何故なら、彼女はかなり不器用なのだから。
「あんたよく誤解されるだろ・・・」
「それは・・・まあ・・・うむ・・・」
否定しようと思ってもしきれない。これはもう、確定だ。
(不器用過ぎて娘に勘違いされてるパターンじゃねえか・・・)
戦兎の中で、八紘に対する評価が百八十度変わった瞬間であった。
「なあ、そんな回りくどく遠回しに言わずとも、翼ならあんたの言葉をちゃんと受け止めると思うぞ」
「そうか?・・・うむ、そうなのか・・・」
不器用な所は、本当に似ていた。
「この部屋は昔からなの?」
翼の部屋にて、マリアがそう声をかける。
「私が、片付けられない女ってこと!?」
「そうじゃない、パパさんの事だ」
「パパさん・・・?」
マリアの不思議ないいように、未来は首を傾げる。
その一方で、翼は自虐するような笑みを浮かべる。
「・・・私のお爺様―――現当主の『風鳴
「弦十郎さんか・・・」
「だが、父に任命されたのは、私でも、弟の弦でもなく、生まれたばかりの翼だった」
「はあ?なんでだよ?」
棚の上に置かれた写真を見ながら、八紘はそう言い、戦兎は首を傾げる。
「というか、普通、息子たち差し置いて孫に家督譲ろうとするか?」
「・・・孫ではない」
「は?」
「翼は、本来は孫ではないのだ。私の、娘でもない―――」
「それってどういう・・・・」
訳が分からず、戦兎は首を傾げる。だが、その時、八紘の拳が心なしか握り締められている事に気付いた。
「・・・翼は―――」
「翼は・・・より風鳴の血を濃く残す為に、父が私の妻の腹より産ませた」
それを聞いて、戦兎は側頭部をハンマーでぶん殴られた感覚を覚えた。
「なん・・・だよ・・・それ・・・」
一瞬、理解が出来なかった。だが、それを理解した瞬間、戦兎の中で何かが煮えたぎり、そして、あっという間に臨界点を超えた。
「ふッ・・・っざけんなァ!!」
思わず机をぶん殴りそうになるが、どうにか叫ぶだけに留める。
「どんだけ最低なんだよその訃堂って奴は!?一体何考えてんだ!?」
エボルトと同等ぐらい―――もしかしたら、それ以上の鬼畜の所業に、戦兎は怒りを隠せなかった。
それは即ち、事実上―――翼は、八紘と弦十郎の妹という事になる。
「風鳴訃堂は、人の道を外れたか・・・・!」
「そんな、そんなのって・・・!」
ありえない事情に、マリアは腹が煮えくり返りそうになり、未来はあまりにも現実味の無い残酷な真実にただただ驚くほかなかった。
今でも思い出すのは、幼き日に父が自分にぶつけた、罵倒の数々。
「以来私は、お父様に少しでも受け入れてもらいたくて、この身を人ではなく、道具として、剣として研鑽してきたのだ」
だが、結果はあの惨敗。
「なのに、この体たらくでは・・・ますますもって鬼子と疎まれてしまうな・・・」
自虐するように、翼はそう言った。
八紘がその手に取るのは、小さな女の子を抱き上げる、着物の女性の姿だった。
それは、幼き日の翼と彼女の両親との写真だった。
「・・・故に私は、翼を風鳴の家から遠ざけようとしてきた」
「それがあの態度か・・・」
家から遠ざけたい父親とその父親に認められたい娘。
その二人の思考がどこまでもすれ違い続けて、結果としてあのような結果を生み出してしまったという事だろう。
「始めは確かに風鳴の血を恨んだ。翼にもキツい言葉をぶつけたものだ。だが、やはり鬼の血が流れていようと人の子だったらしい・・・」
戦兎が見る、八紘の写真は、どれも翼が映っている。
一、二枚ほど、家族写真として八紘と翼が映っていたりするが、他の写真には、弦十郎や緒川、そして彼女の母親と思われる女性が映っている写真だけ、彼女が心の底から笑っている写真はなかった。
おそらく、それが八紘がもつ、娘との思い出なのだ。
「翼の母親は」
「翼が五才の時に病魔に倒れた」
「・・・すみません」
「いい、気にするな。それに、私は少しだけ安心していたりするのだよ」
「え?それってどういう・・・」
戦兎の疑問に八紘は―――
「それは―――」
その時だった。
凄まじい轟音が聞こえたのは。
「ッ!?敵!?」
「行きなさい」
八紘の言葉に戦兎は頷き、すぐさま外に飛び出した。
風鳴邸の外、すっかり日の沈んだ空の元、中庭に飛び出した戦兎は、すぐさま屋敷の天井を見た。
そこにいたのは―――ファラ。
「あら、一番は貴方でしたか」
「オートスコアラー・・・要石は破壊した筈だろ。なのになぜまた来た!?」
「それを貴方が知る由はありませんわ。そんなことより、もう来てますわよ」
ファラの言葉に、戦兎はすぐさま横を見た。
するとそこから鉄球が襲い掛かってきており、戦兎はすぐさま横に飛んでどうにか躱す。
見上げれば、そこにあ鉄球を操るジーナの姿があった。
「桐生!」
そこへ翼たち、幻徳も到着する。
「要石を破壊した今、貴様に何の目的がある!?」
翼が尋ねるも、ファラはどこ吹く風で答える。
「ふふ、私は歌が聞きたいだけ」
どうやら、問答するだけ無駄なようだ。
「今度こそ、その命、頂戴させていただきます」
『マックスハザードオンッ!!』
『Danger!』
『STANDBY…!』
スタンバイスターターを押し、アニマルブレイズを呼び出し、装者は聖詠を唄う。
戦兎と幻徳はドライバーを腰に巻き、それぞれのアイテムを装填する。
『ラビット
『クロコダイル!!』
ビルダーを展開し、炎を身に纏い、彼らは変身する。
「―――
「―――
「―――
『Are You Ready?』
「「変身ッ!!」」
『オーバーフロウッ!!』
『紅のスピーディージャンパーッ!!!』
『ラビットラビットッ!!!』
『ヤベェーイッ!!!ハヤァーイッ!!!』
『割れるゥ!喰われるゥ!!砕け散るゥッ!!!』
『クロコダイル・イン・ロォーグ…ッ!!!』
『オゥラァァァア!!!キャァァァア!!!』
変身が始まり、五人は敵に向かって走り出す。
翼、ローグはファラを、ビルド、マリア、未来はジーナを迎撃する。
「真の強さとは何か?探し彷徨う!」
マリアの歌が響き渡り、飛び上がったローグがファラに攻撃を仕掛ける。
ネビュラスチームガンから放たれる弾丸、それをファラは飛び上がって躱し、それを彼らは追撃。
すかさずファラが突風を巻き起こし反撃。それを翼とローグは互いに押し合って左右に飛んで避ける。
一方、ジーナと対峙するビルドたちは、ビルドとマリアがジーナに接近、その彼らを迎撃するように鉄球が襲い掛かる。
しかしそこへ未来の聖遺物殺しの光が迫り、ジーナはやむを得ず鉄球での攻撃を断念。
そして短剣を自らの拳と連動させてマリアと戦兎を迎え撃つ。
高速で動く戦兎の攻撃を拳でいなし、マリアの短剣の一撃をフラガラッハで迎撃する。
そこへ襲い掛かる未来の光線。
それらをジーナは完璧にいなしている。
『ライフルモード!ファンキー!』
ローグがネビュラスチームガンにスチームガンを接続し、ネビュラスチームライフルへと
変形させた武器でファラに斬りかかる。
その最中でスチームブレードの『スチームチェンジバブル』を回転、電撃を纏うモードへと変更する。
『エレキスチーム…!』
それにファラはほくそ笑み、それを己の剣をもって迎撃。
二つの刃が激突する。
だが、突如としてネビュラスチームライフルの刀身にひびが入る。
「ッ!?」
それを見てローグはすぐさまブレード部分を分離、一気に距離をとる。
そのローグに向かってファラが突風を叩きつけて吹き飛ばす。
「ぬぐっ!?ライフルモードでもだめか・・・!」
ライフルモードとすることでソードブレイカーの効果範囲内から逃れようとしたが、『銃剣』の概念がある以上、それでもソードブレイカーの効果範囲内であるようだ。
「長官!・・・く、この身は『剣』・・・切り開くまで!」
自分を奮い立たせるように、翼はファラに斬りかかる。
「その身が『剣』であるなら、哲学で凌辱しましょう」
ファラが風を巻き起こす。
天羽々斬―――アメからの警告を無視して、その風に、翼は飲み込まれる。
「く・・・ぅう・・・」
その身の戦装束がひびわれ、砕かれていく。
「砕かれていく・・・剣と鍛えた、この身も・・・誇りも・・・!」
耐え切れず、翼は吹き飛ばされる。
「うわぁぁああああ!!」
「ッ!?翼さん!」
「危ない!」
マリアが叫び、未来は、自分に迫る鉄球に気付く。
「きゃ、あぁぁああ!?」
その直撃を喰らい、未来は吹き飛ばされ地面に倒れ伏す。
「しまっ―――」
「余所見をしている場合ですか!?」
すかさず、短剣でビルドを抑え込んだジーナがマリアの懐に潜り込み、マリアにラッシュを叩き込む。
「が、あ、く、か―――」
拳が何度もマリアの体に突き刺さり、最後の一撃がマリアの腹に突き刺さる。
「かはっ・・・!?」
「マリア、未来!」
「さあ、最後は貴方です」
鉄球と短剣が、ビルドに襲い掛かる。
「ぐ・・・く・・・」
そして、倒れ伏していた翼は、どうにか立ち上がろうとするも、勝機が見えず、その場で項垂れる。
「夢に敗れ・・・それでも縋った誇りを頼りに戦ってみたものの・・・どこまで無力なのだ・・・私は・・・!」
自身の体たらくを、これでもかと恨む翼。
勝てない戦い。ボロボロの体。砕かれた
後に自分に残ったものは、一体―――
「翼!」
そこで、聞きなれた声が聞こえた。
見れば、そこに立つのは、自らの父である、風鳴八紘―――
「お父様・・・?」
今にもくじけそうな翼に、八紘は叫ぶ。
「歌え翼!」
今、なんと言ったのか。
歌え。そう、言ってくれたのか。
しかし、それでも―――
「ですが私には、風鳴の道具にも、剣にも―――」
「ならなくていい!」
翼の言葉を遮り、八紘は言う。
「お父様・・・?」
一体何故、と翼は目で訴える。それに八紘は、言葉にして答える。
「夢を見続ける事を恐れるな」
「私の・・・夢・・・?」
「そうだ!」
そんな中で、マリアが叫ぶ。
「翼の部屋、十年間そのままなんかじゃない!散らかっていても、
あの翼の、あまりにも散らかっていた部屋。
しかし、十年間放置されていたにしては、あまりにも、あるはずの埃も、ごみも、塵も、何もなかった。
「お前との思い出をなくさないよう、そのままに保たれていたのがあの部屋だ!」
「娘を嫌う、お父さんのすることなんかじゃない。ちゃんと、翼さんの事を想っていなきゃ、絶対にしません!」
未来が、続いて叫ぶ。
「いい加減に気付けバカ娘!」
その言葉に、翼の目には、涙が溜まっていた。
「まさか、お父様は・・・僅かでも私が夢を追いかけられるよう・・・風鳴の家より遠ざけてきた・・・?」
「でなきゃあんな態度取らねえよ!」
戦兎の叫びが、聞こえた。
見れば、いくつもの鉄球に打ちのめされても、果敢にジーナと戦い続ける戦兎の姿があった。
「全部、全部お前が自分の夢を追いかけられるようにするためのものだ!ほんっと不器用だよな八紘さんもお前も!不器用過ぎて逆にいらいらするわ!」
「こ、の・・・なんですか、この力は!?」
ビルドの拳が、ジーナを打ち据える。
「ぐあ!?」
「そうだ。愛し合ってこその家族だ!お前は、こんなにも父親に愛されてるんだ!その想いを貫き通してやるのが娘の意地って奴だろうがッ!!!」
ビルドが―――戦兎が叫ぶ。
「誰かの為に、歌う事を恐れてんじゃねえよ!」
「――――!」
その言葉が、翼の心にすっと入り込む。
「・・・それがお父様の望みならば・・・」
翼は、再び八紘の方を見る。
その瞳に、涙を目いっぱい溜めて。
「私はもう一度―――夢を見てもいいのですか・・・!?」
涙を流して、翼は問いかける。
その問いかけに、八紘は―――黙ってうなずいた。
もう、それだけで十分だ。
「ならば聞いてください!」
立ち上がり、翼は、己が限界を開放する。
「―――『イグナイトモジュール』、抜剣ッ!!」
ジーナの拳がビルドに襲い掛かる。
「さあて、そろそろ俺も本気でいくとするか!」
それをビルドは躱し、そして、再びハザードトリガーの『BLDハザードスイッチ』を押した。
『マックスハザードオンッ!!』
ベルトのフルフルラビットタンクフルボトルを抜く。
「―――さあ、実験を始めようか」
棒状に戻し、ビルドは再びフルフルラビットタンクボトルを振る。
足元から空に向かって、無数の数式が姿を現し、一気に流れていく。
―――ピョンピョン―――ドンドンドン!
跳躍音から重厚音へ。セレクティングキャップを捻り、柄をタンクへと変更する。
『タンク!』
タンクへと設定されたフルフルラビットタンクボトル半ばで折り、そのままビルドドライバーに装填する。
『タンク
ビルドがボルテックレバーを回し、イグナイトモジュール起動の為のスイッチを翼は押す。
『ガタガタゴットンズッダンズダン!ガタガタゴットンズッダンズダン!』
宙へ投げ出されたマイクユニット、出現する七台の戦車。
翼の胸にそれが突き刺さり、ビルドの真紅の装甲は粒子となって消失。
そして、その身に、黒き装束、青き装甲が纏われる。
「「ビルドアップッ!!」」
叫び、二人は新たな姿へと変身する。
『オーバーフロウッ!!』
『鋼鉄のブルーウォリアー!!!』
『タンクタンクッ!!!』
『ヤベェーイッ!!!ツエェーイッ!!!』
天羽々斬・イグナイトとビルド・タンクタンクフォームが今ここに参上する。
「―――失われた思い出を取り戻そうとする度に見える本当の自分」
翼とビルドの反撃が始まる。
「味見させてもらいます」
剣を構えるファラに翼は飛び上がり、高所からのその黒刀を振り下ろす。
「軋んだ心の音が」
塀が砕け散り、翼はそのままファラを追撃する。
そして刃を振るい、閃光一閃、蒼き斬撃を飛ばす。
『蒼ノ一閃』
飛翔する刃、ファラに迫るも、ファラはいとも容易く逸らし防ぐ。
「響く身体中に響き渡って行く」
しかしそれでも翼は止まらない。止められない。
もう二度と、立ち止まらない。
そして、ビルドの方は、フルボトルバスターをもってジーナに攻撃を仕掛けていた。
振るわれる大剣、その一撃をジーナは硬化の刻印が施された手袋で受け止め衝撃を後ろに逃がしながら、ビルドと激しく打ち合う。
「今も―――」
(パワーが、桁違い・・・!?)
その力に、ジーナは戦慄する。
完全に逸らしたと思っても、その一撃は確かにジーナの腕に痺れとして残る。
そして、驚くべき点がもう一つ。
「はあッ!」
「ぐあ!?」
ジーナの発勁がビルドに突き刺さる。
だが、それを受けても、ビルドは一瞬よろけるも、引くことなく前に進み出る。
「なぜ・・・発勁を喰らって、何故立っていられる!?」
普通じゃ、ありえないのに、一体何故―――
(そう、この感覚・・・まるで、鉄塊そのものを殴っているような・・・)
「お前の発勁は、ようは体内の水分に攻撃を浸透させて内側から破壊するんだろ?だったらその攻撃の衝撃を浸透させないようにすればいい」
「ばかな・・・いくら外側が鎧で包まれていても、私の攻撃は全て鎧通し・・・防げる筈がない!」
「そうだな・・・でも、
「二重・・・?・・・っ!?」
言われて気付く。ビルドは、先ほどからジーナの攻撃を全てその身に鎧う、青い装甲で全て受け止めていた。
それは、ハザードフォームの上から着込む制御装置付きの第二の鎧。その鎧を挟んでしまえば、衝撃の浸透を主とするジーナの発勁は通らない。
そして何より―――青い装甲『タンクアーマー』は、全ての攻撃を遮断する。
ローグの液体状態からの硬化ではなく、初めからがっちりとした硬い鎧によって体を覆う事で、ありとあらゆる衝撃を遮断する。
それが、ビルド・タンクタンクフォーム。
防御・パワー特化の形態だ。
「おぉお!!」
肩の砲台が動き、ジーナの方を向く。
「時は―――」
そこから、砲弾が放たれ、ジーナを狙い撃つ。
「くっ!?」
それを頭を捻って躱すジーナ。そこへビルドの蹴りが迫り、それをどうにかして防ぐ。
距離をとった所でジーナはビルドを中心に反時計回りに駆け出す。
その速さは、人間の域を突破するほど速く、肉眼では捉えられない速さだ。
それにビルドは周囲を見渡すも、そこへ鉄球が襲い掛かる。
「ッ!?」
それをどうにかフルボトルバスターで弾き飛ばすも、その隙を狙ってジーナがビルドの頭を掴む。
「調子に乗らないでください」
「ッ!?」
そのまま浮かばせられ、一気に外へ投げ出される。
「ぐぉぉぉおお!?」
そのままジーナは宙を舞うビルドに向かって、拳を引き絞り、フラガラッハをその拳の前に置く。
そして、そのままビルドに向かって、弾丸のような速さで撃ち放つ。
それに対してビルドはフルボトルバスターにフルボトルを装填する。
「―――止められなぁいからぁ!」
『ロケット!』『ジェット!』『マグネット!』『ヘリコプター!』
「目を背けるのはもうやめよう―――」
『アルティメットマッチでーす!』
そのままバスターキャノンモードでその短剣を撃ち抜く。
放たれた砲弾。しかし短剣の方は、突如として起動を変え、一気にビルドを貫こうとする。
だが、砲弾とすれ違った瞬間、突如として短剣は切っ先をビルドに向けたまま砲弾の方へ飛んでいく。
そのまま砲弾と直撃、そのままジーナの元へ弾き戻される。
「チッ!」
「やぁぁああ!!」
「ッ!?」
そこへ未来が飛び込んでくる。
「―――Are you ready?」
その未来に対してジーナは拳を振るう。だが、未来は超低姿勢でジーナの射程外にまで接近すると、その体に帯を巻き付かせて振り回すと、そのまま一気にビルドの方へ投げ飛ばす。
「こいつッ!?」
「貴方の相手は戦兎先生です・・・!」
ジーナが投げ飛ばされていく。
その様子を、未来、ローグ、マリアは見届ける。
「―――Build UP!」
遠場で、凄まじい爆発音が鳴り響く。
「はぁぁあああ!!」
『千ノ落涙』
「Transform Ready go!」
降り注ぐ無数の剣。
「いくら出力を増した所で!」
しかし、それらすべてがファラの剣の前に無となり消える。
「その存在が『剣』である以上、私に傷を負わせることは毛ほども叶わない」
ファラがもう一本剣を作り出す。
しかし、その真上から、ビルドが飛び掛かる。
「おぉぉおお!!!」
「二つの力でぇ―――」
握っているのは、拳。超重量級戦車の一撃が、ファラに襲い掛かる。
「仮面ライダー・・・!」
その一撃をファラは躱し、すかさず翼は後ろを向いて走り出す。そして、そこへ現れた人物に対し、刃を振り下ろす。
「未来を作り変えてゆける!」
「風鳴翼・・・!?」
翼の刃を宙を舞う短剣で受け止めるのはジーナ。
「くっ、貴方の相手は私ではない!」
鉄球が翼を襲う。
「貴方は、邪魔です・・・!」
一方ファラの風がビルドを吹き飛ばす。しかしそれほどのダメージにはならずビルドは翼と背中合わせに敵と対峙する。
「だからもう一度!」
そして挟み込むように立ち回る、ファラとジーナ。
対峙する双方。
「・・・リンクスアームズ」
「「ッ!?」」
翼が、呟く。そしてその直後、疾風が迸る。
『Links Arms〔Sky Spring〕!』
「前を!向いて!立ち止まらずぅぅう!!」
特殊な性質をもったバネを全身に展開することで、驚異的な機動力、攻撃時のスピードを獲得する翼のリンクスアームズ『スカイスプリング』。
それによって、翼の機動力は、この場の誰よりも速く、迅い。
鋭い斬撃の嵐がジーナに襲い掛かる。
「さあ―――」
「くっ、ぅ・・・!?」
鉄球だけの防御だけでは追いつかず、ジーナ自らが防御行動をとらなければならないほど速い翼の斬撃。
「あの日見た夢の続きを、描こう―――!!」
その一方、ビルドはファラと距離をとってフルボトルバスターで砲撃を敢行。
「く、この・・・!」
ファラは忌々し気に反撃の突風を巻き起こすが、『剣』ではないビルドには、その攻撃は通用しない。
タンクの防御力にものを言わせて突風を耐え切り、ファラの方へ踏み込む。
そのままフルボトルバスターをバスターブレードモードでファラに叩きつける。
しかし、ファラにはありとあらゆる『剣』と定義されるものを破壊する哲学兵装『ソードブレイカー』がある。
ブレード、すなわち剣の状態で振るえば、フルボトルバスターは砕かれる。
だが、フルボトルバスターは砕かれない。
「Justhice in my heart―――ッ!」
「っ!?ありえない・・・!?」
弾き飛ばされたファラは、混乱を隠せない。
「角だ!」
「は・・・!?」
「角だ!」
ビルドの訳の分からない言い分に、ファラは思わず呆け、そしてフルボトルバスターにフルボトルが装填されている事に気付く。
そのフルボトルとは―――ユニコーン。
角の聖獣のフルボトルが装填されていた。
「ユニコーンフルボトルでこの剣を角と無理矢理定義することで、お前の哲学兵装を逃れさせてもらった!」
そのままビルドは引き金を引いて必殺技を発動する。
「哲学風情が、科学に勝てると思うな!」
ビルドの斬撃がファラに襲い掛かる。
その一方で、翼の斬撃は激しくジーナを追い立てていた。
(このままではやられる・・・!)
それを悟ったジーナは行動を起こす。
「はあっ!」
「ッ!?」
そして、突如としてフラガラッハの刃がジーナの方を向き、その身にその刃を突き立てた。
血が噴き出し、翼は一瞬、自害かと思ったが、違うと判断。
フラガラッハにはありとあらゆる鎖を立つと言われ、それが一種の哲学兵装となっている。
それによって、ジーナは自らに施した『封印』の鎖を断ち切り、秘められた力を開放する。
そして解放された力をもって、ジーナは翼に攻撃を仕掛ける。
「ッ!?」
叩きつけられる拳は今までに類を見ないほど速く、重い。
「たとえ―――どんな―――」
だが、今の翼が後れを取る道理などない。
高速で戦場を駆け抜ける両者。
「ハァァァアッ!!」
「闇の中でさえぇぇええ!!」
剣と拳が衝突する度に、凄まじい衝撃波があちらこちらで巻き散らされる。
肉眼ではもはや捉えることの出来ない、高速戦闘が繰り広げられている。
戦場で激しく打ち合う、四人の戦士。
「手を差し伸べると、そう――――」
『フルフルマッチでーす!!』
ビルドが、フルボトルバスターにフルフルラビットタンクボトルを装填し、それをファラに向ける。
ジーナの拳を受けて、大きく後ろに飛ぶ翼。
ビルドに接近するファラ、翼を追撃するジーナ。
それぞれの一撃が、突き刺さる―――かに思われたその時。
「誓おう」
ビルドと翼が入れ替わるようにその体の向きを変えた。
「Are you ready?―――Build UP!」
「「ッ!?」」
それによってビルドはジーナと、翼はファラを対峙することになる。
「くっ、だが、その身が剣である以上は―――!!」
「愛と平和と抜かす愚か者風情が―――」
ファラが双剣を掲げ、ジーナが拳を引き絞る。
その最中で翼とビルドの脳裏に過るのは、あの八紘の言葉。
『夢を見る事を恐れるな!』
「―――剣に非ず!」
「―――愛と平和を舐めんじゃねえ!」
翼の両足の剣が変形し、鋭く、変形する。そのまま一気にファラに向かって突撃する。
その一方で、ビルドは引き金を引き、ジーナに向かって砲撃を叩き込む。
「このまま、Let's go on! best match!」
『フルフルマッチブレイクッ!!!』
そのまま地面に手を付き、コマのように回転、ファラの剣を足のブレードをもって砕く。
砲撃が直撃するも、弾かれて、ビルドにジーナの激しいラッシュが叩き込まれる。その全てが発勁。
だが―――ビルドは倒れない。
「ありえない・・・哲学の牙が何故!?」
「馬鹿な・・・」
理解できない。理解できない。理解できない。
だが、そんな二人に、翼が叫ぶ。
「貴様はこれを剣と呼ぶのか―――戦兎をただ幼稚な妄言を喚く愚か者と蔑むのか―――」
否、断じて否!
―――Transfotm Ready go!二つの力で
「否ッ!!これは、夢に向かって羽撃くための『翼』!私に、もう一度飛ぶための翼をくれた男だ!」
自分に『翼』をくれた人は、四人。
戦う為の道具だとしても、人々を守る為の翼をくれた、櫻井了子。
未来は作り変えてゆける―――
人々に勇気と笑顔を届ける歌を唄うという翼をくれた、天羽奏。
だからもう一度―――
片翼を失った自分に、再び飛ぶための力と翼をくれた、桐生戦兎。
前を、向いて―――
そして、自分に、夢に羽撃くための『翼』という名をくれた、父の風鳴八紘。
立ち止まらず―――
そう、この身は『翼』。どこまでも遠く、夢に向かって羽撃くための『翼』だ。
さあ、あの日見た夢の続きを描こう――――!!
「貴様の哲学にッ!!貴様の拳にッ!!『翼』は折れず、その男の『信念』を砕けぬと心得ろぉぉぉぉおおおおぉぉおお!!!!」
絶叫が迸り、翼は羽撃く。
「―――嬉しい事言ってくれるじゃねえか」
ビルドが、ジーナの肩を掴む。
そして、開いた手でボルテックレバーを回す。
「ッ!?」
「そうだ。あいつは剣なんかじゃない。誰よりも、どこまでも飛んでいく翼をもった、世界最高の歌姫だッ!!」
ボルテックレバーを回し終え、ビルドはジーナの両肩をしっかりとつかむ。
『Ready Goッ!!!』
飛び上がった翼の剣が炎の翼へと変わる。
ビルドの両肩の砲門が、一斉にジーナの方を向く。
『ハザードフィニッシュッ!!!』
そのまま翼は後転に高速回転、巨大な炎の風車となりて、一気にファラに突っ込んでいく。
ビルドの肩の砲門にエネルギーが充填されていくのを見たジーナはすぐさま三つの鉄球と短剣でビルドを滅多打ちにする。
「ッ!?何故、何故、倒れない・・・貫けない!?フラガラッハには、『鎧壊し』の哲学兵装があるのに・・・!?」
フラガラッハの伝承には『鎧で止める事は不可能』という伝承がある。
それが本当であるならば、今ビルドはフラガラッハの短剣に貫かれているはずなのだ。
だというのに、フラガラッハの刃は、ビルドの装甲の前に防がれていた。
それは、何故か―――
「俺の、この力は―――」
拳も使って、ビルドの攻撃から逃れようとするジーナに、ビルドは言い切って見せる。
「―――愛と平和の為の、『盾』だ!」
「ッ!?」
「俺はどこにもお前を逃がしはしない…ッ!!!」
人々を守るための盾―――誰かの為に傷つく勇気を奮う、桐生戦兎の矛にして、盾。それが、『ビルド』。
「勝利の法則は決まった!!」
次の瞬間、翼の
「―――
『タンクタンクフィニッシュッ!!!』
『羅刹 零ノ型』
その最中、翼にぶった切られたファラは、気持ち悪いぐらいの高笑いをかましていた――――
次回!愛和創造シンフォギア・ビルドは!?
「だたっぴろいデス・・・」
翼たちがファラたちを迎撃している一方、深淵の竜宮に侵入したクリス一向。
「マスター、排除します」
そこで遭遇するキャロルとレイア。
「これ以上テメェの好きにはさせねえ・・・!」
激突する両者。
「遅れてすまない」
そこへ現れたデイブレイク社の刺客によって、戦いはさらに激しさを増していき―――
「久方ぶりの聖遺物ゥ・・・」
そしてあの男が再び姿を現す。
次回『史上最低の英雄』
「僕こそが真実の人ぉ・・・!!」
オリジナル章はやったほうがいいか
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バーサーカーソウル!(いいぞもっとやれ
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そんなことはどうでもいい!(どちらでも
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嘘を吐くな!(やるな