慧「そうだな調。だからこのあらすじの間だけは離れてくれるとウレシイカナ?」
調「いーやっ」ぎゅ~
慧「ドナイシヨ」昇天間近
マ「仕方がない。火星で発見されたパンドラボックスによって引き起こされたスカイウォールの惨劇から十一年。新世界を創造した仮面ライダービルドこと桐生戦兎は、新たに出会ったシンフォギア装者風鳴翼らと共に、ノイズ、錬金術師と戦う日常に身を投じていた。その最中で『ダウンフォール』を名乗る過激派テロ組織に仮面ライダー及び装者一同が襲われ、変身不能の状態に陥る。しかし、唯一変身能力を奪われなかった猿渡一海と暁切歌は、ダウンフォールの待つ政府官邸へと赴いたのであった・・・」
慧「おお、流石マリア」
マ「貴方たちがふざけ過ぎなのよ。最近クリスの色ボケだとかシンの天然ボケだとかでボケ枠が増えて参っちゃうっての」
慧「あっはは~、お疲れ様・・・」
調「慧くん、私以外の女なんて見ないで」
慧「調?相手はマリアだよ?マリア相手にそのナイフをぶっ刺そうっていうの?」
調「慧くんの視線を奪う女は全て敵・・・」
慧「一旦落ち着こうか!?マリアに向かって当てない短剣投げをするのやめようか!?」
マ「助けてシーン!」
切「こらぁ!アタシに内緒で勝手にあらすじ紹介しないで欲しいデース!」
慧「切歌!?今はダメだ!調が暴走している!巻き添えを食うぞ!?」
切「デス!?」
調「テキィ!」
慧「あーもう、やめ―――あ」胸をむにゅん
調「ひゃん!?」
切「た、助かったのデス―――」
調「いやぁぁあああぁあ!?」
慧「見事な一本背負い!?」
切「ぴぎゃあ!?」慧介と頭ごっつんこ
マ「あちゃあ・・・」
調「けけけ慧くんが他の女と寝てる・・・殺す殺す殺す殺す・・・」
マ「お、落ち着きなさい!?ていうかなんでそんな過激になってるの!?」
ク「そこは彼氏持ちのアタシが説明しよう!」
マ「クリス!?」
ク「半年以上もの間が置かれたことで調の中の慧くん分が枯渇!それを取り戻すべく過剰なスキンシップを必要とし、尚且つ反動で独占欲が通常の数倍に跳ね上がっているのだ!正直相手したくないからアタシは逃げる!」
マ「ま、待ちなさい卑怯者ー!」
調「コロス、ケイクンニチカヅクオンナスベテ・・・!」
マ「ああっもう!シンフォギア・ビルドグリス編第四話!どうぞ!」
―――東京都新宿付近にて。
『―――日本国民に告ぐ』
都内の大型テレビにて、浦賀が映し出され、その浦賀が、街の者たちに言う。
『今日からこの国はダウンフォールの支配下となり、我々が統治することになった。今日は独立記念日だ。盛大に祝おう』
浦賀がそう言う傍らで、街はダウンフォールによって多大な被害を被っていた。
街の各所に現れたダウンフォールの兵士に、改造されたガーディアンが街の人々を襲い、ファントムクラッシャーに変身した者たちは、その火力をもって、広範囲にわたって街を破壊していく――――。
S.O.N.G.本部にて―――
「ダウンフォール、一斉に攻撃を開始!」
「街の被害、拡大しています!死傷者多数!」
オペレーターたちが状況分析を必死に行っていた。
「自衛隊、歯が立ちません!」
「く、ノイズでもないのに・・・!」
モニターに映し出されるのは、抵抗する自衛隊たちが、ファントムクラッシャーを伴うダウンフォールに蹂躙されている姿であり、そして、それ以前にダウンフォールに襲われた住民たちの命が次々と散っていく。
その中には、戦兎たちの報告にあった女性たちの姿もあった。
それに、弦十郎は歯噛みする。
「錬金術でも聖遺物でもない科学の異端技術・・・それがここまでの力をもっているとは・・・!!」
「シンフォギアと仮面ライダーが戦えない今、我々には、まともな対抗手段が・・・」
異端技術を専門に取り扱うS.O.N.G.。だが、今目の前で暴れているのは科学の力によって生み出された未知の敵。
錬金術はあれど、それは敵の力のほんの一端、奴らの本当の恐ろしさは、その『科学力』にあった。
「科学の力を、ここまで恐ろしいと感じる事となろうとは・・・!」
弦十郎は、そう歯噛みした。
そして、巧の研究所にて。
「・・・」
戦兎と翼の目の前で、呼吸装置のようなマスクを取り付けられた三羽ガラスの面々が苦しそうに悶えていた。
その光景を、戦兎と翼は、目を逸らさず真っ直ぐに見ていた。
そんな二人の元に、廊下の方から響たちが走ってくる。
「戦兎先生!」
それも焦った様子でだ。
「ホワイトパネルがなくなってるんです!」
「あとブリザードナックルもねえ!」
それを聞いて、戦兎は椅子に座り出す。
「一海か・・・」
「大丈夫なのか?一海がブリザードナックルを使ったら・・・」
「いや、ファントムリキッドの成分を鑑みると、使用してすぐ死に至るという事はないだろう・・・だが、危険な行為には変わりない・・・」
以前の状態であれば、ブリザードナックルを使えば、一海のハザードレベルが急激に上昇し、それによって体が変化に耐え切れず、消滅した。
しかし、どちらにしろ体に急激な負荷が掛かることには変わりない。
「だけど、切歌は・・・」
「切歌にはイグナイトモジュールがある。それを使えば渡り合えない事はないだろう・・・だが、ファントムリキッドを体内に取り込んだことで体が急激に変化して、本来ならかなり危険な状態・・・今の状態で、イグナイトを使用するのは、一海と同じぐらいに危険だ」
「そんな・・・」
「・・・ッ!?」
(いや、ちょっと待て・・・!?)
そもそもな話、エボルトの遺伝子操作を受けていない状態で一呼吸でも吸えば体が消滅してしまうほど有害である『ネビュラガス』を液体になるまで圧縮した『ファントムリキッド』を取り込んで無事で住んでいる時点で異常な事態なのは分かり切っている筈だ。
さらに、戦兎の考案により、リンク・アニマル型のシンフォギアはライダーシステムに近い構造をしている。
(そんなものを纏ってもし敗北でもしたら切歌はどうなるんだ・・・!?)
最悪の場合、旧世界の一海や幻徳と同じように―――。
ぞわり、と悪寒が戦兎の背筋に走る。
そんなリスクを背負ってまで、切歌は、行ってしまったのか。
そこでふと、未来はガラスの向こうの三人を見る。
「・・・あの人たちは助かるんですか・・・?」
その問いかけに、戦兎は動揺の中で立ち上がって振り絞るかのように答える。
「・・・確率は、高くないだろう・・・」
その言葉に、その場にいる全員が言葉を失う。
「・・・でも、あの三人にしかッ・・・このアイテムは創れないんだ・・・ッ!」
それだけが、ダウンフォールを打倒するための、唯一の希望―――
政府官邸―――その、エントランスにて。
一海と切歌は、そこに来ていた。
目の前には、先日農場を襲った外国人の男が立っており、その背後には無数のダウンフォール・ガーディアンが待ち構えていた。
真上のディスプレイに、浦賀が映る。
『ホワイトパネルは持ってきたか?』
その問いかけに、一海はすっと、懐に隠していたホワイトパネルを取り出す。
それを見て、浦賀の口角が吊り上がる。それは、傍らで見ていたシャルティナも同じだった。
「・・・でもお前には渡さねえ。どうしても手に入れたけりゃ
しかし、一海はそう言ってディスプレイに映る浦賀を睨みつける。
それに、浦賀はふっと笑う。
『威勢が良いな』
そう言って、浦賀は自分を映しているカメラを動かす。
そうして映し出されるのは、縛られ倒れ伏す美空と調だった。
「みーたん・・・」
「調・・・」
『グリス・・・』
『切ちゃん・・・』
その画面に、再び浦賀が映る。その浦賀は、ふっと笑っていた。
それに、一海と切歌は拳を握り締め、一海はビルドドライバーを、切歌はマシャをその手に取る。
『STANDBY!!』
スタンバイスターターを押し、切歌はイガリマシャークのアニマルブレイズを呼び出す。
一海は腰にビルドドライバーを装着する。
「―――心火を燃やしてお前を倒す」
「―――
すかさず、切歌がシンフォギア『イガリマ』をその身に纏う。
そして、一海がその手に取ったのは―――戦兎から使う事を禁じられていたブリザードナックルだ。
先日、マリアがピッキングで金庫をこじ開けたことを考慮して、自分の手元ではなく、別の誰かの所に隠しておこうと思い、戦兎が巧に預けてたものであり、それを切歌が偶然見つけ、それを一海に密告したが故に、今は一海の手にあった。
「
そう呟き、一海はノースブリザードフルボトルを取り出すと、それをブリザードナックルに装填する。
『ボトルキーン!!』
そして、それをビルドドライバーに装填する。
『グリスブリザァードォッ!!!』
そして、一気にボルテックレバーを回し、その背後に『アイスライドビルダー』が出現し、一海は一度額に自分の指をあてた後、敵に向かってその指を向け、上に向ける。
そのアイスライドビルダーから冷気が漂っている。
その一方、切歌は胸のマイクユニットに手をかける。
『Are You Ready?』
その問いかけに、彼らは静かに答える。
「―――変身」
「イグナイトモジュール―――抜剣、
『DAINSLEIF』
アイスライドビルダーから液体窒素の如き液体『ヴァリアブルアイス』がぶちまけられ、それが一海を一気に氷漬けにし、切歌はその身に漆黒を覆う。
背後のアイスライドビルダーがその氷を砕き、その中から現れるのは、蒼き破壊の戦士。
そして、その黒を突き破ってやらわれるのは、漆黒の呪いを纏う戦姫だった。
『激凍心火ッ!!グリスブリザァァァドッ!!!』
『ガキガキガキガキガッキーンッ!!!』
その、青き姿こそが、グリス最強の力。全てを凍てつかせ、全てを粉砕する破壊の力。
ありとあらゆる障害を、その手をもってぶち壊していく、絶対零度の心火―――
仮面ライダーグリスブリザード。
今ここに、再誕した瞬間であった。
そして、切歌もまた、魔剣ダインスレイフによる、破壊の呪いを身に纏い、イグナイトモジュールの強化をもって、そこに立っていた。
冷気が、あたり一面の気温を、一気に下げる。
夏場でも、そこだけが冬のような肌寒さを―――否、寒いなんて生温い。
空気が、冷たい。
その光景を、美空はモニターをもって、そして、二度と見たくなかったあの姿を、もう一度目の当たりにしていた。
「グリス・・・ブリザード・・・!」
「あれが・・・」
一海の最期を飾った、最後の変身―――。
ダウンフォールの男が、メタルファントムクラッシャーに変身する。
そして、ファントムクラッシャーが、背後のガーディアンたちに指示を下す。
「行くぜ切歌」
「オーケー・・・
ガーディアンたちが迫る。
「「かかって来いやぁぁぁあああ!!!」」
二人同時に絶叫し、弾丸の嵐を浴びながら敵陣に突っ込む。
そのまま飛び込み、グリスは、左手の『GBZデモリッションワン』を駆使して、襲い掛かるガーディアンたちを叩きのめしていく。
拳を叩きつける度に冷気が飛び散り、瞬く間にガーディアンたちを破壊していく。
それと同時に、イグナイトの爆発力をもって、切歌はこの狭い空間の中、二丁の鎌をもってガーディアンたちを次々と斬り裂いていく。
「完成した」
トレイの上に、液状の薬品を入れたボトルを机の上に置いて、巧がそう言う。
「これを飲めば変身を可能になる。無論、シンフォギアも纏えるようになる上に、ネビュラガスの成分を敵に吸収されることもないし、歌を封じられることもない」
巧とエルフナインが協力して作った、対ファントムクラッシャー能力の為のものだった。
「これなら・・・!」
「俺たちも戦える!」
それを手に取って、響たちはそう声をあげる。
しかし、龍我は、ふとした疑問を巧に投げかけた。
「・・・あんたは戦争の兵器を作らされたから、親父さんと仲違いしてんだろ?なのに・・・どうして俺たちのために?」
その疑問に、巧は、ふっと笑って答えた。
「・・・ヒーローが使うなら、それは兵器じゃない。―――希望だ」
その言葉に、その場にいる者たちは嬉しそうに笑う。
そんな中で、戦兎と翼が戻ってくる。
―――その手に、一つのアイテムと、二つのボトルを携えて。
「戦兎」
「先輩」
「グリスとイガリマのアイテムできたんだ・・・」
返事は、ない。
「・・・三羽ガラスは?」
その問いかけに、戦兎と翼が答える事はなかった。
グリスと切歌が、圧倒的数の不利の中、果敢に戦う。
特に切歌は、イグナイトモジュールの稼働時間の限界がある。
だから、早々に決着をつけなければならない。
「一海君・・・切歌君・・・!」
イガリマのアウフヴァッヘン波形を検知したために、すぐさま政府官邸のカメラをハッキングして、弦十郎たちはその戦いを見ていた。
そして、それはまた、美空たちも同じで―――
グリスが敵を殴る度に凍り砕ける敵の装甲。切歌が鎌を振るう度に剥き出しにされる電子機器。
「ホワイトパネルが手に入れば、世界は俺のものだ・・・!」
浦賀が、小さく呟く。
それに、美空は言い返す。
「あんたがいくら強くて有能でも、グリスには、いいえ、グリスと切歌ちゃんには勝てない」
「美空さん・・・」
その言葉に、浦賀は視線を美空に向ける。
「・・・あいつはね、バカでちゃらいドルオタだけど、仲間の、皆の明日を創るために戦う・・・正義のヒーローなの・・・!」
美空は、そう不敵に笑って言い切ってみせる。
「・・・切ちゃんだって、お調子者で、残念な所もあるけど、それでも、誰かのためを思って戦える・・・切ちゃんだって、正義のヒーローなんだ・・・!」
調も、強い意志をもって、そう言い切る。
そんな二人の言葉を、浦賀は鼻で笑う。
「ヒーロー?」
そう言って、浦賀は二人の前にしゃがみ、
「そんなものはただの幻想だ」
そう一蹴する。
そして、浦賀は部屋を出ていく。
そしてシャルティナもまた、
「ヒーローなんてものは存在しない。くだらない幻想に希望をかけることはやめろ」
そう、調たちを見下し、浦賀の続くように扉へ向かう。
「貴方は・・・」
そんな中で、調はシャルティナに話しかける。
「貴方は、どうしてあの人たちを・・・」
「それ以上は、何も言うな」
調の言葉を遮って、シャルティナは外へ出ていった。
「ぬぁぁあああ!!」
地下にて、幻徳は何故がうつぶせになった状態でどうにか手を縛っている紐を力任せに引き千切ろうとしていた。だが、思いのほか固く、中々抜け出せないでいた。
その時だった。
護衛していた筈のガーディアンが、突如として斬り裂かれ倒れた。
その上に、のしかかるは、鋼鉄の狼。
「無事か、幻徳!」
「ウルフ!?」
「私たちも!」
「いますよ」
さらに、ドリルクラッシャーを持参しているセレナと緒川もおり、そこへ紗羽も幻徳に駆け寄ってくる。
「幻さーん!」
何がなんだか分からないが、とにかくこれで助かった。と思った幻徳だったが。
「これで、変身できるって!」
そう言って取り出したボトルのキャップを開け、それを幻徳の口に押し付ける。
問答無用で流し込まれる液体に、幻徳の呼吸は一気い奪われる。
「あ、あの、紗羽さん・・・?」
「ゴボゴボゴボゴボ!!」
「え?何?」
「ぼ、どうやって潜り込んだの!?」
「それは、知らない方がいいかも♪」
「え―――ンゴボゴボゴボゴボ!?」
―――幻徳は、ペットボトルで溺れそうになった。
「・・・大丈夫か、これ」
「さあ・・・」
「ここはそっとしておいてあげましょう」
「
戦兎の家にて。
「全て思い出したぞ!」
強化段ボール『DANポール(セレナ命名)』製ネビュラガス注入装置の中にいた内海がそう叫んだ。
「・・・・それにしても、いつまで寝かせれば気が済むんだ?」
「「・・・すいませんすっかり忘れてました」」
それに、翼と戦兎はそろってそう言うのだった。
だがそれはともかく、
「実は大変な状況なんです」
「力を貸してくれますか?」
それに、内海はすさまじい勢いで上体を起こし、にやりと笑う。
「愚問だな」
「オラァ!!」
「デェス!!」
ガーディアン、ファントムクラッシャー相手に、凄まじい戦闘力を叩きだして戦うグリスと切歌。
「足りねえなァ!!」
ガーディアンの一体の肩に乗り、そのまま一気に倒れ込み投げ飛ばす。
「全ッ然足りねえなぁぁああ!!」
その背後では、両側から襲い掛かるガーディアンの攻撃を二対の鎌をもって防ぎ、そしてすぐさま弾き飛ばす。
「その程度で、イガリマを折れると思うな!」
すぐさま弾き飛ばし、片方を肩アーマーに収納、もう一方を元の大きさに戻したかと思えば、
「リンクスアームズ!」
『Links Arms!〔Crash Muzzle〕!』
その鎌に銃口を作り出し、ボルトアクションの直後に引き金を引いて片方のガーディアンを撃ち抜き、そのまま背後を見ずにむきを変えてボルトアクションの後に引き金を引く。
「誰が俺を満たしてくれるんだよぉぉぉぉおぉお!!!」
絶叫―――そして、グリスと切歌は、全てのガーディアンを殲滅せしめた。
そんな、彼らの背後には―――
「よく来たな」
「ああ?」
「俺が相手してやろう」
浦賀がいた。
そして、もう一方、切歌の前に、シャルティナが立つ。
「お前の相手は私」
そうして、浦賀はビルドドライバーを腰に装着し、ハザードトリガーを接続する。
『ハザードオン!』
一方のシャルティナは、その入れ墨と同じ形の掌サイズの小さな剣を取り出す。
『タンク!』『タンク!』
『ガタガタゴットンズッダンズダン!ガタガタゴットンズッダンズダン!』
二つのメタルタンクタンクフルボトルを装填し、そして、ボルテックレバーを回すと同時に、空中に突如としてハザードライドビルダーが出現する。
『Are You Ready?』
「変身」
「流着」
そしてハザードライドビルダーが浦賀を挟み込み、シャルティナの体を謎の液体が駆け巡る。
そして、ハザードビルダーが挟み込んだはずの浦賀―――メタルビルドに取り込まれるように消えていき、シャルティアの体に纏わりついた液体が形を成し、漆黒の戦装束をその身に纏う。そしてその手には、巨大な大剣―――
仮面ライダーメタルビルドとファウストローブ・アロンダイト。
この二つが、ここに現れる。
「ふっ」
それを見て、グリスは鼻で笑い、メタルビルドもまた鼻で笑って歩いてくる。
「うおらぁぁあああ!!」
それに対して、グリスは駆け出し、そしてメタルビルドとぶつかる。
拳の一撃は脇に躱され、しかしすかさず振り返って反撃し、激しく打ち合う。
だが、一つだけ、先日の戦いと違う事は、それはグリスが以前よりもパワーアップしているという事だ。
「この前の俺とは―――」
「ッ!?」
腕を抱え込み、グリスはその拳をメタルビルドに叩きつける。
「訳が違ぇぞ!!」
その一方で、切歌とシャルティナの戦いもまた熾烈を極めていた。
大剣と大鎌、その二つが錯綜し火花を散らす。
だが、わずかばかり切歌が押されていた。
「ふんっ!どうした!?その程度か!!」
大剣に打たれた切歌が大きく下がる。
それに切歌は耐えきると、再び胸のスイッチに手をかける。
「甘く見るなデス!」
そして、スイッチを押す。
「抜剣―――
『DAINSLEIF』
イグナイトモジュールの第二のセーフティを解除、それによってカウントが加速、体にさらなる負荷がかかる代わりに、さらなる力を発揮する。
切歌が地面を蹴れば、振るわれるその鎌はシャルティアに叩きつけられていた。
「ぐぅっ!?」
先ほどよりも、遥かに重くなった一撃に、シャルティナは苦悶の表情を浮かべる。
「デェェエス!!」
「くぅ、あぁぁ!?」
想像以上の強化に、シャルティナは苦戦を強いられる。
それと同時に、メタルビルドもまた、グリスの力の前に、大きく押されていた。
「うぉぉおお!!」
「はぁぁああ!!」
激突する両者。黒の分解と青の氷結が互いの体に突き刺さるも、すぐさまグリスが二度目の拳を叩きつけてメタルビルドを押し返す。そのまま、左手のGBZデモリションワンによる猛攻をメタルビルドに浴びせまくる。
その度に冷気が炸裂し、そのまま吹っ飛ばす。
そして、切歌もまた、鎌の一撃をもってシャルティナを吹き飛ばしていた。
「ぐぅあ!?」
「あぁあ!?」
そして、倒れた所で、グリスはボルテックレバーを回し、切歌は二つの鎌を組み合わせてさらに巨大な大鎌を作り出す。
『シングルアイス!!』『ツインアイス!!』
そして、グリスはGBZデモリションワンに冷気を纏わせ、それをメタルビルドの足元に叩きつけ凍らせて拘束、そして飛び上がってその身に極寒の冷気を纏い、そのまま一気に突っ込む。
切歌は肩アーマーからワイヤーを射出、それで立ち上がったシャルティナを拘束し、肩のバーニアを点火して一気にシャルティナに接近する。
『グゥレイシャルフィニッシュッ!!!』
『対鎌・螺Pぅn痛ェる』
『バキバキバキバキバキィーンッ!!!』
炸裂する零度のライダーキックと呪いの一撃が、それぞれに炸裂する。
「「ぐあぁぁああ!?」」
吹っ飛び、同じ所に落ちるメタルビルドとシャルティナ。
「これで終わりだ!」
「観念するデス!」
そうグリスと切歌が叫ぶ。だが、起き上がったメタルビルドがふっと仮面の奥で笑う。
「どうかな?」
「あ?」
次の瞬間、背後から飛んでいたメタルファントムクラッシャーがグリスと切歌を空中に弾き飛ばす。
「ぐあぁあ!?」
「うわぁあ!?」
突然の奇襲。すかさず、メタルビルドとシャルティナが必殺技を発動する。
『Ready Go!』
メタルビルドが飛び上がり、その膝でグリスと切歌を地面に叩きつけ、そして履帯型エネルギーで二人を床に擦りつけ、弾き飛ばす。
『ハザァードアタァックッ!!!』
「「ぐあぁぁああ!?」」
そのま蹴り飛ばされた所で、今度はシャルティナの大剣の一撃が二人を吹き飛ばす。
「「あぁぁぁあぁあ!?」」
必殺技の二段構えを受け、グリスはパンドラパネルを落とす。
「もう一匹、汚ぇぞ・・・!」
倒れ伏すグリスと切歌。
その間に、メタルビルドはパンドラパネルに向かって歩み寄る。
「戦争に綺麗も汚いもない・・・勝者こそが正義。旧世界で嫌というほど味わった筈だ」
そう言って、メタルビルドはパンドラパネルを拾い上げる。
「パンドラパネルが・・・!」
「ついに手に入れた・・・」
メタルビルドが、物色するようにパンドラパネルを眺める。
その様子を、シャルティナは静かに見ていた。
そしてメタルビルドは、それを二人に見せびらかし―――
「これで俺は、世界の覇者となる」
―――それを、体内に取り込んだ。
「うぐ―――ぐあぁああ!?」
次の瞬間、メタルビルドから凄まじい衝撃が迸り、そして発生したエネルギーに干渉したファントムクラッシャーが、バラバラに砕け散る。
「この力・・・!」
それを見たシャルティナは、嬉々とした表情でその凄まじさを実感する。
「これなら―――!!」
そして、シャルティナが取り出したのは―――何かの鞘。
「これを、起動することが出来る!」
メタルビルドから溢れ出るエネルギー。それを、シャルティナは己が錬金術をもってその鞘らしき何かに収束させる。
そして、その鞘らしき何かは、徐々にさびらしきものが剥がれ落ちていき、そして、凄まじい光を放つ―――
「ああ、ああ!!ついに、ついにやった!」
それと同時に、メタルビルドに、砕かれたファントムクラッシャーの装甲が纏われ、さらに禍々しい姿として現れる。
その姿に、グリスと切歌は言葉を失う―――
「―――これが俺の最高傑作―――ファントムビルドだ」
パンドラパネルを取り込み、さらなる覚醒を果たして、メタルビルドの進化形態。
それが―――仮面ライダーファントムビルド。
そして、黄金の光を放つ鞘を抱えるシャルティナは―――
「これよ・・・これさえあれば、私たちは、
「それは・・・一体・・・!?」
切歌が尋ねれば、シャルティナは満足そうに答える。
「―――『エクスカリバーの鞘』。かのアーサー王が所有していたものであり、持ち主に絶対的不死性を与え、そして―――夢の理想郷『アヴァロン』へと導いてくれる羅針盤!」
―――アーサー王。
本名『アルトリウス・ペンドラゴン』と呼ばれた、かの騎士王が所有していた、究極の聖遺物。
その効果は、絶対不朽にして不死性の付与。
『鞘さえ身に着けておけば、持ち主からは一滴の血も流れず、重傷を負う事もない』の言い伝え通り、鞘をもった者は何物の干渉を受けず、一切の攻撃を受けず、そして、一切老いる事もない。
まさしく、無敵の聖遺物―――
「なんで、そんなものを・・・」
「なんで・・・?それを貴方に教える義理はないわ」
次の瞬間、シャルティナは、それを体内に取り込む。
「なっ!?」
「錬金術の基本は理解、分解、再構築・・・それを利用して、鞘と一体化すれば、何者もこれを奪う事はできない!」
そして、鞘を取り込んだシャルティナの姿が、変わる。
装束が再び液体に変化したかと思えば、その体を黒い文様が這いずり、また装束も形が変わってさらに禍々しい姿となる。
「ふふ、フハハ・・・フハハハハハ!!これよ!これで、私たちは理想郷にたどり着ける!」
「くだらねえ・・・」
そんなシャルティナの言葉を遮って、グリスは立ち上がる。
「理想郷がどうした・・・ただ、飾りがついただけじゃねえか・・・!」
「一体どういうつもりか知らないデスけど・・・調を返してもらうまでやるのデス・・・!」
どうにか立ち上がるグリスと切歌。しかし、次の瞬間、ファントムビルドの姿が消えたかと思えば、懐に潜り込まれており、
「なにっ!?」
「え!?」
グリスの腹に蹴りが、切歌の顔面に拳がめり込んでいた。
そして、何が起きたのか理解する間もなく、グリスと切歌は背後に回られ蹴り飛ばされる。
「ぐあぁああ!?」
「うわぁああ!?」
そこへ、シャルティナの斬撃が落ちてくる。
それを見た切歌は、まだ回らない頭の中で、とにかく念頭に置いていた最後のセーフティを解除することを実行する。
「抜剣、
第二フェイズの『アルベド』から、最終フェイズの『ルベド』へシフト。
その出力をもってグリスを引っ張ってシャルティナの斬撃を回避―――したと思えば、シャルティナは最大出力のイグナイトを発動させた切歌に追いすがってきた。
「な―――」
次の瞬間、切歌とグリスはまとめて何かに押しつぶされるかのように地面に倒れる。
「ぐ・・・ぅあぁああ!?」
「が・・・あぁぁあぁ!?」
まるで、大気そのものに押しつぶされているかのように。
それによってグリスの装甲が軋み、切歌のプロテクターにひびが入る。
そんな二人を見下して、
「新世界の記憶を取り戻した時、興奮したよ!戦争によって、科学の素晴らしさが証明されるあの高揚感!」
圧迫感が消えたかと思えば、今度はファントムビルドがグリスを踏みつける。
「だから俺は決めたんだ。再び、この世界を火の海にしてやると・・・!!」
グリスの装甲が、さらに軋む。
そしてシャルティナは切歌の頸を掴み持ち上げる。
「そして私は、妹たちと共に、私たちだけの理想郷へ行く。こんな世界のことなんか知ったことじゃない!火の海になるならなればいい!私たちは、私たちだけの理想郷へ行く・・・」
切歌を締め上げる手に力が入る。
「だけど、その為にはお前は邪魔だ。お前だけは、唯一私に刃を届かせることの出来る力の持ち主!魂を斬り裂くその刃は、異次元に存在する私に触れる事ができるんだから!」
大剣の刃が切歌に向けられる。
しかし、その時、グリスの方から、ククク、と笑い声が聞こえた。
「悲しいな・・・」
そしてグリスは、憐れむように、ファントムビルドを見上げ、その足を掴んだ。
「お前・・・ずっと一人だったんだろ・・・」
そして、切歌もまた、自らを締め上げるシャルティナの手を掴む。
「はっ、何が私たち、デスか・・・貴方も
憐れむかのような切歌の言葉に、シャルティナは―――ファントムビルドは―――
「―――何が言いたい!!」
ファントムビルドの拳がグリスに叩きつけられる。それも、何度も何度も、床にひびを入れていく。
「ぐふあ・・・っ!?」
「仲間や、絆などほざくお前たちが、到底敵わない強さを、俺は手に入れたんだ・・・!!」
それとほぼ同時に、切歌は柱に叩きつけられいた。
「お・・・っごぉ・・・!?」
「お前如きが、見透かしたように言うなァ!!」
そして、柱に寄りかかった切歌に向かって、その大剣を何度も叩きつけていた。それを切歌は必死に鎌の柄で受け止める。
「家族も!兄弟も!姉妹もいないお前が、知った風な口をきくなァ!!」
再び、ファントムビルドがグリスを地面に叩きつけ、そのまま投げ飛ばし、
シャルティナが、その刃に特大のエネルギーをため込んで、
履帯エネルギーの一撃がグリスを撃ち抜き、シャルティナの斬撃が切歌を吹き飛ばす。
「「ぐあぁぁああぁぁああ!?」」
そのまま二人は、建物の外に投げ飛ばされ、そのまま地面に落下、変身を解除される。
「う・・・ぐああ・・・!?」
「く・・・ぅう・・・!?」
激痛に悶える一海と切歌、そんな二人を追いかけるように、ファントムビルドとシャルティナは降りたつ。
「遊びは終わりだ」
その二人の背後に、何体ものガーディアンが銃を構える。
圧倒的数の不利、二人の特大戦力、そして、ボロボロの体―――万事休す、としか言いようがない。
そんな状況を、一体どのように覆せばいいのか。
しかし、そんな中で、聞こえた声があった。
「勝手に終わらせてんじゃねえよ」
声がした方を見れば、そこには、一海たちの元に向かって歩いてくる、龍我とクリスの姿があった。
「パーティーはこっからだ」
「龍我・・・」
「クリス先輩・・・」
龍我は一海の前に、クリスは切歌の傍にしゃがむと、とあるアイテムを二人に差し出す。
龍我の手には、戦兎が創った『グリスパーフェクトキングダム』。
クリスの手には、『パーフェクトキングダムプリンセスフルボトル』。
「三羽ガラスがお前たちのために、命をかけて創った」
龍我が、敵を見据えながら、そう言う。
それを聞いて、一海と切歌は、それぞれのボトルを受け取る。
「・・・あいつらは?」
一海は、震える声で、そう尋ねる。
それに、龍我はそのポケットから三つのドッグタグネックレスを取り出して見せる。
それを見た、切歌は、思わずその両目から涙を流し、一海は、悔しそうに表情を歪める。
「・・・馬鹿野郎」
そして、それを握り締め、それを、そっと額に押し当てる。
「また、俺より先に行きやがって・・・ッ!!」
すすり泣く切歌、そんな切歌に、クリスもまた、一海のものがもっている三つのドッグタグをつけたネックレスを差し出す。
「・・・お前にも、だってよ」
その言葉に、切歌は、さらに涙を溢れ出させる。
「ぅ・・・ぁ・・・アタシの、ためにまで・・・!!」
旧世界で、美空の―――ネットアイドル『みーたん』の配信を、いつも仲間たちと、三羽ガラスの三人と過ごした日々を、その死の瞬間を、一海は思い出す。
この新世界で、自分なんかの為に、いろんなことをしてくれた、三羽ガラスたちのことを、切歌は思い出す。
「お前らの想い―――確かに受け取った…ッ!!」
そして、敵を見据え、一海は立ち上がる。
「―――俺に力を貸してくれ・・・ッ!!」
「・・・カシラ」
切歌が、そっと一海に尋ねる。
「アタシも・・・あの人たちの想い・・・受け取ってもいいデスか・・・?」
「そんなもん、聞かなくてもわかるだろうが・・・ッ!!」
その言葉に、切歌は涙を拭う。
「そう、デスよね・・・!!」
そして立ち上がって、その三つのドッグタグが付けられたドッグタグネックレスを首にかける。
そして、立ち上がって、敵を見据えた―――
東京都内、ダウンフォールが暴れる場所にて―――
戦兎が、ビルドドライバーを腰に巻く。
それと同時に、内海も、その手に人間用に調整されたエボルドライバーを腰に巻いていた。
その傍らには、翼、慧介の姿もあった。
また、別の場所では、幻徳とマリア、響、未来、そしてウルフの四人と一匹の姿があった。
その幻徳の腰には、ビルドドライバーと、細長いアイテム―――
それぞれのライダーが、自らのビルドドライバーに、そのアイテムを装填する。
『プライムロォーグッ!!!』
『ボトルバーン!!!』『クロォーズマグマァ!!』
『タイガァージュエリィーッ!!』
『蝙蝠!!』『発動機!!』『エボルマッチ!!』
『ラビットタンクスパークリング!!』
それと同時に、装者たちの手にあるリンク・アニマルたちのスタンバイスターターを押し、それぞれのアニマルブレイズたちを呼び出す。
『STANDBY!』
そして―――一海の手の中にあるグリスフルボトルを振ることで活性化、それを、グリスパーフェクトキングダムに装填する。
『ウェルカムッ!!』
そして、それにある『キングダムアップスターター』を押す。
『一致団結ゥッ!!』
それを、ビルドドライバーに装填する。
『グリス パァーフェクトッ!!!』
切歌は、その手の『パーフェクトキングダムプリンセスフルボトル』のトランジェルソリッドを活性化、それを、イガリマシャークの口の中にあるフルボトルスロットに装填、スタンバイスターターを押す。
『STANDBY/KINGDOM!!』
そして、ボルテックレバーを回す一海の周りには、四つの炎の影。
赤、黄、青、そして緑―――その四つ。
切歌の背後には、鮫でなく、城、クワガタ、フクロウ、そして城の上に居座るロボットがアニマルブレイズとして出現する。
そのアニマルブレイズたちが、咆える―――
『Are You Ready?』
『覚悟は良いか?』―――その問いかけが、彼らに向けられる。
その言葉に、彼らは確かな覚悟をもって答える。
「変身・・・!」
戦兎が敵を見据え、
「変身!」
内海が高らかに、
「変身!」
龍我が力強く。
「変身!」
慧介が己の未熟さと共に、
「変身」
幻徳が確かな覚悟とともに、
「抜剣!」
響が本心を曝け出すように、
「抜剣」
翼が己が使命を胸に、
「抜剣!」
クリスが撃ち抜く相手を見据え、
「抜剣・・・!」
マリアが自身の正義を信じて、
「抜剣!」
未来が、大切なものを守るために、
「―――変身」
一海が、受け継いだ想いを胸に――――
「―――
切歌が、受け取った力に祈りを込めて―――
―――今、変身する。
『シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イェイイェーイ!』
『極熱筋肉ゥッ!!クロォォォズマグマァッ!!!』
『アーチャチャチャチャチャチャチャアッチャァァアアッ!!』
『バットエンジン!!』
『フゥハハハハハハ!!!』
『大義晩成ィッ!!プゥライムロォーグッ!!!』
『ドリャドリャドリャドリャドリャァァアア!!』
『潰れるゥ!流れるゥ!!溢れ出るゥッ!!!』
『タイガァー・イン・タァスクゥッ!!』
『ブルァァァァア!!!』
『DAINSLEIF』
「―――
「―――
「―――
「―――
「―――
全ての戦士、戦姫に、戦うための鎧と戦装束が纏われる。
そして、それこそが―――仮面ライダーであり、シンフォギア装者である証。
今ここに存在する、全てのライダー、シンフォギアが復活した瞬間であり―――
『ファーマァーズフェスティバルゥッ!!!』
『グゥリスパァーフェクトォッ!!!』
『ガキン!ゴキン!ガコン!ドッキングゥゥウ!!!』
その姿は、まさしくメタルヒーロー。
赤い肩のガジェット、腕に取り付けられたブレード、背中の飛行ユニット。
黄金を基調とし、赤、黄、青、緑の四色の装飾を施されたその鎧は、限りなき心火の炎を体現する、男と仲間たちの想いが込められた姿。
それこそが、仮面ライダーグリスパーフェクトキングダム。
グリスの最終にして最強の、変身形態。
その姿は、戦場に立つ戦乙女。あるいは、姫騎士か。
被るヘッドギアには金、赤、黄、青のラインに十字を組むようなものへ。肩のアーマーは赤い盾へ、背中には黄色の飛行ユニット。その手には、クワガタを模した青い戦斧が二つ。
腰から伸びるマントは五色のカラーリングが施されており、その身にまとうインナーと鎧は、緑を基調とした、五色の姫騎士を思わせる武装―――
それこそが、パーフェクトキングダムプリンセス型ギア。
戦場に立つ姫騎士の如き、暁切歌、最大の切り札。
「――――これが最期の」
その手のドッグタグを握り締めて、漆黒を纏う装者たちと己が持つ最大の力を纏うライダー。
その力に込められた想いを胸に、グリスと切歌は―――
「―――祭りだぁぁぁああぁぁあああああ!!」
「―――デェェェェエエエッス!!!」
――――敵陣に突っ込んでいった。
そして、最後の決戦が今、始まる。
次回、愛和創造シンフォギア・ビルドは!?
始まるダウンフォールとの決戦!
「全ては、難波重工の―――」
全ての戦士がその想いを燃やし、
「大義の為の犠牲となれ・・・ッ!!」
強大な敵を打ち倒す為に、
「当たると痛い、この拳―――」
拳を握り、
「もう誰にも、止められねぇぇえ!!」
刃を手に、
「俺の牙は誰にも折れねえ」
力の限り、戦い抜く。
「勝利の法則は―――」
「―――決まった!」
その戦いの行方は―――
次回、グリス編最終回―――
―――『アカツキノソラ』
「これが俺の力だぁぁぁああ!!」
オリジナル章はやったほうがいいか
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バーサーカーソウル!(いいぞもっとやれ
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そんなことはどうでもいい!(どちらでも
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嘘を吐くな!(やるな