ISの巧〜貧弱航空オタ奮闘記〜   作:ゆすくうけに@Aki

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前回が短かったので、今回はオマケ付きです。


第4話「その専用弾で、撃ち抜いて」

side巧

 とりあえずレポートは書いた。剣道の基本的な構え(5つもあるのか)をとりあえず調べた。整備室とガレージに寄って最終調整と修理、壊した銃器をガレージのストックと入れ替えて、偶然?居合わせた友人にアドバイスを貰って今後必要になるであろう装備を1つでっち上げて来た。これで勝てないなら勝てない相手だったというわけだ。

 今回俺が出るのはBピット側のハッチ。セシリアの気持ちになるですよと言うわけではないが、やっぱり勝てなかったら悔しいよなぁとも思ってみたり。まあ、別にクラス代表になりたいわけでもない。気楽に行こう。

 

 さぁ、出撃だ。

 

ーーーーー

 ピットから出ると、既に一夏が待機していた。

 

「一夏、やっぱり強いなお前」

「俺としては、危険人物に褒められても複雑だってのが正直な感想なんだが……」

「うっ、俺も一応気にしてるんだぞそれ……はぁ、それはともかく、始めるか」

「ああ……行くぞ!」

 相対距離27mを一瞬でゼロにしようと加速する白式から勢いを奪うため、両手に1丁ずつシークレットサービスを取り出し、弾幕を張る。

 威力こそ無いが秒間15発の高レートによるブレが都合よく『危険地帯』を作るため、こういうときは重宝する。

 案の定当たらないが、突撃をキャンセルしての回避行動を強要出来たので全く問題無い。その隙に両手を15式機銃に持ち替えダメージを与える為の射撃に移る。弾はまだ大量にある、少しずつ距離を離し、FCSを動きを制限するように先回り先回りで撃つモードに変更、当たる弾は少ないが突撃されて一瞬で落とされるよりは遥かに良い、必要経費と割り切る。

 マガジンを半分撃ちきったところで片方を量子格納、突撃してくる前に3丁目の15式を展開、こちらにはフル装填のマガジンが接続されているので、仮に片方が弾切れしても反対側はまだ半分残る状態になる。まあ、そうなる前に先程格納した15式を展開すれば弾がマガジンに満杯まで詰め込まれた状態で取り出せる。このまま削り切ってしまえ。適性距離まで離れたので離れるのはやめにしてこのまましばらく削り続ける。とはいえ、白式の動きによっては片方だけを撃ち続けることになるかも知れないので残弾把握は必要だ。それでやられたら目も当てられない。

 

 無策に突撃してくれば無防備な顔面に当てて絶対防御を発動させて大きくシールドエネルギーを削れるし、腕で顔を覆って突撃しても避けるのが容易くまたガラ空きで的が大きい割に装甲の薄い腹が狙える。それでいて装甲分割の都合上両方に対策して突撃なんかしたらもはや攻撃どころではない。銃ごとマガジン交換。動きを封じる射撃でちまちま削られ、業を煮やして単調な動きで突撃してきたところに集中砲火、装甲の薄い白式には有効だ。もちろん白式が突然火器を持ち出しても対応出来るよう警戒はするが、もしそんなのがあれば普通はセシリア戦で使うに決まっている。銃ごとマガジン交換。例のセカンドシフト相当のファーストシフトで射撃装備が発生している可能性も無いわけではないので、もちろん警戒は怠らないが。さっき油断して俺負けたしな。銃ごとマガジン交換。

 

 理想は何もさせずに削り切ること。

 冷静に、丁寧に、何より基本に忠実に。

 格下たる俺が格上に勝つなら、相手の苦手な戦場で、自分の得意な戦法を一方的に押し付けること。これに尽きる。

 

 おそらく、ブルー・ティアーズは白式に対して案外相性が良くなかったのだろう。精度と火力は高くとも連射が利かず取り回しの悪い狙撃用光弾ライフルに、多方向からの同時攻撃が可能で火力も必要十分だが一夏の言葉を信じるなら使用中は本体が無防備になる無線射撃端末、そして刃渡りの短い(おそらく)ただの軍用ナイフ。どれ1つとして白式の突撃をイマイチ抑止出来ない。

 無論、常識的な格闘ISなら以上の武器は何も問題無い……が、相手は馬鹿げたトップスピードと加速度を併せ持つ白式に初心者ながらも異常なセンスを見せる一夏。しかも、武器は分かっているだけでブレードが展開して見るからに威力が高そうなビームサーベルを発振するバケモノ(それも、発振しているのはエネルギー系の攻撃をゼロに落とすワンオフアビリティ『零落白夜』の可能性がある)を、少なくとも1つ保有している。これを想定しろという方が無理がある。それともIS界隈では常識なのか?

 

「今だっ!!!」

「なっ、弾切れ!?」

 腹立たしい。ついつい思考が横道にそれる。その結果が残弾把握しきれずの両手同時弾切れ、まさに目も当てられない状況だ、ああ忌々しい!

 

 などと言ってはいられない。迫りくる驚異(白式)はどうしようもなく本物だ。量子格納する時間などないので仕方なく2丁の15式を放棄、試作型突撃銃槍を展開して柄を右脇で挟み、右腕ハードポイントに固定して身体ごと白式に向ける。突撃銃槍推進器、機体右側全スラスター点火スタンバイ。顔面に向けて槍内部に格納したシークレットサービス4丁で集中砲火するが、覚悟を決めたのか白式は被弾を無視してこちらに迫る。

 

「うぉおおおおおっ!!!」

「はぁあああああっ!!!」

「零落白夜!!!」

「突撃銃槍、点火!!!」

 剣と、槍。

 てごわいシミュレーションなゲームなら、槍が勝つ。だが、これは現実。それも、双方に大きな実力の差がある。

 だから槍を失う前提で考える。白式が構えを変えた。この構えは試合前に調べた奴でいうところの上段の構えという、腹がガラ空きで最も攻撃的(加筆修正可能なネット大百科事典曰く、振り下ろすので威力が高く、出が早く、リーチが長いのだとか)なやつだ。

 2枚おろしにされてはかなわない、このまま白式の顔面に突き刺すように構えて、白式のブレードが届く距離になる少し前に少し左に突き出し始め、そのまま薙ぎ払うように右に振りつつ左前に跳ぶ、そうすればなんとか致命傷は避けられるはずだ。

 

「せいっ!!!」

「△□※✕○っ!!!」

 

 自分が何を叫んだのかすらもわからないままに槍を振るい、ビームサーベルを跳ね除け避ける。それでも槍は大きく抉られたように切り分けられ、剣でいうところのに刀身部分の白式側にあった半分が落下する。流石は近接格闘機、振りの速度が尋常じゃない。

 

 追撃が怖いので大きく距離を取る。しかしそれも虚しく反転してこちらに向かう白式。左腕にシークレットサービスを展開し、槍の刀身(本当は何ていうのやら)内部に展開した4丁のうち生き残った2丁と合わせて弾幕を張り、わずかばかりの距離を稼ぐ。

 

「もう一発!!」

 それをも意に介さず突撃する白式。右手に突撃銃槍を握りしめて白式に向け、後ろにあったため無事だった槍の推進器をスタンバイ。今度の白式は顔の横にまで柄を引き、切っ先をこちらに向けている。おそらく突き刺すのが目的の構えなのだろう…が、そんなの調べた剣道五行にはなかったぞ?

 

 白式の打突が届く直前、槍の推進器に点火すると同時に最短モーションで槍を投げ、PICで右脚で空間を『蹴る』ようにして投げた勢いを殺しつつ主翼を格納して抵抗と機体への負担を減らし、左脚を『軸足』のように機能させて背中側にターン。とはいえ、大破したあの槍では0.5秒遅らせるのが関の山、ビームサーベルは灰影の胴体に楽々届くだろう。なので、身体を捻って白式から少しでも遠ざかりながら試合前に用意しておいた即興の装備を展開、左手で持ち手を握る。

 

 ()()の表面で、槍を貫き突き出されるビームサーベルの、その基部になっている物理ブレードを滑らせるように弾き、勢いに逆らわずそれを手放しながら身体ごと回転しつつ一夏の背面に回り込み、さらに一夏の進行方向と逆にバックステップ。

 

「なっ!?」

 整備室に転がってた廃材を有り難く拝借して溶接した即興の大型盾が、回避に必要なもう0.5秒を稼いでくれた。

 これは模擬戦、シールドエネルギーさえ無くならなければ負けはしない。ならば、触れるだけでダメージを受けるであろうビームサーベルだろうがなんだろうが、そもそもシールドバリアに触れさせなければいい。

 

 ここで、『切り札』……試作型30mm機対機特装砲を展開。その銃身は白式に触れてしまうのではないかと錯覚するほどに長く、そして狂気の域に達する高腔圧に耐えるため非常識なまでに太く重い。まあ、あくまで30mm砲としてはの話だが。

 

 遠ざかる白式を正面に捉え、引き金を引く。

 

「っ!!」

 恐るべき超反応。俺が横を通り過ぎた瞬間には一夏はもう振り返り始めていたらしい。避けるのは間に合わないと判断したのかブレードを振り始める。

 発砲から1.5ミリ秒、もはやゼロ瞬とでも表現すべき僅かな時間の後、大森の誇る特別装薬30mm徹甲弾は、白式のブレード実体部で捉えられ……

 

 

 両断されるより先にそのままブレードを押し戻し、少しも変わらない威力で白式の胸部に直撃、シールドバリアを貫通し、絶対防御に突き刺さり、止まる。

 

 

 あくまで計算上の話だが、この試作型30mm機対機特装砲は装甲重視タイプのISである打鉄さえ、直撃すれば安定してシールドエネルギーを6割以上、バイタルパートなら絶対防御込みで8割前後持っていくという、ある種の戦術兵器なのだ。ブレードに当てて減速させたところでドライバー(操縦者)の心臓という特級の急所がある部位でありながら(何故かピンポイントにそこだけ)装甲のない白式胸部に直撃すれば、防御に必要なシールドエネルギー量は推して知るべしだろう。

 一発撃ったが最後、放熱や銃身の修復にたっぷり1時間はかかるという割とシャレにならない欠陥も、今回ばかりは問題にならない。

 

『試合終了。勝者…坂上巧』

 武器は多く失ったが、装甲にさほどの損害は無し。多分二度と通用しない方法だろうと思うが、まあ上々の結果では無いだろうか。

 

ーーーーー

 電気鼠の惨殺死体(高圧電流厳禁)黄色いヘルメットを被ったヒゲオヤジ(26歳)(頭 上 注 意)などのユーモラスな注意喚起ステッカーが貼られ、寮監の織斑先生が早朝と判断する午前四時から授業開始前まで、終わりのホームルーム終了から寮の消灯時間まで、決して様々な工具の音が耐えない整備室だが、試合終了後すぐの今はどういう訳か少しばかり音が控えめにも思える。

 

 とりあえず、きっといるであろう友人(とりあえずこちらは友人だと思っている)を探す。ああ、見つけた。この特徴的な髪色は間違いない。

 

 ごとり、と隣のIS用ハンガーに灰影を置き、1人で作業をしている彼女の隣に寄った…のは良いものの、なんと声をかければ良いものか。少しばかり逡巡しているうちにあちらの横顔が怪訝そうなものになる。とりあえず、何か言わなければ。

「……アドバイス、ありがとう。助かった」

 ありきたりで無難な言葉、これしか言えんのか俺は。

 

「…別に良い。織斑一夏には勝てた?」

 彼女はこちらをちらりと見てまた前方の仮想ウィンドウに視線を戻し、そのままキーボードを叩き続ける。この眼鏡っ娘にとっては俺自身なんかよりも誰でもいいから織斑一夏に土をつけることの方が重要らしい。別にいいけど。とはいえ、無意識阿頼耶識でどう思っているかは分からんが、表層意識の上では女尊男卑主義者で無いのは一夏を倒すのが男の俺であっても構わない辺りから見て取れる。謎だ。ミステリーだ。

 

「なんとかね。奴は機械的で反りのあるブレードを使ってたんが、それが展開して青白いビームサーベルを発振する謎の武器だった。というかそれしか使わなかったな。機体が届いてすぐだった1戦目はともかく俺と戦うのは2戦目なんだし、インターバルで他になにか武装持ってくれば良かったのに。練習機のマシンガンとか、物理シールドとか」

 まあ、そんなもん持ってこられてたら詰んでいた可能性は大きいが。特に突撃時に被弾を厭わずに済むようになる物理シールド辺りは危険だ。

 

「映像を見たけど、多分それは『零落白夜(れいらくびゃくや)』。知ってる?」

 れいらくびゃくや……ああ、零落白夜か。

 

「織斑千冬が暮桜(くれざくら)で発現させて世界獲ったっていう、あれか。ってことはやっぱりセカンドシフト相当かあのファーストシフトは。つくづく奴の才能が恐ろしい」

 零落白夜。自身のシールドエネルギーを消費して、すべてのエネルギーを無に零落させる『単一仕様(ワンオフ・アビリティ)』とかなんとか、大森の資料室にあったっけか。現役引退した人間の単一仕様だったから少ししか勉強して無かったが、それは考えを改めるべきということか。

 ふと、彼女の手が止まる。

 

「……その恐ろしい才能の持ち主に、どうやって勝ったの?」

 顔だけこちらに向けて、無表情で俺に問う。

 しまった。負かせた相手を恐ろしいだのなんだのと持ち上げれば、当然自慢したいのだと思われる。さぞかしイヤミな奴に見えた事だろう。

 

「あー、まあ、機体の…武装の相性が良かっただけだよ。出来る限りの手を打って近寄らせないようにして、削りに削って、相手の突撃を避けて、ブレードを盾で受け流して、背中に切り札を撃ち込んだ。もう一回やっても通じないかもだけど。それに盾が無きゃ、零落白夜をモロに食らってた。だからありがとな」

 だめだ、これでも完全にイヤミな奴だ。大体からして俺に『普通の会話』をやれと言うのが無理な話なんだよ。

 

「別に良いと言ったはず。その盾を使って勝ちを掴んだのはあなただから」

 どうすれば良いかと悩んでいた俺とは裏腹に、睨むでもなく呆れるでもなく無表情でもなく、柔らかな表情で言われても…その、反応に困る。

 

「…そりゃ、どうも。……あ〜、なにか、力になれる事があったら言ってくれ。俺に出来る範囲でなら力を貸すから」

「……そう」

 それっきり、彼女はこちらに向けていた顔を前に向け直し、作業を再開した。

 これは、コミュニケーションとしてどの部類に入るんだろうね?

 

ーーーーー

『本日の模擬戦の報告書』

 

 本日の模擬戦での損害は

・試作型突撃銃槍:大破

・15式機銃:1丁大破、1丁中破、2丁傷がついた(高度50m前後から手放した)

・シークレットサービス:1丁蒸発、2丁大破、3丁中破

・試作型30mm機対機特装砲:砲身破損(検査したところ、砲身内部にヒビが入っていた)、ISの自己修復機能に任せられる程度の軽微な損傷のみなので、特別の処置は必要無し。

・機体:セシリア戦で用いた装甲等は概ね大破。投棄した装甲等は回収したものの部品単位でのみ再生可能、それも50%を下回る。姿勢制御翼は大破、主翼はビットの攻撃で大破。どちらも研究班から提出要請あり。

一夏戦での装甲等はISの自己修復機能に任せられる程度の軽微な損傷のみなので、特別の処置は必要無し。

 

 戦訓としては、第一に火力不足…厳密には、『近距離での火力不足』『使い勝手の良い火器の不足』の2つが挙げられる。

 まず前者だが、白式戦において私は数回白式に接近を許すという失態を犯した。これの原因は、私の不手際もあったが近接火器の火力不足によるものが大きいと考えられる。

 後者はより切実で、灰影の火器は最大火力たる試作型30mm機対機特装砲と主力武器たる15式機銃の間では、火力・射程距離・取り回しに無視し得ない大きな差がある上、15式機銃は他ISの主力装備に比して取り回しで勝るものの火力で劣り、一定以上の装甲を持つもの、または相応の損害を前提とした作戦の場合、意に介さず攻撃される可能性が高い。

 

 第二に、盾の有用性は高いということを挙げる。

 ISはその構造上、装甲に覆われない部分が多い。その多くは運動性や可動範囲の確保に必要なものだが、同時に弱点であることもまた間違いない。また、白式戦で白式が用いた、口語的にビームサーベルと表現されるもののように接触自体が危険かつ近接武器としては遠くの間合いまで届きかねない武器は現在の時点で既にいくつか実用化されている。これらに対応する時も、シールドエネルギーの消費無しで防御可能な盾は有用である。

 

 第三に、火線の本数による戦力格差を挙げる。

 第一、第四にも関わる話だが、火線の数はそのまま戦力に繋がる。ブルー・ティアーズビットは、複数あることにより多方向への同時攻撃能力を持つ。それ故に、現在地に放たれた光弾を回避しようにもどの回避先でも後詰めの光弾に被弾せざるを得ないといった状況が頻発し、全ては回避出来ずに被弾が増えていった。白式戦においては逆に、こちらの火線が二本のみであるため白式の機動力を削ぐので精一杯となり、その場に釘付けにしていながら有効打を与えられなかった。このため、灰影には何らかの方法で第三第四の火線を生む手段が必要である。

 

 第四に、多方向からの攻撃可能な攻撃端末の有用性を挙げる。

 戦闘して分かったことだが、ブルー・ティアーズのビットは非常に有用である。ブルー・ティアーズ戦では、ビット1つ1つが15式より強力であったために全てに気を配る必要があった。このためにブルー・ティアーズ本体への注意が散漫となり、口語的に狙撃ライフルと表現される火器の直撃を貰ったことも多々ある。この事のみならず、敵に自機以外の目標への攻撃を強制すること、及びそれによる攻撃チャンスの増加は、特に特装砲という取り回しが悪いものの著しく高火力な火器をもつ灰影にとって、非常に高い戦術的価値がある。

 

 

 

 以上のことから、以下の提案を行う。

・シークレットサービスの火力増強。

 具体的には、発射レートの増加と使用弾薬のハイパワー化。これは機関部の改造により達成可能とおもわれる。

・突撃銃槍の火器一体化。

 具体的には、シークレットサービスの格納ではなく、当該火器の機関部・銃身の設計を流用し槍部に一体化させること。これによりシークレットサービスの格納が不要となり、破損時の火力低減を抑えることが可能である。

・火力ギャップを埋める何らかの火器の支給。

 具体的な指定はしない。15式と同等以上の射程を持ち、15式より有意に高火力で、取り立てて大きな欠点の無い火器であれば何でも良い。

・物理盾の支給。

 いわゆる『エネルギー兵器』に対応するため耐熱のものが望ましいが、最低限灰影に主に用いられている装甲材と同等かそれ以上の耐久性、灰影が片手で運用可能な質量であれば良い。大きさ・形状は特に指定しないが、機体全面に構えて胴体非装甲部位が8割以上覆える大きさ、運用に特殊な技術を必要としない盾として常識的な形状であること。消耗品なので複数枚用意出来ればなお良い。

・独立して駆動する攻撃端末の開発。

 本体から離れて攻撃出来ることが可能なものであれば射撃型であるかは問わない。ただし、囮として運用するため多少の耐久性を備え、こちらの指揮に従いつつも独立して動作するAI兵器(こちらの命令を実行するために大まかに自己判断して動作するもので、具体的な操作が可能だが必ずしもそれを必要としないもの)であれば望ましい。

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