シンフォギア─新たな王の道─   作:朱羽総長

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お久しぶりです。
卒論が落ち着いて、書き上げたらもう年末…。
令ジェネ観に行かなきゃと思ったり、コミケ行く準備したり、他の作品も書かないと、とやりたいことが多いのです…。
では、実質第1話、どうぞ!


Ep1 時の王の誕生 1

朝食は栄養のあるすぐ飲めるゼリー飲料。

今週のバイトを改めて確認し、今日は無いことを思い出す。

制服を着て、リュックを背負い家を出る。

 

「いってきます」

 

 

誰もいない我が家に声をかけて高校へ向かう。

 

 

 

 

それがいつもなのだが………。

 

 

「はじめまして、我が魔王」

 

「……………………………」

 

 

家出た瞬間、なんか変な人に絡まれてます。

 

 

 

 

 

誰だか知らないけど、何か用があってきたのだろうと追い返すのも悪いと思い、学校までの時間も無いので歩きながら話すことに。

 

 

「…それで何ですか」

 

「いや、今日は挨拶に来ただけさ、我が魔王」

 

「はぁ……」

 

 

首にマフラー、なんか独特な服装、手には本を持った男性。多分年上。そんなこの不審者は、どことなく上機嫌だ。

 

 

「で、魔王って何ですか」

 

「君の事だ、常盤 湊護(ときわ そうご)

 

 

横に並んでいた男性は、前へと移動して続ける。

 

 

「君はそう遠くない未来、魔王へと至る、それが運命だ」

 

「はぁ…宗教勧誘ならお断りです」

 

 

スルーしてさっさと高校へ向かう。誰が魔王か、こちとら進路に悩む高校生だぞ。

 

 

「まぁ待ちたまえ、受け入れられないのは分かる。だが、一つだけ質問だ」

 

「何ですか、ほんとに」

 

 

しつこく追い付いてきたが、もう高校も目の前。流石にこれ以上は付き合いきれないが、一言くらいは聞いてもいいだろう。

 

 

「君の夢は、何かい?」

 

 

 

 

 

 

 

─何も答えられなかった。

あの質問をされた後、何故か、そう何故か逃げ出してしまった。

夢─目標。確かに昔は持ってたのかもしれない。いや、かもしれないじゃなく持っていた。

けど、思い出せない。それはなんだったのか。

 

 

「…い、おい、常盤!」

 

「えっ」

 

そんなことを考えてたら、いつの間にか放課後。クラスメイトに声をかけられて、ようやくそれに気付いた。

 

「どうしたんだ、今日なんか変だぞ」

 

「あ、うん、ちょっと寝不足で」

 

「大丈夫か?」

 

 

話しかけてくれたのは、田山裕太。クラスメイトの中でも一番仲が良い奴だ。

 

 

「大丈夫。そっちこそ急がなくていいのか?今日は部活だろ?」

 

「本当に大丈夫か?さっき先生が言ってただろ?最近、近隣の生徒が行方不明になってるから、警戒してしばらく部活中止だよ」

 

 

田山は、剣道部に所属している。確か副部長だったような。

けど、そんな話してたのか…。

 

 

「だから久々に商店街のほう行かないかって誘おうと思ったんだが」

 

「ごめん、ちょっと今日は帰るわ」

 

「だな、まぁ古本屋漁ろうぜってだけだし気にすんな」

 

じゃあな、と言って田山は去っていった。

 

 

 

 

 

 

その後、すっきりしないままとりあえず帰路に着いた。

 

 

「…あっ、夕飯の具材買ってこないと」

 

 

進路を変更、商店街のほうへ向かう。ふと思い出したことだったが、頭の中が完全に切り替わったわけではない。

夢、ゆめ、ユメ?と頭の中は、ぐるぐるしたままだ。

 

いや、ままだった。

 

 

 

 

 

 

 

サクッと、コンクリートの道では味わうことのない、自分の足音を聞くまでは。

 

 

 

 

 

 

 

(黒い…砂?…いや、これは、炭みたいな…)

 

炭のように黒い塊、こんなものが落ちてるわけない。周囲を見回すと、至るところに……

 

 

「まさか……」

 

 

視線の先、曲がり角から現れたのはオタマジャクシのような形の青い物体。

 

それは、この世で最も出会いたくない存在(災害)、ノイズだった

 

 

 

 




年明けには、次を投稿………出来たらいいなぁ。
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