いや、コロナ関係なしにやらかしただけなんですけど。
今月中になんとか話を進めたい…。
では、どうぞ。
「う…ここは…」
「目を覚ましたかい、我が魔王」
不審者に見下ろされる形、身体の感じから寝ていること、ガタガタと揺れてることがわかる。つまり、
「車の中?」
「あぁ、今回のこと、色々と聞きたいことがあるだろう?」
身体を動かそうとし、動かない両腕に気付いた。手錠をされている。
キッ、と揺れが止まった。スーツの男達が何人かドアを開けて現れた。
「すまないが、ちょっとだけ我慢してくれ。上司の指示でね」
「で、ここは何処なのかから話そうか」
手錠を着けたままエレベーターへと乗せられると不審者が話し始めた。
「日本政府、特異災害対策機動部二課、通称突起物と呼ばれる組織の本部だ」
「特異災害対策機動部…?ニュースとかでたまに出る所か?」
「あれは一課のほうだ。この部署は別の特別な役割を持っている」
エレベーターが動きを止める。
「続きは、ここの司令たちも含めて話すとしようか。」
開いたドアの先は、
「─は?」
職員的な人達がパーティーしてる様子だった。というか、完全にパーティー会場だ、これ。
[ようこそ2課へ]
[熱烈歓迎!]
といった横断幕が張られ、先ほど聞いた組織の名称からは想像できない…いや、ほとんどの人が見たことのない制服で統一されていることが、かろうじて組織感を残している。
「戻ったかウォズ」
この大勢の中で真っ赤な服を来た迫力のある男性がこちらへと声をかけてきた。
「ウォズ…?」
「ん?君は…」
「えぇ、今戻りました。風鳴司令」
隣の不審者が返事を返す。それに視線を向けると、少し不思議そうな表情の後思い出したかのように言った。
「あぁ、そういえばまだ名乗っていなかったかな。
私の名前はウォズ。
一先ずそう呼んでほしい、我が魔王よ」
不審者…改めウォズと名乗った彼は、恭しくお辞儀してきた。
「えぇっ!?何でここに!?」
「この声…はぁ!?」
聞き慣れた声が聞こえた方向に目を向けるとそこにいたのは、知り合いでここに、この場所に居ることがおかしい少女。
「響…」
「湊護…」
小日向未来の大切な友人、立花響だった。
「ジオウが現れた」
街の工場地帯。そのエリアの一番高い施設の屋上に男は立っていた。
「わかってる。そういう約束だからね」
だが、と彼は続け
「方法はこちらで決めさせてもらうよ。それでいいね」
そう言うと同時に、男の元へと一つの影が飛び込んでくる。
赤と青のソレへと男は視線を向ける。
「まずは一体目。こんな最初でくたばらないでくれよ、
感想、アドバイスよろしくお願いいたします。