私が凪であること   作:キルメド

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作中にコードネームが存在したりオリジナルキャラなどもいるため、紹介していきます。


キャラ紹介

凪の部隊

警視庁内に存在する少数精鋭のスパイ部隊。東京タワーの地下にある特別収容所「逆さ塔」を拠点としており、メンバーは津守ヨモギのスカウトを受けた女子高生で編成されていた。そこに大八洲頭領の娘の一人である乱獅子ゆらが飛粋に誘われて現在の体制に至る。

四人は黒百合女学園に通っている。寮では二年生の飛粋とゆら、三年生のしぶきと葉栖美が相部屋を組んでおりプライベートでも仲がいい。また全員身体能力が高く、特に実戦経験の多いしぶきとゆらの戦闘力は抜きんでている。

 

宗近 飛粋(不動)

九州の高千穂でヨモギからスカウトされ凪の部隊に入る。その後とあるミッションで大八州師団の乱獅子ゆらと知り合い、結果的に彼女が凪の部隊に入るきっかけとなった。ゆらとは互いに「初めての友達」と言える特別な仲である。

純粋な性格で楽しいことや素敵な事を素直に口に出して表現する。また人懐っこく、時折距離感を間違える事はあるものの凪の部隊や学校での人間関係は良好である。山中で培われた身体能力で駆け回り、鉄線を用いて中距離での戦い及び拘束を得意とする。また特技として人の技を真似ることができる。

 

乱獅子 ゆら(愛染)

かつては大八洲師団にいたが、今は訳あって凪の部隊に所属している。飛粋とは「初めての友達」の仲で互いに唯一無二の存在である。

何事も深く考えすぎず即行動に移る主義で、戦闘にもその傾向が出ている。そのため調子に乗りすぎてしぶきに折檻される事もしばしば。

特異体質で傷の治りが速く、歩くこともできない怪我を負っても翌日には何事もなく復帰している。その治癒力を活かして相手の攻撃に怯えることなく突貫するのが彼女の戦闘スタイルである。

 

薩摩 しぶき(軍荼利)

凪の部隊の隊長にしてヨモギ、葉栖美と凪の部隊立ち上げに関わっている初期メンバーである。熱い正義の心を持っており、凪の部隊はスパイであると共に世直しを行う存在とも思っている。

性格は厳格で趣味趣向が少々年相応の女子とは離れている。過去に家族を惨殺されており、悪を絶対に許さない。また家族同然の間柄として凪の部隊の事を大切に思っている。

メンバー1の小柄であるが思慮深く年長者に恥じない威厳がある。最大の武器は己の肉体、戦闘はもっぱら徒手空拳で行う。腕力だけでなく脚力や握力も凄まじく、機械人形も簡単に破壊できる。

 

轟 葉栖美(孔雀)

しぶきと同じく凪の部隊初期メンバーの一人。世話好きで部隊に料理を振舞ったり、しぶきの機嫌を直したりなど凪の部隊の母にして縁の下の力持ち。また気が効く性格は実戦でのサポートでも高い力を発揮する。演技派でノリの良さもあるがスパイとしての厳しさも持ち合わせている。

メンバーのブレーキ役でもあり言う事を聞かせるために彼女達の弱みを突くこともある。

能力はその世話焼きっぷりから発展したもので動物との意思疎通が可能。潜入先の動物を用いた偵察や支援が力強く、また銃の扱いも得意としている。

 

津守 ヨモギ

凪の部隊トップにして隊員達の素質を見抜き引き入れた存在。スパイとしての技能は一流でまた人の素養を見る目にも長けている。元は国に属さないとあるスパイ部隊のメンバーだったが、現在は警視庁内に独自の部隊を設けて活動させている。また黒百合女学園の教師も務めている。

凪の部隊への司令は彼女を通して伝えられる。完全に非情な人間ではないが、同時に完全に情に流される人間でもない。

 

予里 水可(よさと みずよし) オリジナルキャラ

大手化粧品メーカー会社『DNMIC』の社長。3ヶ月前に30歳の若さで社長に就任し会社の勢力を一気に拡大させた。新開発の香水を大々的に売り出しその市場を全国に広げようとしている。またセラピー事業も始めており、地域復興及び発展のために工業や農業関係に資金的な協力している。

入社以前の経歴は一切不明であり、異常な出世や急な方針転換を行なっている。しかし人心掌握術に長けているようで、社内での新社長である彼への信頼はとても高い。

 

フジタ オリジナルキャラ

赤髪が特徴的な警視庁上層部で動き回る諜報員。決められた所属はなく、諜報活動の種類も手広く選り好みしない。そのスタイルから警視庁上層部では嫌われ者であり、多くの情報を握っている存在でもある。

ヨモギとは面識があり数少ない自分の過去を知る者。フジタのスパイとしての腕は確かなのだが、理由あってヨモギは凪の部隊に入れないつもりでいる。

 

山風部隊 オリジナルキャラ

正式名称、特別戦術機動部隊『山風』

機動隊から選出され結成された小部隊。隊長の金眼を筆頭に戦闘時に指示系統から工作員までの多くの役割ができるように訓練されている。

今回の事例においては凪の部隊と共同戦線を組み、彼女達への情報提供を中心としたサポートとバックアップを行う。

 

金眼

警視庁の特別機動部隊「山風」の隊長。今回の任務で協力関係になったスパイ達は懐疑的な眼で見ていた。一部隊を任されるだけの状況判断能力と指揮能力を併せ持つ。彼自身も身体能力を始めとしたあらゆる力を持ち合わせており、警視庁内では一目置かれた存在である。

フジタの実力に関しては認めているようで、彼女の事情を理解して積極的に情報収集に飛ばしている。

部下達にも実力や人物像を信頼されており、命令に逆らうことは滅多にない。

 

呉田

警視庁の特別機動部隊「山風」に所属する隊員の1人。実質的なナンバー2。隊長の金眼からは参謀役として気に入られている。その場での分析に優れ、唯一単独行動も許されている。他の部隊に対する警戒心が強く、特にスパイである凪の部隊やフジタに対しても良い反応を見せない。

 

氷村

警視庁の特別機動部隊「山風」に所属する隊員の1人。部隊の中で1番の体格を持っており、それを生かした力任せな戦法を得意とする。ライオットシールドを持って文字通り盾になり最前線に出ることも多い。

職務には真面目な性格だが、その裏で非常に女好き。ナンパする対象は年齢に拘らず自分が美しいと思ったら口説きにかかる。

 

仁木

警視庁の特別機動部隊「山風」に所属する隊員の1人。戦闘技術も高いが工作員としての器用さが売り。他にも世渡り上手で交渉術にも長けている。

機動隊時代から氷村の先輩として良好な関係を築いている。部隊の中ではムードメーカー的な役割になっており、戦闘中もよく軽口を吐く。

 

照見

警視庁の特別機動部隊「山風」に所属する隊員の1人。背が高く黒髪を短くまとめた麗しい女性だが、男顔負けの勇ましさと銃の腕を買われて山風に選出された。氷村の制裁役でもある。

同じ隊に所属する詩宮のことをよく相手にしている。しかしそれが徐々にエスカレートして私生活がズボラな彼女の身の回りの世話をするまでに至っている。

 

時宮

警視庁の特別機動部隊「山風」に所属する隊員の1人。メンバー最年少の20歳で体格も152cmと最小の女性。しかし白兵戦は高い成績を収めている上に指令役としても優秀である。周りからの推薦を受けて山風部隊に選出された。

性格は無邪気に近く、自分にだらしない。しかし自分が選ばれて山風に入ったという自覚は持っている。

山風部隊のメンバーによく懐いる他、自分よりも若い女性達で構成された凪の部隊に強い興味を持っている。


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