望んだ世界に転生したけど、なんか違う。   作:叶屋グリ

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前菜


プロローグは、ここから始まる

俺の名は泉 遊太郎。

バンドリ世界7年目の転生ベテランである。

 

この7年間特に進展もなかったので割愛させていただくが、俺のやったことは周囲の情報把握と勉強、運動である。

後者2つは転生者あるあると言っていいチートへの第一歩だが、前世が飽き性なためガッツリではなく適度な量で抑えている。

まぁ、ガッツリやりすぎて天才に見られる方が都合が悪い気もするし、たまに物理法則を無視するこの世界に通常の運動程度で通用する訳がないという諦めもなくはない。

 

情報把握に関しては沢山の成果を得ることができた。

7年間の成果なので量が溢れかえるだろうから箇条書きで記すが、

 

・住所は羽丘女子の近くの住宅地

・父は一般企業、母はピアノの先生、兄は……後ほど記載。

・俺の容姿は黒髪に紫のメッシュみたいなのが3本右側にある。目は黄色。それ以外は普通。兄がイケメンなので将来性はあり。

・未だバンドリキャラには会えず。商店街メンバーなど場所がわかるところはこの歳では行かせてもらえなかった。ちくせう。

 

大量といった割には少ないって?

こんだけな訳ないだろ?

とっておきは最後に残す派だからな。

……というよりは危惧して目をそらし続けてただけだが、

 

 

 

・なんか遊戯王が蔓延しとる。それはもう生活レベルで。

 

 

 

なんかアニメ遊戯王レベルで周りのどこを見渡してもデュエルやカードが目に入ってくる。授業にも5年になると「デュエル学」とかいう何するか想像もつかない授業があったりする。

テレビをつけてもデュエル。学校でもデュエル。世間話もデュエルとデュエル尽くしである。

いや、俺としては遊戯王は大好きだ。バンドリより少し前から始めた新参者だが、死ぬまでハマっていた。アニメを見て、こんな世界でデュエルしてみたいとも思った。

 

では何を危惧しているのか?

そう、遊戯王……いやカードゲーム全般においてアニメや漫画では世界滅亡や陰謀が常に渦巻くトップクラスにやばい世界観が特徴なのだ。

カード1枚で世界が滅びるのが当たり前なのだ。

ここはバンドリの世界だから滅びたりしないだろうと楽観視したかったのだが、とあるカードがそれを否定してくれたのだ。

それは自称神が必要なものとして与えてくれたものの中にあった。

 

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小学校に通い始めたころ、郵便で俺宛のものが届いたのだ。

中身はデュエルディスクと前世で愛用していたデッキだった。(これを必要なものとして用意していた自称神は絶対知ってただろ)

 

当然愛用していたデッキが届いた俺は嬉しくてカード1枚1枚をしっかり確かめていたのだ。

そして例の一番問題のカードを見てしまったのだ。

 

No.50 ブラック・コーン号

ランク4 闇

植物族 2100/1500

レベル4モンスター×2

このカードは「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを墓地へ送り、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメ効果だこれーーーーーーーーー!!!

 

 




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