Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
「葛城さん、ですよね・・・・・・?」
突然、僕たちに話しかけてきた黒髪ロングの女性。・・・・・・どっちも『葛城』だからどっちに用があるのか、今は分からない。
「・・・・・・はい、そうですが。」
ウィズが先程の問いに答える。
「あ、良かった・・・・・・。学校にいる時の・・・・・・イメージと・・・・・・違うので・・・・・・。」
どうやら、ウィズの知り合いみたいだ。
「そちらの・・・・・・男性の方の服は・・・・・・葛城さんが、選んだのですか・・・・・・?」
「はい・・・。」
あ、この微妙な返事。ウィズは多分この人が知り合いなのかまだ 分かってないな。・・・・・・この前の緑髪の人と同じクラスメイトなんでしょ?
「凄く、似合っているんですけど・・・・・・中のシャツは絵柄のあるものより・・・・・・字が無くて・・・・・・別の色が入ったシャツが・・・・・・良いと思います・・・・・・。」
「え・・・?」
なんとなくイメージ出来た。つまり、『ナルシストで自意識過剰な天才物理学者』みたいな服の柄のことを言ってるんだろう。
「・・・・・・あ、ごめんなさい・・・・・・!急に声をかけて、変なこと言って・・・・・・!ごめんなさい・・・・・・失礼します・・・・・・!」
あ、行っちゃった。
「・・・・・・ウィズ、知り合いでしょ?」
「思い出した!・・・・・・確か、『白金』って名字の人!」
「ハァ・・・、ダメだこりゃ・・・。」
「それにしても・・・・・・。」
「・・・・・・ん?」
「うん、良いかも。」
「おい。」
その後、さらにもう2着買うことになり、色んな店に付き合わされ、帰ることになった。
「楽しかったね~!」
「・・・・・・ウン、タノシカッタネ・・・。」
「なんで放心状態なのかしら~?」
「そりゃ、あんだけ付き合わされたらこうなるって。」
「もう・・・。そのわりには、気に入ってるんだね?」
「ん?何が?」
「服と帽子にネックレス。」
「あぁ~。うん、こういうのも有りかなって。」
「そっかそっか~!」
ずいぶんとご機嫌だな。・・・・・・そろそろ、左目の事と真剣に向き合わないと。もう、
話してしまった・・・・・・。葛城さんと・・・・・・!迷惑、だったよね・・・・・・?偶然見つけてしまって、後を付けてしまったけど・・・・・・。
でも、あの男の人・・・・・・、
「どこかで見たことあるような・・・・・・?」
・・・・・・気のせい、だよね・・・・・・?
さっきショッピングモールにいた姉弟、もしかして、
「また、聞きたいな~。」
そんな私の独り言は誰にも聞こえない・・・・・・。
いかがでしたか?今回は『ゆっくり』や『徐々に』って意味で、登場した白金だったり、少しずつ変化を見せる映司だったりと、色々あるのでね。
それと、最後の人はバンドリキャラです。これだけだと分からないと思いますが、いずれ分かるようにします。
では、また次回!
セリフの「」の前にキャラの名前の一文字目はいりますか?(例:映「~~。」みたいな)
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欲しい
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いらない