Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
「映司、行ってくるね!・・・・・・あ、ちゃんと来なよ!?」
「分かった分かった、いってらっしゃい。」
「いってきまーす!」
今日はウィズだけが学校だ。・・・・・・と言っても、文化祭なのだが。
「・・・・・・しばらくしたら出るか。」
特にやることも無く、一応やらされるであろう楽曲の歌詞を確認して、・・・・・・あと何もすることなくのんびりだらだらと歌詞を見ていた。
「・・・・・・さて、そろそろ行くかな・・・。」
ウィズからは何も持ってこなくていいと言われたが、一応財布と携帯だけを持って、・・・・・・ウィズが買ってくれた帽子を被って自転車に乗って花咲川に向かう。
そして、その間何も起きることもなく・・・・・・花咲川に着いた。
「さて・・・・・・何しよう?」
何も予定がない・・・・・・。仕方ない、ウィズがいるクラスに向かうか。
「ウィズは・・・・・・ここか。・・・・・・『メイド喫茶』?」
これこそ目に毒なのでは・・・・・・。
「お帰りなさいませ、ご主人様♪」
「・・・・・・。」
・・・・・・実際にこんなとこ来ることないから、どう反応したら良いか分からない。とりあえず、席に案内された。
「お帰りなさいませ、ご主人様。」
あ、ウィズだ。
「こちら、メニュー表となります。」
・・・・・・こいつ、顔を見ないな。
「・・・・・・カフェオレをください。」
「かしこまりま・・・・・・ん?・・・・・・。」
あ、こっち見た。
「え!?映司!?な、なんでいるの!?」
「いや、『来い』って言ったのはそっちだろ?」
「だからって、ここに来ないでよ!!」
「とりあえず、カフェオレください。」
「客みたいに振る舞うな!!」
・・・・・・良いネタゲット。
それから、事は起きずに体育館でのライブステージの時間が来ていた。・・・・・・出来ることなら、出番直前までに『やっぱりキャンセル』って状況にならないかなと思っているけど・・・、
「映司、説明するね。」
世の中そう上手くいかないんだな。
「色々説明を聞いて、ライブのことは分かった。・・・・・・ただ、この服はなんだ?」
黒いチノパンっぽいのを履かされ、白を基調としたT-シャツと赤色のロングカーディガンを着せられていた。
「まぁ、ライブ衣装ってやつよ!」
「へー・・・・・・。」
そんなウィズの服はショートパンツに白を基調としたT-シャツに青色のロングカーディガンを着ていた。・・・・・・色は違うけど、ほぼ服が一緒だった。
「どこから金を出した?」
「(ギクッ)・・・・・・とりあえず、時間だから行こ?」
「ハァ・・・、今回は黙っておくよ。」
そして、僕たちの出番が迫ってきた。
『Poppin'Partyありがとー!続きまして、最近出来た2人組ユニット・・・・・・『Quartzer』です!』
紹介された瞬間、体育館内は真っ暗になり、メロディーが流れる。そして、ステージに立つウィズにのみライトが照らされる。
「ひらひらと舞い散った 色鮮やかな思い」♪
1人で堂々と歌うウィズ。その姿に観客は虜になっていた。
「逢いたい 逢えない 思いだけ残して Oh~
零れ落ちる涙は 行く場所あてもなく
どこへ向かうかなんて 今は分かりやしない」♪
静かに相手に対する想いや、
「傷付け合う為じゃなく futariですごした日々は
やがて花を咲かすだろう 僕を導いてくれる」♪
自分が思う相手との日々など、『二人なら』を強調した歌詞となった。
唄い終わると、ウィズへのライトが消えて、体育館内には青色の小さなライトがあちこちに照らしている。
「ゆらゆらと彷徨って 抑えきれない思い
あの頃の笑顔は いつまでも 焼き付いて」♪
僕が唄い始めると、スポットライトが僕を照らす。ただし、場所はステージではなく、
「傷ついたその羽根を 癒せるのは僕じゃない
優しく見つめる先に 何が映っている?」♪
僕も、別の視点からの『二人なら』を唄う。
僕が唄い終わるとまた暗い中に青色のライトをあちこちに照らされる。そして、
「ひらひらと舞い散った 色鮮やかな思い
あの頃の日々は 帰らない 戻らない」♪
1番のAメロで唄った歌詞をウィズがまた唄い、
「零れ落ちる涙は 行く場所もあてもなく
どこへ向かうかなんて 今は分かりやしない」♪
いきなりサビになる。・・・・・・ここは僕が唄っているんだけど。
「やがて花を咲かすだろう 僕を導いて」♪
そして、・・・・・・2人をライトが明るく照らす。
「「思い出は記憶になり 変われる時が来るだろう」」♪
互いが互いを見ながら『相手を想って・・・』の歌詞に想いを乗せて唄う。・・・・・・実際には僕はウィズの上の方を見ているけど。
「「どんなに辛くたって futariがすごした日々が
僕を支えてくれる 明日が輝くように Oh Oh~」」♪
唄い終わると、アウトロと共に僕たちを照らしつつ、周りに青色のライトを散りばめる。曲:『futari』が終わると共に僕たちを照らすライトが消える。
拍手が起きた瞬間、先程とは違うアップテンポな曲が流れる。
「一瞬で掴み取るのさ Are You Ready?」♪
「Are You lazy?」♪
「新しい歴史はそこに Feel it! Feel it!」♪
「Crazy baby!」♪
僕がメインで唄い、ウィズが合いの手を入れる。2人共、マイク片手に唄うが・・・・・・、
「「Now,Over "Quartzer" 時の雨 擦り抜けて 共に」」♪
サビが始まると共に、僕たちが踊り始める。・・・・・・互いに鏡になるように。
「「Now,Over ″Quartzer″ 目映い世界 魅せて」」♪
サビが終わると、僕はステージに向かって歩き出す。2番は歌わないから、ショートバージョンでいいのかな?
「「Now, Over "Quartzer" 時の雨 擦り抜けて 共に」」♪
ラスサビが始まると共にステージを盛大にライトアップされる。そこでは2人で・・・・・・また鏡になるように踊る。
「「Now Over "Quartzer" 目映い世界 魅せて」」♪
・・・・・・本来はここからDメロが始まるが、ここもカットしてラスサビが終わると同時に曲が終了する。
『キャアアア!!』
\パチパチ・・・・・・!/
曲の余韻に浸る時間はコンマ数秒で、客席からは歓声と拍手が巻き起こる。
『以上、『Quartzer』のステージでしたー!』
僕たちは一礼してステージから立ち去る。
「いや~、楽しかったね、映司!」
「うん、ライブは楽しかった。けど・・・、」
「・・・・・・もしかして、また誰かに!?」
「ちょっと、恥ずかしかった・・・。」
「・・・・・・ぷっ、ふふふっ、あの映司が・・・、『恥ずかしい』って・・・!」
・・・・・・うるさいな、笑うなよ・・・。
「でも、良い経験になったでしょ?」
「・・・・・・うん。」
「良かった!映司のために勇気出してステージに参加するって言って正解だった!」
「それなら、良い曲を書いたウィズのために頑張って歌詞を書いた甲斐があったな。」
・・・・・・まるで、『futari』の歌詞と同じような状況が僕とウィズの間に流れていた。
「あ、あの・・・!」
声をかけられる展開はしばらくいらないな。声をかけてきた人物は、僕たちの前にライブをしていた・・・・・・確か『Poppin'Party』だった。
いかがでしたか?今回は『互いを想って』という意味を込めたタイトルとなっています。・・・・・・今回出てきた楽曲は『2人のオリジナル曲』って設定になっています。
では、また次回!
映司とウィズに深く関わって欲しいバンドは?(このアンケート終了後に1位のバンドのメンバーでアンケートします。期限は10月1日23時59分です。)
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Poppin'Party
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Afterglow
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Pastel*Palettes
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Roselia
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ハロー、ハッピーワールド!